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2015年10月17日 00:13 [748306-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 中音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 4 |
| サイズ | 4 |
衝立型の薄っぺらなSPを見て、その先入観から低音は無理と思ってしまうでしょう。
SPユニットの振動板の前後に音が出ます。前後の音は位相が180度違うので、混じり合うと互いに打ち消し合い音となりません。波長の長い低音部ほどその傾向が強く出ますが、波長の短い高音部は影響が少ない。
このため、SPユニットの前後の音が混じらないように、平面バッフルに取り付けるか、箱に入れます。SPユニットの振動、背面の音圧は箱鳴りとなります。理屈上では高強度の無限大バッフルに取り付けるのが良い。実際には難しいので、箱に入れることになるが、SPユニットの背面から出る音圧を上手に減衰させるかに苦心することになる。背面から出る低音部の位相を整えて、積極的活用するバックロードホーン、バスレフ箱もあるが、個性的な音となる場合が多い。
振動板後方の音を閉じ込めたとしても、聴取者に届く音はSPから直接届くだけではなく、床、天井、壁からの反射音が複雑に混じり合って届く。
音の出る仕組みを、団扇で風を起こすことにムリヤリ例えます。団扇の面積が小さいと幾ら大きく振っても、空気は横に逃げて、強い風になりません。つまり変換効率が悪い。
小口径SPユニットは幾ら磁気回路を強力にしても、能率は低くなります。
一方、大口径SPユニットは能率は高いものの、振動源となるボイスコイルのある内側とない外側では、振動の伝わり方に時間差が生じ、分割振動が起こる。
50年程前は管球アンプでした。出力も精々数十W程度。このため、能率の高い大口径のSPユニットを使う大型のSPが多かった。
現代SPの低音ユニットの口径は大きなものが減り、小さな口径を複数並べて駆動するものが多くなりました。能率の低さは高出力半導体アンプで補うことができるようになった。
平面SPはダイナミック型、リボン型、コンデンサー型に大別される。ダイナミック型はコイルの振動を振動板に伝えるもので、通常のSPはほとんど方式。分割振動は起きる。リボン型はダイナミック型の一種ではあるがコイルと振動板が一体となったもの。コンデンサー型は電位を変えて振動板を動かすもの。両者は振動板の分割振動は起こりにくい。
中低音はダイナミック型、高音はリボン型、コンデンサー型の複合型として使われることが多い。
リボン型平面SPの設計思想は
・振動板を支える枠に留め、箱鳴りを防ぐ。
・超低音域の位相差による打ち消し合いはやむをえないと考え、能率の低下は発音面積を広げることで補う。
クオード、STAXはコンデンサー型、マグネパンはリボン型である。前者は専用電源が必要でどうしても高価となるが。リボン型は構造が簡単で安価で済みます。
さて、評価です。小編成のジャズ、ボーカルを中心に聴いた感想です。
デザイン:SPと考えると違和感はかなりあります。木製衝立そのものです。居間にはウッドトリムが似合います。
高音の音質:加齢による高周波数帯域難聴ですが、綺麗に出ています。
中音の音質:ラッパ音もそれなりに、ピアノアタック音はトランジェントも良く生々しい。一番良いのは女性ボーカルです。焦点は合いませんが。ふんわりと浮かぶ。
低音の音質:ベースの胴鳴りはそれなりに出ます。パイプオルガンの超低音は部屋の大きさ制限から我が部屋では到底無理です。押し出しは弱い。
低音部の量感を補うため、B&Wのサブウーファー(大出力アンプ内蔵)を加えてみましたが、音が重い。トランジェントの差が違い過ぎるようです。
サイズ:大きいが、薄いので置き方次第でしょう。裏側からの反射音を計算に入れて設置場所を考えるべきでしょう。
その他:裏面からの間接音をどう処理するか、あるいは、積極的に使うか、使用者次第で大きく変わると思います。大きな部屋でなければ片チャン20Wの真空管アンプでも十分に聴けます。小型SP KEF LS50に能率で負けています。
面音源の音像は始め戸惑いましたが、演奏会場で生音を目を瞑って聴いても意外に曖昧です。気にならなくなりました。深夜、小音量でも音の痩せが少ないのは良点です。
もし、平面SPを聴く機会があれば、予断を持たずに素直に耳を傾けて下さい。
満足度:パッと置いてもそれなりに鳴る。色気はある方ではありませんが、管球式のプリとパワーと組み合わせて十分満足しています。
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