DLA-X990R [ブラック]
- 明るい環境下でも4K高画質を楽しめる2000lmの高輝度を採用したプロジェクター。
- 独自の色再現技術「Real Color Imaging Technology」や映像処理技術「Multiple Pixel Control」を搭載。
- 左右のレンズが交互に開閉する「3Dアクティブシャッターメガネ」を使用することで、3D映像も楽しめる。
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| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
4.64 | 4.25 | -位 |
| 発色・明るさ |
4.46 | 4.40 | -位 |
| シャープさ |
4.82 | 4.27 | -位 |
| 調整機能 |
5.00 | 4.00 | -位 |
| 静音性 |
4.46 | 3.94 | -位 |
| サイズ |
4.64 | 4.22 | -位 |
- ※集計対象は通常レビューとキャンペーンレビューです。プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
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2017年10月28日 12:31 [1073625-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 発色・明るさ | 4 |
| シャープさ | 4 |
| 調整機能 | 5 |
| 静音性 | 4 |
| サイズ | 4 |
先日、横浜のJVCケンウッド本社で行われた、今年のプロジェクターの新製品DLA-X990Rと590Rの先行視聴会に参加してきました。冒頭で、20周年を迎えたJVCのプロジェクターの歴史を振り返っての紹介があり、HD1がターニングポイントであったという説明がありました。私も現在使用しているDLA-Z1の他、過去には始めてTHXを取ったDLA-HD750を使用しており、その素直な素晴らしい特性には大いに感心しました。
今年は通常メインモデルであった7番台がなく、5番と9番という構成になり、さらに超限定の20LTDが加わる形ですが、実質的には990Rは770Rの後継と考えて良いでしょう。今回のモデルチェンジの最大のポイント(とは言っても大きくはない)はJVC独特のeShiftデバイスが5世代目になったこと(2Kデバイスを時分割で二倍の解像度で使うことは変わっておらず、本来2Kの四倍のはずの4K解像度は持っていません。その意味で、JVCが3840×2160の解像度を持っていると記載し続けているのは如何なものかと思っています)、入力端子からD-ILA素子まで12-bit通しで伝送するピュアダイレクトモードを搭載したこと、でしょうか。990RはTHX3Dディスプレイの認定も取得しています。eShiftでのHDR対応の完成形と仰っていたので、型番も含め来年以降どうするのか気になります。
さてデモの前半は、X590Rとソニーの2年前の旧モデルのVW515を使い、二枚のスクリーンに同時にシュートアウトするというものでした。後から考えると、この比較が今日のすべてで、コントラスト高く、色温度は高く彩度も高い(今日の設定は高過ぎな印象でした)が、線が太くかつピーキーでカリカリなビデオっぽい絵のJVCと、線が細い柔らかい軟調で色温度の低いシネマっぽい絵のソニーという対比でしたが、実際に購入を検討される方はもちろん両方とも今年のモデルで比べて頂ければと思います。X590Rと比較される今年のソニーの機種はリアル4Kとしては実売が50万円を切る激安のVW245が発売されるのでこの二機種が年末商戦の台風の目になるのかもしれません。
X590Rが明らかにVW515を上回っていたのはグラデーションの表現で、VW515ではバンディングノイズが目立つシーンでX590Rはスムーズでした。これを見せるために10.2Gbpsしか入れられないVW515を選んだのかもしれません。一方で、eShift5のチューニングの結果なのか、X590Rの画調は固く、VW515だとレンズのボケが美しいシーンで、ボケが固く描写され、背景がガチャガチャにうるさく感じられるところも散見されました。写真をやる人には、ボケの汚いズームレンズのような感じといったら分かるでしょうか。本来ボケているはずの部分をシャープに補正してしまっている気がしました。
ちなみに「ピュアダイレクトモード」はX750R以降「低遅延モード」として搭載されていたものだそうで、これを使わないと12-bitで入力された信号を10-bitに圧縮変換してしまうということで、せっかくのD-ILAパネルの12-bit駆動精度を無駄にしてしまうことになります。ところでパネルが12-bitになったのもX750Rからだそうです。今年のモデルからYUV入力時のビット情報も表示されるようになり、さらにHDR信号の最大輝度、平均輝度も(ソフトやプレーヤーによりますが)nits単位で表示できるようになりました。この機能はZ1にもファームアップで追加する予定だそうです。便利ではありますが、HDRではBT.709時代のようなリファレンス的な設定が実現できないのは残念です。
気になるのは、「12-bitで入力した映像の質」を強調する場面が多かったのですが、デモ後に聞いたところ、今回使っていたパナソニックのプレーヤーを使った際には、UHD-BDの10-bitの4:2:0の映像をストレートにプロジェクターに入力するよりもプレーヤーで12-bitにアップコンしてから入力した方が画質が良いそうで、ソニーと異なりJVCはプロジェクターでのアップコンにはあまり自信がないようです。これは私自身のソニーVW1100ESとJVC Z1の比較の印象でも同感でした。つまりJVCのプロジェクターの能力を引き出すにはアップコン能力の高いプレーヤーが必要ということです。
デモの後半は、X990RとX750Rの同時シュートアウトでした。この二機種で一番差を感じたのは、出画までの時間で、ディスクを再生すると最新のX990Rがすぐに絵が出るのに対し、X750Rはネゴシエーションに時間がかかるのかなかなか絵が出ず、さらにHDRに自動で変わってくれないところで、デモでも度々とっちらかっていました。画質に関しては、UHD-BDの「Allied」の爆撃されるパーティの暗い場面はボトムの輝度差を感じましたが、正直明るい画面では対して大きな違いを感じませんでした。
X590R、X990R、X750Rの画質は一貫して「コントラスト高く、色温度は高く彩度も高いが、線が太くかつピーキーでカリカリなビデオっぽい絵」という同様の性格を持っており、VW515との対比がやはり印象的でした。今回は目の毒なのかZ1のデモはありませんでしたが、ソニーとJVCの中級機種はモデルイヤーに関わらず性格がはっきり分かれているので、どちらが自分が好きなのかを判断すれば良いのだと思います。私は、UHD-BDはまだ要らない、かつリビング視聴という人にはX590Rはコスパの高い選択になると思いましたが、UHD-BDを積極的に増やしたい人にはリアル4Kのプロジェクターに大きなアドバンテージがあると思いました。
- 主な用途
- 自宅
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