LUMIX DC-G9M2 ボディ
- 「25.2M Live MOSセンサー」と新世代エンジンを搭載し、高解像で階調豊かな描写を実現する静止画フラッグシップモデルのミラーレス一眼カメラ。
- 像面位相差AFを採用し、より高速で高精度なAF性能を発揮。秒間約60コマのAF追従超高速連写とバッファメモリー強化による3秒間継続の連写撮影が可能。
- 手ブレ補正システムを強化。オリジナルのLUTファイルを読み込んで自分好みの色表現を楽しめる「リアルタイムLUT」を搭載。
- 付属レンズ
-
- ボディ
- 標準ズームレンズキット

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2024年2月28日 01:38 [1811004-2]
満足度 | 3 |
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デザイン | 無評価 |
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画質 | 3 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 2 |
携帯性 | 2 |
機能性 | 4 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 4 |
OM-1に後継機が出たところですが、自分なりにOM-1初号機とG9IIを併用して感じたことをまとめたいと思います。
先に大まかに結論をまとめると、JPEG画質、AF、手振れ補正、バッテリーをとるか、絵作り、ダイナミックレンジをとるかでしょうか。
【画質】(追記アリ)
様々やレビューサイトの通りある程度より速いシャッター速度、メカシャッターであればOM-1を凌駕するダイナミックレンジを持っています。(特にシャドウ域)
一方で非積層で無理やり高速連写をする機種の例に漏れずG9IIは高速連写時は大幅にダイナミックレンジが苦しくなるようです。
また、ISO感度についても高感度域では僅かにOM-1が有利、JPEGのノイズリダクションはOMの方が相当上手いように思えます。
追記:G9IIは塗り絵になりがち、一方で解除すると低ISOの段階でノイジーな写真になります。
【携帯性】
圧倒的にOM-1に軍配が上がります。G9IIのサイズ感は大半のレンズとの組み合わせでスチル用途では正当化出来る大きさとは思えませんでした。(ただ手がとても大きい方には貴重な機種なのかもしれません。)
【機能性】(追記アリ)
G9IIのリアルタイムLUTは既存のピクチャモードに充てることでAFの不安定さを回避すれば、非常に使い勝手良い機能に感じました。本気で撮るもの以外はもうRAWはいらないかもしれない、と感じさせられます。ハイレゾなどと併用できるのも強みかと。
追記:ただG9IIのJPEGはノイズ処理が上手いとは言い難くこの機能が目的なら同価格のS5IIの方が適切に思えます。
一方ハイレゾショットは両機種で大きく特性が異なり、手持ちの場合合成成功している部分の画質はG9IIが優れている一方で、合成速度は大幅にOM-1が倍以上早く、実用的です。
追記:また高感度時のJPEGのノイズ処理はハイレゾでもOM-1の方が優れており、多くの場合JPEGではOM-1の方が全般的に優れていると言えそうです。
【ファインダー】
ラグや画質は若干OM-1の方が優れていると感じますが、言われなければ気にならない程度の差だと感じました。
【バッテリー】
圧倒的にOM-1が優れています。G9IIは1日の撮影であれば予備バッテリーは必須。一方でOM-1はプロキャプチャーを乱用する等なければ問題なく1日を終えられます。
【手振れ補正】
想定外だったG9IIの弱点は手ぶれ補正。数値より遥かにOM-1との間に差があります。
G9IIはフレーミングの際の手ぶれ補正は有力ですが実際に撮影するとブレることが多く、標準域でも1秒強が限界。2桁近い長秒撮影が実用可能なOM-1とは2段3段差があると感じます。
【AF】
こちらも写真に限定すれば正直OM-1の方が相対的には頭抜けて実用的に感じます。(動画では逆転するそうですが、自分は動画は撮らないので...)
特に差を感じるのは動物(鳥)の被写体認識、暗所でのAFの二点。
G9IIの被写体認識は少し離れる、後ろを向くだけですぐ認識しなくなり、特に野鳥撮影では致命的です。決してOM-1のAFが安定しているとは思いませんが、G9IIはスタートラインにすら立っていないと感じます。(一方で人体認識に関してはOM-1の顔認識より遥かに実用的です。)
また暗所では、OM-1がそつなくこなす程度の暗さでAFがそもそも効かないこともしばしば。マニュアルフォーカスで強制的に合わせた方がよいことも多く、m43の中ではシャドウに強みがある機種として考えるとチグハグかもしれません。
【総評】
リアルタイムLUTの機能は面白くスチルユーザーにもおすすめの機能ですが、弱点を踏まえると動画を撮らないユーザーにとってはその大きさを正当化するのは難しいのかもしれません。よりコンパクトなリアルタイムLUT機があればそれで充分と感じます。
追記:あるいは同価格帯にS5IIがあり、画質を重視するなら、Lマウントはコンパクトなレンズが増えておりそれで十分なのではないでしょうか?
弱点は手振れ補正とスチルでのAF、バッテリーの持ち、JPEG画質。どれも気軽に常用するにはイラっとさせられるものであくまでスチル用途としては趣味でまったり楽しむ方向けに思えます。
追記:また、リアルタイムLUT含めJPEGで完結させようとするとかなりノイジーor塗り絵の絵が出てきます。正直自分の場合JPEGでの限界はISO1600程度かもしれません。(OM-1では6400程度)
一方でOM-1の弱点としては代り映えのない絵作り、シャドウ耐性の乏しさが弱点。写真を撮る行為そのものの楽しさはG9IIの方が強く感じられました。
マイクロフォーサーズでスチルのシステムを組むのであれば、信頼が欲しい場ではOM-1、趣味として楽しむならG9IIが適所ではないかと思います。
追記:正直に言ってよほどG9IIで連射をしたい、という特別な理由がなければS5IIを選択することをお勧めします。試用レベルですが遥かに良好なJPEGを吐き出します。(勿論RAWも)
Lマウントでもコンパクトな機種は増えておりシステムとしてそこまでサイズ差はなく価格差も突き詰めなければ大差はありません。
単純な比較ではOM-1とG9IIは十分比較できる機種ですがマイクロフォーサーズを使う意味、という点ではOM-1の方が意義を示しているのかもしれません。(G9IIがOM-1を上回っている点はそのほとんどがS5IIの方が優れています)
- 比較製品
- OMデジタルソリューションズ > OM SYSTEM OM-1 ボディ
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- その他
参考になった106人(再レビュー後:65人)
2024年2月6日 15:03 [1811004-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 無評価 |
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画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 2 |
携帯性 | 2 |
機能性 | 4 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 4 |
OM-1に後継機が出たところですが、自分なりにOM-1初号機とG9IIを併用して感じたことをまとめたいと思います。
先に大まかに結論をまとめると、AF、手振れ補正、バッテリーをとるか、絵作り、ダイナミックレンジをとるかでしょうか。
【画質】
様々やレビューサイトの通りある程度より速いシャッター速度、メカシャッターであればOM-1を凌駕するダイナミックレンジを持っています。(特にシャドウ域)
一方で非積層で無理やり高速連写をする機種の例に漏れずG9IIは高速連写時は大幅にダイナミックレンジが苦しくなるようです。
また、ISO感度についても高感度域では僅かにOM-1が有利、JPEGのノイズリダクションもOMの方が上手いように思えます。(G9IIは塗り絵になりがち、ノイズリダクションは解除をお勧めします)
【携帯性】
圧倒的にOM-1に軍配が上がります。G9IIのサイズ感は大半のレンズとの組み合わせでスチル用途では正当化出来る大きさとは思えませんでした。(ただ手がとても大きい方には貴重な機種なのかもしれません。)
【機能性】
G9IIのリアルタイムLUTは既存のピクチャモードに充てることでAFの不安定さを回避すれば、非常に使い勝手良い機能に感じました。本気で撮るもの以外はもうRAWはいらないかもしれない、と感じさせられます。ハイレゾなどと併用できるのも強みかと。
一方ハイレゾショットは両機種で大きく特性が異なり、手持ちの場合合成成功している部分の画質はG9IIが明確に優れている一方で、合成速度は大幅にOM-1が倍以上早く、実用的です。
【ファインダー】
ラグや画質は若干OM-1の方が優れていると感じますが、言われなければ気にならない程度の差だと感じました。
【バッテリー】
圧倒的にOM-1が優れています。G9IIは1日の撮影であれば予備バッテリーは必須。一方でOM-1はプロキャプチャーを乱用する等なければ問題なく1日を終えられます。
【手振れ補正】
想定外だったG9IIの弱点は手ぶれ補正。数値より遥かにOM-1との間に差があります。
G9IIはフレーミングの際の手ぶれ補正は有力ですが実際に撮影するとブレることが多く、標準域でも1秒強が限界。2桁近い長秒撮影が実用可能なOM-1とは2段3段差があると感じます。
【AF】
こちらも写真に限定すれば正直OM-1の方が相対的には頭抜けて実用的に感じます。(動画では逆転するそうですが、自分は動画は撮らないので...)
特に差を感じるのは動物(鳥)の被写体認識、暗所でのAFの二点。
G9IIの被写体認識は少し離れる、後ろを向くだけですぐ認識しなくなり、特に野鳥撮影では致命的です。決してOM-1のAFが安定しているとは思いませんが、G9IIはスタートラインにすら立っていないと感じます。(一方で人体認識に関してはOM-1の顔認識より遥かに実用的です。)
また暗所では、OM-1がそつなくこなす程度の暗さでAFがそもそも効かないこともしばしば。マニュアルフォーカスで強制的に合わせた方がよいことも多く、m43の中ではシャドウに強みがある機種として考えるとチグハグかもしれません。
【総評】
リアルタイムLUTの機能は面白くスチルユーザーにもおすすめの機能ですが、弱点を踏まえると動画を撮らないユーザーにとってはその大きさを正当化するのは難しいのかもしれません。よりコンパクトなリアルタイムLUT機があればそれで充分と感じます。
弱点は手振れ補正とスチルでのAF、バッテリーの持ち。どれも常用するにはイラっとさせられるものであくまでスチル用途としては趣味でまったり楽しむ方向けに思えます。
一方でOM-1の弱点としては代り映えのない絵作り、シャドウ耐性の乏しさが弱点。写真を撮る行為そのものの楽しさはG9IIの方が強く感じられました。
マイクロフォーサーズでスチルのシステムを組むのであれば、信頼が欲しい場ではOM-1、趣味として楽しむならG9IIが適所ではないかと思います。
- 比較製品
- OMデジタルソリューションズ > OM SYSTEM OM-1 ボディ
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
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- 子供・動物
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「LUMIX DC-G9M2 ボディ」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年2月1日 17:27 |
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2024年7月8日 00:12 |
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2024年5月11日 22:17 |
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2024年4月8日 16:31 |
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2024年3月15日 22:36 |
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2024年3月11日 11:44 |
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2024年2月28日 01:38 |
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2024年2月24日 08:27 |
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2024年2月14日 21:27 |
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2024年2月12日 17:50 |
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