『AFはまだ少し荒削りだが、野鳥撮影の総合力ではα1を超える』 CANON EOS R5 Mark II ボディ yidlerさんのレビュー・評価

2024年 8月30日 発売

EOS R5 Mark II ボディ

  • 静止画・動画において、高い撮影性能を実現しながらすぐれた機動性を兼ね備えたプロ・ハイアマチュア向けのフルサイズミラーレスカメラ。
  • エンジンシステム「Accelerated Capture」とディープラーニング技術の融合により、すぐれたトラッキング性能を実現。
  • 約4500万画素フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーや「ニューラルネットワークノイズ低減」機能を搭載し、高画質な画像を生成可能。
最安価格(税込):

¥552,000

(前週比:+12,869円↑) 価格推移グラフ

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価格帯:¥552,000¥661,130 (45店舗) メーカー希望小売価格:オープン
付属レンズ

タイプ : ミラーレス 画素数:5030万画素(総画素)/4500万画素(有効画素) 撮像素子:フルサイズ/36mm×24mm/CMOS 重量:656g EOS R5 Mark II ボディのスペック・仕様

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EOS R5 Mark II ボディCANON

最安価格(税込):¥552,000 (前週比:+12,869円↑) 発売日:2024年 8月30日

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携帯性無評価
機能性5
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AFはまだ少し荒削りだが、野鳥撮影の総合力ではα1を超える
当機種
当機種
当機種

当機種
当機種
当機種

※ 9/18: 文章の一部を加筆・更新、作例をDxOで現像したものに更新

主に野鳥撮影をしており、3年間使用しているα1との比較になります。
α1では主に600GM、R5mk2ではRF200-800とRF400L F2.8を使用しています。(RF400L F2.8は1.4倍テレコンを常用)

1週間ほど使用した初期レビューになります。


【画質】
RAW現像後の画質は一般的な高画素機の画質です。
DxO Photolab8のレンズ補正とDeepPRIME XD2sを使って現像していますが、低感度でも高感度でも満足のいく写真が撮れます。

ただしISO12800よりも高い感度で撮影した場合、DxO製品を活用してもシャドウ部分のディティールなどが初代R5よりも画質が0.3-0.5段くらい劣る場合があります。このためこのあたりの画質を重視する人は注意が必要です。


【操作性】
カメラはグリップもしっかりしていて握りやすく、ダイヤルやボタン配置なども個人的には非常に使いやすいです。
キヤノンのカメラはAFボタンの右側にさらに2個ボタンが横並びのため、それぞれに異なるAF設定を割り当てることで色々なシーンに咄嗟に対応することができます。


【AF・被写体認識】
AFの基本性能である捕捉、追従などの速度や精度はとても良いです。枝被りなどのシーンでも引っ張られにくくなっており、野鳥撮影と相性が良いです。
まだまだAFに関しては試行錯誤は必要ですが、α1に肉薄するレベルだと思います。被写体認識やAF周りのシステムも考慮するとα1以上です。

ただ何故かフォーカスが唐突に外れたり、難しいシーンをフォーカス枠で完璧に捉えたのにピントが甘くなることがたまにあるため、初期バージョンのファームウェアではまだちょっとAFの安定性を含めた完成度に改善の余地がありそうです(とは言っても、初代OM-1のようなAF-Cの不安定さでは全くありません)。もし指摘した部分の完成度が高くなれば、AF基本性能でもα1を確実に上回ることになると思います。

操作性でも書いた通り、AFボタンを加えた3つボタンで異なるAF設定を呼び出してAFを行うため、苦手なシーンなどの時にはすぐに全域トラッキングOFFのシングルポイントAFにしたり、余裕があるシーンでは瞳AFにしたりできます。このため被写体認識やAFが苦手なシーンでも何とかできることが多く、この点もポイントが高いです。

あとその他の項目でも書いていますが、フォーカスプリセットをカメラ本体で登録・呼び出しできるのが非常に大きいです。大砲レンズ以外でも一つ使用できるようになったため、フォーカスが大きく外れてときのリカバリなどが行えるようになるため使い方によっては動体撮影時の撮影機会が大幅に増えます。
RFのヨンニッパ、ロクヨンでは元々レンズに2つ登録できますが、これをさらに一つ加えて3つにすることができるのでさらに強力になります。

なおデフォルトのサーボ特性のCaseオートだと野鳥撮影ではやや粘りが弱い気がするため、Caseマニュアルで「被写体追従特性」を-2に設定しています。
あと被写体がフレーム内であまり動かず安定している場合は「速度変化に対する追従性」を-2に設定する方がピントが安定するようです。
今後Caseオートで動体と止まりものの両方を高次元でカバーすることを期待してます。


【EVF】
EVFはスペック表ではR5と同じですが輝度が上がっており、野鳥撮影のしやすさが良くなっています。

またEVFの表示Simulationの露出反映OFF設定は、AF動作中、プリ連続撮影の半押し中、連写中も含めて維持されます。
このため白飛び防止などのために露出補正を-1や-2に設定して撮影していたとしても、それがEVFに勝手に反映されないため動体撮影時に連写中は見づらくなって被写体が追いにくくなるようなことはなく非常に快適です。

あと今回ER-kEというアタッチするアイカップが登場しましたが、これを使うと右斜め後ろあたりからの日差しもほぼ遮断して撮影できるためEVFでの撮影の快適さがさらに増します。無駄に大きく、取り付けてる間は背面液晶が開けなくなるのが玉に瑕ですが個人的にオススメです。


【その他】
・バッテリー持ちは普通です。バッテリーグリップを使用しているため特に不満はありません。

・フォーカスプリセット機能があるため、大砲レンズ以外でもフォーカスプリセットが利用できます。呼び出した瞬間に登録した位置に移動しますし、呼び出した時にメッセージが表示されることもないため非常に快適に使えます。呼び出しボタンと登録ボタンを別々に登録する必要がある点だけは不満なので、ボタン長押しで登録できるようになると完璧です。

・プリ連続撮影機能は実用的ですが、小さめの野鳥の飛び出しなどはどうしてもAFが遅れるのでピントが甘いものも結構含まれます。またON/OFFを切り替えるボタンの割当ができないため、現在はC1にプリ連続撮影ONにした設定を登録してM-Fnボタンでカスタム撮影モードを切り替えることで対応しています。


【総評】
野鳥撮影においては最も総合力の高いカメラだと思います。
被写体認識を含めたAFシステム、操作性、EVF周り、野鳥撮影に役立つ各種機能など、その野鳥撮影においては総合力ではファームウェアが初期バージョンの現在でもα1を間違いなく超えていると思います。

AFの項目にも書いた通りAFの細やかなの完成度については改善の余地があるものの、初期バージョンでこの完成度であればあまり不満はありません。思い返せばあのα1も初期バージョンは色々と完成度が低いところもあったので、R5mk2も今後のファームウェア更新で改善されることを期待しています。

これまでR3やZ9やα9IIIなどを購入したりレンタルして色々と試してきましたが、発売日に購入したα1の牙城を崩すことはできませんでした。R6mk2のAFシステムはとても良い線を行っていましたが非積層型センサーかつ低画素であることがネックでした。

しかしR5mk2を購入して1週間ほど使用した結果、3年近く使ってきたα1は処分することにしました。これがある意味私にとってのR5mk2に対する最大の賛辞です。

レベル
アマチュア
主な被写体
その他

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満足度5
デザイン無評価
画質無評価
操作性5
バッテリー無評価
携帯性無評価
機能性5
液晶無評価
ホールド感5
AFはほんの少し荒削りだが、野鳥撮影の総合力ではα1を超える
当機種
当機種
当機種プリ連続撮影で撮影

プリ連続撮影で撮影

当機種
当機種
当機種

主に野鳥撮影をしており、3年間使用しているα1との比較になります。
α1では主に600GM、R5mk2ではRF200-800とRF400L F2.8を使用しています。(RF400L F2.8は1.4倍テレコンを常用)

1週間ほど使用した初期レビューになります。

■ 画質

RAW現像後の画質は一般的な高画素機の画質です。
まだDxOが本製品に未対応のためRAW現像後の画質は評価してませんが、カメラ内のニューラルネットワークノイズ除去とDLOを活用した画質はなかなか良いです。ただし編集などができないので最終的にはDxO Photolabで現像する予定です。

また電子シャッターのローリングはよほど素早く振り回さない限りは野鳥撮影での歪みはほぼ気になりません。

なおレビューに添付している写真は全てR5mk2のカメラ内現像で行っており、ニューラルネットワークのノイズ除去:標準を使用しています。また全てクロップ無しです。


■ 操作性

カメラはグリップもしっかりしていて握りやすく、ダイヤルやボタン配置なども個人的には非常に使いやすいです。
キヤノンのカメラはAFボタンの右側にさらに2個ボタンが横並びのため、それぞれに異なるAF設定を割り当てることで色々なシーンに咄嗟に対応することができます。


■ AF

AFの基本性能である捕捉、追従などの速度や精度はとても良いです。
まだまだAFに関しては試行錯誤は必要ですが、α1に肉薄するレベルだと思いますし、被写体認識やAF周りのシステムの完成度を考慮するとα1以上です。

ただ何故かフォーカスが唐突に外れたり、難しいシーンをフォーカス枠で完璧に捉えたのにピントが甘くなることがたまにあるため、初期バージョンのファームウェアではまだちょっとAF周りの完成度に改善の余地がありそうです。もし指摘した部分の完成度が高くなれば、AF基本性能でもα1を確実に上回ることになると思います。

操作性でも書いた通り、AFボタンを加えた3つボタンで異なるAF設定を呼び出してAFを行うため、苦手なシーンなどの時にはすぐに全域トラッキングOFFのシングルポイントAFにしたり、余裕があるシーンでは瞳AFにしたりできます。このため被写体認識やAFが苦手なシーンでも何とかできることが多く、この点もポイントが高いです。

なおデフォルトのサーボ特性のCaseオートだと野鳥撮影ではやや粘りが弱い気がするため、Caseマニュアルで被写体追従特性-2に設定しています。


■ EVF

EVFはスペック表ではR5と同じですが輝度が上がっており、野鳥撮影のしやすさが良くなっています。

またEVFの表示Simulationの露出反映OFF設定は、AF動作中、プリ連続撮影の半押し中、連写中も含めて維持されます。
このため白飛び防止などのために露出補正を-1や-2に設定して撮影していたとしても、それがEVFに勝手に反映されないため動体撮影時に連写中は見づらくなって被写体が追いにくくなるようなことはなく非常に快適です。


■ その他

・バッテリー持ちは普通です。バッテリーグリップを使用しているため特に不満はありません。

・フォーカスプリセット機能があるため、大砲レンズ以外でもフォーカスプリセットが利用できます。呼び出した瞬間に登録した位置に移動しますし、呼び出した時にメッセージが表示されることもないため非常に快適に使えます。呼び出しボタンと登録ボタンを別々に登録する必要がある点だけは不満なので、ボタン長押しで登録できるようになると完璧です。

・プリ連続撮影機能は実用的ですが、小さめの野鳥の飛び出しなどはどうしてもAFが遅れるのでピントが甘いものも結構含まれます。またON/OFFを切り替えるボタンの割当ができないため、現在はC1にプリ連続撮影ONにした設定を登録してM-Fnボタンでカスタム撮影モードを切り替えることで対応しています。


■ 総評

野鳥撮影においては最も総合力の高いカメラだと思います。
被写体認識を含めたAFシステム、操作性、EVF周り、野鳥撮影に役立つ各種機能など、その野鳥撮影においては総合力ではファームウェアが初期バージョンの現在でもα1を間違いなく超えていると思います。

AFの項目にも書いた通りAFの細やかなの完成度については改善の余地があるものの、初期バージョンでこの完成度であればあまり不満はありません。思い返せばあのα1も初期バージョンは色々と完成度が低いところもあったので、R5mk2も今後のファームウェア更新で改善されることを期待しています。

これまでR3やZ9やα9IIIなどを購入したりレンタルして色々と試してきましたが、発売日に購入したα1の牙城を崩すことはできませんでした。R6mk2のAFシステムはとても良い線を行っていましたが非積層型センサーかつ低画素であることがネックでした。

しかしR5mk2を購入して1週間ほど使用した結果、3年近く使ってきたα1は処分することにしました。これがある意味私にとってのR5mk2に対する最大の賛辞です。

レベル
アマチュア
主な被写体
その他

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