『AFの挙動にはやや癖があるが、野鳥飛翔の撮影では最高峰』 SONY α1 II ILCE-1M2 ボディ yidlerさんのレビュー・評価

2024年12月13日 発売

α1 II ILCE-1M2 ボディ

  • 有効約5010万画素のCMOSセンサー「Exmor RS」と画像処理エンジン「BIONZ XR」を採用した、フラッグシップモデルのフルサイズミラーレス一眼カメラ。
  • APS-C画角にクロップした際も約2100万画素の高解像の画像を撮影でき、ブラックアウトフリーでのAF/AE追従最高30コマ/秒の高速連写中も複雑な動きに追随。
  • リアルタイム認識AFが進化し、姿勢推定技術が人物の頭部や胴体を瞬時に認識するだけでなく、動物や鳥、虫、乗り物も的確に追随し続ける。
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価格帯:¥870,000¥999,590 (37店舗) メーカー希望小売価格:オープン

タイプ:ミラーレス 画素数:5050万画素(総画素)/5010万画素(有効画素) 撮像素子:フルサイズ/35.9mm×24mm/CMOS 重量:658g α1 II ILCE-1M2 ボディのスペック・仕様

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α1 II ILCE-1M2 ボディSONY

最安価格(税込):¥870,000 (前週比:-4,700円↓) 発売日:2024年12月13日

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機能性5
液晶無評価
ホールド感無評価
AFの挙動にはやや癖があるが、野鳥飛翔の撮影では最高峰
当機種
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当機種

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【2025/08/10更新】
・レビューを更新して、評価を星4から星5に変更しました。
・以前のレビューではR5mk2との比較を行っていましたが、比較してる文章を大幅に削りました。


野鳥撮影の観点でのレビューとなります。
これまでSonyではα1を3年近く使用し、R5mk2を1年、α1IIを4-5ヶ月くらい使用しています。
野鳥撮影では画素数が足りないため手放しましたが、R1も数ヶ月ほど使用していました。


【画質】
※ 作例はDxO Photolab8 + DxO DeepPRIME XD2でRAW現像しています

画質には満足しています。
R5mk2よりも高感度耐性は高く、ダイナミックレンジの上限が高いのかR5mk2よりも白飛びがややしくにい印象です。センサー読み出し速度が速いため、素早くレンズを振り回すような撮影ではα1IIの方がローリングシャッターによる歪みが少ないです。

正直言ってR5mk2でも不満はあまりありませんが、α1IIの方が0.3から0.5段分くらいは優位です。


【操作性】
単体の場合はR5mk2の方が快適ですが、バッテリーグリップ付きのホールド感や操作性はどちらもとても使いやすく満足です。

ボタンのカスタマイズ性が極めて高いため、色々な操作や切り替えをボタンに割り当てることができるためかなり自分自身の用途向けに追い込むことができます。
プリ連続撮影、フォーカスプリセット、AFエリア切り替えなどの使用頻度や緊急度に応じてかなり満足のいくボタン配置にできています。

4軸チルト液晶はローアングル時も撮影しやすくていいです。肩ストラップを使用して撮影をする場合、バリアングルだとカメラの左側に液晶が飛び出る形になるため干渉するのですが、4軸チルト液晶ではそのような干渉がなく快適です。


【EVF】
新型アイカップは横からの日差しが入りにくく見やすくなっています。

デフォルト設定だとR5mk2よりもEVFが暗めで、連写中やプリ連写中は露出補正が強制的に反映されるため露出アンダーで撮影していると見にくいです。
しかしクリエイティブルックをVV2に設定し、各種パラメータを調整することでかなり明るくなり問題が大きく改善します。


【被写体認識/AF】
止まりもの、地面や水上の動きものに関しては、α1IIはWide/Zoneだとちょっとした障害物だったり何もない手前にフォーカスが引っ張られることが多いです。
色々と検証した結果、α1IIは最初の捕捉はフォーカスエリア内の下部(すなわち手前)のものに対して極めて敏感であることが分かりました。

この挙動を理解することにより、広めのフォーカスエリアでもエリア下部に被写体を引っ掛けてAFを発動させ、その後はα1IIの強力なトラッキングの粘りを利用することで非常に快適かつ安定した撮影を行えるようになりました。

空の野鳥飛翔に関してはα1IIがトップクラスです。
特にAFで捕捉した後の追従性の安定性や精度はEOS R1よりも上という印象です。燕の飛翔では細かいフェイントのような動きも多くR1でも油断するとトラッキングがいきなり外れるのですが、そのようなシーンでもα1IIのトラッキングの粘ってくれることが多いです。

R5mk2やR1の方の被写体認識やAFの方がシンプルで使いやすいと思いますが、燕の飛翔などの非常にシビアなシーンではα1IIの方が操作性のカスタマイズも含めて伸び代が高いです。
結局ずっと撮影して慣れてくることを考えた場合、この伸び代がとても重要になります。



【その他】
フォーカスプリセットが最大6つまで登録できて、同じレンズで異なる焦点距離を登録することができるため素早い野鳥の飛翔を撮影する場合は咄嗟の対応がしやすいです。また同じボタンで登録(長押し)と呼び出しを行うことができるため、割当ボタンが無駄に増えないのも良いです。
ちなみにレンズ側のボタンにも割当ができますが、カメラ本体側のボタンからの呼び出しの方が反応速度が速いため使い分けています。

プリ連写機能の期間を細かく設定できるのは便利で、ワンタッチで切り替えられます。また遡る時間も設定可能なため、特に燕の飛翔のような撮影シーンでは常時0.2秒のプリ連写撮影を有効にして撮影してこれまでよりも画面端の決定的なショットを撮れることが増えました。

手ぶれ補正はそこまで強力というわけではありませんが、強力すぎない分だけ手ブレ補正ON時の動体撮影がしやすいです。強力すぎるとEVFの像が大きく飛ぶことがありますので。

バッテリーグリップを装着しているため電池の持ちは気になりません。4-5時間の撮影であれば充電なども一切せずに使えます。


【総評】
総合的にバランスが良くて完成度の高いフラグシップカメラです。
特に操作のカスタマイズ性、トラッキング性能が優れており、シビアなシーンでの野鳥撮影を突き詰めていきたい場合はα1IIは最高の選択肢になります。

野鳥の止まりもののような撮影ではAFの最初の捕捉の挙動に癖があるため最初は致命的な印象を受けましたが、その特性を理解してトラッキングを活用することでR5mk2やR1と同等かそれ以上に撮影しやすく感じるようになりました。
もちろんファームウェアでこのAFの挙動を改善した方が良いとは思いますが、少なくとも私の使い方では大きな不満になることはなくなりました。

野鳥撮影でのコスパだけ考えるとR5mk2の完成度と扱いやすさは頭一つ抜けていますが、シビアな野鳥撮影を突き詰めていきたい場合はα1IIの方が伸び代が確実にあります。
特にロクヨンなどの単焦点レンズの場合には、フォーカスプリセットを最大6つ登録・呼び出しできる等の操作のカスタマイズ性の高さもあり、咄嗟のシーンの撮影でも色々な操作により柔軟かつ快適に対応できます。

以前書いたレビューのようにもう少しファームウェアで改善して欲しいところはありますが、私が最も重視する野鳥の飛翔の撮影では間違いなく最高峰であることを確認できたため、ファームウェア更新によるAF改善を待たずに評価を星4から星5に変更しました。

レベル
アマチュア
主な被写体
その他

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満足度4
デザイン無評価
画質5
操作性5
バッテリー無評価
携帯性無評価
機能性4
液晶無評価
ホールド感無評価
野鳥撮影の飛翔では最高峰だが、他シーンのAFは要改善
当機種
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当機種

野鳥撮影の観点でのレビューとなります。
これまでSonyではα1を3年近く使用、現在はキヤノンのR5mk2をメインに使用しています。

いくつかの項目ではR5mk2との比較もしています。

※ 作例はDxO Photolab8 + DxO DeepPRIME XD2でRAW現像

【画質】
画質には満足しています。
R5mk2よりも高感度耐性は高く、ダイナミックレンジの上限が高いのかR5mk2よりも白飛びがややしくにい印象です。ただし高感度耐性に関してはDxO DeepPRIME XD2を使用すればR5mk2でもあまり気になりません。

またR5mk2よりもセンサー読み出し速度が速いため、素早くレンズを振り回すような撮影ではα1IIの方がローリングシャッターによる歪みが少ないです。


【操作性】
バッテリーグリップ付きのホールド感や操作性は快適ですが、シャッターボタンなどの角度などの細かい部分ではR5mk2の方が扱いやすいです。

ボタンのカスタマイズ性が極めて高いため、色々な操作や切り替えをボタンに割り当てることができるため操作性をR5mk2よりも追い込むことができます。

4軸チルト液晶はローアングル時も撮影しやすくていいです。肩ストラップを使用して撮影をする場合、バリアングルだとカメラの左側に液晶が飛び出る形になるため干渉するのですが、4軸チルト液晶ではそのような干渉がなく快適です。


【EVF】
新型アイカップは横からの日差しが入りにくく見やすくなっています。
R5mk2と比較するとEVFはやや暗めで、連写中やプリ連写中は露出補正が強制的に反映されるため露出アンダーで撮影していると見にくいです。このため野鳥撮影でのEVFの見やすさはR5mk2の方が上です。


【被写体認識/AF】
止まりもの、地面や水上の動きものに関しては、α1IIはWide/Zoneだとちょっとした障害物だったり何もない手前にフォーカスが引っ張られることが多く使いづらいです。XSでピンポイントでフォーカスした後もWide/Zoneを使うと、全く関係ない手前の部分にふたたび引っ張られます。
このような撮影シーンに関してはR5mk2の方が明確に優れています。

上記の撮影シーンについてはXL + トラッキングを使って、引っ張られる前に捕捉してトラッキング状態にすることで問題を回避できます。
ただしR5mk2ではWide/Zone相当のエリアでもこのような操作は必要ありませんし、XLまで狭いAFエリアを使う必要はほとんどありません。逆にα1IIはXLを常用に近いレベルで使用する必要があります。

空の野鳥飛翔に関してはα1IIがトップクラスです。上述したシーンでの苦戦が嘘のように最初の捕捉がスムーズですし、捕捉した後の追従性の安定性や精度はR5mk2よりもやや上です。ただし少しでも背景が複雑になってくると上述した最初の捕捉の不安定さが出やすいので、最初の捕捉だけはフォーカスエリアをZoneかXLくらいまで小さくする必要があります。

暗い撮影シーンではα1IIはコントラストAFが動作する場合があり、その時はAFが時間をかけて盛大に迷う場合があります。このため暗いシーンではR5mk2の方が優秀で安定感があります。

野鳥の飛翔のみを重視するのであればα1IIに軍配が上がりますが、色々な撮影シーンに対応するための総合的ではR5mk2の方が上です。
飛翔以外の挙動(特に最初の捕捉の挙動)に関してはα1IIはファームウェアでの改善は必須だと思います。現状のα1IIは狭いAFエリアやトラッキングをうまく活用しないと簡単なシーンでも撮影できない場合が結構目立ちます。


【その他】
フォーカスプリセットが最大6つまで登録できて、同じレンズで異なる焦点距離を登録することができるため素早い野鳥の飛翔を撮影する場合は咄嗟の対応がしやすいです。また同じボタンで登録(長押し)と呼び出しを行うことができるため、割当ボタンが無駄に増えないのも良いです。

プリ連写機能の期間を細かく設定できるのは便利で、ワンタッチで切り替えられます。R5mk2はプリ連写中はかすかな駆動音みたいなものが聞こえますがこちらでは皆無なので、全体的にα1IIの方が洗練されています。

手ブレ補正はR5mk2に比べると弱いです。ただし手ぶれ補正が弱い分だけ手ブレ補正ON時の動体撮影のしやすさはα1IIの方が優秀です。R5mk2は手ぶれ補正によるEVFの引っ掛かりが気になることがあります。

バッテリーグリップを装着しているため電池の持ちは気になりません。バッテリーの持ち自体はR5mk2と同じくらいでしょうか。


【総評】
総合的にバランスが良くて完成度の高いフラグシップカメラです。
特に操作性とカスタマイズ性が優れており、野鳥の飛翔に関しては安定性や精度に面でR5mk2をやや上回っているため、野鳥の飛翔を最重視する場合はα1IIは最高の選択肢になります。

ただしそれ以外の野鳥の撮影シーンにおいては、最初の被写体の捕捉がかなり不安定です。
これは海外の野鳥撮影のYoutuberのいくつかのレビュー動画でも指摘されていましたが、v2.00でもこの不安定さは改善されていません。R5mk2のレビューでは「AFがやや荒削り」と書きましたが、α1IIのAFに関しては「やや荒削り」ではなく「不安定」です。
初代OM-1の被写体認識を無効化した時のAF-Cの不安定さを少し思い出しました。

価格がR5mk2よりも30万円以上高く、センサー・画像処理エンジン・AIチップが過去モデルのほぼ流用であることを考えれば、AF/被写体認識に関してはもう少し完成度と安定性を高めて欲しいです。
操作性とカスタマイズ性が高いためそれで不安定なシーンをカバーすることは確かにできますが、煩わしい操作でカバーするようなことを減らしたいからフラグシップモデルを購入しているわけですから当然評価は下がります。

このため野鳥撮影に関しては現時点においてはR5mk2の方がコスパだけではなく総合力も上です。ただしファームウェアによってこの不安定さが改善されれば評価は星5になりますし、操作性やカスタマイズ性の高さなども考慮すれば、さすがにコスパでは勝てませんが総合力ではR5mk2を上回ると思います。

アップデートによる改善を期待してます。

レベル
アマチュア
主な被写体
その他

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