スズキ スイフトレビュー・評価

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スイフト のユーザーレビュー・評価

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モデル(フルモデルチェンジ単位)満足度満足度ランキングレビュー件数 
スイフト 2023年モデル 3.87 自動車のランキング 85 33人 スイフト 2023年モデルのレビューを書く
スイフト 2017年モデル 4.30 自動車のランキング 147人 スイフト 2017年モデルのレビューを書く
スイフト 2010年モデル 4.50 自動車のランキング 149人 スイフト 2010年モデルのレビューを書く
スイフト 2004年モデル 4.04 自動車のランキング 20人 スイフト 2004年モデルのレビューを書く
スイフト 2000年モデル 4.42 自動車のランキング 4人 スイフト 2000年モデルのレビューを書く
モデル指定なし(過去の投稿) - - 115人 -

スイフト 2023年モデルの評価

  1. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 4.16 4.32 79位
インテリア 内装のデザイン及び機能性 3.85 3.92 68位
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など 3.75 4.11 77位
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 4.06 4.19 78位
乗り心地 乗り心地のフィーリング 3.82 4.02 76位
燃費 燃費の満足度 4.39 3.87 36位
価格 総合的な価格の妥当性 4.36 3.85 8位
  • ※集計対象は通常レビューとキャンペーンレビューです。プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

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高山正寛さん

  • レビュー投稿数:79件
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プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

全長は15mm拡大、最小回転半径は4.8mだが数値以上に取り回しはしやすい

フロンティアブルーパールメタリックとブラックの2トーンルーフは9万9000円高

インパネは横方向に拡がって見える造形なども含め、質感も大幅に向上

シートの造形は旧型からキャリーオーバー、助手席にシートヒーターが付いたのは朗報

Apple CarPlayはワイヤレス接続にも対応、ナビアプリとの連携も優れている

一般道、高速道を含めたっぷり走った結果でもカタログ値にかなり近い燃費だった

スイフトはスズキのグローバル戦略における重要な車種です。今回、日本では5代目となりますが(初代は軽自動車のプラットフォームをベースに開発したので2代目のZC11系を初代と呼ぶ場合もあります)これまで走りの良さや取り回しのしやすさ、そして洗練されたデザインも相まって、日本では他社のライバル車に比べ、ユーザーの平均年齢が10歳以上も若いというデータもあります。

今更ですが“クルマ離れ”という考え自体も変化している中、新型は昨今の“Z世代”をコアにアピールしたいようです。

デザインに関しては個人の好みもありますが、旧型がユーザーからはスポーティ色が強すぎるという意見も合ったとのことで、その部分を少し柔らかくしているようです。いずれにせよ、誰にでも好まれるデザインに仕上げっていると感じました。

試乗車は最上位グレードとなる「ハイブリッドMZ」のFF&CVT車、後述しますが、今回の新型はパワートレーンなどの刷新と同時に、ADAS(先進運転支援システム)やインフォテインメントシステムが一気にレベルアップされています。

スズキは他メーカーに比べ、軽自動車のユーザーも多いことから、登録車でも価格を上げることは商売上、非常に難しいと言われています。実際、地方で200万円を超える価格はハードルが高いという声も聞きます。またの市場としてはライバルも多く、その中で172万円からのスターティングプライス、装備充実の試乗車でも216万7000円に抑えている点(一部メーカーオプションは除く)は努力の賜物だと思います。

早速試乗して感じたのは何よりも「軽い!」という事です。いわゆる「マイルドハイブリッド」を採用することで、モーターによる恩恵は少なめです。しかし、試乗車で950kgと1トンを切る車両重量はクルマの動きに大きく影響します。

出だしから軽さ同様、中間加速時のアクセルに対し、実際の速度上昇の体感上のズレの少なさ、そしてコーナリング時の “ヒラリ感”など、フットワークの良さはスイフトのDNAと言えるもの。「試乗中ずっと気持ち良さが続く走り」それも旧型より大きくレベルアップしていると言っていいでしょう。

実は数値だけ見ると旧型に比べてフロント周りの重量は増加しているはずですが、ステアリングを切った際の正確さ、そして路面の変化に対しても車両の動きは旧型以上に安定しています。

クルマと一体となる走りの良さはチューニングされたブレーキやスタビライザーなどトータルに仕上げた結果ですが、もし旧型に乗っている方がいれば、この進化には驚くはずです。

また一般道だけでなく、高速走行時の安定性にはちょっと驚きました。いわゆる「空力性能の向上」というやつで、エンジンやフロアなどにアンダーカバーを配置することで風の流れをうまくコントロールできているのでしょう。直進安定性はもちろん、燃費アップにも大きく寄与するはずです。

前述したとおり、今回ADASを強化した点は大きなポイントアップです。正直に言えば、これまでのスズキ車はADAS領域においては後塵を拝する格好でした。今回、ミリ波レーダーと単眼カメラを使う方式ですが、単眼カメラでも画角を拡大することで右左折時の歩行者や自転車などに対しての検知に対応しています。他社ではさらに優れたものもあるので、スズキが最高!と言うつもりはありません。ただ、現状世の中に出回っているシステムと肩を並べるレベルになったことは素直に喜ぶべきですし、ACCを使った走行時の前車追従性も優れています。

インフォテインメントシステムに関してはすでにハスラーの時代から9インチのディスプレイオーディオを展開していますが、こちらも遅ればせながらスズキのコネクテッドシステムへの対応など、中身としては十分以上の出来です。ディスプレイオーディオなのでスマホを接続して「ナビアプリ」を使うのが基本スタイルですが、メーカーオプションでパイオニア製のナビシステムを追加することもできます。またこちらもスズキ初となる「ドライバーモニタリングシステム」に関してもディスプレイオーディオが無ければオプション装着が出来ないことは知っておく必要があります。

基本3グレード構成のスイフトですが、ディスプレイオーディオは不要、自分でカーナビなどを選ぶのであれば中間の「ハイブリッドMX」がおすすめです。ただ、装備面に関しても電動パーキングブレーキやパドルシフト、ディスプレイオーディオ、LEDヘッドランプにもオートレベリング機構が搭載する点、取り回しのしやすいボディサイズを残しながら旧型より大きく進化した部分を日々感じたいのであれば試乗車でもある「ハイブリッドMZ」がおすすめです。

レビュー対象車
試乗

参考になった16

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松下宏さん

  • レビュー投稿数:510件
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア3
インテリア4
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

RSは標準車に対してスポーティな外観を持つ

インテリア回りの質感はクラスを超えた印象

1.2Lエンジン+モーターのマイルドハイブリッド

スイフトのDNAを継承した部分もある外観デザイン

ラゲッジスペースも必要十分なレベル

1.0Lターボの走りはそれなりにパワフルだが

スイフトは2000年に軽自動車のプラットホームをベースに作られた初代モデルが存在するが、実質的には2004年に発売された2代目モデルから始まったと考えても良い。世界市場に通用するクルマ作りを目指し、プラットホームから新開発したのが2代目スイフトだったからだ。

2016年12月に発表、2017年1月から発売されたのは実質的に3代目となる4代目で、改めてプラットホームを新設するなど、気合の入ったクルマ作りがなされている。

スイフトには、スズキが幕張ニューオータニをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはガソリン車のRStとハイブリッド車のRSの2モデルだった。

外観デザインは、スズキに言わせればスイフトのDNAを継承した存在感のあるデザインといことになるが、際立って特徴的かといえば必ずしもそのような印象ではない。むしろ世界にさまざまな個性を備えたコンパクトカーがある中で、競合車の中に埋もれてしまわないかと思われるようなところがある。

内装はコンパクトカーとして水準に達する質感を備えていて、メーターパネル中央の液晶画面にはいろいろな表示が選べるほか、さまざまな走行情報を同時に表示することできる。相当に使い勝手の良いクルマでもある。シートはしっかりした座り心地でホールド性を高める改良も加えられている。

インテリア回りについて注文を付けるとしたら後席の居住性で、競合車のひとつであるフィットが広い後席を持つのに比べるとかなり狭い印象になる。ただ、前席重視の空間設計はスイフトの個性ともいうべきもので、最初から後席に人を乗せることを重視していない。後席に乗せたいならソリオなどを選んで欲しいというとこだろう。

RStに搭載されるエンジンは直列3気筒1.0LのDOHC直噴ターボ仕様だ。先に発売されたバレーノに搭載されるのと同じK10C型だが、バレーノでは無鉛プレミアムガソリン仕様になっていたのが、スイフトでは無鉛レギュラーガソリン仕様とされている。バレーノのときにはさんざん文句を言ったが、国内で売ろうと思ったら今どきプレミアムガソリン仕様はあり得ないだろう。

ただし、バレーノが82kW/160N・mの動力性能を発生するのに対し、レギュラーガソリン仕様になったスイフトの動力性能は75kW/150N・mとやや劣る数字になっている。これは止むを得ないところである。

エンジンは最近の直噴ターボ仕様らしく、低回転域からターボが効きだす設定。その分高回転域での伸びには物足りなさがあるかも知れないが、そんな走りが必要なシーンはごく限られたシチュエーションだけだ。低回転域から常用回転域あたりのトルク感はとても気持ちが良いもので、1tを切るスイフトのボディをけっこう元気良く走らせることができる。6速ATも上々の変速フィールだ。

1.0Lターボはハイブリッドに比べると燃費が悪いのが難点だ。またFF車だけラサラインナップされていない。燃費はハイブリッドがマイルドハイブリッドとはいえ27.4km/Lを達成しているのに対し、RStは20.0km/Lにとどまるからだ。それなりに元気の良い走りが可能とはいえ、この燃費の差は大きい。エコカー減税のレベルに届いていないのは辛い。

そう遠くない将来に、さらにスポーツ度を高めたスイフトスポーツが登場してくるはずだ。そのことを考えると、スポーツモデルが欲しいならスイスポを選べば良いので、今の時点でRStを選ぶ理由はそう多くないように思う。まあスイスポはRStよりもずっと高くなるだろうから、RStがちょうど良いと考えるユーザーがいるかも知れないが。

もうひとつの試乗車であるハイブリッドのRSは、なかなか具合の良いクルマだった。RStがけっこううるさいクルマであるのに比べ、ハイブリッドは静かでスムーズな走りが可能。走りの質感という観点から考えるとRStよりハイブリッドのほうが断然優位に立つ。

ハイブリッドの搭載エンジンは直列4気筒1.2LのK12C型。デュアルジェットにより67kW/118N・mの動力性能を発生する。これにモーター機能付き発電機のISGとリチウムイオン電池を組み合わせて搭載する。マイルドハイブリッドなのでモーターによるアシストはほんのわずかでしかないが、発進加速のときなどにアシストが加わるので、並の1.2Lエンジンを超えた走行フィールが得られる。しかも静かで滑らかである。

トランスミッションは無段変速のCVTだが、パドルシフトを備えていて、マニュアル車感覚の走りを楽しむこともできる。

新型スイフトが全体に軽快な走行感覚が得られるのは、ひとつは新プラットホームにより120kgに達する大幅な軽量化が図られたことが理由だろう。新型スイフトは全車が1tを切る車両重量となっている。もうひとつはRS系についていえば、ヨーロッパで磨き込まれた足回りを採用していることだ。日本よりも速度域の高いヨーロッパでの走りを基準にすることで、乗り心地をスポイルすることなく優れた操縦安定性を発揮するクルマに仕上げられている。これはターボとハイブリッドに共通する特徴だ。

安全装備の充実化も大きなポイントだ。単眼カメラ+赤外線レーザーのデュアルセンサーブレーキサポートという新しい自動ブレーキを採用している。軽自動車などに採用するデュアルカメラブレーキサポートとどちらが良いかは微妙なところだが、人間も見分けて満足できる性能を備えていると考えていい。

スイフトには欧州での販売も考えてか、アダプティブクルーズコントロール用のミリ波レーダーも備えている。本当なら、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた方式にしたほうが良かったのにと思うが、どうやら自動ブレーキとクルーズコントロールの要素技術は、それぞれが別に開発されていたため、このような設定になったようだ。

レビュー対象車
試乗

参考になった46

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高山正寛さん

  • レビュー投稿数:79件
プロフェッショナルレビュートップへ

プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む

満足度5
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能4
走行性能5
乗り心地4
燃費5
価格5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

縦型基調のランプや大型グリルの採用、軽快かつ伸びやかなデザインが魅力です

イメージカラーのひとつである「バーニングレッド」。発色にもこだわった新技術を採用

メーター、空調吹き出し口、エアコンスイッチは円筒をモチーフにデザインしています

単にサポート性が高いだけではなく、しっかりと座らせるシートの出来は見事です

RSには185/55R16のブリヂストン製のエコピアEP150を装着。アルミホイールも標準装備

マルチインフォメーションディスプレイはエネルギーモニターなど多彩な表示が可能です

2016年12月27日に発表したBセグメントのコンパクトカーである「スズキ スイフト」。その中でも注目の高い「ハイブリッドRS」に市街地から高速道路を中心に試乗しました。

日本でも人気のスイフトですが、そもそもこのクルマは元々がグローバルマーケットを狙って開発、つまり「世界戦略車」という位置づけです。

その主戦場でもある欧州で鍛え上げられた旧型の特別仕様車である「RS」はしなやかかつ正確なハンドリングが魅力でしたが、新型はそもそもプラットフォーム自体を最新の「HEARTECT(ハーテクト)」と呼ばれるものに大刷新しました。ネーミングこそ、スイフトが最初の採用になりますが、この次世代軽量プラットフォームはアルトに採用済みのK(軽)セグメント用、ソリオに採用済みのAセグメント用、そして今回のスイフトやバレーノに採用されたBセグメント用の3種類設定されており、今後はこのプラットフォームでクルマ作りを行っていくことが2014年に発表されています。

燃費やハンドリングを向上させるための手段のひとつとして軽量化が挙げられますが、新型スイフトは従来モデルとの比較でなんと120kgも軽くすることができました。これはこのクラスとしては驚異的なことです。

軽量化はクルマが小さくなればなるほど難しくなります。1g減らすのに開発側は日々苦労しているのに一気に120kgとは驚くしかありません。

エクステリアはひと目でスイフトとわかるデザインですが、ホイールベースの20mm拡大やライト周りの造形などを新たに作り込んだことで、より伸びやかなデザインに変化しました。

インテリアも含めた室内空間は大きく進化しています。Bセグメントのクルマとしては必要十分であったこれまでのスイフトですが、やはり「コンパクトカー」というセグメントでひとくくりにされてしまうと後席やラゲージルームの広さではライバルに差を付けられていたのが現実です。

しかし前述した新プラットフォームの採用等によりこれらのネガティブな部分をきちんと仕上げてきました。

先に後席の話をしてしまうとリクライニング機構を軽量化のために廃止してしまったのは残念ですが、フロントシート下への「足入れ性能」も含め、後席は大人2人がきちんと座れる空間を確保。そして何より旧型では狭かったラゲージスペースを奥行きで75mmも拡大、メジャーを使って測ってみるとこのクラスのベンチマークとも言えるホンダフィットと奥行きはほぼ同等、左右の幅では負けてしまいますが、旧型より55Lも容量が増えたことで実用性は一気に向上しています。

前席はシートにかなりお金がかかっています。スズキの開発陣からも最も高密度のウレタンの使用や身体の大きな欧州のドライバーが実際座ってみてショルダー周りのサポートが不足している指摘を受け、何度も作り直したそうです。正直に言えばリアシートの材質等の改良はありませんが、フロントは座った後に身体が沈みこみながらその先でしっかりサポートする「芯のある」仕上がりになっています。このフロントシートはこのクラスでもトップクラスの出来だと感じました。

またインパネのナビ&オーディオ用パネルをドライバー側に5°オフセットしているのは非常によく考えられています。たかが5°、されど5°です。私は身長が低いこともあり、シートはかなり前に出していますが、車種によってはナビの画面が見えづらいケースもあります。試乗車にはメーカーオプションの「全方位モニター付きメモリーナビゲーション(14万2560円)」が装着されていましたが、この設計により運転席はもちろん、助手席側からも地図も含めたディスプレイの情報は非常に見やすくなっています。

今回試乗したハイブリッドRSはすでにスズキの登録車に採用されている「マイルドハイブリッド」です。ISG、いわゆるモーター機能付き発電機を使うことで減速時などに助手席シート下のリチウムイオン電池や通常の鉛バッテリーなどへ充電、また電装品などへの電力供給など小型ながらなかなかの働き者です。

バッテリーの出力自体はマイルドハイブリッドの名の通り、決して大きくはありませんし、実際モーターで走っているような感覚はほとんどありません。ただ実際ISGが働くことでエンジンの負担を減らすなど“実利重視”で機能します。

燃費はJC08モードで27.4km/Lに対し、エアコンオンで高速も含めた試乗では22.4km/Lと十分な数値だと思います。

そして軽量化はこのクルマのハンドリングに大きく影響しています。前述したようにISGが加速に効く領域は多くはありません。しかし何よりもボディが軽い!これによる加速感は必要十分ですし、コーナリング時の接地感は見事。RS系は旧型同様に欧州仕込みのハンドリングが売りですが、最初少しだけロールさせつつリアタイヤをしっかり接地させスムーズにコーナーを駆け抜けます。

市街地では少し路面からの突き上げが大きいかなとも思いましたが、高速走行時にはこれがピシッといい方向に効いてきます。しいて言うならパワステはもう少し操舵力に重さが欲しい部分もあります。

先進安全装備も単眼カメラと赤外線レーザーを使った「デュアルセンサーブレーキサポート」が採用されています。こちらはまだまだ進化の余地はありますが「セーフティパッケージ(9万6120円:試乗車の場合)」としてメーカーオプション設定されています。それでも絶対に装着することをオススメします。

このクラスではここ数年、マツダ デミオが非常に高い評価を受けています。デミオはクリーンディーゼルを含めたクラスレスな高品質が魅力ですが、このスイフトはデミオに真っ向から勝負できるハンドリング&燃費性能を持っています。価格もデミオより少し安くなることもあり、強力なライバルとなることは間違いないでしょう。

レビュー対象車
試乗

参考になった81

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松下宏さん

  • レビュー投稿数:510件
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア3
インテリア4
エンジン性能3
走行性能5
乗り心地3
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

   

   

スズキが初めて世界に通用するクルマを目指して本気で作った小型車が旧型スイフトだったが、そのスイフトがデビューから6年を経過して2010年9月に2代目モデルに切り替わった。なのに、パッと見たのでは新型車になったのかどうか分からない。それくらいに従来のモデルのイメージを継承したデザインだ。

全長が長くなるなどボディサイズが変わったのに、従来と同じに見えるようにするのはデザイン的難しいことなのだそうだが、初代モデルが大きくヒットしたので、それに縛られてしまったとしか思えない。

外観がそんな印象であるのに比べると、インテリア回りは質感の向上など、大きく進化したのが分かる。今どきのコンパクトカーはこれくらいの質感でないと世界で通用しない。

1.2Lエンジン+CVTという組み合わせは、従来のモデルと共通だが、今回はどちらも新しくなっている。エンジンは絶対的な動力性能はさほどではないものの、副変速機付きのCVTとの組み合わせによって、それなりに元気の良いというか、まずまず軽快な走りを見せる。パワフル過ぎない分だけアクセルを開けられるのも良い点だ。

試乗車は最上級グレードのXS。CVTが7速マニュアルモード付きになってパドルシフトが備えられていた。シフトレバーにはマニュアル操作の機構は備えられていないが、パドルのほうが扱いやすいので問題はない。積極的に操作したときのレスポンスも良かった。

走りの軽快さはフットワークの良さからも感じられる。というか、駆動系の性能よりも足回りの軽快感のほうがはるかに好ましい印象だった。

全体的にデキの良いクルマという印象なのに、残念なのは後席の中央に3点式シートベルトとヘッドレストが用意されていないこと。ハンガリーで生産する欧州向けのクルマにはシートにリトラクターを設けたしっかりした3点式シートベルトを備えているのに、日本向けのクルマで手抜きしているのは日本人として承服しがたい。

価格は従来のモデルに比べるとやや高くなっている。全車にプッシュ式のキーレススタートが採用されるなど、装備が向上した部分もあるが、逆にグレードによってオーディオがオプション設定に変わったことなどを含めるとやや高くなった印象がある。

コンパクトカーの主戦場となる価格帯は120万円台で、XGはその価格帯にあるのだから平均的といえばそうなのだが、価格的なメリットも感じさせるくらいでないとたくさん売れるクルマになりにくい。

また価格との関係で止むを得ないといえばそれまでだが、横滑り防止装置のESPは最上級グレードのXSだけでなく全グレードに標準装備にしたいところ。SRSサイドエアバッグなども含めて安全装備の充実化では、まだまだやるべきことが残されている。

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