AI Nikkor ED 500mm F4P(IF) レビュー・評価

満足度：4.77

（カテゴリ平均：4.57）

満足度ランキング—位

集計対象9件 / 総投稿数9件

1. 5 78%
2. 4 22%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
操作性 取り扱いは簡単か	4.42	4.51	-位
表現力 思い通りのイメージの写真が撮れるか	4.78	4.50	-位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	4.01	4.26	-位
機能性 AF精度やMF対応などの機能性	4.25	4.34	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[みでゅ]

2024年8月22日 10:25 [1876048-1]

満足度	4

操作性	4
表現力	5
携帯性	1
機能性	無評価

もう今更買う人は少ないかと思います。が

【操作性】
私の個体だけなのかも知れませんが、若干ピントリングが軽いです。素早く操作できるのは良いのですが、詰めるとき少し困ります。

【表現力】
開放はポヤポヤしますね。
一絞りでシャキッとします。こういうレンズが好きなので個人的には魅力です。

【携帯性】
気軽に携帯するレンズじゃないですw

【総評】
野生動物を撮るには良いレンズです。テレコンつけると蝶とかも追えたりします。
Pレンズなのでデジタル一眼レフでも使いやすいのが特徴。
三脚必須とまでは言いませんが、さすがに一脚は必要です。
三脚でも風が強いとフードが煽られてブレたりします。
山の中をこれを担いで移動すると肩から血が出たりしますw

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

その他

[luxmundi2000]

2017年9月18日 22:35 [1061746-2]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

MF 超望遠ニッコールの真価を発揮できる条件が整いつつある

　クラシック音楽のコンサートや、モダンダンス等の舞台撮影を行っています。リハーサル撮影時には、カメラマン位置を選べるため、24-70mm f2.8、70-200mm f2.8 、300mm f4.0 の3本のレンズがあれば、必要カットをほぼすべて撮影できます（カメラは、FX機とDX機の2台を併用）。

　ただし、本番では、カメラマン位置が舞台後方に固定されます。中型のホールで、舞台上の人物の半身像を撮影するには、300mm では足りず、 500mm 以上の超望遠レンズが必要です。薄暗い照明条件の下で、動きを止めたシャープな人物像を得るには、絞り開放値の明るい単焦点・超望遠レンズが必要です。

　本レンズの発売は1988年です。Nikkor 500mm 単焦点は、本レンズ発売時までは レフレックス 500mm f8.0 しかなかったので、満を持しての製品化です。この年の年末に Nikon F4 が発売されました。レンズのAF 化を進めていた時期に新発売された MF レンズであるため、CPU を内蔵しています。

　最小絞り値に設定することで、現代のデジタル一眼レフ使用時にも、本体から絞り値を操作でき、絞り値データを画像に残せます。MF であることを除けば、使用感は最新レンズと変わりありません。

１　本レンズの利点

　遠方の人物・動物・物体を、眼前にあるかのように引き寄せて、シャープな画像を得られます。ニコン、シグマ、タムロンの最新設計の望遠ズーム（200-500mm、150-600mm など）の性能向上には目をみはりますが、これらよりもシャープで繊細な画像を撮影できます。安価なズームレンズは、被写体が遠くにあると描写性能が低下する傾向にあります。しかし、本レンズにはそのようなことはありません。

　Ai-Nikkor の単焦点・超望遠レンズは、その時々の最高の設計技術が用いられているようで、画質面では現代の高画素なデジタル一眼レフでの使用にも耐えるものです。

　絞り開放値が 4.0 なので、高感度撮影に強いフルサイズ機の使用により、舞台の袖や奥など、照明が暗い位置にいる人物も綺麗に写せます。クロップ撮影するか、DX機を使用すれば、750mm 相当のレンズとして使用できます。

　嬉しいことに、1.4 倍のテレコンバーターを使用しても、それほど性能が落ちません。ピントの山はたいへん見やすいです。

　MF レンズとして設計されたので、総重量 3.0 kg と、このスペックのレンズとしては軽量です。ロープロ500AW などの大きめのリュックサックにすっぽり収納できます。400mm 2.8 や、600mm 4.0 の巨大レンズよりも、運搬にともなう肉体的負担は軽いです。

２　本レンズの欠点

　長らく使っていて、写りや運用面における本レンズの大きな欠点は感じていません。ニコンがレンズの AF 化を進めていた時代に、敢えて MF レンズとして発売した製品です。AF の 500mm f4.0 が初めて発売されたのは1994 年です。その後、AF 500mm と本レンズの併売が続いていたことから分かるように、本レンズはニコンの自信作だったのでしょう。

　ナノクリスタルコートがほどこされた最新レンズと比較すれば、逆光には弱いです。しかし、私の使用条件のもとでは、画質低下が問題になる状況はそれほど多くないため、不満なく使っています。

３　その他の評価

　超望遠レンズ使用に当たっての最大の問題は、手動レリーズ時のカメラブレ、一眼レフのミラーショック、シャッターショックに伴う微ブレに起因する画質低下です。

　これらのブレをいかに減らせるかに苦心してきましたが、一眼ミラーレス機（Sony α7、9）の登場や、デジタル一眼レフの電子シャッター内蔵化（Nikon D850）により、ミラーショック、シャッターショックがゼロの条件で撮影できる環境が整いつつあります。

　先日、D850 に本レンズを装着し、舞台撮影を行いました。D850 使用時には、ライブビュー画面のピーキング表示で合焦点を確認しつつ、電子シャッターで連写できるため、レンズ本来の性能が十二分に引き出せました。マウントアダプターを使用すれば、他メーカーのミラーレスカメラでも、同等条件での撮影が可能です。

　製造中止になって久しいレンズですが、電子部品を多数内蔵した最新レンズと異なり、故障部位が少ない利点は決して見逃せません。MF ニッコールは専門修理業者が健在ですし、大切に扱えば、むしろ最新レンズ（AF-S Nikkor 500mm f4.0 VR）より、長期にわたって使用できます。

　現在、中古美品が10万円台後半で流通しています。写りが素晴らしく、各種マウントで利用できるという本レンズの真価に気づいた人は、なかなか手放さないでしょう。Ai Nikkor の単焦点・超望遠レンズに共通するのは、工業製品としての質感が素晴らしいことです。見てよし、触ってよし、写してよしです。安価に購入したい方は、今がチャンスです。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

人物

室内

[takezouaki]

2017年8月19日 14:09 [1055321-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	3
機能性	4

20年以上現役で使ってます。

私40代前半ですが、10代後半に購入しボディがF4sからD300sに変わりましたが現役で使ってますね〜。
カビやら故障は全くありません。
このレンズの描写性が好き過ぎて、壊れるまで使い続けたいと考えてます。
テレコンは、時々TC-16a改を使いオート撮影してます。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

風景

夜景

スポーツ

[kumadon]

2015年7月12日 00:44 [840728-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	5
機能性	4

今でも通用する最高レベルの解像力です

アカショウビン　D300S、ISO200	アオバズクのヒナ　D300S、ISO400	モズ　D300S、ISO200
コミミズク　Kenko TP Pro300 1.4X 使用 D300S、ISO400	キビタキ　Kenko TP Pro300 1.4X 使用 D300S、ISO400	アカショウビン　TC-301S 2X 使用 D300S ISO400

今でも、中古市場に出回っていて、天体撮影にも人気のレンズです。
私は、使いはじめて26年になりますが、未だにお気に入りのレンズです。
フィルム時代は35mmで使用していましたがデジタルに変えてからはずっとDXフォーマットで使用しています。

【操作性】
同世代のAi Nikkor ED600 F5.6SやED400 F5.6Sの、最高のピントリングの感触には叶いませんがフォーカッシングは比較的やりやすいです。
マニュアルフォーカスですが、CPUの入ったPレンズなので、ボディ側で絞りを設定します。

【表現力】
逆光、曇天の空抜けではパープルフリンジが出ます。
しかし、解像度は良好で、極めて鮮明かつコントラストの高い独特の表現力です。
シャープさでは定評があります。
その分、二線ボケは目立ちます。

画像を見ていただければわかると思いますが、1.4Xや、2Xのテレコンを入れても十分使えます。
NikonのTC-14BSを使うと、妙にコントラストが上がり過ぎる感じがします。
このレンズはKenkoの望遠用テレコンと相性が良いようです。
NikonのTC-301Sとも相性が良いです。

【携帯性】
500mmのF4で3.0kgですので、非常に扱いやすいです。

【機能性】
機能・・・と言っても基本的なMFレンズですので特筆すべき内容は有りません。
旧いレンズですが、PレンズなのでEXIFデータが記録されます。
三脚座は、やや弱いかな？と言う感じです。
2Xテレコンで低速シャッター時には、どんなに強力な三脚と雲台を持ってきてもミラーショックで三脚座がブレてしまいます。
6枚目の写真はTC-301Sで、1000mm f8ですが、ミラーアップしてからシャッターを切っています。

【総評】
軽くて、写りもシャープで、AFを望まなければ、今でも十分に通用するレンズです。
独特のコントラストと再現性があり、気持の良い描写をします。
この描写にはハマります。
野鳥写真で使用される方は、もともとAFが使えるシーンが多くは無いので、なかなか有用なレンズだと思います。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

子供・動物

[nonnonnonda]

2015年3月1日 19:50 [802613-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	4
携帯性	5
機能性	5

超望遠は腕で撮る。

どうあれ、宝くじにでも当たらなければ手にすることの無い物と思っていました。
ひょんなことで、手にしたNikonの54P、意外と手軽に使える代物であることを実感した。
18万円で落札したが、超々美品に我ながらビックリ、これなら素晴らしい写真が撮れるのではないかと思う。
手始めに、エゾフクロウを撮ってみた。ヒバの大木にとまっていたものであるが、逆光の部分に偽色が出ている。
丹頂鶴の撮影では、MFなのでフォーカスが大変であった。少し眠い感じがするのは手振れかもしれない。
今回は、D7100にセットして、750mm相当で撮影したのも眠気の原因ではないかと思っている。次はD4(ﾌﾙｻｲｽﾞ)で挑戦します。
いずれにせよ、超望遠を使い切るには、カメラと三脚や雲台、プレートに至るまで、周辺整備が欠かせないと思います。
私は、風景写真を旨とする者ですから、余り超望遠を必要としないのですが、風景写真で超望遠が発揮される試写体を探して、54Pをマスターしたいと思っている。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

その他

[ヒロ(hiro)]

2013年9月11日 13:51 [627680-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

プロビアがベルビア風になるレンズ

シャープネスとコントラストが非常に高いレンズです。
プロビアで撮ってもベルビア(RVP100F)並のこってり色乗り作品ができます。
色乗りがいいのでテレコン付けて撮影した際にコントラスト低下が押さえられます。
2012年4月の時点で、サービスセンターで修理・点検拒否されたレンズですが、新聞社経由で回せば見てくれるかも。
AFモデルよりも軽く(3kg)、サンニッパと対して変わらない感覚で撮影できます。
自分の撮影対象が、走っている競走馬や大人数のイベント(16人程度のダンスみたいなものです)撮影で、AFだと思った所にピンポイントで合致せずにいるので、安価だった中古の同レンズを選択しました。
×2テレコン使用を考えていたのでAFレンズでもAF動作しないし、どうせMFでなら安い方がいいかと。
×1.4だと解放のままでも十分な画質です。×2テレコンの場合は、テレコン自体の性能もありますが1〜2段絞って使っています。
APS-Cデジタル機に×2テレコン付けると1500mm換算となり、約80ｍ離れた被写体でも身長150cm人物の腰から上しか入らないアップ撮影が可能になります。（サンプル上げると支配人に‘また’羽交い締めにあいそうなのでご勘弁を）
三脚座が小さい為、三脚や一脚への固定が不安定で、持ち運びにも難がありましたのでマンフロットの357PLVを使用しています。
ピントリングはIF特有のスカスカ感ありますが、一時期のAF機のスカスカよりはましです。移動物体や動き回る被写体捉えるにはこれぐらいの方が使いやすいです。
絞り環もDレンズのようなプラのスカスカでなく、カチっとしてくれるので感触はいいです。CPU入っているので新しいカメラなら絞り環使わずともいけます。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

スポーツ

[アフリカの月]

2011年10月25日 16:58 [449482-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	4
機能性	4

ちゃんと撮ればちゃんと写るという事ですね。

【操作性】整備してあれば、悪くないと思います。

【表現力】良いと思います。

【携帯性】500mmf4の超望遠レンズとしては、コンパクトな方かと。

【機能性】MFはしやすいと思います。最近はライヴビューなどでも使えますね。
しかし、この領域のピントはやっぱり簡単ではないですね。

【総評】銀座の中古店での衝動買いでした。その昔はとても買う事を考えられない
値段だった為。言ってみれば、MFのオールドレンズな訳ですが、ブレとピントに
気をつけて、しっかり撮れた時は、綺麗に撮れます。
ただ、もちろんVR,AFの新しいレンズが買えるなら、失敗は相当減ると思いますので、
そちらを購入した方が良いでしょう。オールドレンズでスローな撮影を楽しめれば
このレンズで良いかも知れません。個人的には愛着の意味で満足です。
（主な被写体は、子供・動物になってますが、動物です。）

レベル

アマチュア

主な被写体

子供・動物

[見上げれば空]

2010年2月13日 19:23 [290765-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	無評価
機能性	4

古き良きレンズです。

このレンズとD90で撮りました。拡大すると瞳が見えました。

昨年末オークションでやっと程度の良さそうなのが出たので、落札しました。
しかしなんせ古いレンズなので手に取るまで心配でしたが、ほとんど使用した形跡が見あたらないぐらい、前オーナーさんは丁寧に使われていたようで文句なしの状態でした。

ﾏﾆｭｱﾙﾚﾝｽﾞは600mmF5.6を使用してましたので違和感は全くなく、TC-14BSを付けてD700ですと、バランスはほぼ三脚座あたりになりました。D90ですと若干前よりでしょか。

写りは最高で私の貧弱なコメントではこのレンズを表現出来ません。
それより手ぶれやピント次第という私の方が問題でしょうね。
露出も自動で出来るのでピント合せと手ぶれに注意して、のんびり撮影しております。
一生ものにするつもりです。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

[カメラ大好]

2009年11月9日 23:41 [265470-1]

満足度	4

操作性	5
表現力	4
携帯性	4
機能性	3

MFが唯一の欠点ED500mmF4P(IF)

このようにD90との使用が多いです。	Plateはアルカスイスタイプのを付けています	D90の中央部2000ピクセル四方の像
D700の中央部2000ピクセル四方の像

★全体として
1988年の発売当時に欲しいと思ったレンズでしたが、本業の忙しさで買うことができないうちに20年以上が経ち、入手は今年になってしまいました。写真レンズとしては非常に高性能です。

★良い点悪い点
現行品との比較では、MFであることが欠点。VR500mmには鮮鋭度は及びませんが、私の個人的体験ではVRの前のAF-S500mmよりもシャ−プだと思います。

TC-14EIIは爪の一部を切ることで使用できます。Aモードが使用できるので便利です。
http://75690903.at.webry.info/200812/article_15.html
は私のブログの該当頁です。

★メーカーへの意見
今にも通用する性能のレンズを20年以上前に開発したNikonの技術力には脱帽です。

★次期モデルは
現行の500VRはすばらしいですが、できれば700gくらい軽くしてほしいです。

★作例
ヒヨドリはTC-14EII併用です。
コサギは500mm単体です。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

子供・動物