XF 2007年モデル
20
XFの新車
新車価格: 561〜1267 万円 2007年11月1日発売〜2015年9月販売終了
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グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
2.0 Luxury | 2013年1月1日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
2.0 Premium Luxury | 2013年1月1日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
3.0 ラクジュアリー | 2008年5月16日 | ニューモデル | 1人 | |
XFR | 2011年11月5日 | マイナーチェンジ | 3人 |
- 3 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
4.29 | 4.33 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
4.29 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.14 | 4.12 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.14 | 4.20 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
4.00 | 4.04 | -位 |
燃費![]() ![]() |
3.43 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.00 | 3.87 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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2017年3月20日 09:09 [1012813-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
良い点
470ps/2000−5300rpm、つまり最高出力を異常なほど広いパワーバンドで発揮しています。58.6Kgのトルクも同様で、どのようなスピードレンジ、条件においてもアクセルを踏めばMAXパワーを出してきます。
この暴力的出力を受け止めるシャシー、サスペンション、ドライブトレーンが素晴らしい。電子制御のデフのおかげでパワーロスは皆無。スピードレンジ、エンジン回転数、路面ミュー、柁角から電子制御されるサスペンションは、平坦路を流しているときのしなやかなラグジュアリー車然とした走りと、スポーツドライビング時に要求される踏ん張り感を、まさしくシームレスで両立しています。
ハンドリングは、リラックスしたクルージング状態と攻めるドライビングでは全く別の表情を見せ、スポーツドライビングではかなりシビアなハンドリングになります。このシビアな感じが、ドライバーに本気モードを要求してくるあたり、まさにジャガーの神髄なのではないでしょうか。
車庫入れ、縦列駐車などの実用性についてもFRならではのよく切れる前輪とバックモニターのアシストで、大きさを意識することはありません。右ハンドルなのも扱いやすさに一役買っています。
内装、装備の内容は、XFとしては最高グレードにあたるため「全部盛り」状態でゴージャスの一言。インパネ上部まで皮革でくるまれているため、扱いに気を遣うのが難点なくらいです。自分はシンプルなクルマが好みなので、ほとんどの装備を使わずじまいであります。
特筆すべきは後部座席の居住性で、身長185cmの大男に「スンゲー楽だ!」言わせるレベル。今どきのクーペもどきセダンとしては特に秀逸なインテリアデザインであると思います。
オーディオも純正B&Wでかなり良いです。大音量時はアンプの電源不足を感じますが。何より、エンジンの音を楽しみたい気持ちにさせるのでオーディオの使用が格段に少なくなりました。
XFはEセグメントのライバルたちに比較して若干長めではありますが、おかけで広々とした荷室を持っています。トランクリッドが大きくはないので大物の荷物は得意としませんが、普通にカバンを積み込むレベルであればDセグメントのワゴンに匹敵します。
経済性という事では、まず、燃費は良いとは言えません。しかし最低6km/Lはいきますので、激悪でもないです。いったんこのクルマのパワーに魅了されたら、十分に納得のいく、むしろ燃費が良いとさえ感じることと思います。
しかし、自分は6年落ち、走行33000kmで購入しました。自分の購入価格から、5年後売却した場合の価格予想(80万円)で計算すると毎月の所有費が42000円程度であります(緒経費別)。この費用は国産車をリースした場合、アクア程度でプリウスはもっと高いです。正直、これだけたくさんのプレジャーを持ち合わせるクルマをこの費用で持てるわけですから、破格の取引であると思います。
悪い点
当然のことですが、維持費は国産車よりもかかります。オイルはカストロールのエッジが指定で、7Lも入るため、オイル交換のたびに諭吉が吹っ飛んでいきます。タイヤサイズが前235/30/20、後285/30/20ととんでもないため、国産タイヤは一本5万円くらいします。先日、前タイヤが逝ったので前2本交換しました。BSのS001を選択しました。
ドアの厚みが異常なほど厚く、乗降にスペースが必要です。しかし、これは横方向からの耐衝撃性を高めるための措置であり、致し方ないのかと思います。また、ボンネットがアルミ製で頼りない感じです。
思いつく限りで悪いと思うことはそれくらいでしょうか。正直、ほとんどネガティブな機能/装備がありません。
XFは日本では不人気車種なのか、中古の相場が激安感満載です。しかし、新生ジャガーが本気で投入してきただけあって、その作りの良さは国産とも、ドイツとも、はたまたアメリカとも違う、イギリス人ならではのモノづくりの哲学が満載されています。
近年とても多くなったドイツ車に比較して、ほとんど見かけることのないジャガー。注目されてないだけに、いつまでも古くならない存在感があります。超お勧めです。
参考になった12人
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2016年12月10日 12:01 [984184-3]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 2 |
---|---|
インテリア | 2 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 2 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
レンタカーで一週間乗っただけの感想なので、あまり参考にならないかもしれません。
アクセルを踏んでも、全く走りません。
挙動は常に不安定で、変に緊張します。
ブレーキは普通です。
ナビとオーディオは使えません。
外見はフロントはレガシーと、リアはマークXとそっくりです。
先代のタイプSも中身はフォードで酷かったですが、これならクラウンやフーガの方がいいですね。
雑誌等の記者の方々の、大人の事情をお察し致します。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった13人(再レビュー後:13人)
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2014年8月23日 23:57 [621101-2]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 5 |
5年経って
走行に支障のあるトラブルはありませんでした。
前の方からカサコソと異音がしましたがディーラーで直してもらえました
最近は走行中ルームランプのつくことがあります。
走行4万キロですが、高速7割で燃費は9キロをキープしています。燃費計は購入時よりいじってません
妻のクルマがプジョー206ccですがXFの方が小回りが利きます
5年経ちましたが、今でも見るだけで惚れ惚れします。
ジャガーすっかり気に入りました。
あと一回車検を通して、次は中古でXKでも買おうと思います
参考になった7人(再レビュー後:5人)
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2014年6月23日 17:46 [730152-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
ジャガーらしく上質。
やや個性には欠ける?
【インテリア】
大変上質。何も問題無し。
【エンジン性能】
2.0とは思えなかった。
素晴らしい走りを見せます。
【走行性能】
さすがジャガー。
足回りが素晴らしい。
滑るように走り、ロードノイズも
全然拾わない。静か。
【乗り心地】
パッセンジャーは大満足だと思います。
ハンドルとアクセルの軽さが
運転する側としては不満。
【燃費】
10km/Lとか。
悪くないですね。
【価格】
安くはない。
中古車は状態の良いものが、
びっくりするくらい安く買える。
【総評】
大人のサルーン。
きっと満足します。
スポーツカー好きなら、
あまりの静かさに戸惑うかも。
トヨタ派には一度試してもらいたい。
- レビュー対象車
- 試乗
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プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2013年4月29日 21:30 [592179-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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2.0ラグジュアリーのホイール/タイヤは17インチ |
エクステリアデザインは他のXFと基本的に共通 |
エントリーグレードながらインパネ上面は本革張り |
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前席は左右ともに6ウェイパワーシートを採用 |
外観はクーペ風だが後席足元/頭上空間に不満なし |
8速ATのおかげもあって2Lターボでも力不足はなし |
2012年12月発表の2013年モデルで新登場した2Lターボエンジン搭載のベースグレード、2.0ラグジュアリーに、静岡県御殿場市で行われた試乗会で乗りました。この2Lターボは従来の自然吸気3L・V6に代わるエンジンで、同様に自然吸気5L・V8に換えて3L・V6スーパーチャージドが登場し、5L・V8スーパーチャージドを積むXFRを含め、すべて過給機付きになりました。
エクステリアは2012年モデルでマイナーチェンジしたときそのままです。4975×1875×1460mmのボディサイズは変わらず、2L4気筒を示す表示もありません。インテリアにも同じことが言えます。ジャガーらしさを残しつつモダンに仕立てたデザインは、エクステリアを含めて今なお魅力的です。
アルミボディのXJに対し、XFは一般的なスティールボディですが、小柄なので車両重量は1760kgと、20kg軽くなっています。対するフォード設計の2Lターボは、2tを超えるエクスプローラーの巨体を不満なく走らせることが可能。しかもATはエクスプローラーの6速に対して8速なので、加速は予想以上に活発です。
旧型の自然吸気3L・V6と比べても、最高出力/最大トルクが243ps/30.6kgmに対して240ps/34.7kgmと、トルクに関しては旧型を大幅に上回るのだから当然と言えるでしょう。しかも4気筒らしいネガは、XJ以上に抑えられていました。アルミよりもスティールのほうが音や振動の吸収で上回っているのかもしれません。
乗り心地は低速では固めですが、速度を上げるとその印象が薄れ、ジャガーらしいしっとりした感触になっていきます。この面は他のXFとあまり変わらないという印象です。対照的なのがハンドリングで、ノーズの軽さを生かした素直な身のこなしは、サイズを忘れてしまうほど。感覚的にはBMW3シリーズをドライブしているようなフィーリングでした。
欲を言えばアイドリングストップを付けてほしかったところですが、現状でも郊外や高速道路では好燃費が期待できるでしょう。しかも595万円という価格は、車格を考えればお買い得です。スタイリッシュで快適で走りが楽しめ、購入費用や維持費用を抑えられるXFは、個人的にはこのクラスのプレミアムセダンでイチオシの1台です。
- レビュー対象車
- 試乗
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2012年6月29日 16:03 [516026-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 2 |
価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ジャガーXFは2007年10月に発売され、ジャガーの新世代デザインを象徴するモデルとして販売されてきた。今ではエントリーモデルとして位置付けられるようになっている。
XFRは2009年の改良時に追加されたモデルで、最近では2011年11月にマイナーチェンジを受けている。今回はジャガー・ランドローバー・ジャパンから、XFシリーズの最上級モデルとなるXFRを借り出し、2週間ほどにわたってじっくり試乗をした。
試乗車のボディカラーが赤だったので、それなりに派手な印象だが、デザイン的にはエアロパーツなども控えめで、さりげなくパフォーマンスを表現している。
インテリアは本革シートやカーボンパネルなどによってジャガーならではの質感が表現されている。
運転席に乗り込むと、センターコンソールの前方に、心臓の鼓動を示すかのようにスタートボタンが点滅し、ボタンを押すとダイヤル式のセレクターが競り上がってくる。このおもてなしの儀式によって、ジャガーを運転する心構えが生まれる。
XFRに搭載されるのはV型8気筒5.0Lのスーパーチャージャー仕様エンジンで、アイドリング中の排気音もそれなり室内に入ってきて、さあ走らせようという気持ちにさせる。
動力性能は375kW/625N・mという圧倒的なもの。Sレンジを選んで発進加速で思い切りアクセルを踏み込むと、トラクションコントロールを効かせながらも文字通り背中を押されるようにして力強く加速していく。
ATにDレンジとSレンジがあるほか、ジャガードライブコントロールが、ノーマル、スポーツ、ウインター、ダイナミックと4種類のモードが選べるようになっている。このうちダイナミックモードはサーキット走行をするときのためのもので、通常はスポーツモードまでを選ぶことになる。
それでもFRの2WDだから、走行状態によってはトラコンや横滑り防止装置のDSCが効きだす前にクルマが横を向こうとするから、不用意にアクセルを開くのは禁物だ。
日本の交通環境を考えたら過剰といえるくらいの動力性能で、高速道路でもたちまちのうちに制限速度に達するから、このエンジンの実力を十分に発揮できるシーンはなかなか見つけられない。
6速ATの変速フィールはとても滑らかなもので、通常の走りでは変速に気付かないくらいの滑らかさを持つ。
長期間の試乗中には高速道路はもちろん、箱根や赤城山のワインディングなども試した。大柄なボディでフロント部分も重い割にはワインディングでも想像する以上に軽快に走れることに驚かされた。
試乗期間中の燃費は7.3km/Lでカタログ燃費を上回ったが、これは高速走行を中心に乗っていたためだ。ただ、燃料タンク容量があまり大きくないので、ガソリンスタンドに立ち寄る回数が多くなった。1回の給油での航続距離はもっと長くして欲しい。
1200万円の価格は相当に高いが、パフォーマンスの高さは十分に価格に見合うもの。ジャガーらしい高品質なインテリア回り仕様も魅力となる部分だ。
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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2012年4月24日 03:29 [499950-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
XFRは獲物に飛び掛ろうとする猛獣のような迫力。 |
全長は4975mmというロングボディ。ホイールベースも2910mmを確保。 |
全幅は1875mm。クーペのような美しいフォルムを持つ。 |
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5LV型8気筒DOHCスーパーチャージャーは最高出力510ps! |
前255/35ZR20、後285/30ZR20に巨大な専用ブレーキを装備。 |
インテリアの質感は世界最高レベル。本革とアルミのコラボだ。 |
「ジャガーXF」は、「ジャガーSタイプ」の後継モデルとして、2007年「フランクフルトモーターショー」で発表。 翌年の初夏には、日本市場にも導入されました。従来のクラシカルなボデラインから一新。クーペのような流麗な曲線とスポーツカー張りのフェイスは世界中を驚かせました。ジャガーに対して、モデルチェンジをするたびに感じることがあります。それは、革新に向かっている。悪く言えば、これまでの古臭さを払拭しようとしている・・・。これは、数十年のデザインコンセプトを刷新したニュー「XJ」シリーズを見れば納得できるでしょう。
試乗車は、「XF」シリーズでも、最強の「R」。全長×全幅×全高 4975mm×1875mm×1460mm。ホイールベースは2910mm、車体重量は1960kgと堂々たるもの。「ジャガー」=優美というより、このクルマには、スペシャリティなオーラーが漂っています。昨今の「ジャガー」には、伝統の継承という点では、確かに希薄になった部分もありますが、車名の猛獣が表す物々しさでは、今の「ジャガー」の方が相応しいのかもしれません。
今回の試乗もメーカーの広報車両を借用し、インプレッションを敢行しました。試乗車両は2012年1月にマイナーチェンジを行った最新モデルで、フロントマスクが刷新されています。
■510馬力!サルーン時々スーパースポーツ■
ぶ厚いドアを開けると、上質なレザーの香りに迎えられ、高級ホテルのラウンジに通されたような錯覚に陥ります。やはり「ジャガー」の伝統は、このようなところに踏襲されていると感じました。さて、最近のクルマは、車種によってエンジンに火を入れることすら異なります。特にこのクルマの場合特殊。キーを車内に持ち込むと、センターコンソールにある「スタート・ストップ」ボタンが、「オイ!ここだ」とばかりに点滅。押し込むと、やや長めのクランキングの後、新開発の5L、V8エンジンが吠えた!音もなく上昇してくる「シフトダイアル」は新生ジャガーの革新性に合っています。ヒタっと冷たいこのダイアルのロジックは明確で、節度感もカチッとしています。(時計回りにP R N D Sのみ。)Nレンジで空吹かしをしてみると、まるで「アストンマーチンDB9」のような乾いたエキゾーストが、キャビンに響く。タイヤが転がる前から、気持ちが抑揚するあたりは紛れもなくスペシャリティモデルです。
エンジンは、ジャガー自社が新設計を行った直噴V型8気筒 DOHC+スーパーチャージャー4,999 cc。最高出力510 ps(375 kw ) / 6,500 rpm、最大トルクは63.7 kg・m(625 n・m) / 5,500 rpmを発生。ステアリングには、パドルシフトを搭載。トランスミッションは、6ATですが、Dレンジでは、いつ変速を行ったか気が付かないほど滑らか。スーパーカーを彷彿とさせる510馬力マシーンとは、思えないほど上質なサルーンとして走ることができます。
しかし、「シフトダイアル」の一番右にある「ダイナミックモード」と呼ばれる「スポーツモード」は、このクルマの“猛獣部門”を呼び起こす。“ATでは世界一速いシフト”と同社が謳うパドルシフトを1速に入れ、重めのスロットルを踏み込むと、「イートン」製のスーパーチャージャーの「シャーン」という機械音&V8の乾いたビートが想像以上のボリュームで響く。その音は、最近試乗したクルマの中では、最もシビれるサウンドで、クルマ好きなら一発で惚れるものです。シフトダウンは「フォン!」と人間の運動神経を遥かに上回る速度で行われ、いつでも、獲物を捉える体制に入ります。63.7 kg・mもの最大トルクは、2500〜5500rpmでフラットに発生する為、どこから踏んでも、一瞬で周囲の交通を停止したかのような加速を行います。0-100km/h加速は4秒台、0-400mも条件さえ整えば12秒を切るかもしれない。
■自分だけの“私設超特急”■
このスーパースポーツ並の性能と安楽を備えた「XFR」は、人間の感覚を麻痺させます。3車線の高速道路で追い越し車線に出た瞬間、前方を走るクルマ達は、猛獣の接近を避け、逃げるように走行車線に戻ります。軽く追い越し、流しているつもりでも、速度計の指針は、モーターのようにリニアに上昇し、ドライバーの速度感覚の倍近くの速度が出ています。国産のスポーツカーや、ラリーカーを模したスバリストにも遭遇しましたが、スッと踏めば、さらりと視界から消えているほど、何もかもがあっけないほど速いのです。まさに安楽で速い新幹線のような“私設超特急”といえました。
例のごとく試乗ルートには、「トーヨータイヤターンパイク」が含まれる訳ですが、天下の剣を真っ先に標高を上げるこの道でも、510馬力には平らな道にしか感じません。そのため、普段ではありえない速度でコーナーが迫ってくるのですが、これまたさらりと長いノーズの向きをかえ、「あれ、先ほどのコーナーは?」といった感じでクリア。5Lの巨大なエンジンを積んでいるとは思えない程、ノーズが軽い印象です。限界域は恐ろしいほど高いところにあると実感しました。
今後の「ジャガー」の姿を具現化したような「XF」シリーズ。確かに伝統的なエクステリアなどは、希薄になった分、“ジキルとハイド的”な猛獣に生まれ変わったことは、大いに今後が楽しみであります。
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2009年9月12日 19:24 [251914-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
9月1日にF]3.0Premium Luxury納車を受けました。
親の営業マンから、買い替えとして進められました。先々月、嫁用にヴェルファイアを購入したばかりで、購入するつもりはありませんでしたが、付き合いで試乗だけでもと思い、ジャガーに足を運んだところ、想定外の値引きを掲示してきたので、ついその場で私用にに購入しました。外車は金利も安いですし。。。それでも高いですが。
評価としては、とりあえずセキュリティがすごいなぁーと感じました。何がすごいかというと、やっぱり外国は治安が悪いのか、キーにパニックボタンが付いており、そこを押すだけで音と光のパレードが始まるのです。納車説明をほどほどにしてもらってたせいもあり、私自身が解除するのにパニくりました。。。
それからもう一つ、これだけの値段がするにも係らず、TVはアナログ設定しかありません。オプションでデジタル対応も可能ですが、25万もかかり、しかも、お粗末なでっかいチューナーが付き、さらに音声はFMで飛ばす、えらく時代遅れな方法しかできないそうです。ほんとお粗末すぎますね。
それ以外は、外車特有のとても特異なデザインが多く気に入っております。ちなみにシフトチェンジは、丸いダイヤルを回すタイプでした。
総合的な満足度はありますが、ヴェルファイアと比較したところ値段はぜんぜん違いますが、機能はやはりヴェルファイアが上ですね。それでも、ブランドやオンリーワン的な価値があるので購入は良かったと思ってます。
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- 自動車(本体)
- 1件
- 0件
2009年7月22日 20:32 [238699-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
先日7月18日(土)にF]3.0Premium Luxury納車しました。ジャガーのショールームで一目惚れしてしまいました。納車後何日も乗ってませんが、非常に満足しています。日本車にない雰囲気、そして剛性のしっかりしたシャシ、少し硬そうな足回りの感じがいつしか心地よくなって硬さを忘れてしまう。
クラウンマジェスタからの乗換えで、パワー不足が気になっていましたが、マアマア合格点かなー。
今、迷われている方がおりましたら、是非お勧め致します。決して後悔はしないと思います。
ジャガーは2代目で現在も妻が]を乗っています。
来年発売するXJのオーナーを夢見て…
参考になった2人
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2008年12月30日 10:50 [179638-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
ジャガーXF3.0Premium Luxuryのインプレッションです。国産車では当たり前になったスマートキーでドアを開けると、ドアが重くシールドが二重になっています。外装も内装もパーツの継ぎ目が少なく、特に前ドアと後ドアの間の隙間がほとんどなく、新幹線のドアみたいです。
乗り込むと、ダッシュパネル一面に貼られた本革が目に飛び込んできます。プラスチックや人工皮革とは一味違ったリッチな気分になります。評論家筋から酷評されたアルミパネルは艶消しで目立たず、全く気になりません。
雑誌などで何度も取り上げられたエンジンスタートのギミックは、最初の時にはびっくりしましたが、2回目からはごく当たり前になってしまいます。シフトギアが無いのもすぐに慣れます。
モーターのようにスルスルと発車し、アクセルを踏み込むとレスポンス良く加速します。乗り心地は一言で言えばゴツゴツしていてドイツ車のようです。ロードノイズは少ないのですが、道路のピッチやギャップを一つ一つ拾っていく感じです。タイヤはダンロップSPスポーツです。
直進走行性は4WDのジャガーX-typeに勝るとも劣りません。何といっても素晴らしいのはハンドリングで、低速でも高速でもリニアに反応し、全く挙動を乱さずに予想したラインに沿って曲がっていきます。四半世紀以上に渡りいろいろな車を運転しましたが、最高の出来栄えです。
車両感覚は一回り小さいジャガーX-typeとほとんど変わりません。ただし、狭い道でのすれ違いや駐車車両の脇をすり抜ける時、狭い駐車スペースに止める時にはかなり神経を使います。フロントパーキングコントロールやリアカメラの使い勝手は、国産車に比べ今ひとつです。出来ればサイドカメラも付けて欲しいと思います。
運転装備では、スピードメーターとタコグラフは小振りになり、バックが白なので昼間は見づらく感じることがあります。逆にライトを付けるとブルーに輝きとても見やすいです。メーターパネルにデジタル表示された燃料計、ギアや時計の表示は便利です。
パドルシフトでは、シフトダウン時に間違ってウィンカーを引いてパッシングしてしまいました。要注意!シフトダウンは素早く出来ますが、エンジンブレーキが効き始めるまでタイムラグがあります。6速オートマチックトランスミッションは秀逸です。タコメーターを見ても、いつ変速したか判らない位スムーズです。
ハンドルに付いた装備では、クルーズコントロールが使い易いです。メーターパネルの中に設定速度が表示され便利。オーディオのスイッチも使いやすいです。
サイドブレーキの自動解除が便利ですが、逆に駐車時にし忘れることがあります。
7インチマルチディプレーは見やすいのですが、機能を詰め込みすぎてかえって使い難くなっています。標準画面がエアコンの設定になっており、一発でナビにジャンプするボタンがありません。ナビはアルパインのDVDナビですが、直感的に使いにくく、改良すべき点が多いと感じます。さらにディスプレー周囲のボタン類も整理して機能的に配置して欲しいところです。
Cピラーが太いため後方視野が悪いのが残念。幸い後部座席のヘッドレストが簡単に取り外せるため、取り外して視野を確保しています。
エクステリアでは、ヘッドランプに搭載されているコーナーリングランプが便利。ウィンカー作動時だけでなく、低速ではハンドルを切った時にもその方向を照らしてくれます。またオートランプの感度がよくなっています。暗くなると2,3秒で付き、明るくなると4,5秒で消えます。
インテリアでは、ソフトグレインレザーシートが秀逸です。柔らかくしっとりとした味わいがあります。エンジンが冷えた状態でも、パーフォレーテッド表皮加工したシート穴からすぐに温風が出て来ます。ステアリングホイールもヒーターですぐに温まります。逆に暖房を効かせながらシートクーラーの冷風を出すこともでき、すごく便利です。Luxuryに比べて110万円も高いのですが、Premium Luxuryにして正解だと思いました。前席シートは『く』の字型までしか倒せません。仮眠する時ちょっと不便。
収納スペースが少ないのが不便です。ドアポケットは1つずつしかなく、ハンドル横の小銭入れも灰皿もありません。グローブボックスも小さく、分厚い取説と車検証を入れると、ハンドタオル2枚位しか入りません。センターコンソールのカップホルダーのうち後ろのツインホルダーは取り外せるので、小物入れにしています。アームレストの中にはシガーライターとAux&USB端子、ETCが入っているため、iPODやMDプレーヤーを入れると、その他の物は入れられなくなります。センターコンソールのウッドパネルは4つのパーツに分かれていますが、木の模様が連続しており、とても綺麗です。
後部座席はシートが立っており、ヘッドレストが邪魔なので取り外しました。ヘッドクリアランスは十分にあり、足元もゆったりしているので、もう少しシートを寝かせて欲しい。またカップホルダーがむき出しになっており、しかもチープなプラスチックです。ウッドパネルの余りで被って欲しい。
トランクを開けるとガバッと全開になり、雨の日にちょっと困りました。奥行きは深いのですが、高さがちょっと浅いかなと思います。
オプションではBowers & Wilkinsサウンドシステムを付けました。劇場にいるような臨場感が得られ・・・ませんでした。ドルビーや3chにすると多少は違うかな、という程度です。ただし、6連奏インダッシュ式CDチェンジャーはとても便利。運転しながらCDを6枚入れ換えできます。
TVはアナログです。地デジはオプションです。
気になる燃費ですが、高速メインで8.8km/Lでした。走行中にリアルタイムに表示される燃費計はかなり正確です。タンクは69Lなので600km近く走れる計算になります。
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