VorzAMPpure
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2012年10月8日 11:42 [538647-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| 機能性 | 4 |
Vorzuege(ドイツ語読みだと、フォルツゥーゲですね)のポータブルアンプVorzAMP Pureは、今年の春に試聴して、その独特の音場感に驚いたのですが、その直前にJabenのPorta Tubeを購入してしまっていたこともあり、しばらく我慢を決め込んでいました。
その時点で購入しなかったのは、Porta Tubeと同じくゲインの設定が高すぎるようで、私が通常使用するイヤホンではボリュームがほとんど回せないことがマイナスポイントになったせいもあります。
ところが最近、ふと思い立ってVorzuegeのHPから、「低インピーダンスのイヤホンで使うのだけど、ゲインを下げてくれないか?」と問い合わせを入れてみたところ、即座に「20$の追加でやってあげるよ。」と返事があり、それならばと、ゲイン調整カスタマイズ品を注文しました。
本体430+20US$と送料(UPS)14.9US$で、合計約465US$をpay-palで支払います。
品物は、注文から4日目にはシンガポールから発送され、5日目には到着しました。
発送地を見てあれっ?と思いましたが、Vorzuegeの製作はシンガポールで行っているようです。
さて、開封してさらにびっくり、本体のエアパッキンはまだ当然としても、付属品それぞれが個別にビニール袋詰めされ熱シールをされているだけでなく、ご丁寧にシリカゲルまで封入されている念の入りようです。海外製品でパッケージングへの気の使い方に感心したのは初めてです。
最初は慣らしが必要なようです。始めて50時間くらいで突然本気モードに入ったらしく、試聴時に感じた独特の世界がやってきました。
前置きが長くなりましたが、以下製品評を記載します。(ただし、上記の通りゲイン調整したカスタマイズ品での評価です)
使用環境は、DAP: iPod classic 160GB 自作DOCKケーブルでの入力です。ソースは、CDからのAIFFファイルがほとんどです。
【デザイン】サイズは、幅がiPod Classicと同じで、長さが2cmくらい短く、厚みはiPod classicよりも少し厚いくらいです。Microsharのμamp-109G2と平面サイズは全く同じで、厚みが半分になっています。あまりやりたくはありませんが、iPod classicと重ねてぎりぎり胸ポケットに入ります。マットなケース塗装の状態は良く、そのコンパクトさと相まって、とても質感は良いです。
【音質】低音は、ぼわつきがなく締りがあります。スピード感のあるベースもきちんと表現します。
中高音部は、やはりきちんと分離良く、かつ伸びやかです。高音部の刺さりは全く感じません。
全体的に、μamp-109G2(Base Boost無)のクールな音やPorta Tubeの乾いた温かみのある音とは違って、とてもニュートラルです。少しだけ低音と高音部分が強調されているかなとも感じますが、お世辞にもドンシャリとは言えないレベルです。
非常に素直でニュートラルかつ全体的に力強く芯があり、それでいてクリアな音を奏でます。
この製品の最大の特徴は、その音場感だと思います。素直で正確な厚みのある音が自分の頭を包むようについてきます。Porta Tubeに比べると、左右の広がりは狭いのですが、それでいてこの立体的な音の感覚は、独特に感じますし、一度知ってしまうと忘れられない感覚です。しかし、閉塞感はありません。
実体験では、ヨーロッパの教会で賛美歌やパイプオルガンを聴いた時の感じが近いと思いました。聖堂の空中を飛び交う音に身体が包まれる感覚が、コンパクトになって頭の周りにやってきます。
さて、この製品は、他のアンプに比べて音質がDOCKケーブルの材質で変わりやすいことにも特徴があると思います。私は今のところ、銀系よりも錫メッキ銅線(Belden8503)の音が気に入っています。線材による音質の変化は、イヤホンでリケーブルした時と同じ傾向があると思います。
組み合わせるイヤホンは手持ちを何種類か試してみましたが、そのイヤホンの特徴をよく反映します。
そういう面でも、とてもニュートラルだと思います。
【操作性】唯一操作するボリュームは、少し抵抗がありしっかりとした感触です。軽すぎて不意に音量が変わってしまう事故は少ないと思います。私の個体では、7時から8時くらいまでの間で、ギャングエラーがあります。それ以上では、急に出力が立ち上がり、8時を超えるとエラーは感じません。また、ジャックへのプラグの差込が固いのが少し面倒に感じます。抜けにくいと言うメリットはあるかもしれませんが。
ゲイン調整の効果は顕著で、16Ωから100Ωくらいのイヤホンを、ボリューム9時から1時くらいの間で使うことが出来ます。
【機能性】Pureは、姉妹機のDuoと違ってイコライザが付いていません。純粋にアンプの機能だけです。電池はUSBでの充電で、充電しながらの使用も可能です。また、100V(〜240V)用のACアダプタが同梱されていました。満充電で30時間使用可能とされています。実際、慣らし時には丸一昼夜連続して使っても電池切れにはなりませんでした。
【総評】音の分離感(解像度?)やクリアさなどは、他にも優れたアンプがあると思います。また、アンプに色付けや味付けを求める場合は、Pureでは役不足でしょう。しかし、ニュートラルで頭を包むような音場感は独特だと思います。音場感以外の特徴は、言い方を変えれば、中庸だともとれますが、私は、ど真ん中を一発押さえておけば、それから進む道に迷いは無いだろうとも思います。
Vorzuege teamとは少々メールでもやり取りをしました。慣らしは、まるまる1週間鳴らすそうです。
DuoとPureの違いは、イコライザ回路の有無のみで、Pure=Duo without EQだそうです。
Pure(EQオフのDuo)の音質特性設計は、音楽ソースの真の意図をできるだけ忠実に再現することを目指したとのことで、彼らの言う”Perfekt audio curve”(原文まま ドイツ人らしい英語です)の設定が優れているだと思いました。
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