DLA-V7-B [ブラック]
- 0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを120fpsで高速駆動させる専用ドライバーLSIを搭載したホームシアター用プロジェクター。
- 265Wを誇る超高圧水銀ランプと光学エンジンの組み合わせで、輝度は1900lmに。ネイティブコントラストは80,000:1 ダイナミックコントラストは800,000:1。
- 新シネマフィルターの採用によりBT.709はもちろん、DCI-P3の広色域を実現。HDR10方式に加え、放送などで採用されるHLG方式のコンテンツも忠実に再現できる。
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2024年2月20日 11:26 [1814455-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 発色・明るさ | 5 |
| シャープさ | 5 |
| 調整機能 | 4 |
| 静音性 | 2 |
| サイズ | 1 |
ホームシアター機材にご興味があれば、かって1000万と言われたBarcoの9インチ管を用いた3管式のプロジェクターは憧れでした。その価格もさることながら一般家庭に入らない重さと大きさとセッティングの困難さ。当然、先立つモノもなく肝心のハイビジョンソースの入手や録画もハードルが高過ぎる時代でした。(現在の8K環境とそっくり‥)
時は流れてデジタルハイビジョン信号がHDMIケーブル1本で扱えフルハイビジョンプロジェクターにも手が届くようになった2008年の冬、保険が満期になってビクターのDLA-HD750、OSのピュアマットUプラス120インチスクリーン、そしてパナのDMR-BW930を入手し、アナログ時代の拡大したような不鮮明な大画面とは全く異なる鮮明な映像に驚愕&大満足!
10年間使った2018年12月に4Kレコーダーを導入。4K放送を1080pにダウンスケールしても鮮明な画質で上流の画質が良いと伸び代の大きさに驚きました。当時385万のピュア4K機DLA-Z1もありましたがサスガにソコまでは‥いずれピュア4K機も数年後には安くなるかも‥と様子見をすることに‥2022年に疑似4K機DLA-X55Rの中古(しかも3Dエミッターとグラス2個付き)を入手しHD750で気になってた斜め線のガタツキも皆無になり、後はピュア4K機が安くならないかと思っていましたが中々安くなりませんでした。
還暦になって軽い飛蚊症を感じ眼科に行ったらアッサリ加齢と診断され、片方の耳も8kHz以上が遠くなり、このままボ〜と安くなるのを待っていたら画質も音質もどうでも良くなるのでは‥と思って見つけた本機の中古はランプ使用時間が1000時間で定価の半額を超えていましたが385万だったピュア4K機の約1/7の価格で入手できると思って導入しました。AV機器としては2008年のDLA-HD750導入以来の高額機器です。
【サイズ・デザイン・静音性】
DLA-HD750からX55Rにした際に大きいと思いましたが、V7は更にひと回り以上も大きく、冷却は後方から吸気するため後方の余裕が必要で自作の天井ラックから前方がハミ出しています。幸い重さは5kg増えただけで何とか自力で交換。おそらく次回は自力で無理でしょう。自作の天井ラックは2022年の震度6の地震でかなり補強しましたが、2024年元旦の能登半島地震で天井が全部落ちた映像ほ見たので抜本的な安全対策を検討してます。ここまで大きなデザインだと貫禄もあって良いのですが静音性と自動開閉式のレンズカバーは昔のHD750を見習って欲しいです。騒音はランプ「低」でもHD750時代のランプ「高」程度で気にしだすと気になります。映像の明るさはV7の「低」でもHD750の「高」より明るいのですが、筐体の内部空間に余裕もあるので静音性には十分配慮して欲しい所です。(映画館の様に映写室のような空間・・実際は電話ボックスのような空間を確保しガラス越しで上映する方法も検討中)
【調整機能】古いHDMIケーブルをそのまま使ってしまい、複雑な調整機能が思うようにならず参ってしまいそうになりましたが、本機のクチコミ欄でベテラン諸氏に助けてもらいHDMIケーブルを適合品に替えて解決しました。各種調整機能で難儀した甲斐もあり各機能はマスターできましたが、操作ボタンがフラットなリモコンは手探りで操作しにくいため学習リモコンに替えようと思っています。
スクリーンや視聴環境に合わせて高度な調整ができる高額な光学センサーと専用ソフトを使ったキャリブレーションについてはソコまで凝ったら「画質沼」にハマるかも知れません。率直に言って以前のモデルのように決め打ちの画質メニューで選択できたほうが使い易くユーザー側に各種設定を任せるのは如何なものと思いますが、それなりに追い込んでも行けるので痛し痒し。
【その他の機能】3D機器はX55Rに付属していた純正品がそのまま使えて2Kコンテンツでもピュア4Kの恩恵で引き込まれるようなシットリ画質は素晴らしいの一言。レンズメモリー機能も正確で、X55R時代はレンズコントロール精度が悪く再調整必須でしたが本機では正確に再現できます。
【発色・明るさ】HDMI2.0ケーブルを使って調整後は3Dコンテンツ以外はランプ「低」でも明るすぎるくらい。「Frame Adapt HDR」は4KUHD等のHDR10採用コンテンツで真価を発揮するのを理解するまで勘違いをし4K放送のHDRコンテンツに適用し色が飽和したり白飛びしたりとドツボにハマり、おかげ様でHDRをイチから勉強できました。(笑)
【シャープさ】ほぼ完全に調整してからは流石にJVCのピュア4K機で、この世のモノとは思えぬ発色とシャープさで2008年から使っている手持ち120インチのピュアマットUプラス(ゲイン0.8)でも4K画質に十分対応しています・・が、上を見ればスチュワート製サウンドスクリーンで150インチを目指したくなり、そうなればハイエンド機のV90R、そして、どうせお金をかけるならミニシアターなみ200インチ導入とキリがありませんね・・(汗々)
【総評】映像端子はHDMI2系統のみでアナログ時代の古い機械や当方のようにD端子のD-VHSを持っている者には接続のハードルが高いのですが裏技としてiリンク端子でBDレコーダーに接続できればHDMIで接続できます。
交換ランプの寿命は4000時間になって価格も倍の5万前後。旧モデルでは格安の互換ランプもありましたがそれも皆無になりました。
調整の難しさはありますが、調整項目の理解を進めて調整を追い込んで行くほど、それに応えて画質が向上するため、本タイトルを付けました。少し気になる点もありますが、出てくる映像で圧倒して文句を言わせない画質最優先のプロジェクターで使いこなせれば満足度は極めて高く、中古で粘り強く探せば見つかる可能性があるのでホームシアター用途で間違いのない機種ですが、もしもV80Rが買える方は躊躇なくそちらにして下さい。当方は中古にした余力で4KUHDソフトを買いまくる予定で早速トランスフォーマー5作品セットを半額で入手。(笑)
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2023年2月13日 19:50 [1657281-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 発色・明るさ | 4 |
| シャープさ | 4 |
| 調整機能 | 4 |
| 静音性 | 4 |
| サイズ | 4 |
※一部に--追記--しました。
【デザイン】
このモデルから筐体が一新されました。これまでのXシリーズは光沢感のあるピアノブラック色でしたが、今回から表面がザラザラしているつや消しブラックになりました。ただし、リング部分はゴールドなのでそこは受け継いでいるようです。
【発色・明るさ】
ちょうどよいです。コントラストはX990Rの半分になりますが、ANSIによるもので、ある程度明るいので十分です。JVCらしい発色で見ていて満足する絵です。
--追記--
色のグラデーションがきちんと再現されるようになりました。X990Rはビデオっぽい画質だったのが、マスターのような見せ方になりました。こういうことなんだと実感しました。新世代です。
【シャープさ】
このモデルは水銀光源のためレーザー光源のようなシャープさはありません。ただし4Kとしての必要レベルは満たしているのでおおむね満足です。ちなみにVW745から始めてネイティブ4Kを見ましたが、e-shiftによる画素ずらしは、4K入力ができても「線が太く」なるので、その点どう考えるかがネイティブ4Kと画素ずらし4Kの購入分かれ目になると思います。
【調整機能】
画素調整はソニーの方が細かいので、細かな色ズレがでません。ただしJVCはちょっと追い込みが足りません。
【静音性】
そこまで気になるレベルではありません。
【サイズ】
1人で天井に吊るせるサイズで重さもギリギリです。Z1購入と迷いましたが、37キロを一人で天井に吊るすことはできないと思いこちらにしました。
【総評】
少し遅れましたが、昨年JVC新製品出ましたので型落ちを安く購入することができました。X990Rを使用時はLS10500、VW745を導入して使いましたが、この2機種から見ると、画素調整、コントラスト、解像度のバランスが最も良かったです。良くみつめると若干V7はコントラストが物足りないと思わなくもないですが、現実的にX990Rと同じコントラスト比を探すと、300万円超える25台限定しかありませんので、導入から売却のコストを一貫して考えるとV7が最も望ましい機種であるような気がします。
--追記--
V9Rも購入し比較をしましたが、V7はコスパが良い機種です。ネイティブ4K、ガラスレンズなどを採用し、画質も高クォリティー。V9Rは確かに良いですが、価格差を考えたり、バランスを見るとやっぱりV7はコスパの良い機種です。
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2021年10月17日 10:40 [1474477-4]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 発色・明るさ | 5 |
| シャープさ | 5 |
| 調整機能 | 4 |
| 静音性 | 5 |
| サイズ | 1 |
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|---|---|---|
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||
V7を購入して、3ヶ月が経過しましたが、非常に素晴らしい映像に満足しています。以下この投稿は、youtube、Netflix、Amazon primeなどのネット動画視聴中心の感想になります。
購入当初、クッキリとしたシャープな映像、黒の沈み込みも素晴らしかったのですが、発色に関しては高いレベルにはありますが、色が馴染んでないと言いますか、不自然な色あいに感じていました。
手持ちのSONYプロジェクターVW245と比較しても発色に関してのみ、SONY機に負けていると思っていました。
(SONY機は映像によっては、色が薄く感じることはありますが、発色はいいです。特に青色が自然できれいため、アニメ、ライブ映像に適しています。)
自分にとって発色の良さが一番重要な部分でコントラストが高く黒がいくら沈んでも、きれいに映らないと話になりません。
また、VW245の2倍以上も価格が高いのにSONY機より劣っている点があるのが我慢出来ず、いろいろ色調整しましたが、色調整が成功したと言うより、時間の経過とともに周辺機種と馴染んだのか、はっきりとした理由はわからないですが、自然と色が落ち着き素晴らしい映像になりました。
現在は色がのりまくり、深みのある色あい、黒は深く沈み込み、明るい部分は光り輝き、これがスクリーンから反射された映像とは信じられないほど美しく、クッキリとシャープな映像になっています。
黒が深く沈んだ暗闇に浮かぶ光などはぼんやりではなく、クッキリと映し出されます。
V7を見たあとで他のプロジェクターを見るとぼんやりとしたものに感じてしまうはずです。
色のりが抜群にいいですが、昔の色が濃いだけのドロっとした映像ではなく、スッキリと非常に美しいです。
また、手の速い動きなどの滑らかさ、自然な感じなどもすば抜けて優れています。目が疲れません。
過去に発色が悪い、明るいシーンで色がのらない、黒が沈まない、暗いシーンが見えないなどが不満でプロジェクターのランプ交換することなく買い替えてきましたが、このV7は初めてランプ交換することになりそうです。
いままで、ほとんどのメーカーのプロジェクターを所有してきましたが、このV7は格の違う最高レベルのプロジェクターの一つではないかと感じています。
V7の不満をあえて挙げるとすれば、短焦点交換レンズがないこと、電源投入時など一発で映像信号を認識しづらいことなどです。これにはAVアンプの電源を抜き差しし、AVアンプのソースの切替で対応しています。(いろいろHDMIケーブルも交換しましたが直りませんでした。AVアンプが悪いかも?)
V7の画質の向上により、改めてPanasonicブルーレイプレーヤーDP-UB9000の画質の素晴らしさも感じています。
ただ、DP-UB9000はyoutubeの4K動画が一時、ブラックアウトしたり、(1440p60に下げ固定すれば大丈夫なのですが)Amazon primeのリモコン操作の信じられない遅さが気になります。
V7の画質のあまりの美しさに、ついつい投稿してしまい、べた褒め状態ですが、決してJVC信者ではありません。以前に所有したことのあるJVCのXシリーズプロジェクターなどはいろいろな賛辞が聞こえて来る中、むしろ懐疑的な方で、どちらかと言うとSONY寄りでした。
ところが、Vシリーズになって以前とは全く別物、非常にシャープで輝きがあり、スッキリとした美しさ、どちらかと言えば有機ELに近いような画質、自分好みでとても満足しています。
JVC上位機の8Kレーザープロジェクターの登場でレーザーで8K?どんな映像なのか?V7以上の画質は存在するのか?なども興味はありますが、大き過ぎて設置できませんし、このV7で何の不満もありません。末長く使っていきたいと思います。
JVCさん、素晴らしいプロジェクターをありがとうございました。
写真はYouTubeからの引用になりますが、デジカメですので少し色味が違いますが、色のりの良さ、精細感などを感じていただければと思います。
よろしければ過去のレビューもご覧ください。
以上ご参考までに 長文失礼しました。
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2021年8月13日 13:58 [1481943-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 発色・明るさ | 5 |
| シャープさ | 5 |
| 調整機能 | 3 |
| 静音性 | 5 |
| サイズ | 3 |
SONYのUBP-X800M2と同時購入しました。
HDMIケーブルは「ATZEBE 光ファイバーHDMI ケーブル 10m」にしました。
UBP-X800M2のHDMI1からダイレクトにDLA-V7に接続してます。UBP-X800M2のHDMI2をAVアンプに繋いで7,1chにしてます。
スクリーンはキクチの「ホワイトマットアドバンス」の100インチを、古い液晶プロジェクター時代から使ってて、1度メーカーで張り替えてます。
当初DLA-V5を注文してましたが、シャドー重視が気になってDLA-V7に変更しました。
本体重量の19.8kgと大きさは半端ではなく、一人で高い位置のラックに設置するのは危険でした(メーカーは一人でするなと書いてあります)
本体にはクイックユーザーガイドしか同梱されてなく、これだけでは設定が出来ないです。高価な機器なのに不可解です。事前にネットで取扱説明書を見てたのと、ここの書き込みで予備知識があったからなんとかなりましたが、あまりにも不親切ですね。まさかの入れ忘れ?
故障が心配だったので5年保証に加入しました、
UBP-X800M2はBlu-rayとDVDの再生の時はプレーヤー側で画質の操作ができるので苦労はしませんが、UBP-X800M2内蔵アプリのYouTubeやアマプラやNetflixを使用する時はプレーヤー側での画質の操作が出来ないので、DLA-V7だけで画質調整が必要です。
明るいライブとくらい映画でかなりの差があるので、複数の設定が必要でした。
ここのレビューを事前に拝見してたので、大事なポイントは把握してたつもりでしたが、当初は設定が足りなく、明るすぎて明るさやレンズアパチャーをかなり使ったので画質が悪くなりました。
再度モードの切り替えの点検をして、設定の足らない部分を発見して現在では極端な画質設定は必要なくなりました。
今はライブやMVの明るい画像から、洋画の暗い画像まで綺麗に再生できてます。
本機の「画質モード」に明るい画像用から暗い画像用まで5箇所に記録してます。本機のリモコンはワンタッチで操作が完了しないし、操作もしづらいのでなかなか慣れません。
今まで使ってた「DLA-HD550」はリモコンボタンに7箇所の画質メモリーを設定できたので、映像を見ながらでも1タッチで切り替えられたので、ライブやミュージックビデの1曲ごとに切り替えや、映画の昼と夜、野外と室内の変更も簡単でした。今のリモコンは改悪ですね。
DLA-HD550は今でも併用して使ってます。ハイビジョンテレビの録画とかはこちらで見てます。
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2021年7月17日 17:42 [1473359-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 発色・明るさ | 5 |
| シャープさ | 4 |
| 調整機能 | 5 |
| 静音性 | 4 |
| サイズ | 4 |
990と一緒に使っています。
V7とスタックで使用しておりオポ205を2台使って990とV7共に専用として使っています。
【デザイン】
メカメカしくてw
【発色・明るさ】
V7は4Kソフト専用として使っていて、990は2K専用として使っています。
黒落ちは990と比べるともうひと頑張り欲しい所。
新しいファームで性能アップ?した事で良いと思います。
205はセパレートで使用しています。
【シャープさ】
4Kソフトは流石と言えるでしょう。
【調整機能】
スペック的ではなく自分の目と感覚でセッティングするには、
充分過ぎる機能ですね。
【静音性】
ランプパワー強にすると静かな映画では少し耳につきますが、
我慢出来る範囲です。
【サイズ】
対990と比べてネイティブになったので仕方ありませんね。
【総評】
V7は4Kディスクで本領を発揮しますね。
2Kでは990の方がいいです。
4Kでも高画質な映画とそうでない映画がありますので。
ケーブルは20mの光ケーブルを使用していて、
何も問題無く映りました。
もちろんBDPの性能で絵は左右されると思います。
満足いくセッティングはもう少しですのでがんばります。
- 主な用途
- 自宅
参考になった3人
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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2019年10月29日 15:36 [1271255-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 発色・明るさ | 5 |
| シャープさ | 5 |
| 調整機能 | 5 |
| 静音性 | 5 |
| サイズ | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
オーディオ・ビジュアル評論家としての活動を通じてのレビューです。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
歴代モデルのテイストを踏襲しつつ、洗練度が増して格好良いと思います。
【発色・明るさ】
スペック値は最大1,900lmです。会議に用いられるようなデータプロジェクターに比べると出力は低く見えますが、暗室なら充分。HDR映像の良さも体感できます。
黒の再現性に優れ、ネイティブコントラストは80,000:1とハイスペック。色域はDCI-P3をカバーし、色鮮やかさも充分です。もちろん、こうしたスペック、言い換えると高い基本性能を備えつつ、誇張のない自然な映像が楽しめるのもJVCプロジェクターの美点です。
特に注目すべきは、新しいファームウェアで利用可能になった新機能「Frame Adapt HDR」機能。HDR10映像をフレーム単位で分析し、暗い映像も明るい映像も階調豊かに表示します。特に暗部は深く沈み、階調が緻密で滑らか。暗闇は肉眼で実際にその風景を見るような感覚が得られるのは、映像装置として希少です。(液晶ディスプレイのように黒の浮き潰れがなく、また有機ELのように自発光による色の感じ過ぎもない感じ)
【シャープさ】
パネルはネイティブ4Kでレンズも優秀。高精細映像をシャープに描き出します。
「Multiple Pixel Control」も成熟し、自然さを伴った解像感アップもJVCならではと思えるものです。
【調整機能】
市販されている光学センサー(別売)を用いて、映像のオートキャリブレーションが可能です。設置状態やランプの消耗などによる色味の変化を較正し、より制作者の意図に忠実な色調再現が期待できます。
【静音性】
上位のDLA-V9Rと同等の24dB(ランプモード低モード時)です。
2m程度離れると殆ど気にならないレベルです。
【サイズ】
500 × 234 × 495mmです。
小さくはありませんが、上質なホームシアター用としては許容範囲に思います。
【総評】
上位のDLA-V9Rは約200万円と高額で、予算的には多くのご家庭で100万円級の本機が上限かもしれません。絶対的な画質はDLA-V9Rに分がありますが、価格差を考えると本機のコストパフォーマンスの高さは魅力的です。価格は半額で画質は10%引きといった印象でしょうか。
現在発売されているハイエンドモデルの中で最もバランスが良く、お勧めしたい好製品です。
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