パサート オールトラック 2012年モデル
31
パサート オールトラックの新車
新車価格: 494〜528 万円 2012年6月21日発売〜2015年7月販売終了
中古車価格: 88〜145 万円 (5物件) パサート オールトラック 2012年モデルの中古車を見る
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- 4 0%
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- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| エクステリア |
4.67 | 4.32 | -位 |
| インテリア |
4.33 | 3.92 | -位 |
| エンジン性能 |
5.00 | 4.11 | -位 |
| 走行性能 |
5.00 | 4.19 | -位 |
| 乗り心地 |
4.00 | 4.02 | -位 |
| 燃費 |
3.67 | 3.87 | -位 |
| 価格 |
4.00 | 3.85 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
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- 自動車(本体)
- 1件
- 0件
2016年11月15日 23:35 [977208-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
乗り始めて1年半です。
オールトラックにレビューが少なくて寂しいので、簡単ですが。
【エクステリア】
どっしりと構えた、安心感ある見た目で飽きません。
ヴァリアントに無い、フェンダーアーチと18インチのタイヤ、僅かですが30mm高められた車高がそうしてくれてるのでしょうか。
控えめに出されている2本のエグゾーストパイプが内なるパワーを持ってるぞと感じさせてくれます。
【インテリア】
随所で、派手ではないけども、手抜き感が無い、良いモノというイメージがあって満足しています。
【エンジン性能】
どの速度域でもパワー不足は特にありません。
GTIと同容量エンジンを積んではいますが、車重もあって坂道では少し踏み込み必要ですが、その少しで十分な加速が得られます。
【走行性能】
横揺れを感じない安定感で、高速でも街乗りでも安心して乗れます。
もちろん高速では安心感ありますが、街乗りでは特に取り回しの良さがあります。
【乗り心地】
お世辞にも良いとは言えません。
最近の軽自動車だったり、プリウスの方が単純な凹凸のいなしは出来ているかとは思います。
ただ、SUVとして乗っている私としてはしっかり地面を捉えてるという感じがあり、満足です。
【燃費】
思っていたよりは、良いです。
街乗り9〜10
高速10〜13
高速はクルーズコントロールを使って、巡航すればカタログ値を越えます。
【価格】
安いとは言えません。
しかし、同価格帯の車で同様のオプション、機能を考えれば納得の値段と思います。
【総評】
どこへ行っても何をしても不足ない車で、安心できる相棒です。
これからも長く乗っていきたいと思える、しっかりとした納得の1台です。
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2014年7月21日 16:52 [738949-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
トヨタのSAIに乗っていましたが子供が産まれて手狭になった為、Passat Alltrackに買い換えました。
同じような境遇の方もいらっしゃると思いますが、ミニバンにはどうしても興味がわかずステーションワゴン一択でした。
まず、検討した車種や重視する項目を先に記載します。
本車以外に検討したのは、
・BMW 320i/D ツーリング
・Audi A4アバント クアトロ
・スバル アウトバック 3.6 アイサイト
・VOLVO V60 T6
・ベンツ C200 ワゴン
今回、購入にあたって重視したのは、
・ステーションワゴンである(荷室が広い)
・0-100加速が7秒代以下の加速力
・ハンドリングの良さ
・1800×4800程度以内のサイズ
・最小回転半径5.5m以内
・レーダークルーズ、衝突回避システム搭載(できれば)
・4WD(できれば)
・そこそこの燃費(街乗り8km程度)
といったところです。
本車のレビューですが、
■エクステリア
これは好みかと思いますが、、、私はカッコいいと思います。
強いて不満点をあげるなら、
ホイールは17インチ仕様があれば良かった。(乗り心地向上、維持費の低減)
車の高さが155cm超えるなら最低車高長をもうすこし上げて欲しかった。
といったところでしょうか。
■インテリア
上記の車両の中では一番高級感がありました。
特にメーター周りはクラシックな感じで洒落てます。
ちなみに他で良かったのはC200、A4です。
また、シートがとても気に入りました。
前後、高さ、傾き、形をかなりの自由度で変えることができ、
良くフィットする為、長距離運転も疲れません。
あとは荷室がとても広いです。
検討した中ではダントツでした。
■エンジン性能
低回転からグイグイきて高回転まで気持ちよく伸びます。
料金所等でアクセルをべた踏みすることがありますが、
シートに押し付けられる感じが癖になります(笑)
他のレビューで大人しめといった記載がありますが、
SAIから乗り換えた私にとっては十分すぎます。
検討した中でも、V60T6は別格でしたが、
C200、320iよりはパワフルでした。
でも、ほぼ同一?でよりトルクフルなA4のエンジンには
後ろ髪を引かれる部分もあります(^_^;)
■走行性能
ハンドリングが非常に良いです。
XDSのおかげでしょうか、、、狙ったラインを外さず気持ちよく曲がれます。
直進安定性も良好です。
SAIで高速道路を走行中に緊張気味だった妻が、
片手で右車線を運転しているのにはちょっと驚きました。
「ハンドルが安定していて怖くない」だそうです。
基本FF(前:後 = 9:1)とのことですが、
強めの加速の際にはリアからの押し出しもあり安定しており、
雨の日でも安心して踏めます。
また、ハンドルがよく切れる為、小回りがとてもききます。
SAIよりも大きくなりましたが感覚はあまり変わりません。
■乗り心地
静粛性が非常に高いです。SAIより格段によくなりました。
SAIは低速度の時はエンジン音がないので超静粛ですが、
速度があがるとロードノイズが酷く高速道路は正直キツかったです。
後ろの座席の人との会話ができなかったので、、、
他の方が書かれている後部座席のゴツゴツ感は確かに感じます。
もう少ししなやかなサスに、、、もしくは17インチが丁度いいのではと思います。
■燃費
街乗り(都内、エアコン弱)6〜7km
高速(エアコン弱)10〜12km
カタログ燃費と大きく乖離はないですが正直もう少し伸びて欲しかった。
SAIだと街乗りでどんなに荒く踏んでも12kmはあるので、、、
ハイオクですし現在のガソリン高だと辛いですね(笑)
年間5000km程度しか乗りませんのでそこまで気にならないですが。
■価格
新車だと乗りだし550万程度ですが、これだとちょっと高く感じます。
同じ性能でAudiが出していれば安いと感じますが、これはワーゲンですし。。。
■その他
レーダークルーズコントロールが標準装備なのですがとても便利ですね。
全車速追尾なのでうまく使えば高速はほとんどアクセル不要です。
※渋滞で自動で停止した際の再発進時にチョン押しする必要はあります。
たまに500km程度の長距離運転をすることがありますが、
今後これ無しではいられません(^_^;)
また、パサートに搭載可能なオプションはほとんど全て標準装備となっていたり、
同じ車とすれ違うことがほぼ無い希少性も◎です。
全然書き足りないですが以上がレビューとなります。
燃費がちょっと残念な以外は大満足です。
検討した中ではBMW320とAudiA4は最後まで悩みに悩みましたが、
私がほしい機能を最も高い次元で満たしている本車に決めました。
今後、子供が大きくなればレジャーや旅行で大活躍しそうです。
素晴らしい車だと感じていますので出来る限り長く乗りたいと思います。
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2014年6月3日 19:55 [722958-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 5 |
詳細なレビューはプロの皆様が書かれている通りですので、1万キロ乗った一般ユーザーとしての感想を書きます。
東京の都心生活と長野の山荘生活が半々の五十路過ぎの私には最高のクルマです。ここまでピタリとはまるとは思っていませんでした。
外観はパサートですが別物です。アウディオーナーには嫌われるかもしれませんが、アウディオールロードの方が近いように思います。(お洒落なFRベースのオールロード、実用重視のFFベースのオールトラックのオール兄弟という感じです)
都会の舗装路や首都高も通常の高速道路も山の曲がりくねった未舗装路も快適に安心して走れます。雪、雨、強風なんでもOKです。まさに”オールトラック”です。これで燃費が10KM/L程度なので驚いています。
コンピューター制御された四駆とミリ波レーダーによる自動追尾・衝突回避のアクティブクルーズコントロール(ACC)と湿式(!)の6DSGなどなどの最新装置が、どこでもいつでも疲れない快適で上等なドライビングを提供してくれます。
体力が落ちてきた五十路のおっさんが東京から長野の山荘まで運転しても全然疲れません。ここまでやってくれると感動すら覚えます。
もちろんコンピューター制御に頼るのは問題もあるかと思いますが、クリーピングなしで自動でパーキングブレーキをかけてくれる機能に頼ってみて、止まる度にブレーキをしっかり踏み続けていることが実は結構疲れることなのだと気づいた今はもう戻れません。VWさんの信頼性と技術力を信じるのみです。(自動ブレーキ付のACCについては、トラックやバスに装着を義務付ければ悲惨な居眠り死傷事故が大幅に減るのではないかと思います。)
このオールトラックのおかげでこれからの10年も楽しく安全なクルマ生活を送れそうです。
これまでに問題と感じた点は以下です。
・オフロードや後部に重い荷物を載せることを考えた足回りのセッティングのせいか、後部座席がゴツゴツと突き上げるときがあり乗り心地がいまいちのようです。(私は運転席専門なのであまり問題はないのですが、家族から苦情がありました)
・パンクしにくいタイヤは結構なのですが、スペアタイヤがないのは不安です。標高1500mの山中ではレッカー車はなかなか来てくれません。(スペアタイヤを載せるスペースはありますので、純正のスペアタイヤ止めを追加して夏はスタッドレスタイヤを冬は夏タイヤを1本載せるようにしています。)
・ボディの外板が部分的に少しペコペコ。超高張力鋼板を使っているから外板が少々薄くても安全に問題はないし、軽量化した方が燃費がよいのでしょうが、指で押してペコペコすると少し不安になります。
・問題ではありませんが、1年以上街や山で1万キロ走ったのに、オールトラックに出会ったのは長野の山道で3度、高速道路で2度だけで、市街地ではVWの店以外でオールトラックに1台も会っていません(寂しい!)。パサートには沢山会いました。
オフを山や湖で過ごす人が多い欧米と違って、都会(舗装路、雪なし)と山(無舗装路、雪道、ワインディングロード)の両方を1台で乗りこなしたい人は日本ではマイナーなのかもしれませんが、都会でも最近は大雪・大雨が降りますから、少し割高にはなりますが、コンピューター制御された四駆のオールトラックは安全で運転の疲労をかなり減らしてくれます。
お薦めの1台です。ぜひ!
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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2013年2月1日 02:45 [569383-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
「パサートヴァリアント」をベースに設計された同車最高級グレードである「パサートオールトラック」。
クロスオーバーワゴンのスポーティなエクステリアと、フルタイム4WD「4MOTION」が組み合わされ、オールラウンドプレミアムワゴンとして登場。フォルクスワーゲンとしては、久々の省燃費を謳っていない、パワフルなクルマの登場といえます。今回は、箱根で開催されたメーカー主催の試乗会にて、セレクトし、試乗してみました。
■エクステリア■
「パサートヴァリアント」と基本的に同じ顔付きながらも、フロントには専用バンパー、アンダーガードが装備され、30mm持ち上げられた車高と相まって省燃費性を謳った“草食系”から、ワイルド感漂う“肉食系”へと変貌。
サイドに周りましても、ブラックの前後ホイールアーチガーニッシュが際立ち、純白なボディをより一層引き締め、さらには、225/45R18のタイヤ&専用アルミホイールが、スポーティなクロスオーバーワゴンとして存在感があります。フォルクスワーゲン版、「アウディ・オールロードクワトロ」と思われそうですが、ベースモデルの上質感を生かしながらも、スポーティな専用パーツを纏い、独自性の高いクルマに仕上がっています。
■インテリア■
ぶ厚いドアを開けると、本革のかおり・・・。高級車ならではのおもてなしです。基本形状は、ベースモデルとなった「パサートヴァリアント」ですが、ウッドとアルミのデコラティブパネルが細部にまで貼られ、高級感の中にも躍動を感じさせるインテリアです。質感の高い、ナパレザーのシートは、身体を優しくホールドしてくれ、車両価格494万円以上の満足感が得られます。
さらに細部を観察しますと、6速DSGシフトレバー周囲には、「ALLTRACK」、「4MOTION」のデカールがアルミパネルに貼られ、さりげなく特別感をドライバーに訴えかけています。
メーターパネル内に設けられたマルチファンクションインジケーターは、高解像度のフルカラー液晶に変更され、メーターのフォント、スケールなども、クロノグラフの盤面のような精密感のあるものに刷新されています。さすがに、「パサートヴァリアントTSIハイライン」より、100万円ほど高いプライスを掲げているだけの事はあります。
■インプレッション■
「パサート」、「パサートヴァリアント」は、ダウンサイジング革命を起こした一台であり、1.4リッターTSIエンジンを搭載。最大出力122ps(90kW)/5000rpmとスペックだけ聞けば、不安になるかもしれませんが、最大トルクは、20.4kg・m(200N・m)/1500〜4000rpmと十分で、乗れば、「排気量なんて一体何だったの?」と思わせる程パワフル。でも、やはりもっと速い「パサートバリアント」があれば・・・と思うのも事実です。
「パサート オールトラック 」は、「ゴルフGTI」と同じ2L直4ターボエンジンを搭載。先代の「パサートヴァリアントV6 4MOTION」が3.2L V6エンジンを搭載していた事を考慮すれば、このクルマもダウンサイジング化といえます。
エンジンを始動させると、1.4リッターTSIとは違う、“ドス”の効いた野太い排気音がデュアルエキゾーストパイプから響き、気分を抑揚させてくれます。
最大出力211ps/5300-6200rpm、最大トルク28.6kgm/1700-5200rpmを発生させるこのユニットは、「ゴルフGTI」より、270Kgもベビーウェイトですが、そんな事は、まるで感じません。
試乗会場から出て、アクセルを軽く一踏みすると、シートバックに押さえ込まれる加速感は、思わず、にんまりしてしまうほど。急勾配の続くストレートでも、久々にスポーティさを謳った同車のアクセルを踏むと、シューンと一気に加速をして、思わず速度計の示す数字に驚いたほど。また、「ゴルフGTI」程ではないにせよ、エンジンの発する咆哮が、適度な音量でドライバーに届き、刺激的であります。
「4モーション」システムは、通常走行時では、フロント側の駆動力が圧倒的ですが、箱根裏街道のタイトベントから立ち上がる際などには、リア側からの押し出しも体感。路面状況によって、リア側の駆動力配分を10%〜最大100%まで可変。“全天候型エクスプレス”の要素も十分持ち合わせています。
30mm持ち上げられた全高ですが、腰高感など皆無で、試乗会場周辺に点在するワインディングでも、その辺のスポーツカーなど相手にならないほどの速さをみせてくれました。ベースとなった「パサートヴァリアント」に比べると、足回りは相当硬めですが、ロールやピッチングは最小限に抑え込まれています。街中での試乗は敢行できませんでしたが、この硬さが、待ち乗りでは、やや気になるかもしれません。
また、ベース車両の「パサートヴァリアント」に比べ、大幅に省燃費性能が劣るのは、フルタイム4WDのもたらす、安定した走り、2.0L TSIエンジンの胸をすく加速などを、考慮すれば、致し方ないこと。それでも、JC08モードで11.6km/リッター走ります。
500万円のプライスを掲げる「パサート オールトラック 」ですが、筆者の感想では、ここまで充実した派生モデルであれば、十分お買い得といえます。
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プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2012年8月28日 16:58 [529754-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
グリル右側にALLTRACKのエンブレムを装着 |
最低地上高はヴァリアント+30mmの160mm |
オフロードスイッチはシフトレバー左に装備 |
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前席はCCと同じサイドの張り出しが大きなタイプ |
後席背もたれは開口部脇のレバーで前倒し可能 |
トルクの余裕にあふれる2Lターボエンジン |
パサート・ヴァリアントをベースに車高を上げ、アウトドアファッションをまとった、スバル・レガシィ・アウトバックに近い成り立ちのモデルがオールトラックです。日本仕様は2Lターボエンジンと6速デュアルクラッチ・トランスミッション(DSG)を組み合わせた4WDの2.0TSIのみです。千葉県富津市で行われた試乗会で乗りました。
ヴァリアントをベースに車高を30o上げ、18インチの大径ホイールを履いたエクステリアは、アンダーガードを装着したバンパー、フェンダーエクステンションなどで差別化を図っています。いずれも控えめで、上品にまとまっています。キャビンはヴァリアントとの差が少なめで、アウトドアテイストは感じられません。
前席はサイドの張り出しが大きめのスポーツタイプになります。座り心地は固めで、体をカチッとサポートする感触です。後席や荷室はヴァリアントと同じで、身長170cmの僕であれば足を組んで座れるほどの後席と、空間を埋め尽くすのに困ってしまいそうな広大な荷室を持っています。
車両重量は1670kgと、ヴァリアントに比べて200kg重くなります。しかし排気量が大きいので加速は力強く、余裕を感じます。低音主体のサウンドも他のパサートとの違いで、クロスオーバーらしい味付けです。他のパサートやゴルフ、ポロに搭載しているアイドリングストップが付かないのは、残念に思いました。
乗り心地は、低速では18インチタイヤのゴツゴツ感が気になるものの、速度を上げていくとそれが気にならなくなります。ハンドリングは、コーナーでのロールが抑えられているので、ヴァリアントと同じ感覚で曲がれます。ドイツ車はSUVやクロスオーバーであっても、可能な限りセダンやワゴンとのの差を感じさせない性格付けを施す例が多いようで、オールトラックも例外ではありませんでした。
今回はオフロードは走りませんでしたが、オールトラックにはSUVのトゥアレグやティグアン同様、スイッチひとつでABSやスロットルなどの特性を変え、ヒルディセントコントロールが作動する「オフロードスイッチ」も用意しています。ワゴンベースゆえ大きな段差の乗り越えは困難ですが、そこそこの悪路では重宝するでしょう。
494万円という価格は、レガシィ・アウトバックの中心車種より200万円近く高く、アウディQ3やBMW X1の上級グレードと同等です。アウトバックの実力も高いだけに、評価に迷うところです。
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2012年7月27日 03:57 [522341-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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パサートシリーズの最上級モデルとしてオールトラックが追加された。車名に使われたトラックは荷物を積むtruckではなく道路などを意味するtrack。どんな路面でも走れるクルマとしての命名だ。
パサートは2011年5月に現行モデルのセダンとヴァリアント(ワゴン)がデビューしたが、全車ともFF車だけの設定で4WDの設定がなかった。そこで今回のオールトラックが4WDモデルとして追加されたわけだが、単なる4WDではなくSUV感覚を持つモデルに仕上げている。そのためにオールトラックという車名が与えられた。
外観デザインの基本はヴァリアントのものだが、悪路走破性に配慮して最低地上高を30mm高くし、それに対応して車高も30mm高くなっている。前後のバンパーがアンダーガード付きになり、ホイールアーチにエクステンションが追加されることで、SUV感覚のデザインに仕上げている。
インテリアはナパレザーの専用スポーツシートやウッドパネルなどによって上級モデルらしい高級感やクォリティが表現されている。ドアシルプレートやセンターコンソールに設定されたロゴが「ALLTRACK」であることを強調している。
搭載エンジンは直列4気筒2.0LのTSI(直噴ターボ)仕様で、155kW/280N・mのパワー&トルクを発生する。このエンジンはゴルフGTIに搭載されているのと同じもので、相当にスポーティな実力を持つ。最大トルクを発生する回転数は1700rpmから5200rpmで、低速域からトルク感のある走りを実現する。逆に最高出力を発生する回転数は5300rpmから6200rpmとちょっと高めの回転数である。
実際に走らせた印象は、車両重量の違いからかゴルフGTIほどのスポーティさは感じられなかったが、FFのパサートヴァリアントに比べて200kgも重いボディに対して十分に見合った実力を備えている。トルクに余裕のある気持ち良い走りだ。
この気持ち良さには6速DSGのトランスミッションも貢献している。1.4LのTSIエンジンなどと組み合わされる乾式の7速に対して、6速DSGは湿式であるため、変速ショックなどがより小さくて洗練された印象になるためだ。
かつてパサートにはV型6気筒エンジンを搭載した4MOTIONが設定されていた。今回のオールトラックはダウンサイジングしながらも十分な動力性能と従来のモデルに比べて優れた燃費性能を得ている。
足回りはちょっと硬めながら乗り心地の良さもスポイルされていない。最低地上高を高めた分だけ硬めにチューンした足回りで抑えている部分があるのだろう。
パサートオールトラックは、ハルデックスカップリングを使った電子制御4WDシステムを採用するとともに、SUV感覚のモデルであるため、オフロードスイッチが設定されている。
センターコンソールに設けられたスイッチを押すだけで、ABSをオフロード用の調整するのを始め、下り坂で速度を制御するヒルデセントが機能し、EDS(エレクトロニック・ディファレンシャル・ロック)を調整して車輪のロックを防止し、アクセルペダルを変更するなど、悪路やオフロードを走るための機能が働く仕組みだ。
パサートオールトラックはその性格からすればSUVというよりも生活4WDのイメージのほうが強いが、イザとなればオフロードでも高い走破性を発揮できる。
このほか、アダプティブクルーズコントロールやプリクラッシュセーフティブレーキ、動力性能疲労検知システムなど、最新の安全装備が標準装備されるのも注目点。ステーションワゴンとしての使い勝手はベースのパサートヴァリアントと同じと考えていい。
500万円に近い価格は正にパサートシリーズの最上級モデルのもの。FFのヴァリアントのハイラインに比べると100万円も高い設定だ。これはエンジンが1.4Lから2.0Lになって4WDになることなどが理由だが、輸入車のクロスオーバーモデルとしては納得すべき水準にあると考えるべきだろう。積雪地のユーザーなどに勧められるモデルである。
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パサートオールトラックの中古車 (全2モデル/20物件)
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