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2009年11月16日 05:18 [266948-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 4 |
| 携帯性 | 3 |
| 機能性 | 4 |
東京ドームシティアトアクションズ |
文京区本郷菊坂下道 |
St. Giles' Fair |
University Church of St Mary the Virgin |
In a meadow on the way to my place |
Moon over the spires (with 100% crops) |
135mmは画角にしても、レンズの物理的仕様(大きさや重さ)にしても扱い易く、銀塩SLRの時代から標準的な望遠レンズの代表とされてきました。最近は優秀なズームレンズの陰で、単焦点135mmは存在感が薄くなってきたのですが、やはり明るさは如何ともし難い。静物と(激しくは動かない)生物を撮るのにオートフォーカスは不要。D700の高感度を利用すれば、手ブレ補正がなくても大丈夫。という前提で、この古いレンズを引っぱり出してみました。
既に発売中止になった旧いレンズなのですが、絞ると隅々まで不満のない描写です(作例1)。ただし、シャープネスとキレの良さで描くというより、穏やかな解像度と適度に低いコントラストでフラットに写しだす印象。クッキリ・ハッキリのエッジの立ったモダンなレンズの描写とは対称的です。なるほど、方々で繊細な描写と評価されるわけです。絞りを開放にして近接した被写体を撮ると、その性格がよりいっそう明確になります(作例2)。望遠らしく、人物の屋外スナップで被写体に意識されない距離で自然に撮ることができます(作例3)。フォーカスのマージンを見込んでf/4まで絞っていますが、背景が十分離れているせいもあって美しいボケ。
静物というのは教会内の装飾。低いコントラストのおかげか、明暗差の激しい窓際の被写体でもうまく露出をとることができます(作例4)。ただ、開放絞りということもあるのでしょうが、焦点面で残る収差の影響で描写が柔らかく、無機物の被写体では力強さとか緻密さが表現されません。やはり、生物の柔らかさを表現するほうが向いているようです(作例5)。
収差といえば、色収差はそこそこ出ます(作例6)。ただ、デジタルでは画像処理で簡単に修正できるので、それを積極的に利用する限り、問題にはならないでしょう。このレビューの作例では1, 5, 6にred/cyan +30の色収差補正をかけています。
Pros 繊細で柔らかな描写・美しくて素直な背景のボケ
Cons 色収差・逆光で盛大に出るフレア
Marumi DHG Super Lens Protect
RAW (14bit lossless, AdobeRGB)
Adobe Lightroom 2.5
White balance: either 5000 or 5500
Exposure level: adjustment within +-1.0EV
Shadow level: default +5 to 0
Sharpness: default +25 to 0
Camera profile: Adobe Standard
Resize + sRGB JPEG conversion
最短撮影距離が1.3mと寄れるわけでもなく、ズームでもなければフォーカスはマニュアルだし、仕様の上では見るべき所は口径比1:2の明るさだけ。でも、描写の柔らかさ、ボケの素直さは他に代用が効かず、このレンズでなければ得られません。大きくて重い外面に繊細な内面。見かけだけで判断しては駄目ですね。D700を手にしてから、ヒトを含む動物の撮影では必ず持ち出す一本になりました。
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