18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM (シグマ用)
手ブレ補正機構や超音波モーターを搭載したデジタル専用倍高倍率ズームレンズ(最短撮影距離45cm/シグマ用)。本体価格は85,700円
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2012年7月19日 11:14 [520607-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 操作性 | 3 |
|---|---|
| 表現力 | 2 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
SD1Merrillに装着しての感想です。
まずは歪曲が全域でかなりあります。周辺減光も激しいです。
周辺部分はそれにぼやけるというか、なかなか厳しいモノがあります。
望遠端に近づく程、倍率色収差がかなり目立つようになります。同時に全体にボヤっとした写りになります。(撮影距離が近いと、幾分ましかと思います。)
望遠端の最短撮影距離(最大撮影倍率時)の実際の画角は100mm前後(未満?)と思います。
マクロ撮影はあまり期待しない方がいいと思います。花のアップくらいならちょうど良いと思います。虫やしべのアップは厳しいですね。
以上悪いところを先に書きましたが、美味しい部分もあります。
広角寄りの中心部はなかなかシャキッとしていますし、HSMも静粛で気持ち良いです。
手ぶれ補正OSも頼りになります。
望遠をメインに考える人には、絶対にお勧めしませんが「標準域がメインで、望遠はある程度の質でいいからたまに撮りたいときがある」くらいの気持ちなら、いいと思います。
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2011年7月8日 20:53 [423178-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
作例1 広角端絞り開放 |
作例2 広角端F16 |
作例3 望遠端絞り開放 |
作例4 望遠端F16 |
作例4 RAWファイルをシルキーピックスで現像 |
作例5 同左 |
シグマSD14を再評価しようと思い使用したのがこのレンズです。高倍率ズームは便利ゆえに画質が犠牲になるところはありますが,一本でほとんどの被写体に対応できるという意味では有用です。SD14にとっては「純正レンズ」ですので,どんな描写になるのでしょうか。
【操作性】 18〜250ミリという焦点距離をカバーするレンズだけに,大柄ではあるのですが,操作性は悪くありません。ズームリング・ピントリング共に十分な幅を確保してあるので,微妙な調整が可能です。ズームリングは焦点距離50ミリから135ミリの表記付近でやや重くなってしまいますが,鏡胴の自重落下もなく,良好です。本レンズにはズームリングのロック機構が装備されていますが,ロックしたことは一度もありません。AFスイッチ,OSスイッチ共に節度感のあるレバー式で,この点も問題はありません。
【表現力】 作例1は広角端・絞り開放の描写です。カメラはSD14,カメラ設定はシャープネスをプラス0.4,彩度をプラス0.2にしてあります。RAWではなくJPEGで撮影しています。この画像を見る限りは,画面中央はシャープですが,周辺に行くに従い解像感は低下していきます。タル型の収差があり,画像を拡大すれば色ずれも見られます。F5.6まで絞ると周辺光量低下が解消されます。F11,F16が一番シャープになり(作例2),それ以上絞り込むと画像は甘くなります(回折現象でしょうか)。
作例3は望遠端絞り開放の画像です。画像周辺が流れるような描写になっており,シャープ感もやや欠けるようです。周辺光量の低下も見られます。F8まで絞ると周辺光量低下は解消されます。最も画像がシャープになるのはF16で(作例4),さらに絞り込むとふたたび画像は甘くなっていきます。
パソコンに表示されるExif情報上焦点距離21ミリでタル型の収差がイトマキ型の収差に変化し,以後イトマキ型の収差は望遠端まで続いていきます。
画質について総括すれば,本レンズは絞り開放では画像はシャープ感に欠けますが,F11,F16程度まで絞り込むことで画像はシャープとなります。それ以上絞り込んでもかえって画像は甘くなります。周辺光量低下は1〜2段絞りこむことで解消します。収差はともかくもシャープな画像を得たい場合は,F11か16まで絞り込む必要があるようです。
もっとも,通常使う分にはあまり神経質にならなくてもいいかとも思います。私の場合「SDシリーズはRAWで撮影するのが基本(SD9など初期のSDシリーズはRAW専用機だったので)」という固定観念も手伝って,RAWで撮影する機会が圧倒的に多いのです。RAWで撮影するということは現像処理のときにシャープネスその他を調整すればいいわけで,その際レンズの「あら」は,多少なりとも改善できます。作例5,6はRAWで撮影したものをシルキーピックスで現像したものです。個人的には十分に使える画質になっていると思います(もっと現像処理ソフトを使いこなせるようになれば,より良好な画質になったことでしょう)。
【携帯性】 タムロン18〜270ミリPZD(B008)よりもフィルター径で二回り大きく,重さもあります。新しいレンズと比べると,携帯性はよくないようです。
【機能性】 HSMを搭載し,OS機構もありますので,この点では機能性は高いように見えます。OS機構は約4段分の補正効果があり,低速シャッターも安心して切ることができます。AF速度はSD14との組み合わせで使用する分には不満はありません。個人的には速い速度を保っていると思います。
【総評】 今となっては高倍率ズームとしては大きく重いレンズになりましたが,便利なレンズであることには間違いありません。SD14に装着すれば重量バランスもよく,気に入ってます。とはいうものの,そろそろ新しい設計のレンズが登場してもいいかな,とも思います。個人的には高倍率ズームレンズの世界では,今はタムロンの方が一歩抜きんでているように感じます。コンセプトは変えず(撮像素子シフト式の手振れ補正を搭載したカメラ用のレンズに対しても光学式手振れ補正を搭載して,ハイブリット手振れ補正として活用できる),より高画質で,小型軽量なレンズの登場を期待したいと思います。
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