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2021年4月12日 16:20 [1109627-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
★2017年11月購入後のレビューを修正加筆★ (2021年4月)
【購入までの経緯】
約20年来使用してきたCDプレイヤー、スピーカー、アンプは老朽化と不調もあり、昨年廃棄。
家にあるCD約1500枚を全てリニアPCMのWAVファイルとしてパソコン(iMac)に取り込んだ。
そしてこの度、オーディオシステムを刷新することにし、折角なので長年の夢であった真空管アンプを購入することにした。
まずUSB-DAC/ヘッドフォン・アンプに「TEAC/UD-301」を選定、購入。
「TEAC/UD-301」の接続ソースは以下の通り。
◇USB接続・・・iMacからの接続。主に音楽鑑賞。
◇オプチカル接続・・・以前はテレビを接続したが、数ヶ月内にアナログディスクプレイヤーを購入、接続予定。
◇コアキシャルRCA接続・・・新たに購入した「TEAC/PD-301」(CDよりもワイドFM放送)
【機種選定における条件・検討項目】
●予算:150,000円前後。
⇒高級オーディオには手が出ないがそこそこの物が欲しい。
●出力管:KT88管
⇒明るくて太い音色と丸みのある大きい形状が好き。比較的新しい管で品種も多いので「タマころがし」も念頭に。
●増幅方式:A級シングル
⇒入門機だとAB級プッシュプルが一般的というが、ここは特性が良くシンプルなA級シングルで!
A級シングルは低出力だが、よほど効率の悪いスピーカーを組み合わせない限り十分な音量のはず。
●プリメインアンプというよりパワーアンプ
⇒基本的に、パソコン(iMac)内に取り込んだリニアPCM音源がメイン。
入力系統選択やボリューム操作は「TEAC/UD-301」で行う。
●メーカー:TRIODE社を第一選択肢に。
⇒飽くまで主観だが、日本の真空管アンプメーカーと言えばTRIODEという印象があった。
コストパフォーマンスではCAVや他にも良いメーカーやブランドは有るけれど、
日本人の設計によるTRIODEに決めた!
●スピーカー:6万円クラスの中から英国Wharfedale社のDiamond 11.1を購入決定。
TRIODE社の真空管アンプでKT88管を使用した現行機種は・・・
●TRV-88SER、●TRV-88SE、●TRX-88PP、●TRX-P88S の4機種
TRX-P88PPはパラレルプッシュプルのA級だが、40万円もするので、即候補から除外。
TRV-88SERとTRX-P88Sで迷うことに・・・。
●A級シングル動作
●「TEAC/UD-301」を入力ソース・セレクター及びプリアンプとしての使用を考え、真空管アンプ側は入力1系統のパワーアンプ使用
●質感、デザインの差
・・・という事で「TRX-P88S」に決定!!
【レビュー】
★デザイン★
TRV-88SER比較し、全てにおいてデザインと質感が向上。
本体カラーは、TRVシリーズの華やかなワインレッドに対し、TRXシリーズは深みと渋みのあるチャコールブラウン・レッド。
フロントパネルのデザインや質感もアップし、デザインはシンメトリックでシンプル。上質に。
センターに取り付けられたTRIODEエンブレムの下に電源インジケーターLEDがリング状に点灯する。点灯色は真空管に合わせて橙色。
増幅管交換時のバイアス調整用にアナログ針メーターがまた格好良い。このメーターも橙色LEDのバックライトで浮かび上がる。
真空管ボンネット(カバー)の形状や仕上げもかなり向上した。
もちろん別売りのサウドウッド(5,000円)も取り付けた。
諸々考えると、この価格帯の真空管アンプでは優れたデザイン性だ。
★音質★
KT88のサウンドキャラクターでよく言われる中低音域のパワフル感は控えめかも知れないが、
低音域から高音域の全てと音の立ち上がりが想像以上にナチュラル。その上で芯のあるサウンドはやはりKT88管ならではだと思う。
KT88管をシンプルにA級シングル動作させると、こういう音がするのが本来のサウンドキャラクターなのだろうか。真空管アンプ初心者なので無知な感想だが。
リスニングルームなど望みようの無い一般マンションにおける環境では、たった10Wの定格出力でも十分な音圧だ。
さて、真空管アンプの音楽ジャンルイメージとして、アナログレコードで聴くコンボ・ジャズの色を想像してしまうが、
公称周波数特性:19Hz〜60kHz(±3dB)の特性は十分であり、ハイレゾ対応ということになる。
当方はジャズのみならず、ロック、クラシック、ポップス、ワールドミュージックなど、ジャンルを問わずに聴くが、TRX-P88Sのサウンドキャラクターに全く問題は無いし、むしろバッチリ。
2017年発売の最新真空管アンプなので、「古い音?」を求めてもそれは望めない。
★操作性★
TRX-P88Sの分類は、入力1系統のみのパワーアンプなので、操作性は極めてシンプル。
フロントパネルには、ロータリー型の電源スイッチと音量ボリュームのみ。迷うことは何も無い。
KT88を交換する際には、上部パネル手前のバイアス計も便利。
★機能性★
シンプルなパワーアンプなのに、痒いところに手の届く有り難い設計だ。
フロントパネルの音量ボリュームをパスして常にA級最大出力に出来る、パワーダイレクトスイッチもある。
また、RCAで入力する際のインプット・ゲイン切替を4段階で設定可能。
USB-DAC&ヘッドフォンアンプの音量ボリュームをアッテネーター代わりに使用するなら、
パワーダイレクトスイッチをONで使用できる。
★総評★
従来機種における改善点をしっかり反映させた印象。
今後は、真空管の交換などでサウンドキャラクターの変化を楽しみたいと思う。
全てに於いて満足している。
【追記】2021年4月
購入から3年半。真空管の付け替えを行った!
◆初段増幅管 (1本):JJ/ECC82 ⇒ JJ/EC802S GoldPin
◆ドライバー管 (2本):JJ/ECC82 ⇒ JJ/EC802S GoldPin
◆出力パワー管 (2本):JJ/KT88(MP) ⇒ Gold Lion/KT88(MP)
エージングを48時間。いざ聴収。
明らかにサウンドキャラクターの変化がありビックリ!
元気のあるサウンドキャラクター。高音域の倍音成分が豊か。低音域はキレのあるパンチ感。
以前は落ち着いた上品な音色だったが、管交換後は弾力性が増し、各楽器の存在感が増した。
「タマコロがし」面白い!
- 比較製品
- TRIODE > TRV-88SER
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