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2020年3月3日 23:08 [1306721-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
出力端子 | 5 |
操作性 | 5 |
読み取り精度 | 5 |
サイズ | 5 |
購入後3ヶ月半のレビュー
自室システム概要
プリメインアンプ : アキュフェーズ E-370 + DACボード DAC-50
スピーカー : Harbeth HL Compact 7-ES3
PC : Mac mini (2018)
OS : macOS 10.14.6
PC再生アプリ : iTunes (Ver. 12.9.5.5)
【デザインと本体特徴】
ひと目で「エソテリック」であると分かる本体デザイン。正面上下が削ぎ落とされ、左右がラウンドした形状は、とても秀逸だと思う。シャーシ外観は「アルミの塊」で重厚感がある。本機は最廉価クラスのプレーヤーであるが、上位機種と同じデザインを纏っているのが嬉しい。
本体に放熱用スリットは無い。全面オープンのラックに設置している環境で、使用中は天板がわずかに暖かくなる程度。
脚は3本。前2本、後ろ1本。
有機ELパネルディスプレイに表示される青い文字は、大きく視認性が良い。
ディスク再生時には、再生ボタンの左脇にある小さなパイロットランプが青く点灯、一時停止時には点滅する。
ディスクの回転音がハッキリと聞こえる。本体からおよそ3メートル離れたところで、ようやく回転音が聞こえなくなった。
トレイはプラスチック製で、造作があまりにも貧相すぎる。
DACチップはAK4493。
オート・パワー・セーブ機能あり。
【サイズ】
W 445mm × H 131mm × D 357mm(突起部を含む)、質量約14.2kg。
【電源とアース】
本機の電源インレットは3ピン仕様になっているが、アースピンはダミーでシャーシに接続されていない。アースは別に端子があり、アース線を接続するかどうかはユーザーに任されている。電源ケーブルは、コンセント側は2極タイプで極性表示入り。
【本体の操作性】
ボタンの配列、押す時のクリック感、ともに普通レベル。
【リモコン】
幅 40mm × 長さ 220mm × 厚さ 22mm(ボタン突起部を含む)。パネル表面は、ヘアライン加工されたアルミ製で高級感がある。握りやすく、ボタンのクリック感は良い。トラックの前後スキップと、曲の早送り/早戻しは、別々のボタンにして欲しかった。ボタン配置にも工夫が欲しい。エソテリック製アンプでしか使わないボタンが多すぎる。
【入出力端子】
アナログ出力は、RCA、XLR、「ES-LINK Analog」の3系統。XLRは、2番HOTか3番HOTを選択。アナログ出力を止める(DAC回路を停止する)「OFF」も選択可能。
デジタル入力は、パソコン用USB(2.0準拠)、同軸、光の3系統。
デジタル出力は、同軸と光の2系統。
その他にクロックジェネレーター入力端子がある。各端子の位置は余裕のある配置で、ケーブル接続がしやすい。
【読み取り精度】
今日までCD、SACDおよびCD-Rの読み取りエラーは無い。
【SACD/CD/CD-R】
高域は控えめなので、突き刺さるような感じはない。中域はわずかに濃い目。低域は不足ないが、腹にズンズンと響くような圧力はない。歌手の歌う歌詞が明瞭に聴こえ、とりわけラップが滑舌良く聴こえるのは、解像度が高いが故だろう。音像定位、音場の広さ、いずれも程良く、不自然に感じることはない。
iTunesで焼いたCD-Rの音が、抜群に良くて驚いた。
【DACモード】
高域が強い逆ピラミッド型。音場は狭め。
USB入力+Bulk Petの組み合わせにすると、CD再生相当のレベルになり、その上で再生アプリを「ESOTERIC HR Audio Player」にすると、さらに上のレベルに変貌する。ESOTERIC HR Audio Playerには、違う曲同士で再生音量のレベルを自動的に調整する機能(iTunesでいう「音量を自動調整」)がないのが不便。
【Bulk Pet(バルク・ペット)】
本機はBulk Petをサポートしている。別途エソテリックのウェブサイトから専用ドライバー(*注)をインストールする必要がある。macOSの場合、インストールに成功すると、システム環境設定に「ESOTERIC USB AUDIO」という項目が現れるので、そこからBulk Petの設定を行う。「モード1」から「モード4」の4種類を切り替えて聴いてみたところ、それぞれに変化は感じられた。
(*注 2020年3月3日記)
Bulk Pet対応 Mac用ドライバーV1.0.0 (2019-09-01) mac_esoteric_usb_audio.zip (1006.2KB)
【PCM信号のアップコンバートとデジタルフィルター】
「CDおよび外部からのデジタル音声」に対して、2/4/8/16倍(最大で768kHzまで)にアップコンバートする機能と、「DSD 22.5MHz」へフォーマットを変換する機能があり、さらにDSD再生時にデジタルフィルターをかけることができる。
アップコンバートの差異は感じられない。「DSD 22.5MHz」にすると、音場空間が広がるのが分かる。デジタルフィルターの有無は、再生する曲によって違いを感じる時もあれば感じない時もあった。デジタルフィルターを搭載するのであれば、明確に差の分かる変化が欲しい。
【トランスポート(デジタル出力)】
同軸と光、両者とも概ね良好な印象だが、同軸の方が音場表現が巧み。
【総評】
躍動感 ーー 聴いていると自然に体が揺れ、脚はリズムを刻んでいる。ノリを楽しむ、K-07Xsはそういうプレーヤーだ。
エソテリックの代名詞とも言える「VRDS」は非搭載、回転音はうるさい、トレイはチープ、デジタルフィルターが何種類も付いているわけでもない。だが、そんなことはどうでもよい。「聴いていて楽しければ一番」、この一言に尽きる。
参考になった15人
「K-07Xs」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2022年1月16日 21:07 |
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2020年3月3日 23:08 |
CDプレーヤー
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