Astell&Kern AK120II-128GB-SLV [128GB]
- シーラス・ロジック製ハイエンドDAC-IC「CS4398」をデュアルDAC構成で採用した、ハイレゾ音源対応デジタルオーディオプレーヤー。
- PCM最大384kHz/32bitのハイレゾ音源再生にくわえ、DSD128(5.6MHz/1bit)の再生(PCM176.4kHz/24bitリアルタイム変換)に対応する。
- 128GBメモリーを搭載するほか、最大128GBまで公式サポートしたexFAT対応microSDXCカードスロットを1基搭載。
Astell&Kern AK120II-128GB-SLV [128GB]Astell&Kern
最安価格(税込):ショップが販売価格を掲載するまでお待ちください 発売日:2014年 6月13日

評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
3.80 | 4.37 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
3.79 | 4.35 | -位 |
バッテリ![]() ![]() |
3.27 | 3.90 | -位 |
音質![]() ![]() |
4.57 | 4.24 | -位 |
操作性![]() ![]() |
4.36 | 3.77 | -位 |
付属ソフト![]() ![]() |
3.21 | 3.36 | -位 |
拡張性![]() ![]() |
4.16 | 3.57 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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2017年1月9日 02:47 [993533-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
携帯性 | 3 |
バッテリ | 2 |
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
付属ソフト | 4 |
拡張性 | 5 |
【デザイン】
AKの中で一番格好いいと思います!!
高級感があり、裏面のガラスコーティング??
がすごく綺麗です。
【携帯性】
重いけど自分の許せるギリギリの重さ。。
なので問題ないです。
【バッテリ】
韓国のメーカーだからかバッテリが持たない、、
10時間と書いてあるけど実際はそこまで持たない、、
【音質】
素晴らしいです。発売当時から比べかなりお値打ちな価格になりコスパ最高だと思います。
よくak120Uは音がペラペラしてるって言われるんですけどいい感じのペラペラ感なんです!!
聞いてるうちに大好きになる音です。
sony のzx2と比べられているんですけど個人的には圧勝です。比べるのもおかしいですね、、
出力の差です(多分、、
【操作性】
悪くないと思います。くるくる回して音量変えるの高級感があっていいと思います。
【付属ソフト】
Androidに似せて作ったようなソフトです。
拡張性】
メモリーカード一枚入ってバランス接続ができれば十分です。
【総評】
色々書きましたがよく考えて見ると1年以上使ってる一番付き合いのながいプレーヤーです。(気にらないとすぐ売ってしまうので
いつ聞いてもよいサウンドでいいと思います。
ak100Uと迷ってる人は迷わずコチラを選択するべきだと思います。
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2016年12月6日 21:59 [846653-2]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 2 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 4 |
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
付属ソフト | 3 |
拡張性 | 4 |
購入してから半年以上たち、あの驚きと興奮を忘れないうちにと思い、筆をとりました。
下取り利用キャンペーンで3万円引きとはいえ、14万という私にとっての大金を支払い、意気揚々と家に帰って開封の儀。
…入っていなかったんです…本体が。。。
本体だけ入ってないんですよ。。。繰り返しですが。。。
購入店にクレームをつけて、交換(?)してもらいましたが、この企業なんなんですかね。。。
以下、クソ耳ですが簡単に記します。
なお、fx850を銀線バランスケーブル又はpeha100とm500で聞いています。
【デザイン】
昭和のラジオみたいです。また、ボリュームのデザインがアイデンティティなんだと思いますが、回した感じは安っぽい。また革のケースがついてきますが、おっさんくさいです。おっさんですが。
【携帯性】
持ち運びに不便はしません。ただ、スマホで音楽聞く人にとっては、持ち運びの負担はふえるでしょうね。
【バッテリ】
私の聞き方では必要充分です。また、充電が汎用性が高いmicrousbなので、通勤には助かります。
【音質】
イアホン、ヘッドホンとの相性はあると思います。fx850のバランス接続はうっとりできますが、アンバランスだとしつこくてつかれてしまいました。
【操作性】
可もなく不可もなく。
【附属ソフト】
ないです。
【拡張性】
別にこれ以上は求めません。
音は確かに良いと思います。どんなジャンルでも卒なくならしますが、いかんせん本体が入っていなかったあのトラブルを考えると、次はこのメーカーの製品買いませんね。
【その後】
特段問題なく使っておりますが、ソニーの新製品を聞いてしまって心が揺れてしまいました。ただ、バランスケーブルを新調しないとならないことに気がつき、現在使っているケーブルを作っていただいた、「オンリーワンライン」さんに問い合わせしようと、HPを開いてみました。
こちらのバランスケーブル、価格もお手頃で手作り。もちろん、音質も満足で、他のケーブルを使う気にならないくらいお気に入りです。
ところが。問い合わせや注文もできない状態で、大分長いこと更新されていないようでした。
オーナーが体調を崩されているのは告知されていましたので、存じていましたが、本当に残念です。
もう注文できるかわかりませんが、いま手元にあるオンリーワンラインさんのバランスケーブル、断線するまで大切に使い続けようと思います。
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2016年8月12日 13:53 [952045-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 3 |
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 5 |
AK100→nw-zx1→nw-zx100:からの買い換えです。
ちょうど11万円で買いました。
バランス接続にチャレンジしたくONKYOのDP-X1に買い換えようと思っていましたがAK120Uが劇的に安くなってきたのでこちらに飛び付きました。
イアホンはソニーのMDR-ex1000にビートオーディオの4極ケーブルを使っています。
【デザイン】
スッキリしたデザインです。レザーのカバーですがブルーを買い足しました。これは良いです。
【携帯性】
片手で扱えるちょうど良い大きさです。
【バッテリ】
ガチで聞くと一日でバッテリー切れになりますがUSB接続なので何とかつなげます。
【音質】
冒頭にも書いたようにnw-zx100からの買い換えでDP-X1と比べました。DP-X1はボーカルやポップスなどは確かに頭一つ抜けていましたがクラシックとなると解像度、音域の広さでAK120Uの比較対象にはなりませんでした。
特に自分はMDR-ex1000を使っていますので両者のマリアージュは凛として美しく一音一音が磨き抜かれて耳に入ってきます。これを買ってからマーラーやショスタコービッチなど複雑な構成からなる交響曲を聞けるようになりました。
【操作性】
特に問題ありません。マニュアルなしで使えます。
【総評】
現在はこの機種は10万円前後で購入可能です。
この値段でオーケストラの演奏が問題なく聞ける機種はないと思います。
最高級のコストパフォーマンスでは無いでしょうか。
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2015年11月2日 21:32 [871778-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
携帯性 | 5 |
バッテリ | 5 |
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 5 |
拡張性 | 5 |
ak120iiにKaiser10u、Westone ES60、roxanne custom(piccolo使用)で運用しておりますが何一つとして文句はありません。素晴らしいの一言です。
シャッキリクリア系のDAPを求めていたので何度も試聴した結果240よりこちらを選択しました。
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2015年9月27日 07:29 [861682-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
携帯性 | 5 |
バッテリ | 5 |
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
付属ソフト | 3 |
拡張性 | 3 |
【デザイン】シンプルでかっこいいと思います。
ただし付属のケースはおっさん臭い。
【携帯性】AK240に比較すれば小型でポケットにも入ります。
【バッテリ】不満のないレベルです。
【音質】Astell&Kern AKT5pで聴いていました。
操作に慣れて無くて、そのまま聴いてました。
高音も低音もよく響いて、すばらしいと思いました。
バランス接続にしてさらにパワーアップ。
イコライザーをAKT5pにしてバランスがよくなりました。
イコライザーをプロ設定にするとさらにパワーアップしました。
【操作性】Mac使いの私には使いにくいです。
【付属ソフト】Macからの曲移動には専用ソフトをダウンロードする必要があります。
直感的に操作できます。
【拡張性】私には容量不足でした。
そのため2ヶ月でAK240に買い換えました。
【総評】入門用としてはいいですが、曲数が増えると容量不足となります。
普段は歌謡曲中心ですが、家でのんびりするときにはJAZZをかけっぱなしにしてます。
AK240ブルーノートは最初からJAZZのCD75枚分が入っておりお得です。
最初からAK240ブルーノートにしておけばよかった。
その後、AK240SSも買い増ししました。さらにいいですね。
AK380も聴いてみましたが、AK120Aと同じような傾向に戻ります。
私の個人的な感想としては、
AK240SS > AK240 > AK380 > AK120A
ヘッドホンはAKT5p、イヤホンはDITA Answer Truth Balancedが良いと思います。
コスパ的にはAK240ブルーノートが最高です!
限定品なので市場から消えて高騰する前に買っておくべきです。
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2015年6月11日 09:35 [832100-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 4 |
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
付属ソフト | 3 |
拡張性 | 3 |
【デザイン】
金属筐体の質感自体はとても良いですが、やぼったいデザインは要改良ですね。特に厚さは如何ともしがたいかな。
【携帯性】
バッテリーやアンプなど、内容物を考えると仕方ないのかも知れないですけど、重さと厚みは携帯性が良いとは言いにくいかも。ポータブルアンプと一緒に重ねて持ち歩くのが、一見してマニアっぽく(笑)見えてしまうのでキツいかな。
【バッテリ】
通信機能をまったく使わない場合でも、通信機器系のハードウェアと比較しても持ちが良いとは言いにくいかな。バッテリ持ちが優れているとは言えないのに加えて、充電時間が遅い事も要改良点だと思いますね。いろいろなUSBケーズルでの充電を試してはみましたけど、状況はほぼ一緒。
【音質】
これはロック系をパワフルに聴くには現時点で断然トップだと思います。この一点だけでトータル満足度は満点です。中途半端なポタアンは不要。JH Roxanneにポタアン経由で使っていますが、ほぼ最高ですね。大満足です。ただ欲を言えば奥行きというか空間感が薄くパワー一辺倒な感じもするので、そこはポタアンで補う、という格好です。
【操作性】
本体のU.I.(ユーザーインターフェイス)はどうしても今のスマホと比較してしまうと劣りますね。オーディオ機器としてはこんなものかなとも思いますが。そして何にも増してPCにUSB接続したときのAndroidアプリの操作性が信じられないぐらいに前時代的w。こちらもどうしてもitunesと比較してしまうのだけど、どこも勝てない。
【総評】
音質は最高だと思います。ロック系なパワフル音楽のみでの評価ですけど。
迫力系の音質は最高だと思いますが、本機単体では空間感が乏しいのでポタアンとセットで使うことがより楽しさが味わえるのですが、ポタアン接続時のスマホなどの通信電波干渉ノイズはかなりひどいです。まぁこれは本機が原因ではないのですけど。
音質には大満足なので、大筋では大満足なのですけど、インターフェイス含めた操作性は冷たく投げやりな人と付き合っている感じの割り切り館が必要です。
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2015年2月27日 01:05 [801625-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
携帯性 | 5 |
バッテリ | 3 |
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 5 |
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---|---|---|
AK120U+DiamonDust+SE846 |
【デザイン】
AK100Uと比べると少し長くてデザインのバランスが悪い。単品で見ると良い。
【携帯性】
このクラスのDAPの中では持ち運びしやすいと思う。重さはそんなに気にならない。
【バッテリ】
僕は通勤での使用がメインなので必要十分ですが、長距離移動ではつらいかも。
AK100Uより若干持ちが悪いですが、それほど気になりません。
【音質】
AK100Uと比較して明らかに低域に厚みがあります。
余裕を持って鳴らしているかんじがします。これはさすがDualDACといったところ。
解像度も高く、僕は満足いく音でした。
ただ、値段分の差があるかといえば、そこまでは感じません。
【操作性】
操作しやすいです。
Androidベースですが、余計なアプリも無く快適そのもの。
【付属ソフト】
なし
【拡張性】
AK100Uと同じです。
【総評】
僕は総じて満足いきました。
安く手に入れたのもあって、不満は少ないです。
ただ、一般的な市場価格ではとても買えません。
音質面ではバランス接続時、本領を発揮します。
S/Nも高くて、解像度も文句無し。
手持ちのSE846との相性は抜群です。
AK100Uも決して悪くは無く、ただAK120Uを聴いたあとでは物足りなさを感じてしまうといったところ。
ちなみに元ウォークマンユーザーですが、ZX2と聞き比べたところ、こちらが好みでした。
解像度は若干の差でAK120Uが高く感じます。
安い買い物ではないのでよく試聴されることをオススメします。
- 比較製品
- Astell&Kern > Astell&Kern AK100II-64GB-BLU [64GB]
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- デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
- 1件
- 6件
2015年2月9日 18:19 [796256-4]
満足度 | 2 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
携帯性 | 3 |
バッテリ | 2 |
音質 | 1 |
操作性 | 4 |
付属ソフト | 2 |
拡張性 | 3 |
【デザイン】
いいと思います。
【携帯性】
別に多少大きかろうと気にしません。
【音質】
AK100〜AK120〜AK100iiでも感じたペラペラ感が全く改善されていません。
AK240では多少はマシになっていますが、
PAW GOLDやZX2を聴いたあとだとどうしても厚みの無さが気になります。
まるで浮足立ったけむりを聴いているような…
こういう音だとしっかりと低音含めた厚みの出るヘッドホン等を合わせないと聴くに耐えません。
この厚みの無さはEQでどうこうできるものではありません。
S/N比が高く高域が綺麗な部分はいいです。
解像度が高く、ぬっとりしたような音で、ローカットしたような音が好みならいいかもしれません。
音楽性はありません。
【操作性】
AK100やAK120等にある最悪な操作性からは改善されているので、
ハイエンドDAPの中ではいい方かと思います。
【付属ソフト】
ノーコメント
【拡張性】
バランス対応してるのはいいですね。
【総評】
バグとか故障が多いです。
あとサポートも悪かったので乗り換えようかと思っています。
やはりいつも持ちだして使う物だからこそ安心感は必要です。
あと今ライバル機が続々出てきている中で、
今実際にこの音を聴いてAKを選ぶ必要性はあるのかな?
とかなり疑問に思います。
S/N比は少し落ちますが圧倒的にZX2の方が音が良かったので乗り換えを決心しました。
AK240を買うならPAW GOLD買うかポタアン載せた方が100倍いいです。AK120iiも同じです。実際聴いてください。
ZX2やPAW GOLDは実際音を聴いた音楽が好きな人が作ったという感じがするのですが、AKシリーズはS/N比とかの数字だけ見ながら高い部品だけ寄せ集めて作った感じが凄くします。
正直いい値段するのと高いS/N比によって「いい音」な気がした、としても実際聴けたもんじゃありません。
個人的には韓国製品のスペック至上主義の代表製品だと思います。
高くてもそれをねじ伏せるような音を出してくれる製品がある中、
ぶっちゃけこれは全く値段に見合っていません。
参考になった33人(再レビュー後:32人)
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2015年2月8日 17:35 [795972-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 3 |
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 3 |
拡張性 | 4 |
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---|---|---|
ヨドバシカメラの会員価格149,000円で購入しました。
beataudioのバランスケーブルを通して1964earsのV8で聴いています。
結論から言うと値段相応の価値があると云えます。
特にバランスアウトした際の音の明瞭感は一聴の価値があります。
また操作性も大きく向上しています。以前AK120を使用していましたが、あまりにも操作性が悪く手放した経緯がありました。本機においてはストレスなく使えております。
唯一のマイナスはバッテリー持ちですが、通勤時のみの使用なので、3日に一度の充電で済んでおります。
発売時のような20万近くの値段から随分と価格も落ち着いてきて手を出しやすくなっていると思います。
ソニーのZX2も良い商品かと思いますが、ソニーストアで試聴した限り音質においては本機の方が上かと思います。
参考になった2人
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2015年2月7日 11:01 [795448-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 4 |
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 5 |
![]() |
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---|---|---|
箱にはDUAL DACのロゴ。革ケース内側にはブランドが刻印されている。 |
通学&作業BGM用に購入。
メインの据え置きシステムと同等あるいはそれ以上のクオリティを求めた結果本機に辿り着いた。
比較対象は
NW-ZX1
AK100ii
AK240
店頭で実機を試聴したところZX1は直ぐに候補から外れた。さすがに価格なりの差はあるようだ。
残るAKシリーズだが
デュアルDACの2機種とAK100iiとに大きな隔たりがあった。
240と120iiの違いは恐らくDSDのネイティヴ再生が可能か否かのみだろう。厳密には前者のほうが制振対策などが優れているのかもしれないが聴感上、その差異は感じられなかった。(少なくともその時の再生環境では)
実際メーカー公表のスペック値にも違いは無い。
最終的にはデザインで本機に決めた。
なにせAKシリーズの魅力の一つはそのデザインである。
ニューヨーク現代美術館の永久コレクションと言われても納得いきそうな普遍的なデザインは所有欲をくすぐる。
音の傾向は月並みな表現をすれば非常にフラットである。
高S/Nで粒立ちが良い。
基本性能が高いからイヤホン・ヘッドホンの性格が直に出る。
これまで上流の色付けによってヘッドホンやスピーカーの個性が良くも悪くも影響されるという経験を何度もしたので基本性能を底上げし、あとは引き立て役に徹する本機の特性には目を見張るものがある。
こうした素晴らしいD/A部を最大限活かすために、アンプも専用設計されている。
ディスクリートが必ずしも良いとは限らないが、本製品に関しては理に適った選択だと言える。
ドライブ力も高い。
当然かもしれないが300Ω近いヘッドホンをも朗々と鳴らし切る。
152段階の精密な電子ボリュームの出来もよく、音量を下げても満足のいくクオリティで再生してくれる。
この価格帯だとポータブルではハイエンドに分類されるのだろうか。
いずれにせよ高価な製品ほど
基本性能の安定性、クルマで言う走る・止まる・曲がるといった基本を大事にしてほしい。
ハイレゾもそのうち試したいが、まずは手持ちのCDを転送して聴いている。
感想としては改めて16bit/44.1kHzの可能性を感じさせられた。
モダンジャズでは弦の爪弾く感じやピアノの倍音が綺麗に出る。
クラシックでは楽器の位置をはじめとした巧みな空間表現力が目立つ。
ポップスはボーカルの息づかいやダイナミックレンジの広さを感じる。
サイケやプログレでは分離感良く聴こえ、製作者が意図したであろう音響効果がきちんと再現されているように感じた。
使い勝手も良い。
Androidベースというのは分かるが非常にこだわって作られたUIだと感じた。
操作が直感的でレスポンスが良く今のところ不満はない。
本体側でスムーズに曲の管理ができるのが便利。
全体的にとてもよくまとめられたコンポーネント。
しかしやはりパワー感や鮮やかさでは未だ据え置きに分がある。
今回、本機を購入して感じたのはDACの音質への貢献度合いの大きさである。
早速、AK120iiに引けを取らないよう、据え置きのほうにも質の良い単体DACを導入したい。
レファレンスに使った機器↓
sennheiser HD800
Audio-technica ATH-W1000X
beyerdynamic T-90
SHURE se535
eclipse TD307MK2A(marantz pm5004にアナログ入力)
など。
最後に、
ソフト毎の具体的な音を紹介したい。
・ビートルズはステレオ感がよりくっきりして面白い。
・ピンク・フロイド「Money」のレジスター音の自然さ。
・シンセとの相性もよくマーヴィン・ゲイ「Midnight Love」も心地良い。
・aikoの2000年代のアルバム、団子になりがちな音の分離感◎
・山下達郎の最近のアルバム、より透明な印象。
・レファレンス用によく使う寺島レコードの松尾明トリオ、解像度と据え置きに肉薄する迫力。
・これまた機器のベンチマークによく使うAKBのシングル、曇りがちな中高音の見通しが良い。
そのほか80sテクノやアシッドジャズとの相性も良かった。
参考になった4人(再レビュー後:3人)
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2015年2月3日 01:27 [794540-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 3 |
音質 | 4 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 4 |
【使用環境】
・通勤時〜SHURE SE846
・たまに自宅〜SHURE SE846 or audio-technica ATH-A900Ti
(そのうち変換プラグを購入してATH-W3000ANVを試す予定)
・直差し、アンバランス⇒近日中にバランスケーブルに変更の予定
【デザイン】
アルミ削り出しボディ、ヘアライン仕上げの質感は上々。背面のロゴパターン装飾もアクセントになって良いです。
ただ、100Uと比べて背が高いのは、ややバランスが不安定で減点。OLED液晶は大きさ、配置とも練られています。
全体としてのプロダクト感は、高い質感に仕上がっています。
【携帯性】
100U対比で+7グラムですが、データよりもその差を大きく感じてやや重いです。冬の通勤時は何とかコートのポケットに収まっていますが、夏は無理。バッグ等からケーブルを引き出すとすると、それはそれで検討を要します。
液晶と背面ガラスには最初から保護シートが貼ってあります。付属の本革ケースも型押しなのが惜しいですが、及第点ではあります。できれば無理して型押しにするのではなく、ヌメ革の方が良かった。
【バッテリ】
基本的な使用時間は都心通勤の約40分なので十分にもちます。ただ、絶対値としては減りが早い。列車旅などでは心許なく感じることもあるでしょう。
それよりも、発熱がそれなりにあり、夏は少し不安。
【音質】
総論としては、硬質で澄み切った、モニターライクな音質。見通しは明るく、余計な脚色はないです。人によっては面白味がないと感じるでしょうが、原音重視のスタジオリファレンスと認識すべきでしょう。
下流の再生機材によってはサ行の刺さりや、聴き疲れを感じる人もいるかもしれません。
以下、試聴段階の比較です。音源はFLAC、ALAC。
あくまで個人の感想ですので、悪しからず。
▼vs AK240
解像度はほぼ同等、最後の最後まで両機で悩みました。まろやかさや音域の包括感などは240に軍配。特にオケでは比較の対象にすらならないと感じました。ただ、明瞭感は120Uが勝り、下流である程度の調整幅がある機器を持つなら、原音に忠実な120Uの選択肢もある得るでしょう。
粗っぽく言えば、デノンとオーテクの味付けのような差を感じます。最終的には予算の関係と、原音忠実性を優先しました。
▼vs AK100U
解像度、音域ともに120Uに軍配。Michael Jacson「Beat It」のコーラスの残響や、Perfume「SEVENTH HEAVEN」の微細なキラキラ音など、できるだけ音を拾いたいなら、迷わず120U。ただ、100Uも良くまとまっており、逆にエッジが丸められた音質がリスニングには適している面もあります。240とさえ比べなければ、100Uを選んだ方が心地よく感じる人もいると思います。
▼vs ZX2
良い意味でソニーらしくなく、リスニング向けな味付けのZX2。一聴する分には確かに良機なのですが、やはりそこかしこに「持ち上がった」やや不自然な音づくりが気になりました。この味付けが好きな人は悩まずに済みます。ただ、比較するとやはり化学調味料のようなザラつきと若干のホワイトノイズが合いませんでした。
国内メーカーを応援したい気持ちに後ろ髪を引かれましたが、残念ながら一歩劣る印象は拭えませんでした。
▼vs ZX1
比較の対象になりませんでした。
個人的な音質としては、240>120U>>100U≧ZX2
【操作性】
OLEDのタッチ感にストレスはありません。音量ツマミのリューズは、もう少し硬くても良かったかな。
スキップ時に、曲の頭が少し出ないことがあります。普通に流している分には問題ないです。
ただし、アートワークは元画像をキッチリ正方形にしないと歪みます。iTunesのように適当に上下左右をカットする機能はないようです。
【付属ソフト】
未使用
【拡張性】
光出力など最低限のものは備えています。
何といっても、バランス出来るというのが何よりの拡張性だと考えています。
【総評】
レビューでお分かりの通り、一番の好みはAK240です。
ですが、over20万円というのは、主に通勤時のポータブルという利用環境からしても価格不相応と判断しました。
今回の120Uは、eイヤの買替割引で3万円引きの13万7610円で購入しましたが、正直なところ、元値の16万超では購入しませんでした。15万円以下ということで、適正価格の範囲内と判断した次第です。
あと、使用イヤホンがSE846というのも大きかったです。ノズルインサートである程度の音質調整ができますから。現在は、ブライトからバランスに戻して聴いています。やや神経質な高音が落ち着き、聴きやすくなりました。
今後、バランスケーブルを試すのが楽しみです。
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2015年1月20日 20:56 [790036-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
携帯性 | 5 |
バッテリ | 4 |
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 5 |
AK240と比較してややすっきり、低音が出ているように聴こえますが、本質的には同じレベルです。
まず操作性の良さは素晴らしいです。iphoneの次にUI、レスポンスは優秀でしょう。また、バランス接続時の音質はプレイヤー単体で個人的に今一番良いと思います。その他の高級DAPも解像度は良いですが、空間表現はこちらが圧勝でしょう。ポタアンなくても良い音だなぁと、音の余韻に触れられるのはこれとak240のみだと思いますよ。
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2014年12月24日 16:11 [730217-3]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 3 |
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 4 |
使用ヘッドホン…Edition8
…ファームウェア1.12…
もともとクッキリ系の音ですが、分離感や輪郭がさらに向上している感があります。
ただ、伴って低域が弱くなったような…。
いや、もともと固く締まった低音だったのが、更に粒立ってますね、これはw
中〜高域の気持ちよさに更に磨きがかかりつつ、刺さるようなピーク感は抑えられています。
低音に不満があった方には、更に逆効果な可能性もありますが、ボーカルがより明瞭になり、拔ける…いや、突き抜ける様な高域と更に上がった解像度…まだ伸びるかっ!と、ニヤけながら聴いてます。
…80時間ほど使用…
電子機器のエイジングは懐疑的なので耳エイジングの可能性も含めて、音の角が取れて聴きやすくなりました。
それに伴い、埋れがちな低レベル録音の音が拾いやすくなり、また新たな発見を楽しんでいます。
新たな欠点として、ギャップレスを切ると、曲の導入で極短時間のフェードインみたいな入り方をするのか、微妙に切れる感じがします。
以前のAKシリーズ初期でも似たような不具合を聞いた記憶があるので、同じ症状かもしれません。
なお、後のアップデートで解決されてます
…以下、原文…
ご存じ方も多いと思いますが、Iriverが買収され今後のAstell&Kernがどうなるかわからない中での購入→バカと揶揄される一人になりましたw
リスクの受け止め方は個人的な事であり、私にとって覆せる音質の製品という事で。
【デザイン】
縦長で少しスリムになり、持ちやすくなりました。
頭のバランスが微妙なので3点としましたが、ソリッドなデザインかつ明るいシルバーカラーが爽やかで、個人的には好きが、傷が入りやすそうな手触りなので、レザーケースから出せそうもありませんw
余ったクロコかガルーシャで自作するかな。
【携帯性】
鞄の中や腰下げなら変わらないですけど、胸など浅いポケットへの収納は難しくなりました。
【バッテリ】
16bit/44.1kHzで10時間は短いです。アンプを強化等で前作より短いのは仕方ないとしても、14時間→10時間…
【音質】
文句ないです。DSDネイティブ要りませんし。
edition8やA2000Xだと、曲によってはシンバル、さ行、た行で刺さる事がありますが、耳障りなほどではないです。
K3003、FitEar334では、問題なく聴けますね。
前作に比べて、明らかに解像度とセパレーションが良くなっています。
全体に立ち上り、下り共に鋭く気持ちよく全域で鳴ります。
低音が弱い事もありません。しっかりコントラバス、チェロの空気感を表現しますし、ベースのコーン紙の鳴りも感じますし、バスドラの厚みも以前より出てます。
ただし、「分厚い音」は出ません。低音重視の方だと、物足りないでしょう。SE846やJVCのSZX200でも、分厚いまでは感じませんでした。十分ですけどね。
前作でも十分な解像度だと感じていましたが、今回はその解像度にエンハンスをかけたような明瞭感が乗っかります。
前作で聴き取れなかった僅かにかけられたフランジャーや、ほんのちょっとしくじっちゃったピッキングも聴き取れて面白いですよw
アンプが40%ほど強化されているのも大きいですね、恐らく立ち上がりの良さはこれに起因してるんじゃないかと。
E8やT5pが元気よく鳴るようになった他、k3003みたいに鳴らしやすい物でも、しっかり駆動されているのを感じます。
聴き比べてしまうと、AK120の音が少々眠く感じてしまう位のスッキリとした明瞭感に惹き込まれて、リスクが解消されておらず韓国ドメに買収されても購入してしまった次第です。
240の下から上までまとまり良く、ノリを良くした音楽的な音とは、やはり違います。
【操作性】
レスポンスも良いですし、曲を聴きながらでもPCから放り込めますし(この間はレスポンス酷いですw)、凄く良くなりました。
でも、以前できた ホーム→再生中画面→フォルダ内リスト→上の階層に移動 が出来なくなり ホーム→再生中→一覧表示→そのフォルダ内から出られない という仕様になり、若干自由度が下がりました。
横着しないで、ホームからフォルダ指定すりゃいいんですけどw
【付属ソフト】
ストリーミング要らないし、特にないので無評価。
【拡張性】
フォンアウト以外は、光出力、USB入力のみで若干拡張性下がりましたかね。
でも、別に携帯プレーヤー以外の使い方は考えてないので問題ありません。
【総評】
これ、120と銘打ってますけど実質240の下位ですよね。スペックから見ても。
多分、240は孤高のフラッグシップとしたいのでしょう。上位はあり得るかもだけど下位は作らない。
でも、160とかだと120がプロレベルのスタジオモニターを標榜しちゃってるので、どんなプロモートするべきか難しくなる…よし、120-2だ!と、勝手に想像してます。
価格と音が見合うか?そんな事は知りません。
フラッグシップ級の製品は、そもそもコストとか気にするなら手を出さない方が良い領域です。
フラッグシップ→コスト度外視で、メーカーを象徴する製品をリリースする製品群
ミドルクラス→現実的な価格帯で、フラッグシップの味を残した製品群(コスパが一番イイ)
エントリークラス→シリーズの風味を残せる程度に、価格を重視した製品群
が一般的でしょうしね。
これだけは言えるのは、間違いなく進化したモデルであり、この音はこれだけという事です。
聴いて下さい。欲しくなったら、買ってください。としか言いようがありません。
ただし、現在Iriverさんがどうなっていくかは未知数というリスクはご理解を。
参考になった11人(再レビュー後:1人)
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よく投稿するカテゴリ
2014年12月13日 13:26 [777921-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 3 |
---|---|
携帯性 | 3 |
バッテリ | 3 |
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 3 |
NW-ZX1を返品して、購入してきました!
ホワイトノイズは無いし、低音も多過ぎないので聴きやすいです!
使用環境は
XBA-Z5を
BSP-AK240-UCSEPM4でリケーブルしてバランス接続で聴いてます。
【デザイン】
ゴツいです。
傷付くのが怖いので付属のケースに入れています。
【携帯性】
持ちやすいですが、重いです。
iPhone5 3台分位あると思います。
【バッテリ】
通勤で聴ければ良いので気になりませんし、30分位で電源が落ちるようにしているのでそこまで悪いと思いません。
【音質】
澄んでいて、大変綺麗です。オーケストラを聴いたら感動するのは間違い無いと思います。
アンバランスでは気づかない音がバランス接続では聴こえてくるので、聴いていると楽しいです。
アンバランスとバランスでこんなに変わるんだ!と思わされました(笑)
【操作性】
初めて使われる方だと、困惑すると思います。
慣れると、使いやすいですよ?
ただ、キーボードがフリック入力出ないので、プレイリストを作成する時等はイライラするかもしれません。
【付属ソフト】
【拡張性】
SDの拡張が128GBまで対応しているみたいですが、そんなに容量を使い切る日がやってこないように思います^^;
【総評】
音は良いんですが、値段がネックかな?と思います。
私はZX1の返金分があったので11万位でしたので気にする程では無いですけれど。
AK120Uを購入した方は、是非バランス接続で音を聴いてみてください!
参考になった3人
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よく投稿するカテゴリ
2014年11月29日 15:31 [774131-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
携帯性 | 3 |
バッテリ | 3 |
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 5 |
![]() |
||
---|---|---|
SE535LTDでバランス駆動させています |
夫が仕事の休憩時間に聴くため、時々私のお散歩用として、音質の良いデジタルプレーヤーを探していました。
過去にSONY NW-S644Kを所有していましたが、高級機にランクされるデジタルプレーヤーはこれが初めてです。
夫の希望でバランス駆動が前提でしたので、AK120U、AK100U、AK120+RATOC REX-KEB02AKの3つを候補にあげて検討してきましたが、バランス駆動時の出力の高さで秀でた本機を選びました。
音質はやはりかなりの潜在能力はあると思います。
DACは2CH仕様のシーラスロジックのCS4398を、左右に1枚づつ使用。デュアルDACと言われる構成ですが、楽曲の弱音部の表現が出色です。解像度も非常に高いのですが、高解像によるパサパサ感はまったくありません。ただし、モニター基調の音であり、音楽の抑揚や音色表現は苦手なほうです。この点は、イヤホンやヘッドフォン次第でもあり、個性的な音調のものを生かしやすいDAPともいえると思います。
また、光デジタルとラインの2種類の出力が可能なので、ポータブルアンプを接続することで、基本能力を保ったままモニター路線からリスニング路線に舵を切ることもできるでしょう。
では、私が所持している製品でのインプレッションを。
●ゼンハイザーHD650(ヘッドフォン)103dB/300Ω
音量は50〜55(MAX75)あたりでちょうど良かったです。低域をゆったり量感を持たせているのに解像度が高いという、このヘッドフォンの特徴をそのまま再現してくれます。ローレベル情報を際立たせるヘッドフォンでないので、駆動力の低いアンプだと解像度の悪いぼやけた音になりますが、AK120Uでは十分なレベルです。左右の音場は広くも狭くもない程度ですが、私の所持機では高さ方向の表現ができる唯一のヘッドフォンであり、その特徴もスポイルせずに表現されました。
●AKG K702(ヘッドフォン)93dB/62Ω
DAPでは鳴らせない代表格とされていますが、音量55〜60で十分能力を出せます。こちらも解像度が高いヘッドフォンですが、ローレベル情報の隈取がくっきりしており、細かい音をはっきり聴き取るのに向いている、という特徴が、CS4398との相乗効果で良く表れています。左右音場はHD650よりも広いですが、高さ方向の表現はできません。低音の量感はかなり少ないですが、伸びはかなり低い周波数まであり、ジャンルを問わず音楽を楽しめます。
●CREATIVE Aruvana Live!(ヘッドフォン)103dB/32Ω
安価ですが、かなりの実力派ヘッドフォンで、音量35あたりが良かったです。可聴周波数が狭いですが、低域から高域まで実にバランスの整ったフラット系の音でした。高域に艶を乗せるチューニングが、AK120Uと良くマッチしています。フラット系ゆえ低域の寂しい、音場の狭いおとなし目の音調ですが、クラシックのモノーラルヒストリカル音源の再生は2〜3万円のヘッドフォンを凌ぐ実力で、AK120Uでもそのメリットをあまさず享受できました。
●SHURE SE535LTD(イヤホン)119dB/36Ω
AK120Uはこのイヤホンで聴く前提で選んだDAPです。断言しますが、AK120Uは、SE535LTDのポテンシャルをすべて引き出しています。高域の表現に秀でて、解像度の高さをあまさず表現していますが、このイヤホンの限界もかなり感じ、AK120Uのアンプ部の強力さを物語っています。感度の高さゆえ、ホワイトノイズが少しのります。
●SHURE SE535LTDをALO Audio SXC24でバランス駆動リケーブル
リケーブルはDAPとの相性が良くないと効果が少なく、イヤホンのウィークポイントを解消する結果にならないと成功しませんが、これは幸せな成功例です。音色が絹目に変わり、高域の管楽器が素晴らしく、弦も滑らか。SE535LTDの欠点であった音場も大きく改善。ノーマルでも高かった解像度がさらに高くなり、しかも聴き疲れしない音で再現されます。AK120UにALO SXC24は絶対のお薦めです。ホワイトノイズも柔らかくまったく気になりません。
操作性は非常に良く簡便です。プレイリストの作成と削除もロングタッチで容易。フリーズも現在のところ一切ありません。レスポンスも良好。
拡張性は、PCからの音源をUSBで接続し、DACとして利用できます。光デジタル出力、ライン出力もあるので、DAC内蔵ポタアンやアナログポタアンで傾向の変化と、更なる駆動力アップを図れます。
ハイレゾはまだ一切試していません。これまでの評価は、すべて44.1KHz/16bit音源でのものです。
総評としてですが、音としてはDAPで得られる最高ランクで間違いないと思います。
HD650やK702でも、ポテンシャルを出し切るまではいきませんが、ここまで鳴らせるDAPはそうはないでしょう。
ただし、私の感想にすぎませんが、DAP単体のアンプ部では最高級の製品でも、どんなに頑張っても5万円程度のAC電源駆動の据え置きヘッドフォンアンプと互角程度で、AK120Uも5万円の据え置きヘッドフォンアンプには、ちょっと勝てないだろうと思います。
ポータブルであること自体ハンディであり、いくら大金を積んでも据え置きには及ばない音質・性能の限界があるという現実も、AK120Uは教えてくれます。
しかし、それを理解して愛用できる人には、間違いなく至上の一品であると思います。ポータブルで可能な音質のほぼ上限値を、外で聴くことができる喜びは、本当に代えがたいものです。
※据え置きシステムは、SONY MAP-S1→LUXMAN P-1u→HD650、K702など
※平成26年11月4日、某ガス会社家電部門創立30周年記念セール価格に更なる割引を得て、未開封新品128,000円(税込)にて購入。
- ジャンル
- クラシック・オペラ
参考になった12人
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![Astell&Kern AK120II-128GB-SLV [128GB]](https://img1.kakaku.k-img.com/images/productimage/l/K0000659400.jpg)
デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
(最近3年以内の発売・登録)






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