DA-06
- 32bitデジタル・シグナルプロセッサーを搭載したハイレゾ対応USB D/Aコンバーター。
- USB入力は最大384kHz/32bitのPCMデータとDSDデータ(2.82M、5.64MHz)に対応し、S/PDIF入力は最大192kHz/24bitのPCM信号に対応。
- CD/SACDプレーヤー「Dシリーズ」に採用しているバーブラウン製DACチップ「PCM1792A」を左右チャンネル独立で搭載。
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2023年9月6日 08:40 [1756015-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
バーブラウン製ハイエンドチップPCM1792Aを備えたDACです。
同じチップを左右チャンネル独立で使用しているSOULNOTE社の名機DC1.0からの乗り換えを検討していたため追加で購入しました。以降のレビューは主にDC1.0と比較しての感想になります。
【デザイン】
一目でLUXMANであることがわかる意匠でお馴染みのブラスターホワイトです。縦枠のディスプレイがオシャレです。
【音質】
初めてのLUXMANのオーナーになりました。LUXトーンという悪い意味での偏見がありましたが、全然緩くないし、むしろ輪郭がはっきりしているので好みでした。DC1.0と並行してしばらく聴き込んだところ、以下の特徴がありました。
@DC1.0とDA-06比較(機能編)
まずは出力ゲインが違うので頻繁に切り替えての視聴は困難。プリアンプ側にゲイン調整機能があれば良いのだが、いちいち手元のリモコンで音量調整が必要。
一般的にボリュームが大きい方が良い音に聴こえがちなのでフェアではない。
ADC1.0とDA-06比較(音質編)
両機種とも音楽ジャンルを選ぶと言わないまでもジャズやロックを得意としている様に思うのでロックライブアルバム(Roxy Music -Heart Still Beating-)で比較視聴。
DC1.0は音像がでかい。ボーカルの口が大きいしギターもバリバリ張り出す。中域の迫力だけなら間違いなくこっち。DA-06に切り替えた瞬間音が引っ込む。つまり密度が高く濃厚な音作りである。またDC1.0の時は声やギターで耳が満足してしまうがベースのブリブリした音やハイハットなど俯瞰して聴こえるようになる。パーカッションやスネアのリズム感につい踊ってしまう。音楽が豊かに感じる。
これは困った。ダイアナクラールを聴いてもニールヤングを聴いてもやはりDA-06のほうが良い。比較するとDC1.0の荒さ・かしましさが際立ってしまう。DC1.0でなければならないアルバムはないかと探ったところあった。
My Bloody Valentine - Loveless
【操作性】
特に操作に困ることはありませんでした。フィルター設定で音質を変えられるようですが違いは微々たるもので当方では判別できませんでした。
【機能性】
入力も同軸RCA、光、AES EBUなど一通りあります。TVからの48kを受けたかったのも購入動機でした(DC1.0は44kのみ!)
【総評】
当方ジャズやロックをメインに聴くのですが、DC1.0から乗り換えてもよいかなと思える程度には良かったです。(ジャンルはボサノヴァが一番良かったです)
しかしながら飛躍的な音質向上までは望めず、音源にDSDやハイレゾを所有しておらずCDメインの場合は2台とも所有し続けるメリットもないように思ったため、かけがえのない個性のあるDC1.0を残すことにしました。
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2020年7月1日 22:09 [1343486-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
HEGEL HD11からの買い替えです。
【デザイン】
フルサイズで内部は基板が詰まっていて安心感があります。
裏から見ても切りっぱなしの板が見えず、聞かなくても
良い音がしそうです。
【音質】
最初の素の音は、もう忘れましたが、少し硬かったはずです。
その後、十数種類のアクセサリーで対策したところ、
デジタル臭さとか気にする必要がなくなりました。
控えめな音の中の確かな表現力など、これで十分と思わせる
心地いい何かがあります。
アップサンプリングのせいか同じ曲でのCDリッピングと
ハイレゾとの差をあまり感じません。
ハイレゾの方が情報量が多いものの、CDはCDで良さがあります。
CDを持っている曲を、わざわざハイレゾで買いなおす程の差は
感じません。
【操作性】
頻繁に操作するものではないので特に問題ありません。
【機能性】
ヘッドホン機能がないので無駄なコストがかからず、
(たぶん)音質劣化の要因にもならないので、無くて正解です。
【価格】
50万、100万のDACが多数存在するなか、CPはかなり高い
と思います。実際試聴した訳ではないのであくまで主観です。
【総評】
音質だけを追求するなら、他にいくらでもありそうですが
心地いい何かを感じる音であることと、おそらくDA-06が
ボトルネックにはなっていないので、アクセサリーで改良を
加えながら、このまま使おうと思います。
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2016年11月5日 15:38 [974455-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【デザイン】
絢爛さは無いですが、飽きの来ないスッキリしたデザインは好みです。
サンプリング周波数表示も大きくみやすいです。
【音質】
充分ハイファイなんですが、決して聴き疲れない丁度良い心地よさは気持ちいいです。一日中肩肘張らずに音楽に浸れます。デジタル臭さはほとんど感じられず、艶やかさもあります。この艶やかさは、懐かしいベリリウムカンチレバー使用のフォノカートリッジの音を彷彿とさせます。
あえて言うなら、あとかすかに高域を伸ばしてくれたら、尚良かったと思います。
DAコンバータ部を私なりに比較しました。基準はDA−06です。
D−08U 今までに経験した事の無い、上品で非常に美しい音色がします。しかし角がやや丸くなり、快活さに欠けます。
DP−720 高域が1ランク華やか且つ固めになり、中低音は1ランク太くなります。いい意味では一番ハイファイ度は高いです。しかし、ソースによっては聴き疲れするのと、やや強調した中低音の太さは、良くも悪くもやや作られた感が多く感じます。
N−70A 淡泊な音質ですが、聴き疲れはしないです。C/P比はかなり高いです。もう少し音の広がり感と中低音に厚みが欲しいです。
DP−500 華やかで快活な音です。しかし楽器が重なった時の分離が甘く、ややぼやけ気味なのが残念です。
【操作性】
いいですが、インプットセレクター表示があれば尚良しです。
【機能性】
充分ですが、デジタルフィルター、アナログフィルタ−の音質変化を増やしたら、もっと楽しめたと思います。
【総評】
メイン使用アンプを真空管のSQ38UからC−700&M−700に変更した結果、DP−720で聴くCDの音楽が聴き疲れするようになりました。試用機のD−08UのDAコンバーターにすると聴き疲れは全くしなくなりました。しかし、やや角が丸くなり快活さが今一つとなってしまい、一か八かでDA−06にすると正解でした。
聴き疲れしないながらも、音が若々しくなり快活さが出てくるようになりました。
また、アナログレコードを聴いてしまいますと、DA−06の良さが光ります。
スティ−ビ−ワンダ−のウーマン・イン・レッド のヒット曲、心の愛(24bit 96Mhz)ではアナログレコード(おそらくデジタルレコーディング音源)との違いはわかりませんでした。
グローバー・ワシントンJrのワインライト(24bit 192Mhz)ではアナログレコード(アナログレコーディング音源)ではアルトサックスの生々しさと、なんともいえない空気感でアナログレコードに分がありますが、これに一番近いのがDA−06でした。
アナログレコードファンにも安心して薦められる銘機だと思います。
CDは最近、時として聴き疲れるDP−720でなく、DP−500→DA−06経由で聴いている方が多くなりました。
ハイレゾPCM音源は手軽さから、パイオニアN−70AのUSBフロント入力からUSBメモリを介して聴いてます。
DSD音源は5.64MhzではPCからのUSB入力で聴きました。ボ−カルのリアルさ、艶やかさ、音場感はすばらしいの一言です。
使用機器
CD アキュフェーズ DP−720
アンプ ラックスマン C−700&M−700
スピーカー B&W CM10
ネットワークプレーヤー パイオニアN−70A
アナログプレーヤー ハンスアコーステック T−60+サエク407/23+オ−ディ オテクニカAT33ML/OCC
フォノアンプ フェズメーション EA−300
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2015年9月24日 23:00 [838139-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
主にPCオーデイオでの使用です。
ラックスのP-700uにDA-06とアキュフェーズのDAC・DC-37を繋げて音楽によって使い分けております。
電源は全てアキュのクリーン電源PS-520より引いています。
音質は、ラックスマンらしく艶やかな感じで、ボーカル物などは非常にいい感じで聞かせてくれます。
長時間聞いていても全く疲れません。
若干、中低音よりかと思いますが、解像度は高いです。
アップサンプリングに対して、気になる人もいるようですが、その技術もラックスの
音作りの一貫だと思います。
アキュは情報量が多いですが、ほんの少し乾いた感じもするので
クラシックやボーカルはこちらが断然おすすめです。
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2015年6月10日 22:36 [832009-1]
| 満足度 | 2 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 2 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
【デザイン】
重厚な、価格帯に見合ったラックス上位モデルと組み合わせてバランスのとれた風格
ハイエンドな雰囲気
【音質】
酷評となりますが正直にレビューさせて頂きます。
私見ではありますが肝心の音が残念でした。高額で買ったのですが、、、
半年使用しましたが、PCMの384強制アップサンプリングの音が良くないようで、
きれいめの音ですがレンジが狭くアタック音が丸すぎて、曇ったような見通しの悪さがある。
まあ長時間聴いても聴き疲れのしない音ではあります。
好みもあるでしょうがこの価格帯ならばもう少し生々しさがほしかったのですが、、、
他の同価格帯のものを聴くと残念となってしまいます。
DSDの音も軽く薄くいです。
バランスとアンバランスの際がほとんど無い
【操作性】
悪くはない。
リレーの音が不評のようですが、、
【総評】
長時間のリスニングには良いと思います。
ただいわゆるハイエンドな音質とはちょっと違うかと思います。
見た目は高級オーディオです。
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2015年4月22日 23:01 [817955-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
【デザイン】
シルバー仕上げの筐体は天板も含めてしっかりした作りである。開発談話によると敢えて赤のLEDで状態表示させているそうである。最初は違和感があったが見慣れてくるとレトロな感じがしてこれはこれで良いものだと思うようになった。
【音質】
ラックスマントーンよりも明るめだが、重心は低く乾いた感じはせず刺激的な音は殆ど出さない。
原音に対して忠実と言うよりは音楽を楽しく聴かせてくれる。
バランス出力を同じくバランス入力のあるアンプに接続するとSN比やダイナミックレンジが広がる。
【操作性】
リモコン対応では無いので入力切り替えはロータリースイッチで行う。
音質に影響があると考えた結果かもしれないが、リモコン対応しないことが特徴なのかもしれない。
【機能性】
入力端子も豊富でセンター役として十分に使える。バランス出力対応なのも嬉しい。
同社のヘッドホンアンプを使って欲しいメッセージもあるのかもしれないが、
ヘッドホン端子は敢えて省いているように思う。良質のバランス入力対応のヘッドホンアンプとの組合せがベスト。
【総評】
使い込む程に音に味わいが出てくる。派手さは無いのでどちらかと言うと小編成やソロのクラシックが合う。
かといってソウルやロックでもそれなりにうまくこなしてくれる。
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2015年1月10日 19:27 [786688-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【試聴環境】
プレイヤー:自作PC foobar2000(WASAPI)
USBケーブル:FURUTECH GT2USB
XLRケーブル:Fundamental XLR
プリメインアンプ:LAXMAN L-550aX
スピーカーケーブル:ZONOTONE SP-3100Hi
スピーカー:B&W CM9
【デザイン】【操作性】
シンプル高品位なLAXMANデザイン故に、操作性もわかりやすいです。
電源や入力切替にリモコンがあればとも思いますが、まあ無くても問題はないですね。
LAXMAN製品共通のブラスターホワイトは、同社製品はもちろん様々なオーディオ危機とマッチします。
【音質】
非常にいいです。
やや拡張された暖色系と言いたくなるくらい、情に訴える響きを感じます。
音に艶が出るため、どちらかと言えば静寂な音楽に合うように思いますが、そもそもの素性が良いので、ロック等ジャンルによって合わないということもないように感じています。
デジタルフィルターによる差異はあまり感じられず、デフォルトの1から変更していません。
【機能性】
入力に関しては十分です。
入力系統によって多少の音の違いはあるものの、その差異は高水準で均されている印象です。
前面にXLR用の2-3切替スイッチがあるのも○。
出力に関してのみ、デジタル出力の代わりにアナログ出力をもう1系統つけて欲しかったですが、どちらにせよ単体DACとしての機能性は十分だと思います。
【総評】
これまでDA-200を使っていたこともあり、特にUSBを使ったPCオーディオには懐疑的で、別途YAMAHAのネットワークプレイヤーNP-S2000を導入し、DA-200と同軸接続していました。
当時は音質順にNP-S2000+DA-200>NP-S2000>PC+DA-200であると感じており、それこそ上流の重要性を実感していましたので。
それがDA-06導入後はもっぱらUSB接続でのPC再生がメインとなっており、NP-S2000の存在意義が薄らいでいる次第です。
スペック上のDAC構成は非常に近いNP-S2000ですが、こちらのアナログ出力から出る音は繊細すぎるが煌びやかさを感じない、一言でいえば“つまらない音”であり、デジタル出力でDA-06を経由すれば非常に魅力的な音になるものの、PC+DA-06より良いのかと言われれば、そこは予想以上に差異を感じませんでした。
それなら、操作性や汎用性が高いPC側での再生に断然分があります。
DA-06を導入して思ったことは、“オーディオは上流ほど重要度が高いが、プレイヤー部分の重要度はDACと等価である”ということ、また“USBオーディオも、その造り次第でピュアオーディオのハイエンド足り得る”ということです。
同時期に購入したケーブルの問題か、購入直後から大分良い方向に音が変化した結果のこの評価ですので、購入してすぐに評価を下すのは待って下さい。
実力が発揮できる環境であれば、間違いなくベストに近いDACであると思っています。
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2014年12月9日 23:57 [777092-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
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|---|---|---|
前面 |
背面 |
DA-07(上) |
お気に入りのDACを1年以上探しましたがみつからず、たまたま行きつけのお店でこの製品の発売を知り、発売とともに購入しました。
その後もさまざまなDACを試してみて、最終的にこの製品がもっとも自分の好みであるとの結論に至り、最終的に1台追加導入し、現在2台を使用しています。
音源は1台目は自作PCで光デジタルとUSBの両方を接続、2台目は同軸デジタルに自作PCを、光デジタルにXBOX ONEを接続して使っています。
付属PCソフトは以前TeacのDACを使っていた時にDACに付属していたソフトと同じもののようで、プレイリストもそのまま使えましたし、めんどうなDSD出力設定不要で、出力先は対応機器固定のため、いちいち出力先を切り替えずに使えるので使い勝手はかなり良いうえに、foobar2000より音質もいいようです。
以下個別評価です。
【デザイン】
外観は筐体の剛性も高くて質感も非常に良いと思います。
デザインは現行Lux製品に合わせてあり、当時使用していたC-600fやE-200とマッチしたデザインなので、Lux製品で一式そろえてみる、という楽しみ方もあると思います。
【音質】
デジタル音源をアナログのような温かみや厚みを感じる音にして聴かせてくれるのは、同社のアンプ開発で培ったアナログ製品開発のノウハウやCDプレーヤー開発で培ったデジタル製品開発のノウハウの両方がしっかり生かされているからではないかと思います。
アナログ部がバランス構成なのも本機の音質の良さに貢献していると思われます。
また、前機種のDA-07と比べても音質は勝るとも劣らないと感じたので、後継機としての完成度は非常に高いようです。
なお、本機は音声出力にアンバランスとバランスの2種類ありますが、音質・ゲインともに同じですので、バランス入力のないアンプでも同じ音質を楽しめるのもよいところだと思います。
【操作性】
本体はダイヤルでの入力切り替えのため、よく使う入力が電源ON時に常に選択されているところが気に入っています。
他社の多くのDACでは電源ON時にデフォルトの入力ポジションに戻ってしまうため、電源を入れるたびにいちいち入力切り替えしないといけないのが必要なのが非常に面倒でした。
【機能性】
32bit/384kHzのPCMやDSDにも対応と現状で手に入れることのできるハイレゾソースにもれなく対応しています。
当方ではメインのソースはいまだに16bit/48kHzでたまにDSDといった程度なので全く不足はありません。
【総評】
対応ソースも豊富で高音質と、機能的にも性能的にも文句の付けどころは見つかりませんでした。
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2014年4月5日 21:46 [704497-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
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||
|---|---|---|
【デザイン】フルサイズの筐体はずっしり重く、佳い音を連想させる造り込みがされている。内部を覗くと極力音質に配慮されたであろうコンストラクションと各パーツが整然と基板に並ぶ美しい姿、さらにはケーブルの束ね方ひとつにもこだわりを感じる。これがラックスマンか。
【音質】もちろんこういった設計がサウンドに影響しないわけがない。余裕ある内部設計が功奏した開放的なサウンドはスピード感があり抜けが良く、それでいてしなやかさに大変長けている。初めてラックスマンのサウンドを聴いたが「甘い」というイメージはあまり感じない。むしろ現代的でシャープ、だからといってクールではなく広がりや奥行き感と音触とのバランス感覚が巧みなサウンド設計ではないだろうか。簡潔に言うと血が通っているサウンドだ。これはUSB-DACでは初めて味わう心地良さだ。
それでは所有しているnorthstarのDACからのサウンドの変化を具体的に表現してみよう。
まず、高音域は細やかな音の粒のひとつひとつが有機的に結びつきながらも透明感を失わず、なおかつしなやかさを感じるように変化する。基本的な分解能が高くなければこのような芸当は出来ないものだ。
次に中音域はいわゆるラックストーンというふくよかなイメージよりはもっと奥ゆかしいものだった。ボーカルは張りと厚みが出て、ピアノはボディ感を豊かに描きながらも重くならないという絶妙なものだった。同社の他の製品は知らないが、決して油絵のようなサウンドにはならない好印象なものだ。
そして低音域は全体を包み込むようなボリューム感のある軟質なサウンドに変化する。このため低音域は量感が増えた感じを受けるだろう。そこで音の輪郭をはっきりさせるためにイコライザや電源ケーブルなどを使ってみてもよさそうだ。正直この変化には驚いたが個人的にはこの方向は嫌いではない。むしろリラックスして音楽を楽しむのには向いているのではないだろうか。ちなみに低音域にもスピード感があるのでもっさりするような感じはないことも付け加えておこう。
【操作性】セレクターとディマー、フィルター・位相切り替え、デジタルアウトのオンオフのみ。操作に悩むことはない。ボタンの造りも押した感触も高級感あるものだ。入力周波数表示部が分りやすくて好ましい。
【機能性】現時点での最上位フォーマットである384kHz/32bit、DSD 5.6MHzまで対応しており何の不足も感じない。入力の種類も豊富で十分だろう。デジタルアウト及びバランス出力も装備されており抜かりはない。デジタルフィルターも用意されており曲に合わせて好みの選択ができるのもポイントが高い。
【総評】DACはアナログで言えばカートリッジだと認識していたが、そのDACひとつでこれほど音が変わるのだから面白い。当機は分析的に見ようと思う方向の製品ではないが、あえて言えば高い次元にあるS/N感と各音域の足並みの揃ったスピード感が織りなすナチュラルサウンドということになるだろうか。何ら不足を感じさせない相当なハイクオリティサウンドだが、ゆとりある設計に支えられ肩の力が実に巧みに抜けており、さりげない高音質のためにこれ見よがしに個性を前面に押し出すことをしない。それゆえ騒がしいところで試聴したら佳さが伝わらないだろう。じっくり聴いてみてもらいたい。お気に入りのアルバムを流しながら、たゆとう時の流れに身を任せれば上質なひとときを味わうことが出来るだろう。
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2013年10月7日 08:17 [637262-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
DA-200からの乗り換えて、p1-u→HD800という構成です。結論から言うと、かなり良いです。人それぞれ音質の感じ方は異なると思いますが、解像度が格段に違います。音の粒子が細かくなるというか、すーっと体に染み込むような音を出してくれます。また、定位も良くなるので、luxmanの余韻のようなものが薄くなり、鳴らしきるという感じです。
また、DA-200はDDCが今一なのか、USBより同軸接続(hifacetwopro)の方が 圧倒的に良かったですが、さすがにDA-06ではUSB接続からのDDCが凄く良いので、手持ちのDDCはすぐに手放しました。当たり前ですが。
個人的には、p-1uに変えたときのヘッドホン部分の音質向上より、DA-06に変えたときの音質向上の方が劇的に良くなりました。ちと、高いですがかなり良い製品ですね。
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2013年8月11日 11:58 [618506-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
今までCDでクラシック、JAZZを聴いて来ましたが、今年PCオーディオを知り、急速に情報収集して新しいオーディオ機器としてDACやUSBケーブルを入手しました。リビングも書斎もPCオーディオを構築し、今まで以上に音楽を楽しんでいます。
<システム1>
・アンプ・・・・・Mclntosh MA6600
・スピーカー・・・JBL 4429
・DAC・・・・・・・LUXMAN DAー06
・CDプレイーヤー・TEAC PD-H600
・PC・・・・・・・HPノートPC
<システム2>
・アンプ・・・・・ONKYO A-933
・スピーカー・・・DALI MENTOR MENUTE SE
・DAC・・・・・・KORG DS-DAC-10
・外部電源・・・Aurosound BusPower-Pro
・PC・・・・・・自作PC
USBケーブルは1,2ともSUPRA USBケーブルを使用。
PCオーディオは始め書斎でシステム2を構築し、CDを大きく凌駕する高音質を楽しんでいましたが、LUXMAN DA-06の発売でシステム1に加え、リビングでもPCオーディオを構築しました。
LUXMANの製品は初めてでしたが、オーディオ製品としての完成度の高さや操作性、機能性、肝心な音質とも評価できると思います。
ハイレゾ音源と云われるDSD音源は今のところ購入しないで、KORG DS-DAC-10でCDからクリッピングしたFlacを変換して楽しんでいますが、自然で滑らかなで清々しい音が立体的な音楽になった感じで、音楽を楽しむ人にとってはいい時代になったと感謝しています。
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ヘッドホンアンプ・DAC
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デザインで買ってしまいそう。アプリが用意され機能性も高い
(ヘッドホンアンプ・DAC > Snowsky MELODY FIO-SSMELODY-W [Walnut])
4
野村ケンジ さん
(ヘッドホンアンプ・DAC)
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