HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000
- F2.7で超広角19mm(35mm判換算)からの光学5倍ズームレンズや、1210万画素1/1.7型CMOSセンサーを搭載したデジタルカメラ。
- 一度のシャッターでズーム画像とその周囲の画像、動画を記録する「ワイドビューフォト」で、画角の違う静止画・静止画が切り替わるアニメーション動画を作れる。
- 画像を確認しながら自分好みの肌の色やなめらかさを調整できる「メイクアップ機能」を搭載し、なめらかで健康的な美肌に仕上げることが可能。
HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000カシオ
最安価格(税込):¥62,400
[ブラック]
(前週比:±0
)
発売日:2016年 9月 9日
よく投稿するカテゴリ
2017年2月14日 16:25 [987455-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 3 |
非HDR時。LEDの明るさにつられて天井が暗くなっています。 |
HDR時。LEDの明るさと天井の明るさが両立します。 |
19ミリレンズはかなり広い範囲が撮影できます。※HDRアート併用 |
四隅もそんなに不自然には流れません。※軽くHDRアートかけてあります。 |
真昼の太陽が構図に入ってもレンズ描写は大丈夫です。 |
物撮りも苦手ではありません。アルミの質感がよく出ています。 |
もともとはニコン往年の名機「クールピクスE5000」にワイコンを装着して19ミリ化して運用、満足しておりました。しかし、寄る年波には勝てず、E5000のCCDにホットピクセルが点灯するようになり使用を中止していました。似たような画角を持つ新型として「ニコンDL18-50」の発売を待っていましたが、待てど暮らせど発売ならず。なにかよい広角モデルはないかと、探していたところに本機、「カシオZR4000」と巡り合いました。
使ってみて思ったことなんですが、例えばサンヨーMZ3とか、フジF30&F31fdとか同F200exrであるとか、パナソニックFZ1000であるとか、コンデジの世界では数年に一回、「これだけは買わねばならぬ!買っておかねばならぬ!!」という奇跡のモデルが発売されることがあります。このZR4000も、そんな「これだけは買わねば!」なモデルでした。
【デザイン】
正統派、至ってオーソドックスなコンデジデザインで好感が持てます。後述する19ミリ超広角や多彩な撮影機能を満載しているとは思えないおとなしいデザイン。まさに羊の皮を被った狼そのものの印象。
私はホワイトを選びました。「カードエクシリムS1」の頃から、カシオのホワイト処理が好きなんです。きれいですよ、カシオの白は。
液晶がチルトするデザインである以上、背面キーが右側に寄ってしまうのは仕方ないことなのですが、キー配置がややせせこましく感じます。使用頻度からしてワイファイキーと再生キーの位置は逆でよかったのでは?それから、フラッシュが右肩に埋設されているデザインは、右手中指がフラッシュをふさいでしまう恐れがあり、グリップに気を使います。慣れの問題でしょうが、、、。
全体に、とてもカメラらしいデザインです。プラスチッキーですが、剛性感は高いです。しかし、液晶のヒンジ部は弱いかも。開いた状態で落下させると一発アウトかもしれません。自分撮りなど、片手で撮ることを想定されていることもあり、落下保険に入っておくことをお勧めします。カシオも落下を意識してか、附属ストラップは両吊りです。
【機能性】
値段(4万円弱)に対して、使える機能が圧倒的に豊富です!プレミアムオートプロ、ベストショット、ワイドビューフォト、アートショット、セルフィーアート、タイムラプス、P、A、S、Mと、「カシオが今できることを全部つぎ込みました!」感満載です。分けても特にプレミアムオートプロは秀逸で、あらゆるシーンを適切に把握して、フラッシュ調光から連写合成の有無まで自動判別して写してくれて、失敗写真が激減します。このモードに合わせておくだけでほぼすべて、普通に必要な撮影シーンに応えてくれます。では、他のモードはどうなのかというと、「普通」を通り越した撮影ができるようになります。かなりのハイダイナミックレンジを可能にする「ベストショットHDR」、暗所がフラッシュなしで明るく写る「ベストショットHSナイトショット」、非常に面白い描写が得られる「アートショットHDRアート」、使い物になるかどうかは別として、楽しく撮影できる「ワイドビューフォト」などなど。
レンズの機能という点でいうと、19-95の破壊力は相当なものです。「自分撮り」を追求したらこの画角になったそうですが、広角ファンにとって、単体で、ワイコンもなく、ポケットサイズで19ミリを実現してしまったのはものすごいことです。主流の24、25ミリに対し、2回りは広く撮れます。私など普段使いが36ミリのフジF30であったり、28ミリのオリンパスXZ1であったりなので、数回り広く撮れ、「広大だな〜!!」という実感がわきます。望遠の方もがんばっていて、95ミリまで寄れれば、大抵のバストアップ写真は撮れます。「19」と「95」が、ポケットサイズのデジカメの中で共存していることが、このカメラの驚異的なところです。ZR4000を手にしてしまったら、ニコンDL18-50を欲しい気持ちは消えてしまいました。
【画質】
小さなレンズで19ミリなので、歪曲がすごいんだろうな、と思っていましたが、良い意味で予想を裏切られました。画面の端に行ってもとてもきれいな画像を描いてくれています。ただ、ソフトウェア的に歪曲補正をしている面がすごくあるようで、RAW撮影に制限がかかっています。19ミリのRAW撮影はできません。RAWは24ミリからになります。まぁ、カメラの性質上、RAWで撮って細かく精査するようなものではないので、私は納得して「このカメラではRAWは諦める」と思っています。
RAWの話をしましたが、他方JPEG撮ってだしは、すごく良いです。等倍以上に拡大すると粗も見えてきますが、普通に使っている分にはなんの問題もない高画質と言えます。
19ミリレンズが描く広大な描写、1/1.7サイズに1200万画素という無理をしていないセンサーバランスによる良好な画質の素性、連写合成によるノイズ消しとハイダミックレンジ、の3点がとても魅力的です。
【バッテリー】
約400カットで切れました。旅行に出るなら予備が欲しいところです。ただし、ZR4000の場合は、単写の400枚とはワケが違い、「連射合成」「フラッシュ点灯」での400カットですからすごいものです。また、USB給電ができるのでモバイルバッテリーを使えて便利です。
【総評】
冒頭申しましたが、このモデルは「買い」です。自分撮り専用機のようにカシオは宣伝していますが、広角ズームモデルとして高いポテンシャルを秘めています。くどいようですがこのサイズで19ミリ!!いい時代になったものです。
【余談】
ZR4000を買ったら、まず使わなくなるだろうな、と思っていた手持ちのケンコーDSC880DWですが、この2つのカメラの描写特性が全く異なるので、両方とも手元において楽しむことにしました、っていうのは蛇足でした。
*読みづらいレビュー失礼しました、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
参考になった154人(再レビュー後:87人)
2017年1月25日 07:50 [987455-4]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 3 |
非HDR時。LEDの明るさにつられて天井が暗くなっています。 |
HDR時。LEDの明るさと天井の明るさが両立します。 |
19ミリレンズはかなり広い範囲が撮影できます。※HDRアート併用 |
四隅もそんなに不自然には流れません。※軽くHDRアートかけてあります。 |
物撮りも苦手ではありません。アルミの質感がよく出ています。 |
もともとはニコン往年の名機「クールピクスE5000」にワイコンを装着して19ミリ化して運用、満足しておりました。しかし、寄る年波には勝てず、E5000のCCDにホットピクセルが点灯するようになり使用を中止していました。似たような画角を持つ新型として「ニコンDL18-50」の発売を待っていましたが、待てど暮らせど発売ならず。なにかよい広角モデルはないかと、探していたところに本機、「カシオZR4000」と巡り合いました。
使ってみて思ったことなんですが、例えばサンヨーMZ3とか、フジF30&F31fdであるとか同F200exrであるとか、パナソニックFZ1000であるとか、コンデジの世界では数年に一回、「これだけは買わねばならぬ!買っておかねばならぬ!!」という奇跡のモデルが発売されることがあります。このZR4000も、そんな「これだけは買わねば!」なモデルでした。
【デザイン】
正統派、至ってオーソドックスなコンデジデザインで好感が持てます。後述する19ミリ超広角や多彩な撮影機能を満載しているとは思えないおとなしいデザイン。まさに羊の皮を被った狼そのものの印象。
私はホワイトを選びました。「カードエクシリムS1」の頃から、カシオのホワイト処理が好きなんです。きれいですよ、カシオの白は。
液晶がチルトするデザインである以上、背面キーが右側に寄ってしまうのは仕方ないことなのですが、キー配置がややせせこましく感じます。使用頻度からしてワイファイキーと再生キーの位置は逆でよかったのでは?それから、フラッシュが右肩に埋設されているデザインは、右手中指がフラッシュをふさいでしまう恐れがあり、グリップに気を使います。慣れの問題でしょうが、、、。
全体に、とてもカメラらしいデザインです。プラスチッキーですが、剛性感は高いです。しかし、液晶のヒンジ部は弱いかも。開いた状態で落下させると一発アウトかもしれません。自分撮りなど、片手で撮ることを想定されていることもあり、落下保険に入っておくことをお勧めします。カシオも落下を意識してか、附属ストラップは両吊りです。
【機能性】
値段(4万円弱)に対して、使える機能が圧倒的に豊富です!プレミアムオートプロ、ベストショット、ワイドビューフォト、アートショット、セルフィーアート、タイムラプス、P、A、S、Mと、「カシオが今できることを全部つぎ込みました!」感満載です。分けても特にプレミアムオートプロは秀逸で、あらゆるシーンを適切に把握して、フラッシュ調光から連写合成の有無まで自動判別して写してくれて、失敗写真が激減します。このモードに合わせておくだけでほぼすべて、普通に必要な撮影シーンに応えてくれます。では、他のモードはどうなのかというと、「普通」を通り越した撮影ができるようになります。かなりのハイダイナミックレンジを可能にする「ベストショットHDR」、暗所がフラッシュなしで明るく写る「ベストショットHSナイトショット」、非常に面白い描写が得られる「アートショットHDRアート」、使い物になるかどうかは別として、楽しく撮影できる「ワイドビューフォト」などなど。
レンズの機能という点でいうと、19-95の破壊力は相当なものです。「自分撮り」を追求したらこの画角になったそうですが、広角ファンにとって、単体で、ワイコンもなく、ポケットサイズで19ミリを実現してしまったのはものすごいことです。主流の24、25ミリに対し、2回りは広く撮れます。私など普段使いが36ミリのフジF30であったり、28ミリのオリンパスXZ1であったりなので、数回り広く撮れ、「広大だな〜!!」という実感がわきます。望遠の方もがんばっていて、95ミリまで寄れれば、大抵のバストアップ写真は撮れます。「19」と「95」が、ポケットサイズのデジカメの中で共存していることが、このカメラの驚異的なところです。ZR4000を手にしてしまったら、ニコンDL18-50を欲しい気持ちは消えてしまいました。
【画質】
小さなレンズで19ミリなので、歪曲がすごいんだろうな、と思っていましたが、良い意味で予想を裏切られました。画面の端に行ってもとてもきれいな画像を描いてくれています。ただ、ソフトウェア的に歪曲補正をしている面がすごくあるようで、RAW撮影に制限がかかっています。19ミリのRAW撮影はできません。RAWは24ミリからになります。まぁ、カメラの性質上、RAWで撮って細かく精査するようなものではないので、私は納得して「このカメラではRAWは諦める」と思っています。
RAWの話をしましたが、他方JPEG撮ってだしは、すごく良いです。等倍以上に拡大すると粗も見えてきますが、普通に使っている分にはなんの問題もない高画質と言えます。
19ミリレンズが描く広大な描写、1/1.7サイズに1200万画素という無理をしていないセンサーバランスによる良好な画質の素性、連写合成によるノイズ消しとハイダミックレンジ、の3点がとても魅力的です。
【バッテリー】
約400カットで切れました。旅行に出るなら予備が欲しいところです。ただし、ZR4000の場合は、単写の400枚とはワケが違い、「連射合成」「フラッシュ点灯」での400カットですからすごいものです。また、USB給電ができるのでモバイルバッテリーを使えて便利です。
【総評】
冒頭申しましたが、このモデルは「買い」です。自分撮り専用機のようにカシオは宣伝していますが、広角ズームモデルとして高いポテンシャルを秘めています。くどいようですがこのサイズで19ミリ!!いい時代になったものです。
【余談】
ZR4000を買ったら、まず使わなくなるだろうな、と思っていた手持ちのケンコーDSC880DWですが、この2つのカメラの描写特性が全く異なるので、両方とも手元において楽しむことにしました、っていうのは蛇足でした。
*読みづらいレビュー失礼しました、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
参考になった24人
2017年1月25日 07:13 [987455-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 3 |
非HDR時。LEDの明るさにつられて天井が暗くなっています。 |
HDR時。LEDの明るさと天井の明るさが両立します。 |
19ミリレンズはかなり広い範囲が撮影できます。※HDRアート併用 |
四隅もそんなに不自然には流れません。※軽くHDRアートかけてあります。 |
もともとはニコン往年の名機「クールピクスE5000」にワイコンを装着して19ミリ化して運用、満足しておりました。しかし、寄る年波には勝てず、E5000のCCDにホットピクセルが点灯するようになり使用を中止していました。似たような画角を持つ新型として「ニコンDL18-50」の発売を待っていましたが、待てど暮らせど発売ならず。なにかよい広角モデルはないかと、探していたところに本機、「カシオZR4000」と巡り合いました。
使ってみて思ったことなんですが、例えばサンヨーMZ3とかフジF30&F31fdであるとか、同F200exrであるとか、パナソニックFZ1000であるとか、コンデジの世界では数年に一回、「これだけは買わねばならぬ!買っておかねばならぬ!!」という奇跡のモデルが発売されることがあります。このZR4000も、そんな「これだけは買わねば!」なモデルでした。
【デザイン】
正統派、至ってオーソドックスなコンデジデザインで好感が持てます。後述する19ミリ超広角や多彩な撮影機能を満載しているとは思えないおとなしいデザイン。まさに羊の皮を被った狼そのものの印象。
私はホワイトを選びました。「カードエクシリムS1」の頃から、カシオのホワイト処理が好きなんです。きれいですよ、カシオの白は。
液晶がチルトするデザインである以上、背面キーが右側に寄ってしまうのは仕方ないことなのですが、キー配置がややせせこましく感じます。使用頻度からしてワイファイキーと再生キーの位置は逆でよかったのでは?それから、フラッシュが右肩に埋設されているデザインは、右手中指がフラッシュをふさいでしまう恐れがあり、グリップに気を使います。慣れの問題でしょうが、、、。
全体に、とてもカメラらしいデザインです。プラスチッキーですが、剛性感は高いです。しかし、液晶のヒンジ部は弱いかも。開いた状態で落下させると一発アウトかもしれません。自分撮りなど、片手で撮ることを想定されていることもあり、落下保険に入っておくことをお勧めします。カシオも落下を意識してか、附属ストラップは両吊りです。
【機能性】
値段(4万円弱)に対して、使える機能が圧倒的に豊富です!プレミアムオートプロ、ベストショット、ワイドビューフォト、アートショット、セルフィーアート、タイムラプス、P、A、S、Mと、「カシオが今できることを全部つぎ込みました!」感満載です。分けても特にプレミアムオートプロは秀逸で、あらゆるシーンを適切に把握して、フラッシュ調光から連写合成の有無まで自動判別して写してくれて、失敗写真が激減します。このモードに合わせておくだけでほぼすべて、普通に必要な撮影シーンに応えてくれます。では、他のモードはどうなのかというと、「普通」を通り越した撮影ができるようになります。かなりのハイダイナミックレンジを可能にする「ベストショットHDR」、暗所がフラッシュなしで明るく写る「ベストショットHSナイトショット」、非常に面白い描写が得られる「アートショットHDRアート」、使い物になるかどうかは別として、楽しく撮影できる「ワイドビューフォト」などなど。
レンズの機能という点でいうと、19-95の破壊力は相当なものです。「自分撮り」を追求したらこの画角になったそうですが、広角ファンにとって、単体で、ワイコンもなく、ポケットサイズで19ミリを実現してしまったのはものすごいことです。主流の24、25ミリに対し、2回りは広く撮れます。私など普段使いが36ミリのフジF30であったり、28ミリのオリンパスXZ1であったりなので、数回り広く撮れ、「広大だな〜!!」という実感がわきます。望遠の方もがんばっていて、95ミリまで寄れれば、大抵のバストアップ写真は撮れます。「19」と「95」が、ポケットサイズのデジカメの中で共存していることが、このカメラの驚異的なところです。ZR4000を手にしてしまったら、ニコンDL18-50を欲しい気持ちは消えてしまいました。
【画質】
小さなレンズで19ミリなので、歪曲がすごいんだろうな、と思っていましたが、良い意味で予想を裏切られました。画面の端に行ってもとてもきれいな画像を描いてくれています。ただ、ソフトウェア的に歪曲補正をしている面がすごくあるようで、RAW撮影に制限がかかっています。19ミリのRAW撮影はできません。RAWは24ミリからになります。まぁ、カメラの性質上、RAWで撮って細かく精査するようなものではないので、私は納得して「このカメラではRAWは諦める」と思っています。
RAWの話をしましたが、他方JPEG撮ってだしは、すごく良いです。等倍以上に拡大すると粗も見えてきますが、普通に使っている分にはなんの問題もない高画質と言えます。
19ミリレンズが描く広大な描写、1/1.7サイズに1200万画素という無理をしていないセンサーバランスによる良好な画質の素性、連写合成によるノイズ消しとハイダミックレンジ、の3点がとても魅力的です。
【バッテリー】
約400カットで切れました。旅行に出るなら予備が欲しいところです。ただし、ZR4000の場合は、単写の400枚とはワケが違い、「連射合成」「フラッシュ点灯」での400カットですからすごいものです。また、USB給電ができるのでモバイルバッテリーを使えて便利です。
【総評】
冒頭申しましたが、このモデルは「買い」です。自分撮り専用機のようにカシオは宣伝していますが、広角ズームモデルとして高いポテンシャルを秘めています。くどいようですがこのサイズで19ミリ!!いい時代になったものです。
【余談】
ZR4000を買ったら、まず使わなくなるだろうな、と思っていた手持ちのケンコーDSC880DWですが、この2つのカメラの描写特性が全く異なるので、両方とも手元において楽しむことにしました、ということは蛇足でした。
*読みづらいレビュー失礼しました、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
参考になった0人
2016年12月21日 22:51 [987455-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 3 |
非HDR時。LEDの明るさにつられて天井が暗くなっています。 |
HDR時。LEDの明るさと天井の明るさが両立します。 |
もともとはニコン往年の名機「クールピクスE5000」にワイコンを装着して19ミリ化して運用、満足しておりました。しかし、寄る年波には勝てず、E5000のCCDにホットピクセルが点灯するようになり使用を中止していました。似たような画角を持つ新型として「ニコンDL18-50」の発売を待っていましたが、待てど暮らせど発売ならず。なにかよい広角モデルはないかと、探していたところに本機、「カシオZR4000」と巡り合いました。
使ってみて思ったことなんですが、例えばフジF30&F31fdであるとか、同F200exrであるとか、パナソニックFZ1000であるとか、コンデジの世界では数年に一回、「これだけは買わねばならぬ!買っておかねばならぬ!!」という奇跡のモデルが発売されることがあります。このZR4000も、そんな「これだけは買わねば!」なモデルでした。
【デザイン】
正統派、至ってオーソドックスなコンデジデザインで好感が持てます。後述する19ミリ超広角や多彩な撮影機能を満載しているとは思えないおとなしいデザイン。まさに羊の皮を被った狼そのものの印象。
私はホワイトを選びました。「カードエクシリムS1」の頃から、カシオのホワイト処理が好きなんです。きれいですよ、カシオの白は。
液晶がチルトするデザインである以上、背面キーが右側に寄ってしまうのは仕方ないことなのですが、キー配置がややせせこましく感じます。使用頻度からしてワイファイキーと再生キーの位置は逆でよかったのでは?それから、フラッシュが右肩に埋設されているデザインは、右手中指がフラッシュをふさいでしまう恐れがあり、グリップに気を使います。慣れの問題でしょうが、、、。
全体に、とてもカメラらしいデザインです。プラスチッキーですが、剛性感は高いです。しかし、液晶のヒンジ部は弱いかも。開いた状態で落下させると一発アウトかもしれません。自分撮りなど、片手で撮ることを想定されていることもあり、落下保険に入っておくことをお勧めします。カシオも落下を意識してか、附属ストラップは両吊りです。
【機能性】
値段(4万円弱)に対して、使える機能が圧倒的に豊富です!プレミアムオートプロ、ベストショット、ワイドビューフォト、アートショット、セルフィーアート、タイムラプス、P、A、S、Mと、「カシオが今できることを全部つぎ込みました!」感満載です。分けても特にプレミアムオートプロは秀逸で、あらゆるシーンを適切に把握して、フラッシュ調光から連写合成の有無まで自動判別して写してくれて、失敗写真が激減します。このモードに合わせておくだけでほぼすべて、普通に必要な撮影シーンに応えてくれます。では、他のモードはどうなのかというと、「普通」を通り越した撮影ができるようになります。かなりのハイダイナミックレンジを可能にする「ベストショットHDR」、暗所がフラッシュなしで明るく写る「ベストショットHSナイトショット」、非常に面白い描写が得られる「アートショットHDRアート」、使い物になるかどうかは別として、楽しく撮影できる「ワイドビューフォト」などなど。
レンズの機能という点でいうと、19-95の破壊力は相当なものです。「自分撮り」を追求したらこの画角になったそうですが、広角ファンにとって、単体で、ワイコンもなく、ポケットサイズで19ミリを実現してしまったのはものすごいことです。主流の24、25ミリに対し、2回りは広く撮れます。私など普段使いが36ミリのフジF30であったり、28ミリのオリンパスXZ1であったりなので、数回り広く撮れ、「広大だな〜!!」という実感がわきます。望遠の方もがんばっていて、95ミリまで寄れれば、大抵のバストアップ写真は撮れます。「19」と「95」が、ポケットサイズのデジカメの中で共存していることが、このカメラの驚異的なところです。ZR4000を手にしてしまったら、ニコンDL18-50を欲しい気持ちは消えてしまいました。
【画質】
小さなレンズで19ミリなので、歪曲がすごいんだろうな、と思っていましたが、良い意味で予想を裏切られました。画面の端に行ってもとてもきれいな画像を描いてくれています。ただ、ソフトウェア的に歪曲補正をしている面がすごくあるようで、RAW撮影に制限がかかっています。19ミリのRAW撮影はできません。RAWは24ミリからになります。まぁ、カメラの性質上、RAWで撮って細かく精査するようなものではないので、私は納得して「このカメラではRAWは諦める」と思っています。
RAWの話をしましたが、他方JPEG撮ってだしは、すごく良いです。等倍以上に拡大すると粗も見えてきますが、普通に使っている分にはなんの問題もない高画質と言えます。
19ミリレンズが描く広大な描写、1/1.7サイズに1200万画素という無理をしていないセンサーバランスによる良好な画質の素性、連写合成によるノイズ消しとハイダミックレンジ、の3点がとても魅力的です。
【バッテリー】
約400カットで切れました。旅行に出るなら予備が欲しいところです。ただし、ZR4000の場合は、単写の400枚とはワケが違い、「連射合成」「フラッシュ点灯」での400カットですからすごいものです。また、USB給電ができるのでモバイルバッテリーを使えて便利です。
【総評】
冒頭申しましたが、このモデルは「買い」です。自分撮り専用機のようにカシオは宣伝していますが、広角ズームモデルとして高いポテンシャルを秘めています。くどいようですがこのサイズで19ミリ!!いい時代になったものです。
【余談】
ZR4000を買ったら、まず使わなくなるだろうな、と思っていた手持ちのケンコーDSC880DWですが、この2つのカメラの描写特性が全く異なるので、両方とも手元において楽しむことにしました、ということは蛇足でした。
*読みづらいレビュー失礼しました、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
参考になった35人
2016年12月21日 04:56 [987455-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 3 |
もともとはニコン往年の名機「クールピクスE5000」にワイコンを装着して19ミリ化して運用、満足しておりました。しかし、寄る年波には勝てず、E5000のCCDにホットピクセルが点灯するようになり使用を中止していました。似たような画角を持つ新型として「ニコンDL18-50」の発売を待っていましたが、待てど暮らせど発売ならず。なにかよい広角モデルはないかと、探していたところに本機、「カシオZR4000」と巡り合いました。
使ってみて思ったことなんですが、例えばフジF30&F31fdであるとか、同F200exrであるとか、パナソニックFZ1000であるとか、コンデジの世界では数年に一回、「これだけは買わねばならぬ!買っておかねばならぬ!!」という奇跡のモデルが発売されることがあります。このZR4000も、そんな「これだけは買わねば!」なモデルでした。
【デザイン】
正統派、至ってオーソドックスなコンデジデザインで好感が持てます。後述する19ミリ超広角や多彩な撮影機能を満載しているとは思えないおとなしいデザイン。まさに羊の皮を被った狼そのものの印象。
私はホワイトを選びました。「カードエクシリムS1」の頃から、カシオのホワイト処理が好きなんです。きれいですよ、カシオの白は。
液晶がチルトするデザインである以上、背面キーが右側に寄ってしまうのは仕方ないことなのですが、キー配置がややせせこましく感じます。使用頻度からしてワイファイキーと再生キーの位置は逆でよかったのでは?それから、フラッシュが右肩に埋設されているデザインは、右手中指がフラッシュをふさいでしまう恐れがあり、グリップに気を使います。慣れの問題でしょうが、、、。
全体に、とてもカメラらしいデザインです。プラスチッキーですが、剛性感は高いです。しかし、液晶のヒンジ部は弱いかも。開いた状態で落下させると一発アウトかもしれません。自分撮りなど、片手で撮ることを想定されていることもあり、落下保険に入っておくことをお勧めします。カシオも落下を意識してか、附属ストラップは両吊りです。
【機能性】
値段(4万円弱)に対して、使える機能が圧倒的に豊富です!プレミアムオートプロ、ベストショット、ワイドビューフォト、アートショット、セルフィーアート、タイムラプス、P、A、S、Mと、「カシオが今できることを全部つぎ込みました!」感満載です。分けても特にプレミアムオートプロは秀逸で、あらゆるシーンを適切に把握して、フラッシュ調光から連写合成の有無まで自動判別して写してくれて、失敗写真が激減します。このモードに合わせておくだけでほぼすべて、普通に必要な撮影シーンに応えてくれます。では、他のモードはどうなのかというと、「普通」を通り越した撮影ができるようになります。かなりのハイダイナミックレンジを可能にする「ベストショットHDR」、暗所がフラッシュなしで明るく写る「ベストショットHSナイトショット」、非常に面白い描写が得られる「アートショットHDRアート」、使い物になるかどうかは別として、楽しく撮影できる「ワイドビューフォト」などなど。
レンズの機能という点でいうと、19-95の破壊力は相当なものです。「自分撮り」を追求したらこの画角になったそうですが、広角ファンにとって、単体で、ワイコンもなく、ポケットサイズで19ミリを実現してしまったのはものすごいことです。主流の24、25ミリに対し、2回りは広く撮れます。私など普段使いが36ミリのフジF30であったり、28ミリのオリンパスXZ1であったりなので、数回り広く撮れ、「広大だな〜!!」という実感がわきます。望遠の方もがんばっていて、95ミリまで寄れれば、大抵のバストアップ写真は撮れます。「19」と「95」が、ポケットサイズのデジカメの中で共存していることが、このカメラの驚異的なところです。ZR4000を手にしてしまったら、ニコンDL18-50を欲しい気持ちは全く消えてしまいました。
【画質】
小さなレンズで19ミリなので、歪曲がすごいんだろうな、と思っていましたが、良い意味で予想を裏切られました。画面の端に行ってもとてもきれいな画像を描いてくれています。ただ、ソフトウェア的に歪曲補正をしている面がすごくあるようで、RAW撮影に制限がかかっています。19ミリのRAW撮影はできません。RAWは24ミリからになります。まぁ、カメラの性質上、RAWで撮って細かく精査するようなものではないので、私は納得して「このカメラではRAWは諦める」と思っています。
RAWの話をしましたが、他方JPEG撮ってだしは、すごく良いです。等倍以上に拡大すると粗も見えてきますが、普通に使っている分にはなんの問題もない高画質と言えます。
19ミリレンズが描く広大な描写、1/1.7サイズに1200万画素という無理をしていないセンサーバランスによる良好な画質の素性、連写合成によるノイズ消しとハイダミックレンジ、の3点がとても魅力的です。
【バッテリー】
約400カットで切れました。旅行に出るなら予備が欲しいところです。ただし、ZR4000の場合は、単写の400枚とはワケが違い、「連射合成」「フラッシュ点灯」での400カットですからすごいものです。また、USB給電ができるのでモバイルバッテリーを使えて便利です。
【総評】
冒頭申しましたが、このモデルは「買い」です。自分撮り専用機のようにカシオは宣伝していますが、広角ズームモデルとして高いポテンシャルを秘めています。くどいようですがこのサイズで19ミリ!!いい時代になったものです。
【余談】
ZR4000を買ったら、まず使わなくなるだろうな、と思っていた手持ちのケンコーDSC880DWですが、この2つのカメラの描写特性が全く異なるので、両方とも手元において楽しむことにしました、ということは蛇足でした。
*読みづらいレビュー失礼しました、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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- 主な被写体
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「HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2023年5月27日 04:26 | ||
| 2020年5月9日 14:29 | ||
| 2019年8月30日 12:15 | ||
| 2019年2月24日 13:32 | ||
| 2018年9月14日 16:35 | ||
| 2018年7月23日 11:40 | ||
| 2018年6月30日 16:51 | ||
| 2017年12月12日 09:06 | ||
| 2017年10月21日 05:10 | ||
| 2017年8月27日 20:29 |
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