ポルトギーゼ・オートマティック IW500705 レビュー・評価

満足度：5.00

（カテゴリ平均：4.57）

満足度ランキング—位

集計対象8件 / 総投稿数8件

1. 5 100%
2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン デザインの美しさ・センスのよさ	5.00	4.65	-位
ブランド性 そのブランドらしさが感じられるか	4.89	4.46	-位
機能性 機能の充実度	4.82	4.33	-位
操作性 操作のしやすさ	4.65	4.27	-位
レア度 手に入りにくさ、希少性	3.21	3.23	-位
装着 腕へのフィット感	4.42	4.34	-位
耐久性 壊れにくさ	3.98	4.36	-位
フォーマル フォーマルシーンに向いているか	4.46	3.57	-位
カジュアル 普段使いに向いているか	3.84	4.49	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[あげぜんスウェーデン]

2025年9月8日 07:31 [1984483-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	5
操作性	5
レア度	3
装着	5
耐久性	4
フォーマル	5
カジュアル	3

腕に宿る、7日間の航海

【デザイン】
この時計の文字盤は、まるで静謐な海のようにどこまでも広く、美しい。シルバーメッキの上に施されたサンレイ仕上げが光を捉え、繊細な輝きを放ちます。その広大な海原の上を滑るように進むのは、深く、鮮やかなブルーに焼かれた針と、立体的なアラビア数字のインデックス。この青と白のコントラストが、息をのむほどにエレガントで、爽やかな知性を感じさせます。
デザインの最大の特徴は、3時位置にある7日間パワーリザーブ表示と、9時位置のスモールセコンド。左右対称に配置された2つのインダイヤルは、クラシカルな中にも力強い安定感を与えています。そして、裏蓋に目を移せば、ガラス越しにIWCが誇る自社製ムーブメントの精緻な動きを鑑賞できる。この時計は、表からも裏からも、所有する喜びを静かに満たしてくれるのです。

【ブランド性】
ポルトギーゼのルーツが、大航海時代のマリンクロノメーターにあることは有名ですが、このモデルはその歴史的ロマンに、IWCの圧倒的な技術力を掛け合わせた、まさにブランドの象徴たる一本です。時計愛好家の間で伝説として語り継がれる「ペラトン自動巻き機構」を搭載し、「7日間パワーリザーブ」という驚異的なスタミナを実現。これは、IWCが単なるデザインの美しい時計ブランドではなく、真の技術革新を追求するマニュファクチュールであることを、何よりも雄弁に物語っています。

【機能性】
機能のハイライトは、もちろん「7日間パワーリザーブ」です。金曜の夜に腕から外し、別の時計で週末を過ごしたとしても、月曜の朝、この時計は寸分の狂いもなく、まるで「おかえりなさい」とでも言うように動き続けています。この精神的な余裕は、一度味わうと手放せなくなるほどの快適さ。3時位置のパワーリザーブ表示で、時計のエネルギー残量がひと目でわかるのも、機械との対話のようで楽しいものです。1週間も動き続けるので、たまには巻き上げるのを忘れて、この時計が止まるのを見てみたい気もします。まあ、忘れっぽい私には無理な相談ですが。

【レア度】
このモデルは、IWCの現行コレクションの中核を担う、非常に人気の高い定番モデルです。そのため、限定品のような極端な希少性はありませんが、特にこの青針のIW500705は常に需要が高く、正規店でもタイミングによっては在庫がないことも。しかし、それは裏を返せば、一過性のブームに左右されない、普遍的な価値と人気が確立されている証拠。この時計は、いつでも最高の選択肢であり続ける、王道の一本と言えるでしょう。

【装着感】
ケース径42.3mm、厚さ14.1mmというサイズは、数字だけ見ると少し大ぶりに感じるかもしれません。しかし、腕に乗せてみると、その印象は良い意味で裏切られます。絶妙なカーブを描くラグが手首にしっかりと寄り添い、見た目以上のフィット感を実現しているのです。確かに、先日レビューしたクロノグラフモデルよりは少し厚みがありますが、この時計が持つ圧倒的な存在感を考えれば、むしろ心地よい重量感とさえ言えます。

【耐久性】
IWCが誇る堅牢なケース製造技術は、このエレガントな時計にも惜しみなく注がれています。傷に強いサファイアクリスタル製の風防はもちろん、心臓部である自社製キャリバー52010は、長年の使用に耐えうる信頼性の高い設計。ただし、防水性は3気圧と、あくまで日常生活防水のレベルです。この時計を身に着けている日は、突然のスコールに打たれるよりも、洒落たカフェのテラスで雨宿りをするような、優雅な対応を心がけたいものです。

【フォーマル使用の感想】
その堂々たるサイズ感から、タイトなシャツの袖口には少し収まりにくい場面もあるかもしれません。しかし、この時計が持つオーラは、そんな些細な問題を補って余りあるものがあります。重要な会議の席で、この知的なブルーの針が袖口から覗けば、言葉以上にあなたの揺るぎない自信と誠実さを伝えてくれるはずです。それは、まさにビジネスにおける「勝利の羅針盤」と言えるかもしれません。

【カジュアル使用の感想】
この時計は、休日のカジュアルスタイルを格上げするための、最高のパートナーになってくれます。上質なカシミアのニットに合わせれば、互いの素材感の良さを引き立て合い、この上なくリッチな雰囲気に。洗いざらしの白いシャツ一枚に合わせるだけでも、青針のアクセントが効いて、手抜きに見えない大人の休日スタイルが完成します。その存在感は、どんな装いをも格上げしてくれる、魔法のような力を持っているのです。

[hay******]

2023年9月5日 22:11 [1530332-2]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	4
操作性	5
レア度	2
装着	4
耐久性	3
フォーマル	3
カジュアル	2

とても良い時計です。

4年ほど前に購入。
着用機会は少ないもののデザイン・使い勝手ともにとても満足しています。
7日間のパワーリザーブはとても実用性が高いと感じました。

[キタロウ2016]

2022年9月28日 19:51 [1625809-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	5
操作性	5
レア度	5
装着	5
耐久性	5
フォーマル	5
カジュアル	5

満点です。

円安で、また値上がりするかもという販売店の店員の言葉で思い切って購入。
確かに、ぶ厚めだが直径とのバランスが良く重さも適度で、腕に着けた時の
違和感がなくとても良い第一印象でした。
購入して２ヶ月ほど経過したが、（夏場なので毎日着けてはいないが）日常の
仕事を含む生活の中にも違和感なく溶け込んでくれます。
７日間保つゼンマイはとても便利です。竜頭を巻く感触も小気味好いです。
日差も環境にあまり左右されず、１０秒以内ですし、自動巻きの巻き上げ
効率も良い印象です。なんか、拍子抜けするくらいストレスが生じない時計
です。良い買い物をしたと思います。

[デデーン！]

2022年4月4日 21:49 [1568291-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	4
機能性	5
操作性	5
レア度	3
装着	4
耐久性	4
フォーマル	5
カジュアル	5

本当に美しい。惚れ惚れする時計です。

２本目のポルトギーゼオートマティックになります。
黒文字盤を過去購入し、白文字盤も気になっていたところ、２０２２年４月に値上げと聞き衝動買いしてしまいました。幾何学的なデザインに美しい青焼針、いつまでも眺めていられる時計です。

最近は円安の影響もあり、価格がどんどん上がっているようです。今後さらに値上がりすることも予想されるため、購入されたい方はお早めがいいかもしれません。

[MiddleWatchman]

2021年11月14日 23:00 [1517591-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	5
操作性	4
レア度	2
装着	4
耐久性	3
フォーマル	4
カジュアル	1

フォーマル寄りのデカ厚時計

商品装着時の雰囲気（手首周り17cm）

俳優のS.R.氏がSIHHにて着用している画像を見て思わず欲しくなり、フォーマル用に１本購入した。

【デザイン】
シルバーの文字盤に立体的なアラビア数字、秒針部分とパワーリザーブ表示部分には、同心円状に刻まれたスネイル模様が輝かしい。ドレスウォッチにアラビア数字はないだろ、と仰る方でも一度は実物を見て欲しいと言いたくなるくらい、チープな感じはしない。ポルトギーゼのアイデンティティであるリーフ針は文字盤と同様、光に当たると淡い光沢を見せてくれる。

【ブランド性】
IWC社の看板商品でもあるポルトギーゼの名を掲げており、本体のデカさも相まって、腕に装着した時の存在感は大きい。自社製のムーブメント搭載モデルであるので、デザインだけでなく中身に拘る人にも受けると思う。

【機能性】
リューズはねじ込み式でそのまま回せばゼンマイ巻き上げ、１段引っ張ると日付調整、２段引っ張るとムーブメント全体が止まり、時刻合わせができる。デイト機能はあるが、日付がずれていると気が付いたときに調整すればいいと思っている。
自動巻きのローターは腕の振りにかなり敏感に反応して動き、事前情報の通りに巻き上げ効率は高いと実感できた。１分間本体をシャカシャカ振れば、1.5日〜2日分のパワーリザーブは確保できるほど。

【操作性】
リューズ１本のみなので、シンプルに操作できる。

【レア度】
並行輸入品も良く出回っているので、手に入れようと思えばネットショップで気軽に購入できる。ただし、ムーブメントが新しくなる度に外箱・内箱も変わっているので、狙った年式のモデルを買おうと思ったらよく確認しておくべし。

【装着】
バックルが二つ折り式で、今まで使ったことのないタイプだったので最初は戸惑った。留め金が固く、付け外しをするのに面倒に感じた。

【耐久性】
耐衝撃性はステンレス故にまあまあ高いが過信してはいけない。耐磁性は説明書を読む限り、パソコンやスマホの傍に置きっぱなしでも致命的にはならない位に高いと思われる。

【フォーマル】
デカ厚フォルムの所為で賛否両論あるが、冠婚葬祭で着けても問題ないのではないだろうか。

【カジュアル】
スポーツ・レジャーに着けるには、さすがに浮きすぎると思う。そもそもアウトドア向けのデザインではないし、G-SHOCKと違って水が掛かる場所やぶつけやすい場所で気軽に使用するにはなれない。

【総評】
S.R.氏の愛用品という贔屓がなくても、ひと目見てシンプルでまとまりのあるデザイン故、自分好みの時計であることには違いない。フォーマル寄りのデザインではあるものの、実際の立ち位置はあやふやな点が不安だが、パワーリザーブ７日間という魅力もあるので、デカ厚時計に抵抗がなければ購入を検討しても良いのではないか。

[DELTA PLUS]

2020年1月5日 10:20 [1289743-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	5
操作性	5
レア度	3
装着	4
耐久性	5
フォーマル	4
カジュアル	5

存在感があるが上品。オンオフ両用可能。

【デザイン】
『アップライトのアラビア数字、 レイルウェイ分目盛り、ほっそりとしたリーフ針が生み出す均整の取れた文字盤は、1930年代に初めて作られた 「ポルトギーゼ」オリジナルモデルのクラシカルなデザインを踏襲するもの』（IWCホームページより引用）らしいです。
シルバーメッキの文字盤にブルーの針の色の取り合わせが絶妙。
また、分針秒針、スモールセコンド、パラーリザーブ等の配置も美しく絶妙。
直径42.3mm、厚さ14.1mmのケースサイズは大きくて存在感がある一方で、シンプルな文字盤構成、質感の良さが品の良さ、高級感を醸し出しています。
シースルー裏蓋から堪能できる自社製ムーブメントの257個の部品類、コート・ド・ジュネーブ装飾やペルラージュ装飾も美しいです。

【ブランド性】
1868年創業で歴史あるブランドです。
ラインナップはパイロット・ウォッチ、ポルトギーゼなどなど、名コレクションの数々。
歴史、ラインナップ、自社製ムーブメントを制作する技術力など、あらゆる観点から見て文句の付けようがないブランドと言えるでしょう。

【機能性】
IWC製の大型キャリバー「52010」を搭載。やっぱ自社製ムーブメントはポイントが高いです。
巻き上げ効率は抜群に良いです（高性能のペラ トン自動巻き機構）。
7日間パワーリザーブは非常に便利。
スモールセコンドは秒針停止機能付き。

【操作性】
竜頭の通常位置での巻き上げ、一段引いての日付変更、二段引いての時間変更、これだけです。
竜頭が大きいので巻き上げやすいし、操作もしやすい。

【レア度】
『日付表示を備えた「ポルトギーゼ・オートマティック」は、2004年の発売以来、シャフハウゼンから 生まれた「ポルトギーゼ」シリーズの中で最も成功を収めるモデルの一つです。』（IWCホームページより引用）とのこと。
同じ時計をした人をまだ見たことがないのでそういう意味ではレアですが、買おうと思えばどこでも買えるのでそういう意味ではレア度は低い。

【装着】
最初はゴツさが気になり違和感を感じましたが、すぐに馴れました。

【耐久性】
11年間メンテナンスなしで正常に動いている。
さすがにオーバーホールに出さなくては・・・。

【フォーマル】
ケースサーズが大きくて（直径42.3mm、厚さ14.1mm）存在感があるので、あらゆる職種のビジネスに向いているとは断言できないかもしれません。
しかしながら、上品でシンプルかつ高級感がある文字盤がフォーマル使用を十分可能なものにしていて、多くの職種で問題なくビジネス利用可能と思います。

【カジュアル】
全く問題なし。
上品でシンプルかつ高級感がある文字盤なので、チャラさも全くないです。

【総評】
2008年購入以降、オンオフ両使いで大活躍しています。
現在は「今お客様のタイムピースをMyIWCに登録していただくと、通常2年間の国際保証を8年間に延長させていただきます。」ということになったようで、8年保証は心強いですね。

[青春1006]

2018年4月8日 02:19 [1118690-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	4
操作性	3
レア度	3
装着	4
耐久性	3
フォーマル	4
カジュアル	4

オンオフ両方で使える時計です

コンセプトや見た目に惹かれ、最後まで金針と悩みましたが、オンオフ兼用を考えて青針を選びました。
私は最終的にオンオフ兼用よりも一目惚れした金針が忘れられず買い換えてしまいましたが、両方使った上で使い勝手は間違いなく青針の方がオススメです。
値段が値段ですが、買って後悔しない時計だと思います。

[tolikela]

2016年2月13日 15:30 [900945-3]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	5
操作性	5
レア度	4
装着	5
耐久性	4
フォーマル	5
カジュアル	5

迷っている人は、背伸びしてでも買う価値は十分あると思う。

IW500705着用写真

【購入まで】
以前から欲しかったものの、１００万円超えに踏ん切りつかずにいた。しかし昨年機械が刷新されケースも改良を受けたことを知り、たまたま臨時収入もあったので、思い切って購入に踏み切った。正規価格の税込み１６０万円弱はいくらなんでも高いと感じ外商にネゴったが二割も下がらなかったので、並行輸入品を１１５万円で購入。期待に違わぬ傑作時計であり、大変満足している。以下は勢い余って長文になってしまったレビューなので面倒な人は最後の総合だけ読まれたし。結論が書いてありマス。
【デザインについて】
＜文字盤＞
美しく青焼きされたノンセリフのアラビア数字の駅を繋ぐ線路のようにプリントされたレイルウェイインデックスの端を、同じく青焼きのリーフ型分針のわずか下方に曲げられた先端が舐めるように進んでいく。その内側にもまた同じく繊細な青焼き針とレイルウェイインデックスで構成されたスモールセコンドとパワーリザーブインジケーターが水平方向にシンメトリーに配置されていて、外周と内周三つのレイルウェイがあたかも美しい路線図を構成しているように見える。
デザイン上最も厄介なデイト表示は全体のシンメトリー構成を崩さぬよう６時位置に慎重に配置され、底辺側を若干広げた扇形で傾斜型縁付の大き目の窓を使うことで外周のアールとのバランスを保ちつつ視認性を高めることに成功している。現行もっともデザイン的に洗練され、読み取りやすくて美しい時計文字盤の一つと言って良いのではないかと思う。昨年のモデルチェンジにあたって、この文字盤に殆ど変更を加えなかった（加えられなかった）のも、さもありなん、である。
＜ケース＞
文字盤以外の部分は、美しい文字盤を引き立てつつ快適性を保つ脇役として完ぺきに構成されている。新たにデザインされたラグはフィット感を大きく改善しているのは勿論、腕からラグがはみ出して当たり傷がつくことも少なく、地味だが非常に意味のある改良になっている。IWC自社製ムーブメントを搭載する他のポルトギーゼで採用されているアーチ形のエッジをもったサファイアガラスを敢えて採用していないのは、文字盤の大きさと構成を維持しつつケースサイズを最小に保つ為と思われる。実際、新開発の52000シリーズ搭載でアーチエッジガラスを持った他のモデルは軒並み直径44ミリを超えてしまっている。デザイン上唯一引っかかるのは14ミリ強という厚みだが、よほどフィットした袖口を持つシャツを着ない限り問題になる厚さではなく、鏡のように研磨されたケースはシャツの袖に引っかかることもなく、違和感はない。私は毎日スーツの固い仕事に従事しているが、クリーンなデザインなので大きさの割には控えめで、問題を感じたことは一度もない。
＜機械＞
サファイアガラスのクリスタルバックから見えるケース一杯に詰まった大型ムーブメントがこの時計の真の主役だろう。下層の一部のパーツは装飾されていないものの、スケルトナイズされ装飾されたブリッジとローターから覗く面取りされた美しい歯車、そして二つになった香箱と、大変見応えのあるムーブメントになっている。黒いセラミックになった巻き上げ車は好みの分かれるところだろうが、私には全く気にならないどころか、最新技術を盛り込んだ新世代IWCのムーブメントの象徴として輝いて見える。ちなみに精度だが、姿勢差も少なく、どの姿勢でも日差＋３〜５秒で安定している。
＜ベルト＞
付属のIWCオリジナルは、別モデル付属のサントーニ社製のベルトに比べると若干立体感や色気は劣る。しかし、十分高品質なアリゲーターで、しなやかさはサントーニ製より上で腕に馴染むのは早い。斑も堀は浅いが均一で綺麗に入っている。夏場にTシャツに合わせても使ってみたいが、付属のバネ棒は弓型なので、そのままではミラネーゼブレスやNATOに取り換えられないと思う。ここは今後試行錯誤の予定。
＜バックル＞
IWCらしい繊細な作り込みがされておりデザインも素晴らしいが、標準的な日本人には若干長い気がする。私の腕回りは17.5ミリだが、購入当初ベルトを緩めに装着するとベルトの変形に追いつけずにバックルが外れやすかったので、数日きつめに着用して対応した。ベルトが柔らかくなって馴染んだら外れなくなったので手首がよほど細い人以外は大した問題にはならないかもしれない。
【機能、耐久性について】
特別な機能はないが、複数持ちにとっては、やはり７日間のパワーリザーブは便利。前述のように姿勢差も少ないので、数日寝室に置きっぱなしにしても時刻合わせをやり直すことなく着けポンできる。IWC自慢のペラトン自動巻きの効率は想像以上に良好で、オフィスワーク中心の私でも着けている限り残量７日を切ることはほぼ無い。シルバーの文字盤に青焼き針の視認性の良さは見た目通り抜群。夜光は無いが不便を感じたことは無い。これを着けて海や山やタフな現場に行く人はいないと思うので、普通に想定される使用の範囲では耐久性も恐らく問題ないだろう。ただし帯磁には気を付けた方が良い。
【レア度】
現行モデルなので買う気になればいつでも買えるだろう。しかし、私の周りではこれを着けている人に会ったことはない。
【総合】
感動的に美しい文字盤に、見た目も性能も最高の機械、鬼の作り込みとも言える外装、そして快適な装着感を持ったこの時計。念願叶って所有してみて改めて言えるのは、たとえ正規価格で買っていたとしても、損をしたと思う事はなかっただろうということ。
ロレックス５本、オーデマ１本、ルクルト２本、GS１本、IWCではポルトギーゼハンドワインドエイトデイズを所有している時計沼に嵌った人間だが、トータルの満足感では断トツの一番。迷っている人は、背伸びしてでも買う価値は十分あると思う。