REX-KEB02AK レビュー・評価

満足度：4.78

（カテゴリ平均：4.41）

満足度ランキング—位

集計対象9件 / 総投稿数9件

1. 5 78%
2. 4 22%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.00	4.32	-位
音質 音質の良さ	4.78	4.46	-位
操作性 操作のしやすさ	4.86	4.18	-位
機能性 搭載機能が充実しているか	3.83	4.14	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[o-sunshine]

2017年9月28日 23:46 [1065717-1]

満足度	5

デザイン	無評価
音質	5
操作性	無評価
機能性	無評価

フルバランス！中古品見つけたらお薦め。

既に生産終了しているので新品はほぼないと思われますが、1万円未満で中古品見つけたらかなりお薦めです。

当機のネックはバランス用が2.5Φマイクロ モノラルジャック×2とデジタル入力のみという点。
これがクリアできるならバランス接続入門用としてはもちろん、シングルエンド（アンバランス）DACとしても音質が良く秀逸な製品です。

元来ポータブル用の製品ですが、私は据え置きとして使用していて充電用USBケーブルは常時コンセントに接続しています。
ただ、ついつい何日も電源ONにしているとボリュームの調整が効かなくなることがあります。（音が出なくなるようなことはありません）
その場合は一度ボリュームつまみで電源OFFにしてやれば復帰するのですが、音を出さない時にはなるべく電源OFFにするようにしています。
この点のみ注意していれば綺麗で上品な音を奏でてくれます。

[買える好き]

2014年12月21日 08:54 [780156-1]

満足度	4

デザイン	3
音質	4
操作性	5
機能性	4

￥29800で購入しました。

【デザイン】　
必要最小限な雰囲気と飾り気の無い配置でごくシンプルです。ですが却ってそれが【無個性】な印象でマスプロダクトとして好感持てます。ボリュームノブを市販品で変更してみましたが、素が無個性なおかげかそれだけで【私の】と思えます。

【音質】
VentureCraftのSoundroidTyphoonと比較するとスッキリ聞こえます。シングルエンドであれバランスであれこの印象は代わりません。それが良い悪いではなく【味付け違い】として使い分けています。またバランス駆動では音場がとても認識しやすくなり広がりのある音源では浮揚感さえ味わえました。

【操作性】
入力がシンプルなので特に迷う事はありません。

【総評】
バランス駆動に興味があり入門機としてこちらの機種を購入しましたが、手軽に十分な効果を体感できたと思います。

[飛脚ホット便]

2014年11月19日 22:29 [771309-1]

満足度	5

デザイン	無評価
音質	5
操作性	無評価
機能性	無評価

値崩れしすぎ！

バランス接続のみの評価と言うことをあらかじめご了承ください。

中古品を10000円以下で入手。同軸接続経由で早速試してみましたが、
正直圧巻です！

価格比で行けば、そもそもこの価格で「このクオリティ」を実現
できる物は存在しないと断言できます。

また、アンバランス接続の商材と比べるのもナンセンス。比べるならば
バランス接続を搭載した据え置き型アンプとなるのでしょう。さすがに
その辺と比べれば分が悪いのかもしれませんが、この「シーン」と
静まりかえったような「ESS」特有の透明感が堪りません。

また、バランス接続ならではのクッキリとした分離感がハンパじゃなく
心地よい。

サイズ的に十分ポータブルでも利用できると思いますが、自分はPC横の
ヘッドフォンアンプとして利用するに「十分なポテンシャルだ！」と
確信しました。

今現在、PC廻りのヘッドフォンアンプ環境は、全てアンバランスの

DS-DAC-10
AT-HA60
E-DAC2

が、すぐに利用可能な環境にありますが、バランス接続限定なら、
上記のアンプよりもコイツの方が数倍レベルが高いと断言できます。

それ位の驚きでした。

既存のPCオーディオ環境で「同軸」or「光」OUTを持て余している
方がいらっしゃったら、是非試して見てください。

ぶっちゃけ値崩れしすぎですので、騙されたと思って買っても
絶対損はしないと思います。

ちなみに「GO-DAP BXD」も所有しています。

音作りの方向性が全く違うので、単純比較は出来ませんが、
とにかくコイツは、音が綺麗でサラッサラの瑞々しい音がしますよ。

雑味はあるが力強い音を求めるなら「GO-DAP BXD」の方が良いかも
しれないです。特に出先の雑踏で聴くなら余計に。

自分はポータブルではAK100のお供に「GO-DAP BXD」を愛用しています。

[ゆきち7117]

2014年9月25日 00:14 [757131-1]

満足度	5

デザイン	3
音質	5
操作性	5
機能性	3

バランス化は効果あり

2014年8月時点での価格に釣られ購入。
1万円でお釣りが来るとは...勢いで2台買ってしまいました。
以下は10proでの評価です。

【デザイン】
シンプルで、評価のしようが無い...です。
いたって普通、飾りっ気なし。

【音質】
アンバランス : そこそこ元気ある鳴り方だとおもいます。
fostexのHP-P1比だと低域ブリブリ。
J-POPでロック調だとノリノリ。
アコースティックには少し合わないと私は感じました。
でも悪くないです。

バランス : これが凄い。
バランス出力には半信半疑だったのですがこれは見事に裏切られました...。
もともと10proの音場の広さに惚れて未だ使い続けており、満足してましたが、バランス化した10proは全くの別物。
ステージが見事に表現されてます。
低域がブリブリして無くて心地よくなり、全ての楽器の音がちゃんと距離感を保ちつつ輪郭がハッキリします。
解像度が良くなる...とは少し違って、遠くの音がボヤけてないから「確かにそこにある感覚」という印象。
アコースティックにはとても合います。
もう一つ驚いたのが音源にもよりますが、コーラスの奥行き感。
メインと重ならず、ちゃんとメインを引き立てるコーラスが聴けます。
音の数が多くても対応出来てる感じがします。ごちゃっ...としてないと言いますか、綺麗に整列させてるイメージ。
あと、音場の広さからイヤホン着けてないという錯角に陥りました...これは初めての体験。脳内定位感じつつも横からのとてつもない距離から楽器の音が聴こえるので驚きました。
一言で表すと、音が浮いているような不思議な感覚。

ここまでは良いところ挙げましたが、もちろん悪い所も有り。
まずホワイトノイズ...アンバランスがホワイトノイズ多め。
バランス時はそんなに気になりませんが。
ポップノイズもありますが、これらは仕様でしょう。
ちなみにヘッドホンではノイズ無く、無音です。
他には、音源によってはバランス時にセパレーションの良さから違和感を感じる時がありました。
普段アンバランスで聴き慣れてる曲だからこそ不自然に感じるのかもしれません。
そこの所の可否は正に好みであると思いました。
私はそれを含めても余りある恩恵をバランス化に感じたので、多少のマイナスは気にならなくなりました。

【操作性】
シンプルなので問題無し。
ボリュームつまみの適度な重さは好感が持てます。

【機能性】
USB入力は必要なかったので光と同軸あれば私は十分でした。

【総評】
本当にお手軽にバランス化できて、光、同軸
、それしか求めてない方々にはオススメです。
多機能な製品が良い、という方にはオススメできません。
apple製品をお使いの方でDDCをお持ちならこの機会にバランスに挑戦！も良いですし、AK100の中古を購入するのもアリですね。

[丸椅子]

2014年9月23日 20:03 [756758-1]

満足度	5

デザイン	4
音質	4
操作性	5
機能性	5

超お手軽バランスアンプ(H26.9時点)

DAP(HDP-R10)からCoax(ミジンコsignature)で入力
バランスケーブルはratocの純正、FX850で聞いてます。
過去に所有、レンタルしたことのあるポータブルバランスアンプはHifi M8とSR-71B
３週間程使いました。

【デザイン】
HDP-R10より小さい、大きくない筐体に小さなスイッチ、Coax入力端子もゴテゴテしてないシンプルな機能美設計

【音質】
自宅等静かな場所で感度高いイヤホンで聞かれる際はホワイトノイズありますので、神経質な方は要注意
Hifi M8よりはホワイトノイズは大人しく、外使いでは無問題

どちらかと言えば輪郭はシャープですがカッチリしすぎず柔らかくもないフラットバランス
鮮度的な感覚はHDP-R10直と大差なく、
特に際立って美しく聞こえるところは無いが、 低域の分解能やセパレーションは後述の楽曲によってはHDP-R10直や所有している他のシングルのポータブルアンプより良いケースも。

過去に所有していたfiio X3辺りに比べれば全体的にスケールアップして籠りを薄めた感はあります。
デジタルフィルターは大きな変化ではないがsharpの方が輪郭しっかり出るので私はsharp使ってます。

【操作性】
電源とボリュームは一体
ゲインと入力の切り替えスイッチ、デジタル段の切り替えスイッチのみ。
特に迷う要素は無いです。

gainは低めでボリュームはFX850で12時の方向
大音量で使う人はマイナス箇所かもしれませんが、小音量でギャングエラー回避しての調整図れる点では秀逸

【機能性】
Appleのデジタル接続以外のOPTとCOAX両方のデジタル入力備えているは少ないので有難い。
特にCoax入力が嬉しいです。
バランス端子はratocのみ採用の負け組端子ですが、ratocの純正がAmazonで8千円程で(Eｲﾔﾎﾝ等では9千円程)ありましたので無問題
自作する人的にも2.5mm4極より作りやすく不具合出しにくいのでは？と。

一部ポップノイズのある機種もあるようですが、私の機種ではバランス、アンバランス共、ほぼ無いと言って良い感じです。

【総評】
質感で言えば元の5万円ならまず買わなかったな、買ったとしても恐らく☆×3辺りの満足度なてのが正直な感想
しかしながら一万円切ってましたし！
ナチュラルさや、力感、音場に関してはHifi M8の方が良いとは思いますが、IEM向けのgainの低さとホワイトノイズの少なさ 、サイズはポータブル利用を意図した自分にとっては他に替えがたいものでした。

バランスの恩恵としてセパレーションの向上が図られ、
良質の録音のjazzやサントラなんかでは
アンバランスでは得られなかった定位や拡がり
更に低域の分解能の向上で団子で出てきていたベース、バスドラのリアリティがかなり増しました。
反面、よくあるpops等録音のイマイチなものはバランス化によってセパレーション良くなる事も無く、
正直なところR10のES9018とKEB02AKのEs9018K2MとDACの差によるものなのかは分かりませんが、レンジの広さやS/NではR10の方が良いと思うケースもありました。
その辺りが5万円だと☆3の要因です。

一万円でバランスで遊べる、デジタル入力２系統である事、
先に挙げたfiio X3(ak100辺りも？)からのランクアップ、2段への入門機としての評価から☆5の満足度に伸びました。
在庫無くなってきたところも有るようですので、気になられてる方は後で後悔するよりは一万円のお布施で済ます方が…とも。

※ratocの純正バランスケーブルですが、
　取り回しは悪くは無いものの、FX850の秀逸な純正ケーブルに比べると堅さとタッチノイズはあります。
　ONKYO IE-HF300の純正ケーブルに似た質感でそれよりは堅さとタッチノイズが少しだけ良くなった感じです。

※アンバランス接続ではホワイトノイズは同じ位
　バランス比で　▲広がり・伸びやかさ　＋まとまり・低域のアタック感
　２万円前後のよくある帯域のバランスで、特に目立つ良さも無い普通な感じです。

[くまちゃん♂]

2014年9月19日 01:27 [754902-2]

満足度	5

デザイン	5
音質	5
操作性	5
機能性	3

9,800円は安い　（フルバランス化完了）

ラトックから2.5mmプラグが届いたので早速改造をしました。
あまりいないとは思いますがRe:Cable SR3を改造する方がいらっしゃるかもしれませんので注意書きをしておきます。

このケーブルは純銀４本ではなく方耳４本づつの８本です。よく見ればわかるんですけどね・・・見ないで切ったら大変です。
編みこみ方が２本づつ束ねてではなく８本をしっかりと編みこんであるのでばらした状態だとL+の隣がL+とは限りませんのでご注意ください。１極づつ半田をはずしての作業をオススメします。


フルバランスの音ですが。
シングルから１皮２皮向けたような音というレビューを見たのでそんなもんかと想像して視聴したところ、まったく違う！！
音の特性は同じですが、楽器同士の間に空間が生まれ各音がしっかりと輪郭がわかるようになります。
シングル状態ではどんなに解像度が高くても頭の周りで空間を作っていましたが、フルバランスになったらかなり広いです、目を閉じてどこで何がなっているのか想像するのが楽しいです。

いやほんとに、苦労して改造した甲斐があったとおもいます。



底値で購入しましたが、使用して思うことは２万でも安いです。
FiioX3＋E12＋UMPRO30＋Re:CableSR3で使用。E12と入れ替えました。
SR3をぶった切る勇気がなく、とりあえずシングルで視聴しています。


【デザイン】
飾り気のないデザインがかっこいいです。
ボリュームノブは芋ねじ止めなので簡単に好みのものに交換できます。

【音質】
全体的に透明感が増して楽器１つ１つの位置関係がよくわかるようになりました。
特にピアノの切れのよさあ抜群です。

ボーカルでは
男性
バンプ・１期パープル・TheWhoあたりが低音の中に引っ込んでしまいました。３段フランジから純正スターチップへ変更したところ解消されました。
女性
ノラジョーンズがどこまでも伸びて気持ちいいです。
Holeは男性と同じような状況でした。

【操作性】
操作するものがボリュームぐらいしかないです。
他のスイッチ類も程よい大きさでかばんの中で勝手にいじってしまうこともないです。

【機能性】
今の状況でUSBDAC機能がないのはいいのか？悪いのか？
僕は別途PC毎に用意しているので問題ないです。

【総評】
FiioX3の方でコアキシャルを載せた意味はあるのか？と書きましたが・・・・意味ありましたねぇ。。。。
これのためのコアキシャルかぁ。
D12をX3に追加するなら、同価格だとしてもKEB02をオススメします。


☆マイナスはしませんが０１のようにバランス用の改造プラグを同梱してほしかったです。

写真はX3→KEB02→E12を接続しましたが、何の意味もありませんでした。

[RS-6]

2014年9月15日 19:30 [754842-1]

満足度	5

デザイン	5
音質	5
操作性	5
機能性	4

フルバランス　音が明瞭で細かな音の再現

極性を確認する	ケーブル極性	予め通しておく
半田付け準備	バランスケーブル完成	アンバランス　アナログアンプ追加

オーディオテクニカATH-IM04のバランスケーブルを作成しました。

売ってなければ自分で作るしかない。(^_^)v

評価機種構成
DAP:AK100
光ケーブル: GH-CBALA0.1-BK
ポータブルヘッドホンアン: REX-KEB02AK
2.5Φマイクロモノラルプラグ：RP-LRMP1
イヤホン：オーディオテクニカATH-IM04

デザイン：DAPと重ねやすいデザイン

音質：音域は、広く臨場感が増す。音が明瞭で細かな音の再現が良い。音のこもりがなくクリアー　特にピアノ、ギター、管楽器の音の再現が良い。

高音：どこまでもクリアーに伸びる、細かな音まで確認出来る。

中音：ボーカル、伴奏の音域バランスがよく非常に聞きやすい。

低音：輪郭のシッカリした迫力のある再現

操作性：比較的簡単でスムーズに扱える

機能性：使えるDAP（デジタル光出力、デジタル同軸出力）が限られるがアンバランス、フルバランスともに音の再現性が向上する。アンバランスは、さらにアナログアンプと組み合わせて別の音質を楽しめる。


バランスケーブル作成

2.5マイクロモノラルプラグ P-2.5MG
http://oyaide.com/catalog/p-2-5mg.html

イヤホンプラグ改造マニュアル
http://www.ratocaudiolab.com/img/dl/manual_pdf/rexkeb01_e.pdf

１．イヤホンを切断する前にテスターで導通テストで極性を確認する。
２．R+　Rグランド　L＋　Lグランドをイヤホン側コネクターとの位置関係を把握する。
３．熱収縮チューブ、外装チューブ、プラグメス側をあらかじめ通しておき半田付け作業。
４．イヤホンケーブルが細い為、ルーペ付き半田ごてスタンド、半導体用半田ごてがあると便利
５．半田付け作業後、必ずR+　Rグランド　L＋　Lグランドの導通、絶縁テストをテスターで確認する。
６．バランスケーブル完成→フルバランスの再現をお楽しみください。(*^_^*)

[ごはん出来た？]

2014年9月4日 17:10 [749941-2]

満足度	5

デザイン	5
音質	5
操作性	5
機能性	無評価

使い方次第ではお買い得です！

以前レビューした当機の下位機種の
rex-KEB01の時に作成したケーブルもあるし
なあ…と たまたま見たヤフオクにて新品未開封品が諭吉ちゃんで出品されていていたので落札してみました。

AKと光接続がウリの当機種ですが、あったハズのAK100mk2はいつのまにか息子の所有物になっており 仕方なく ベンチャー台風と光接続 折しも発売日に買ったベンチャーBXDよりメリハリボディな楽しくクリアな音質にビックリしました。悪く言う訳では無いのですが、BXDは初代台風みたいな線の細い音質であまり期待通りではないと思っていた部分がありました。
使用環境が違うものの 出て来る音質の差は
伊達に発売当初は五万近い機種だったしなぁ
と実感しました。

ただ、上の三段は向きは逆だしとても外使いは無理なので 今はオヤイデFTVS-305で自作しX3と同軸で接続しております。

ケーブル自作の手間等はありますが その価値は現在の価格ならクッキン☆ママさんのおっしゃる通りだと思います。

今回の私の比較した環境になります。 ビスパのMMCXが手持ちMMCX機種では215以外FX850等では接続がよろしくなく、215とUMpro30しか試せてません。
iPhone→台風→光ケーブル→BXD→オヤイデ8503自作2.5mm→215 /pro30

fiio X3→オヤイデFTVS-305自作RCA to 3.5モノラルケーブル→当機→オヤイデ8503自作2.5モノラル×2ケーブル→215/pro30

iPhone→台風→光ケーブル→当機→オヤイデ8503自作モノラル×2ケーブル→215/pro30
機能性は使い方次第なので 省きました。

[クッキン☆ママ]

2014年8月7日 07:17 [743746-1]

満足度	4

デザイン	3
音質	5
操作性	4
機能性	4

買うなら「今！」ですよ！オススメです〜！

【デザイン】
○　四角四面で、コレと言って特徴は有りません。
　　PHA-2などのようにカッコいい訳でもなく、ごく普通です。

【音質】
○　音質という面では、文句無く★★★★★（バランス時）をあげられると思います。
　　全体的に音のバランスがよくクリアな印象で、特にバランス接続時は左右の分離間、音場の広がり、定位など、当初販売価格５万円クラスの実力を遺憾なく発揮してくれます。（不人気機種なので、今の販売価格は２万円クラス。当然ですね。）
　　アンバランスでも接続できますが、２〜３枚ベールを剥がしたような音が体感できますので、ぜひ、バランス接続で聴きたいところですね。
　　ポータブル（バッテリー電源）であることが幸いして、電源由来のノイズもありません。この点も個人的には大きなポイントです。

【操作性】
○　Vol兼電源スイッチ、ゲイン、フィルターの３つしかありませんので、すぐに慣れると思います。
　　ゲインとフィルターは爪の先で切り替える程度の大きさですので誤作動も無く、ボリュームも程よいトルク感ですので、ポータブル使用時にも問題なかろうと思われます。（当方、据置のみで使用しています。）

【機能性】
○　機能面では、光デジタル、同軸デジタル入力のみでUSB接続が無い点は、USB-DAC全盛の今では不足に感じる方もいるかも知れません。
　　そもそも、型番どおりにAKシリーズとの光接続を想定した製品ですので仕方ありません。
　　当方は、安価で同軸デジタル入力を持っているバランス接続機を探していたので、渡りに船。DSDも聴かないので問題ありません。

○　最大の欠点は、口コミでも書かれているとおり、曲の頭切れが発生する点です。
　　要は、ビットレートやファイル形式が変わった際に同期？するため１〜２秒程度音が出なくなり、フェードインしてくる現象です。
　　当方がFoobar経由で再生している限り、電源投入後の最初の曲では発生しますが、FLAC→MP3→FLACとリストを組んでも、フェードイン現象は発生しません。ライブCDなどFLAC→FLACのギャップレス再生も問題ありません。

○　駆動力としては、イヤフォンであればLOW-Gainで全く問題ありません。ギャングエラーも無く良好です。
　　ヘッドフォンでは、BeyerDynamic DT990PRO（250Ω）を鳴らしていますが、HIGH-Gainでフルボリュームにすると、確実に難聴になるくらいの音量が取れます。曲のゲインにもよりますが、音圧を稼いでいるJ-POPなどでは5〜70％のVol位置で十分だと思います。

【総評】
○　AKシリーズに対応した製品でありながら一部で曲の頭切れ現象が起きたり、新世代のAKは2.5mm４芯のバランス対応されてしまったり、USB接続を持たない故にDSD再生に対応できなかったりと、時代を全く読めなかったニッチな製品です。
　　それ故に、当初の話題性に反して全くの不人気商品で、後継機が発売された現在、叩き売り状態です。
　　ですが、上記の点を理解した上で、バランス入門機として考えるのであれば、十二分に検討する価値のある製品だと思います。
　　特に、バランス接続では、リケーブルもしくはケーブルの自作が必須となりますが、2.5mm４芯プラグに４芯ケーブルをハンダ付けするのは、結構な熟練技を要します。（私は3.5mm２芯で精一杯…情けないですね…）
　　その点、2.5mmモノラルであれば、余裕を持って作業も出来ますので、初めて自作をされる方にも最適かと思います。

○　叩き売り状態は、まだ続いているようですが、在庫が無くなれば終わってしまいますので、今がチャンスですよ！！