iFi ZEN DAC Signature
- 4.4mmバランス出力DSD256/PCM384に対応したUSB-DAC。外付けのアンプに信号を送ることを目的として設計されている。
- 回路が洗練され、短くダイレクトな信号経路を確保し、純粋な信号伝送を実現。これによりサウンドの細部や表情が向上。
- USB B入力はUSB 3.0に準拠し、USB 2.0とも互換性がある。ステレオ・ペアのRCAソケットとペンタコン4.4mm出力端子を装備。
iFi ZEN DAC SignatureiFi audio
最安価格(税込):ショップが販売価格を掲載するまでお待ちください 発売日:2021年 4月20日

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2021年11月30日 21:26 [1523531-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 4 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
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正面より。2台揃うと結構良いですね。 |
正面斜め上から。上にもメーカー名あり、デザインになっている。 |
背面の2台のSignatureを繋ぐ、両端4.4oの短いケーブル |
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箱です。ACアダプタが入っていない。 |
別途購入のiPower 5Vの箱。 |
ちょっと購入して時間が経ってしまいましたが、レビューします。
基本的には、4.4oバランス端子を持った比較的安価なヘッドアンプを求めてZen Cam Signatureにしたので、DACも本機を合わせた感じです。
ただし、今は処分しましたが、一時期比較のためにFOSTEXのHP-A4BLと並行して使っていました。
【デザイン】
実は結構この基本黒で、正面の断面とボリュームがブルーブラック的な深い色の組み合わせは品が良くて好きです。
デザインを揃えるために、このDACとヘッドフォンアンプを揃えた感じです。(購入時期は別々で、セット品ではない。)
【音質】
比較的明るい音色です。FASTEXのA4は、スッキリした音ですが、本機は中高音に力が煌びやかさがあります。高級機のようなハッとする静けさとか純度までは感じませんが、解像度は十分高くて普通に普段聞いている分は不足を感じませんし、メリハリがあって、明るく楽しく聞けます。
特に、ZEN CANとの組み合わせでは、とても明るく躍動的な音になるので、2台積んだ外観もそうですが、音も2台揃得ることでメリットを感じます。
【操作性】
USBバスパワーで動作するので、電源のボタンがありません。USBケーブルをパソコンに挿したままにしておくと、不要な時にも電源が入ることになるので、はっきり言って不便です。ボリュームが電源も兼ねている機種が多いですが、そのようにすべきではと思いました。
【機能性】
自分はPCオーディオのために買いましたので良いですが、色々と使い倒したい方にとっては、デジタル入力がUSBだけなのは大変不便と思います。
一方、アナログ出力が、固定と可変で変更できるのは良い点です。
実のところ、各メーカーとも誤操作を恐れてか、大体後ろにスイッチがありあmすが、この切り替えは前にあった方が個人的には嬉しいです。
また、アナログ出力が、4.4ミリのバランス端子というのはどうでしょうか。全く汎用性が無いというか、この端子を採用している機種は他に見たことがないので、あまりに特殊です。結構困りますね。
【総評】
このDACは個性がそこまで強くはなく素直な音ではありますが、音も躍動感があって明るくメリハリが効いて、どのような音楽とも合って聞きやすいと思います。また、色デザインがカッコ良く、所有していて嬉しくなる機種です。価格も高くないので、コストパフォーマンスは大変良いと思います。
個人的には、Signatureにして良かったです。音は分かりませんが、見かけでノーマルタイプはあまり魅力を感じませんでしたので、自分としてはヘッドフォンアンプと組ませて満足しています。
尚、
本機は、USBで十分バスパワー駆動できますが、写真にある通り、iPower 5Vを電源として異様しています。正直言って、自分の耳では、バスパワーとの区別はつかないです。本当にiPower 5Vが、電流を供給し動作しているのか疑うほどです。以前、iDACでは電源強化した方が明らかに音が良かったので、今回も期待しましたが、改善はあまりされたとは言えません。逆にいうと、バスパワーでも十分良い音色を出してくれます。
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2021年6月16日 01:14 [1461659-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 無評価 |
機能性 | 5 |
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ZEN DAC Signature 本体 |
S.M.S.L M500本体 |
LUXMAN P-750ul本体 |
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ZEN DAC Singature → P-750ul 接続ケーブル(iFi 4.4mm to XLR cable |
S.M.S.L M500 → P-750ul 接続ケーブル(JPC-10000) |
ifi iPower ELITE |
先ず初めに説明しておきたいことがあります。
DACのチップグレードと個数を生かす為には基盤設計、パーツ選定(ディスクリートor集積回路)、電源・等様々なファクターが多くの要素を占めており、DACチップそのものが音質に影響する割合は、ほんの僅かです。
ZEN DAC Signature(以降ZEN-Sigと略す)はZEN DACのヘッドアンプ部(回路・外部パーツ、ヘッドホン入出力端子)を捨て去ることで浮いたコストと更に追加コストをプラスして、DACのみに特化した製品です。
ちなみに4.4mm入出力端子のパーツは市販価格で1個5000円します。
ZEN DACは4.4mm1個と6.3mm1個がフロントに付いているのでこの部分を捨て去るだけで1万円近くコストダウンしてるわけですが、このコストダウンもDAC専用設計のコストにつぎ込んでいるわけです。
更には追加で1万円のコストアップをして、内部回路、基盤設計と材質にそのコストを全振りしています。端的に申してZEN DACと比較して2万円くらいは音質アップにコストを掛けてるわけです。
ここまで振り切った方針で音質が同じというのはあり得ませんし、素晴らしくならないと存在意義が無いわけです。というように考察すると非常に興味が湧いてきます。
私はES9038Proシングル構成のDAC(S.M.S.L M500)を所有しておりますし、ヘッドホンアンプとしてはかなり高コストなP-750ulという機器を所有しております。
つまり圧倒的な高性能DACチップ搭載DAC製品(M500)とZEN-Sigを圧倒的な高性能ヘッドホンアンプで鳴らして比較していきます。
すなわち、ZEN-Sigの性能をフルに発揮できる環境でレビューしていると言っても過言ではありません。
■HeadPhone 2021.06.16追記
HD650を追加して再レビュー
DAC単体でもHD650を使って調整されていると感じる程、HD650との相性は抜群でした。
※HD6XXとHD650は音質的に同一です。
※HD6XXはHD650を無塗装にすることで大幅コストダウンした商品です。
https://drop.com/buy/massdrop-sennheiser-hd6xx
■ZEN-Sig構成
ZEN-Sig本体、電源(iPowerELITE)、接続ケーブル(ifi 4.4 to XLR Cable)、ボリュームは固定OUT(高音質設定)に設定
■M500構成
M500本体、電源(M500内蔵115vで使用)、接続ケーブル(LUXMAN JPC-10000)、ボリュームのバイパスは不可
■前書き
両者の構成的は、以下の通りですが、どちらも遜色ないはずです。
ZEN-Sigは、一旦偏見を捨て、全てのパーツをifi Audio製で固めてみました。理由はこの構成がifi Audioが提供する最善の構成であると考えたからです。
M500は、LUXMAN製品と電源は115v(指定電圧)です。
USBケーブルに関しては最後の詰め的なモノであって大幅に影響するものではないのでどちらもノーブランドです。ただし、ZEN-SigはUSB3.0Type-B形状, M500はUSB2.0Type-B形状です。これは製品仕様です。
■音質の傾向
ZEN-Sigは高音域〜中音域が柔らかく滑らかで刺さりが殆どなく心地良いです。但し、解像度はM500が優勢で軍配が上がります。
ZEN-Sigは低音域の沈み込みの深さと速さが特徴的で、本来であればM500(ES9038Pro)もこの領域は得意分野のはずですが、ZEN-Sigに軍配が上がりました。これはUSB BUS Power時でも外部電源(iPower ELITE)でも同じ傾向です。明らかに基板設計・アナログ部品のコストアップが効いてると感じられる音質です。
■ZEN-SigのUnbalance/Balanceについて
Balance/Unbalanceはどちらが優れているというものでなはく完全に好みの問題です。
違いは以下の通りです。
RCA OUT=Unbalance
4.4mm OUT=Balance
Balanceの場合はヘッドホンアンプのボリュームの位置もUnbalanceに比べると1.5目盛り程低い位置で同じボリュームレベルを得られます。
Balanceの場合はUnbalanceに比べると圧倒的に音像空間が広がります。
■外部電源について
一般的なUSB BUS Powerは0.5Aです。PCによっては設定をいじることで1.5Aまで上げることも可能です。私のPCは1.5Aに設定しています。
対してiPowerELITEは5.0Aです。単純に10倍の電流です。効果が無い方がおかしいくらいです。
しかしながら、音色の傾向は同じで、iPowerELITEにすることで低音の沈み込みの深さとスピードがより顕著になりました。当然の結果でしょうが、USB BUS Power(1.5A)でも問題はないと感じました。高音質化を求める為にどれくらいお金を掛けられるのかを、お財布との兼ね合いで判断しても問題ないと感じました。但し、外部電源に変えればかなりのアドバンテージを得られるので、それに越したことはありません。何故なら、より安定して高い電流のを得られる方が低音域の改善と空間表現の改善に繋がるのはオーディオ製品の構造上そうなっているからです。これは紛れもない事実です。
2021.06.16追記 (100v vs 115v)
繋ぐHPAにもよって変わるかと思いますが、私の環境では115vは低音域が膨張し過ぎてサウンドバランスが崩れると感じました。100vの方が低音域の締まりと全体のサウンドバランスが良かったです。
よって昇圧トランスは必須ではないと思えました。
■唯一の弱点
ZEN-SigはUSB-DAC専用機、且つ、音質低下を避けるため入力端子は1つのみです。
ZEN-SigはS/PIDF入力端子は付いておりません。
音質劣化要素を徹底的に排除した為、利便性が低下しています。
■総評
ZEN-Sig/M500どちらにも個性があり、どちらかが圧倒的な表現力や高音質を有するということありませんでした。端的に言って好みの問題レベルです。
しかしながら価格を考慮するとこの価格でDAC専用機を考えた場合には外部電源によって更に音質向上可能である点、ボリュームをバイバスすることで音質向上可能な点、RAC/4.4mmの音質チョイス可能な点(大幅に変わります)・等を加味すると高コスパなDAC専用機と言えると思います。
私の環境ではヘッドホン・イヤホンとの組み合わせによっては圧倒的にZEN-Sigが心地良い場面が多い為、現時点では、MAIN(音楽鑑賞・映画鑑賞)=ZEN-Sig、SUB(GamePlay・映画鑑賞)=M500になっています。
参考になった20人(再レビュー後:15人)
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2021年4月17日 14:36 [1444578-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 3 |
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本製品の購入を検討し、手に入れることができた。単体DACと交換して使用。
iMac (Audirvana) → iFi ZEN DAC Signature(本製品) → プリアンプ → パワーアンプ → スピーカー
デザイン 5点
小さいが大変良くまとまっている。色も質感も上品。
操作性 5点
Simple is best, ボリュームと後ろの切り替えスイッチのみ。小生の場合ボリュームはプリアンプで増幅のため後ろのスイッチはFIXED固定。電源スイッチすら省略、無駄がなくて良い。
パワー 1点 (USBバスパワー駆動時) 、5点 (外部電源駆動時)
USBバスパワー駆動では明らかに力不足。
小生は安定化電源を使い 5V / 3Aで 外部から入力。ここまで音が違うのかと思うくらいの差がある。
このDACを使うならば、外部電源は必須である。
iFI-Audio iPower X を付属してくれと思う。
機能性 3点
DAC機能1点に機能を絞っているため。単体として使うには申し分ない。
入出力端子3点
USB入力に絞ったのは大変良いと思う。ヘッドフォン端子が無いのも清々しい。
ifiのノイズフィルターを取り付けるのに丁度よい配置。
端子の間が狭いということは全く無い。
バランス出力に関しては試していないので他のレビューを待ちたい。
サイズ 5点
大変に素晴らしいミニマムサイズ。
音質 5点
単体DACとして他製品と比べたとき、これ以上の製品がどれだけあるか。
この値段と小ささで大変良い音を聴かせてくれる。外部電源入力を前提だが、プリアンプ側で音を7時から8時くらいに絞っても情報量が多く心地がいい。夜間の少音量でも気にならない良質な音。
所謂ハイレゾのflacの音は良い。ただ48,96,192kHzのPCM音源では音が出なかった。
ソフトのアップサンプリング機能でそれぞれ88,2,176,4,352,8kHzに変更すると聴くことが出来た。製品の仕様かソフトの仕様か、はたまた私の使い方の問題か。
ふくよかな情報量を感じられる。
驚いたのがCDをリッピングした16/44.1kHzのflacデータ。こちらが大変良く聴こえる。ハイレゾ音源にかなり投資してきたがCDリッピングで十分良いのではと思うくらい心地よさ。
無理して作っていない素直な音である。
DSD再生に関して、音源によっては音が小さい。+6dbのソフトの補正が何故か効かない。小生はDSD128の音源までしか持っていないので、それ以上のデータの音は不明である。
MQAに関してテストをしてみた。
2Lからダウンロードした音楽データ
「Ola Gjeilo: Ubi Caritas - piano improvisation 」の
MQA stereo original resolution と
同じ曲の手持ち音源192kHzの聴き比べである。
AudirvanaがMQAを認識、88.2kHzのMQAデータが展開され352.8kHzとして認識される。
これと192kHz flacの両者を比べたところ、明確な差は感じられない。
ただMQA音源データが44.2MBに対し、fac192kHz音源データは150MBを超える。
数字上、MQAが少ないデータ量で良質な音源を提供するのは間違いない。
音がほぼ同じに聴こえるならば、データ容量な意味合いでMQAのアドバンテージはあるのだろう。
もちろん、音自体は大変良い。
MQA音源が多い方や、小生は未対応であるがTIDALを導入している方ならば、十分恩恵を受けられるのではないか。
総評
あくまで単体のDACとして使用したときの評価だが、とても唸らせる音を聴かせてくれる。
デジタルの世界は日進月歩であるが、5年前に数十万円したDACですら最新の数万円普及機に喰われることはままあるだろう。
ZEN DAC Signatureはまさにそのような下剋上カテゴリに属すのではなかろうか。
小兵と侮るなかれ。
複合機を含めればifiに限らず、かなりの候補があるとは思う。小生もifi neoやDiablo, ADI-2 DAC FSなど検討していた機種は多々あったのだが、結局他の機能を使うのか?と振り返ったところ、このZEN Signatureの音を聴き、これで十分と思うほど良い音であった。
この音が聴こえて3万円以下とは、時の流れとは恐ろしいものである。
PCからの再生に特化したシンプル イズ ベスト
単体DACの買い替えとしてオススメ出来る逸品である。
ただ、USBバスパワー駆動だけは駄目である。
iFI-Audio iPower X を買うか
または他のノイズを防いだ電源を用意して使っていただきたい。
参考になった22人
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ヘッドホンアンプ・DAC
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