VLOGCAM ZV-E1 ボディ [ブラック]
- フルサイズイメージセンサー搭載のレンズ交換式デジタル一眼カメラ。Vlogなど動画撮影に特化した「VLOGCAM」シリーズの最上位機種。
- 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、画像処理エンジン「BIONZ XR」を組み合わせ、静止画・動画の両面で主役を引き立てる映像表現を実現。
- 「S-Cinetone」を搭載し、15+ストップのワイドラチチュードによる豊かな階調性能や4K60pに対応するほか、アップグレードにより4K120p撮影も可能。
最安価格(税込):¥289,675
(前週比:+64,876円↑)
発売日:2023年 4月21日
『このボディに合ったレンズの充実を期待したい』 is430さん のレビュー・評価


よく投稿するカテゴリ
2023年8月30日 21:26 [1752505-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
RX1RM2を愛用してきましたが、ガチピンで素晴らしい解像感を得るには、気を使って撮影しなくてはならないことや、動きもの(子供)を捉えることが多くなり、位相差AF搭載とはいえ、7年ほど前のエンジンということもあって歩留まりが悪く、最近は稼働率が低くなっていました。
直系の後継機種が出ないかとずっと待っていたのですが、そういった噂話も全く出ず、年式の古さからの故障リスクも懸念されることから、コンパクトなフルサイズへの乗り換えを検討していました。
当初本機が出たときは、VLOGCAMにしては高すぎると思いまったく候補に入れてませんでしたが、レビュー等で情報を集めていくと、α7SM3譲りの高感度センサーや最新のα7RM5からのフィードバックであるAIAF等、α7SM3の性能そのままに、最新のテクノロジーを搭載しつつ、真に必要な機能に絞り価格も抑えたコンセプトは、RX1RM2をスナップシューター的にEVFをほぼ使わず撮影してきたサンデーカメラマンの私にとってとても魅力的に映り、発売間もないにもかかわらず価格もリーズナブルになってきたこともあって、VLOGというよりも難しいことを考えずに使えるスナップシューター機としての可能性を感じ、RX1RM2と引き換えに購入しました。
ボディはAPS-Cのαやα7Cに類似していますが、左記で述べたカメラにある様々な物理インターフェイスはタッチパネルに集約されています。
VLOGCAMはスマホやコンデジを主に使ってきたユーザーのステップアップの受け皿という位置づけもあるので、よくわからない物理インターフェイスが沢山あるよりも、タッチパネルで操作するのは取っつきやすく、合理的だなと感じました。
物理ボタンが少ない分、カスタム機能割り当て数にも制約がありますが、フルオートで撮影するようなユーザーを意識したカメラですので、合理的な削減幅なのだと感じます。
(これが合理的と思えない場合は、EVF付のα機種にしておいた方が無難です)
背景のボケをワンタッチで切り替える機能等、SSやF値のことがよくわからない人でも、簡単にボケの有無を設定できるのは、案外重宝します。
(集合写真等を誰かに撮影してもらうとき等)
RX1RM2から約7割強の画素数減ですが、4kモニタで見る分に特に差は感じられませんし、十分高画質だと思います。
RX1RM2では、低ISO時でもノイジーな絵になることもあったのですが、本機はそういったことはなく、肌の質感を感じられるツヤのある絵を出力してくれますので、見ていて純粋にきれいと感じます。
AIAFの搭載で、人物等の認識率もかなり高いですし、動きもの等の歩留まりが良くなり、決定的な瞬間を撮影できる確率がアップしたので非常に満足です。
(AIAFの恩恵を受けると、AIAF非搭載機は使いたくなくなると思えるぐらいです。そのうちXperiaにも搭載されそうな感じです。)
RX1RM2は夜間で積極的に使えるカメラではなかったですが、非常に光が少ない場所でも実用的に撮影出来ることにただただ驚いています。
動画についても、多くのカメラが4K60Pにおいてクロップされるのに対し、本機はクロップなしでの撮影が出来るところも景色など、広角を多用するユーザーには大きなポイントだと思います。
本機でよく言われている熱停止ですが、室温27〜8度程度である程度風通しの良い場所であれば、XAVC HS 4K60P 4:2:2 200Mbpsで30分程度は楽に回せました。
ビデオカメラ的な使い方は想定されていないとは思いますが、当方が過去に所有していたGoPro Hero11よりは熱に強いと感じました。
音声も声のする方向をカメラが自動で認識し収音してくれるので、自分で見るだけであれば、下手な外部マイクを使うよりも、本機の内蔵マイクで十分かなと感じました。
バッテリーは、XAVC HS 4K60P 4:2:2 200Mbpsで動画を撮影したところ、140分程度は撮影出来ました。
予備を購入しましたが、当方の撮影頻度の場合(スチル500枚・動画10分程度)、1日1個のバッテリーで十分事足りそうです。
スチル主体で使ってきましたが、非常に満足度は高いです。
高感度センサーによる実用的な夜間撮影やAIAFによる認識率の高さで、撮影した写真の歩留まり率が明らかに上がり、満足しています。
RX1RM2よりはコンパクトは言えないものの、手持ちのカバンに入れてサッと出して撮影したくなるサイズ感ですので、目的は達成できたと感じており、ボディとしてのαは新たなフェーズを迎えているという印象です。
ただ、このコンパクトなボディにマッチしたレンズがまだ足りないと感じます。
キットレンズのSEL2860では、私はやりませんが自撮り等、VLOGで多用する広角側が足りないですし、折角のズームレバーも、SELP1635Gとシネマ用途のSELP28135Gでしか使えないに等しい(それ以外のレンズは超解像ズームとデジタルズームの操作)ので、もっと本機と相性の良いパワーズームも充実させてほしいです。
当方は比較的小型軽量といわれているSELP1635Gで使っていますが、これもフードを付けた状態でZV-E1と組み合わせるとそれなりの大きさになるため、APS-CのSELP1020G(理想はSELP1650)のような小型パワーズーム(非Gレンズでもいいので)が欲しいなと感じます。
SONYは本機の1本目として3本のレンズ(PZ 16-35G,20-70G,50mmGM)を推奨していますが、これらは定価ベースで本機ボディのほぼ半値に匹敵します。
本機のターゲットユーザーでいきなり10〜20万のレンズ投資はハードルが高いので、実売で5万円以下で購入できるリーズナブルなレンズラインナップが拡充すればフルサイズVLOGCAMも市民権を得るのでは無いかと期待しています。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- 室内
参考になった29人
「VLOGCAM ZV-E1 ボディ [ブラック]」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年7月22日 15:02 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年6月24日 18:18 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年12月7日 14:01 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年11月25日 21:29 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年9月22日 16:45 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年8月2日 00:18 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年7月11日 19:02 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年7月5日 21:33 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年5月26日 08:19 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2024年5月4日 11:39 |
デジタル一眼カメラ
(最近3年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
(デジタル一眼カメラ)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
