FUJIFILM X-E5 ボディ [シルバー]
- 裏面照射型約4020万画素「X-Trans CMOS 5 HR」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載したミラーレスデジタルカメラ。
- 質量約445gの軽量コンパクトなボディ。5軸・最大中央7.0段/周辺6.0段の強力なボディ内手ブレ補正機能を搭載している。
- シンプルかつフィルムカメラを想起させるレトロなビューモード「クラシック」を搭載。
- 付属レンズ
-
- ボディ
- XF23mmレンズキット

FUJIFILM X-E5 ボディ [シルバー]富士フイルム
最安価格(税込):¥220,227
(前週比:-1,523円↓
)
発売日:2025年 8月28日
FUJIFILM X-E5 ボディ [シルバー] のユーザーレビュー・評価
- 4 0%
- 2 0%
- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
4.33 | 4.52 | -位 |
| 画質 |
3.39 | 4.53 | -位 |
| 操作性 |
3.94 | 4.27 | -位 |
| バッテリー |
3.48 | 4.12 | -位 |
| 携帯性 |
4.33 | 4.25 | -位 |
| 機能性 |
4.33 | 4.39 | -位 |
| 液晶 |
3.00 | 4.30 | -位 |
| ホールド感 |
3.33 | 4.41 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
2025年9月5日 12:07 [1983953-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 画質 | 2 |
| 操作性 | 5 |
| バッテリー | 無評価 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
| 液晶 | 3 |
| ホールド感 | 3 |
実機を六本木の富士フィルムで確認してきました。
いつものように個人的な見解の辛口のレビューをさせていただきます。
【良い点】
・軍艦部はダイキャストではなく、高級な切削加工で造られていること。
・きわめて優秀な操作性
・スタイリッシュなカメラデザイン
・ISO200くらいまでなら4000万画素の精細な描写が得られる。
・シリーズ初のボディ内手振れ補正機能装備
・コンパクトなサイズ
【気になる点】
・ISO800あたりから、4000万画素記録では画質低下が目立ち始めること。
・ISO1600が4000万画素としては実用的な限界となること。
・ISO3200になると人の顔の描写が厚化粧のように見えてくる。
・ISO3200ですでに相当ノイズリダクションがかかっているように見える。
・デザイン優先の為イマイチなグリップ性
【ISO対応力について】
X-E5のISO対応力が低いので、それがどの程度なのかを手持ちの3機種と比較してみました。
@X-E3(2400万画素) ISO6400でX-E5のISO1600と同程度。
Aソニーα7Cii(3300万画素)ISO6400でX-E5のISO1600より高画質
BソニーNEX-7(2400万画素)ISO1600でX-E5のISO1600より高画質であるほか、ISO6400まで上げた場合の画質落ちがX-E5よりも優秀です。
【画質について】
画質についてはセンサー面積が物理的にフルサイズの約43%しかないことが、大きな画素数アップの障壁となります。
X-E5のフルサイズでは約9300万画素相当となる超高精細なセンサーは、X-TransCmosセンサーをもってしても、高感度対応力が比較した機種と比べて大幅に劣るほか、特に十数年前のAPS=Cのハイエンド機とはいえ、高感度での性能はNEX-7よりも劣るという残念な実写比較の結果でした。
具体的にはAPS-C機種としてはイマドキかなり低い感度のISO3200あたりからかなりノイズリダクションがかかっているように見受けられ、一眼カメラで大事な質感描写が塗り絵のようになり、明らかに質感描写が落ちてきます。最も顕著なのは人の顔で、ISO400くらいでは普通の化粧の厚さと感じるのですが、ISO3200では同じ人の化粧が厚くなったような描写となりました。
かつては高感度に強かったX-TransCmosセンサーも魔法のような技術でなかったようです。
カメラを借り出すことが出来ない為、現時点ではショールーム内の実写画像を無許可で載せると問題が出そうなので後日、画質が同等といわれるX-T50あたりを借りて実写画像をアップします。
【まとめ】
良い点にも書きましたが、このX-E5はコンパクトでスタイリッシュなのに極めて操作性が秀逸であることが良い点です。
ここから先はいつものように個人的な見解ですので、すでにユーザの方はスルーしてください。
X-TransCmoSセンサー4000万画素の高感度時の画質低下の問題点は以前にチェックしたX-T5で気づいていました。
まあ、X-E5の場合はX-T5とは異なり、それほど高感度を求めないような立ち位置のカメラだといのは理解できなくもないですが。2025年の普通の高感度対応力としては水準レベルより大幅に劣るのは残念なところです。
X-TransCmosセンサ−で何故無理して4000万画素にしたのか?
フルサイズですらソニーあたりは3300万画素とか比較的リーズナブルなX-E5に近い価格のα7Ciiが存在しますがローエンド機に4000万画素機は存在せず、しかも平均的な現在のフルサイズ機は2400万画素であり、2機種前のX-E3と変わらないという現在の現実もあります。
それは2400万画素あればそこそこ十分な画素数だからです。
個人的には2018-2023までX-E3を2台メインに使ってきましたが、それは操作性の秀逸さに加えて最もフルサイズ機に近い画質をもっていたから。
10万円強で買えたX-E3と異なり、X-E5は20万円超の価格であと5万も出せばフルサイズ機のソニーα7Ciiが買えてしまい、3300万画素ではありますが、フルサイズ機のため明らかに画質がX-E5より秀逸です。基本感度でも条件によっては一画素一画素の描写が微妙なX-E5にたいして、3300画素と2割少ないものの、一画素一画素の描写がしっかりしているα7Ciiとの画質比較は比べ物にならないといっても言い過ぎではないのが、そこまでは差の無かったX-E3とくらべると残念です。
しかもサイズ感はα7Ciiのほうが一回り程度ボディが大きいだけで、X-E5とくらべたら正直操作性はイマイチですが、フルサイズ機の余裕の画質が得られる方が個人的には価値が高いと感じたので、小さい機材が好きなのでX-E3からソニーα7Ciiに移行しました。
今回も魅力的な機能や優れた操作性を詰め込んだX-E5が、画質が劇的に改善していたら、買うのもアリかと考えていました。
しかし、画質チェックをした上での結論は、これからAPS-Cの機種を新品で買うというのは、個人的な見解としてはもうないなと、このX-E5の画質を見て感じました。既に他社のAPS-C機種はもちろんソニーも例外でなく無いなと感じていましたが。富士フィルムのAPS-Cすらこの画質では、もう買えないなと。
おそらく、ソニーあたりは次のローエンドのα7シリーズは3300万画素から4000万画素超になって、操作性は相変わらずイマイチだと思いますが、同じ画素数以上でフルサイズのため画質面では圧倒してくるでしょう。
個人的な見解ですが、カメラを趣味とするならもうフルサイズの時代。1600万画素や2400万画素のころは余裕の画質だった富士のXシリーズが4000万画素化して少し先の終焉が予感されたX-E5の新登場でした。
あくまで個人的な見解ですが、X-E5の撮影スタイルを愉しむなら、中古のX-E3あたりをこれから選ぶのも十分にアリだと感じました。
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よく投稿するカテゴリ
2025年9月2日 17:10 [1983448-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 画質 | 4 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 3 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
| 液晶 | 3 |
| ホールド感 | 3 |
【デザイン】
従来のX-E5と比べるとライカっぽさのある箱型。特に天板がフラットで、ファインダー部の形状、ストラップ金具などもライカっぽくなっています。X-EとX-Proとライカを足して3で割ったような印象。
上下を金属プレートを使用した質感はとても良好。
マットなシルバーカラーはレンズの明るいシルバーと比べると少し暗め。
ストラップ金具には三角環が付属していないため、付属のストラップ以外を使用する場合は準備が必要となる可能性が高い。目に見えない思想的な部分も、従来のX-Eから少し変化があるように感じます。
【画質】
同社のX-Trans CMOS 5 HR センサーを搭載。APS-Cとしては高解像ですが、良好なISO性能とダイナミックレンジを備えているように見えます。個人的に、2600万画素のX-Trans CMOS 4 よりも好みの結果が得られました。(X-M5・X100VI・X-T30IIなどと比べて)
ただし、ローリングシャッターがX-Trans CMOS 4 の倍ほど遅いので電子シャッター使用時はフリッカーや動体歪みの影響を受けやすい。ファイルサイズも大きいのでストレージを圧迫しやすいのが悩ましいところ。
【操作性】
コントロールレバーやMCSスイッチの追加により、X100シリーズとよく似た操作性となりました。ISO感度は専用ダイヤルが無いものの、いずれかのボタンにISOを登録することで素早く呼び出すことが出来ます。
小型ボディながらカスタマイズできるポイントが多く、一般的な撮影で困ることはほとんどありませんでした。
●フィルムシミュレーションダイヤル
ボディデザインに影響を与えることなくフィルムシミュレーションダイヤルを搭載したことは素晴らしいと思います。
しかし、搭載した場所は左手・右手どちらでも扱い辛い。
左手だとアイセンサーが動作し、右手で操作するには配置が遠すぎる。
使えないこともないですが、撮影体験を損なっていると感じました。
【バッテリー】
NP-W126Sを使用します。
X-M5よりも継続能力が低く、バッテリーの消耗は早い印象があります。
長時間の撮影では、モバイルバッテリーによる充電や、予備のバッテリーが必要になると思います。
【携帯性】
X-M5ほどではないものの、手振れ補正やファインダーを搭載したAPS-Cミラーレスとしては最小クラスだと思います。(X-T50のほうが少し軽い)
【機能性】
●AF
最新世代の富士フイルムらしい性能です。
トップクラスのメーカーほど信頼性はないものの、被写体の検出は効果的と感じました。
ただし、狙った部位にピントが合わなかったり、ピントが抜ける機会が少し多めでした。
それでも、前世代と比べると大幅に使いやすくなっています。
●手振れ補正
前述したように、小型軽量ボディながら手振れ補正を搭載しています。
体感はX100VIと同程度で、効果的な補正能力があると感じました。
【液晶】
●ファインダー
価格を考慮すると必要最低限のスペックです。ファインダー倍率・解像度は期待を超えません。
しかし、DISPボタンで「クラシック表示」に切り替えた際のファインダー体験はとても良かったです。情報がシンプルで撮影に集中しやすく、明瞭なカラーリングで情報を素早く認識しやすい。
●モニター
ファインダーと同じく、価格を考慮すると必要最低限です。
チルト式可動モニタとなっていますが、背後のフレキに触れやすく、気を付けて扱う必要がありました。(例えばソニーなどはカバーで保護されている面積が広い)
●その他機能
コントロールレバーとサラウンドビューモード・デジタルテレコンとの相性が良好でした。
【ホールド感】
小さなグリップですが「無いよりはあったほうがマシ」と言えるくらいには機能します。ただし、表面が滑りやすいので片手持ちするほど信頼感はありません。
SmallRigのレザージャケットを装着した状態でやっと及第点と言ったところ。
【総評】
細かい話はさておき、クラシック表示モードが楽しいカメラです。
表示モードの変更というシンプルな機能ですが、ファインダーを覗きたくなる面白いモードです。
ついでにサラウンドビューやデジタルテレコンをコントロールレバーに登録しておくと、さらに面白いカメラとなります。
現状、このモードを使えるのはX-E5のみであり、この1点でおススメできるカメラ。
●上記以外について
「高級志向」のアピールが強いものの、購入体験・撮影体験でひっかかる部分が多いと感じました。
フィルムシミュレーションダイヤルの配置や操作性、三脚が別売り、ファインダーやモニターの仕様などなど。バッテリーライフは短く、グリップはツルツルで滑りやすい。
ただ、それでも「レンズ交換できるX100VI」としては面白い存在ですし、小型軽量ながら手振れ補正を利用できる40MP APS-Cは貴重な存在だと考えています。
そしてやっぱりクラシック表示モードが楽しいカメラ
ブログでレビューを連載予定です。
https://asobinet.com/tag/x-e5-review/
Flickrにてオリジナルデータを公開しています。
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72177720328666580/
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よく投稿するカテゴリ
2025年8月28日 22:29 [1982482-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 4 |
| 操作性 | 4 |
| バッテリー | 4 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 3 |
| ホールド感 | 4 |
このフォルムカッコ良すぎます。 |
美しいフォルムです。 |
スタイル抜群。 |
高画質なのに小さくてコンパクトな兄弟 |
【デザイン】
このデザインが良くて購入の決め手になっていると思います。質感は高くすっきりしていていいです。
【画質】
X-T5,X-T50と同等です。レンズ交換により左右されますが、全体的に高画質なのは間違いありません。でも、X100VIより若干劣ると思います。X100VIはレンズ一体式なのでまったく文句ないです。
【操作性】
ファンクションボタンに好きな機能を割り当てれば、不便はないです。どこにでも持ち歩けるのが最大の特徴なので、操作ボタンにこだわりがある人は、X-T5を選択すれば間違いないです。
【バッテリー】
70枚ほど試写しましたが、たぶんスペック通りの持ちだと思います。X-T50やX100VIと同程度だと思います。やはりガッツリ撮影する人は、予備が1個あった方が安心できます。
自分の場合は、1日撮影する分には1個で十分だと思います。
【携帯性】
抜群です。軽い単焦点だといいですね。自分の場合は、フォクトレンダー ULTRON 27mm F2 X-mount を装着したので、X100VIより若干重いかなー位の差です。
いずれにしてもカメラバッグなど重装備しなくとも普通のショルダーバッグで余裕で持ち歩き可能です。
【機能性】
やっぱり、フィルムシュミレーションでレシピ設定したFS1,FS2FS3 を上部ダイヤルで選択できるのは、便利です。ただ、すぐ真下のセンサーがやっぱり厄介でした。ダイヤル操作しようと思うと液晶表示が消えてしまうのは、ちょっと不便だと思います。
【液晶】
X-T5、,X-T50、X100VIの中で一番劣りますが、このサイズの液晶なのでそんなに不便ではないですよ。特に野外だと構図だけ確認できればいいですし…
ファインダー解像度も心配でしたが、MFレンズでもMF拡大されるのでピント合わせはちゃんとできます。
依然持っていた、α6700の液晶ガラスフィルムがそのまま使えました。サイズが同じようです。
【ホールド感】
意外と良かったです。フロントは持ち手っぽくなってますが、よく見ると後ろ側も持ちやすく工夫されてました。ただ、自分は心配だったので、ブラックのサムグリップを購入しました。
【総評】
待ちに待った発売日に入手できました。新レンズのキットレンズ付が人気のようですが、F2.8だったので、もうちょっとアドバンテージがあるフォクトレンダー ULTRON 27mm F2 X-mountを自分はチョイスしました。マニュアルですがピント合わせも楽で、キットレンズより明るく、軽いです。
なので、高画質なコンパクトなカメラをどこにでも持ち歩けて、理想な状態です。
20年以上カメラを買い替えて続けてきましたが、こんなに高画質でコンパクト、軽くてどこにでも持ち歩きたくなるカメラがやっと生まれました。
デジタルズームも十分使えますし、なによりデザインがいいので所有感があります。
ソニーのフルサイズ機やα6700も十分コンパクトなボディではありますが、いいレンズを装着すると途端に大きくなり、持ち歩くのに躊躇します。
富士フィルムのXシリーズはやっぱり、色味が独特で写真撮影が楽しいです。
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