ARROWS NX F-01F レビュー・評価

満足度：4.55

（カテゴリ平均：4.05）

満足度ランキング—位

集計対象253件 / 総投稿数253件

1. 5 68%
2. 4 24%
3. 3 4%
4. 2 2%
5. 1 2%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.21	4.33	-位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	4.17	3.95	-位
レスポンス 操作時の反応速度	4.61	4.10	-位
画面表示 明るさやコントラストなど、表示の見やすさ	4.61	4.32	-位
バッテリー バッテリーのもちのよさ	4.73	3.74	-位
カメラ 画像・動画の精細さ、写りのよさなど	2.95	3.93	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

製品の絞り込み

ARROWS NX F-01F docomo

[Bruno von Knappstein]

2013年10月27日 00:00 [643649-1]

満足度	5

デザイン	5
携帯性	5
レスポンス	5
画面表示	4
バッテリー	5
カメラ	無評価

和製ムスタングのような稀代の名機

包装の簡素化	左からF-01F　P-02E　P-03E

モニターとして第一回目のレビューを寄せようと思います。
私、パナソニックユーザーとして、十数年パナの商品と付き合ってきて、初めての富士通製品利用です。
と言ってもパナのスマホは３台しか利用していません。
それとの比較になります。

【デザイン】
ラウンドフォルムで比較的持ちやすいです。
P-03Eが同様のフォルムを採用していますので比較したいと思います。
■勝っている点
　・耐久性に優れたダイアモンドタフコートがされているので傷が怖くない
　・USB端子がキャップレスなので開閉が無く安心して利用できる
　・裏蓋が無く電池一体型なので非常に背面が滑らかで完成された美しさがある
　・受話口がイルミネーションで光るため目立つ
■劣っている点
　・全体的に薄いため、若干持ちにくく、指紋認証など不安定な持ち方を強いる割にはホールド感が薄い
　・滑らかな加工のため、指紋が目立ち油分が気になる、また滑りやすい加工の仕上がりになっている
　・ストラップ穴が通すタイプのため、ストラップをつけると極端にダサくなる

【携帯性】
P-02Eが５インチで同じ大きさのため比較したいと思います。
■勝っている点
　・ラウンドフォルムを採用しているため、ポケットに挿入時に引っかかりが無い
　・デザインの関係で、滑らかなため収納する際に、非常に滑らかに収納できる
　・物理キーではないので、誤ってスリープが解除されることが無い
■劣っている点
　・ネックストラップで首から提げると、結構派手に回転するためぶつけそうで怖い
　・ネックストラップがねじ切れそうな位に絡んでいることがある

【ボタン操作】
比較対照が無いため所感を書きます
　・オンスクリーンボタンのため、誤動作が少ない
　・電源ボタンと音量ボタンをたまに押し間違える

【文字変換】
比較対照が無いため所感を書きます
　・文字変換はさすがに、OASYS（日本語ワープロソフト）を作っていた富士通だと思います
　・堅実な変換能力を有しています

【レスポンス】
P-03Eが生産時期が比較的近くアンドロイドも同一バージョンなので比較します。
■勝っている点
　・とにかく画面遷移が早いです
　・サクサク動きます
　・色々ウィジット置いても負荷が気になりません
■劣っている点
　・早すぎて頭がついていかない
　・描画がヌルっとしている方が好み

【メニュー】
UIがそれぞれ独自なので好みはあろうかと思いますが、全体的にパナソニックの方が好きです。
５インチはやはり大きいため、画面半分にしか出さないような考慮がされていたり、フォルダの中身の表示の仕方などは好みですが、パナソニックが好きです。
ですが、富士通も独自に考えられたUIが作りこまれておりこれも慣れれば使いやすくなるのかも知れません。
ただパレットUIのようなUIを実装してくれるとうれしく感じます。

【画面表示】
日中に見やすい、省電力が売りと言うことで比較的にP-03Eに近いと思い比較します
■勝っている点
　・WhiteMagic液晶と言うことで描画が美しい
　・日中、日光の下でも他の物と比べて見やすい様に感じる
■劣っている点
　・IPS液晶でないので視野角が狭い
　・視野角を少し外れると描画が白く変色する

【通話音質】
富士通もパナソニックも通話に関しては聞きやすい工夫がなされており、非常に聞き取りやすい。
甲乙付けがたい性能を保持している。

【呼出音・音楽】
音楽プレイヤーとして利用した感想を書きたいと思います。

パナソニックは音とびが頻発するため、実際のところプレーヤーとしては向きませんでした。
それに引き換え、MP3プレイヤーなどを生産していない、富士通は音とびなどは無く非常に優れた音質を実現しています。
ただ、残念な部分もあります。
パナソニックはスピーカーが前面に付いていたので音の通りが非常に良い設計になっているのですが、富士通は筐体の下部側面に後ろ向きに付いているので音の通りが良くない。

【バッテリー】
これは、圧倒的に富士通の勝利。
全く比較になりません。P-03Eも相当良くなったと驚いてましたが、F-01Fの進化素晴らしいです。
画面の大きさがP-03Eよりも大きく５インチであるのに、電池の減りは同様の使い方をしてもF-01Fは長持ちします。
また、電池残量のカウントも正確で、安心感をもって使えます。
パナソニックは２０％を切ると本当に電池残量があてになりませんでした。

【その他】
雑感として、カメラ性能を書きます。
パナソニックはコンデジや一眼レフ、ミラーレスまで幅広く扱うメーカーです。
なのでスマホのカメラも一流です。
中を開けたらソニーなんてこともあるようですが、チューニングは各社がしているので、その差が出てくるわけですが、富士通のカメラも優秀です。
画素数がP-03EとF-01Fは殆ど変わらないですが、遜色ない撮影を双方実現できています。
レスポンスも良好です。

【総評】
モニターなので長く書きすぎました。申し訳ありません。

私はパナソニックの退場を惜しんでいます。
パナのスマホは、零戦のように丁寧に作り込まれていたように思います。
毎回、充電器までセットで販売されていましたし、その充電器には汎用性がありませんでした。
本当の意味で特別性だと思います。

零戦は日本に統一規格が無い頃の製品であるため、型式により部品の形が違い、工具に汎用性が無いなどの問題があり、本当の意味での量産品にはなりえませんでした。

富士通の今回の機種を見ると、非常に梱包は簡易であり、充電器の同梱などもされていません。
非常に量産に向いた、作り方をしていると思います。
そう言う意味で、アメリカ軍の最強の名機P-51ムスタングのような可能性を感じます。

大馬力のエンジンと長大な航続力！そして使いやすさを兼ね備えた名機だと思います。

かなりマニアックな書きっぷりで申し訳ありません。

比較製品

パナソニック > ELUGA X P-02E docomo

パナソニック > ELUGA P P-03E docomo