『ワゴン的な使い勝手を備えたファッショナブルビークル』 プジョー 2008 2014年モデル 森口将之さんのレビュー・評価

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『ワゴン的な使い勝手を備えたファッショナブルビークル』 森口将之さん のレビュー・評価

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森口将之さん

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プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む

満足度4
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能4
走行性能5
乗り心地4
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ワゴン的な使い勝手を備えたファッショナブルビークル

ボディカラーは写真のマカハ・ブラウンなど6色

ルーフレールを装備しながら全高1550mmを達成

ブラウン系のアクセントカラーが効果的なキャビン

座り心地、サポート性ともに満足できる前席

着座位置は高くないが広さは十分の後席

好燃費も魅力の新世代パワートレイン

プジョーが208をベースに開発したクロスオーバーSUV、2008に、神奈川県小田原市で行われた試乗会で乗りました。2008にはプレミアムとシエロの2グレードが用意されており、そのうちプレミアムをドライブしました。

プラットフォームは208と共通で、2540mmのホイールベースも同一です。その上に載るボディは、全長は208より200mm長い4160mmですが、全幅は1740mmのままで、80mmアップした全高は1550mmと、我が国の一般的なタワーパーキングに収まる寸法になっています。

スタイリングはなんといっても、ルーフウェイブが効いています。センターピラーあたりでルーフ左右がキックアップしていて、サイドウインドーを取り囲むモールもこの部分だけ太くして目立たせているのです。全高を低く抑えつつ、こうした演出によってハッチバックとは明らかに違う、クロスオーバーらしさを表現した演出はまさに絶妙です。

インパネや前席の造形は208と基本的に同じですが、ざっくりしたニットのようなブラウンのトリムやファブリックのおかげで、別のクルマに見えます。その一方で、シートの座り心地とサポート感の良さは、さすがプジョーと実感できるものでした。

後席はその前席より一段高く座ります。身長170cmの僕が座ると、ひざの前には10cmぐらいの空間が残ります。頭上はルーフウェイブのおかげもあって、余裕がありました。後方の荷室は定員乗車でも360Lを確保しており、奥行、深さともにたっぷりしていました。しかも背もたれを倒すと座面が沈み込んでフラットに畳めるという、国産車並みの仕掛けを備えています。

2008は頭上も見どころです。今回の試乗車はプレミアムだったので、シエロのようなパノラミックガラスルーフは装備されませんが、代わりにルーフにLEDを内蔵したラインが仕込まれていて、ナイトドライブの引き立て役になってくれるのです。フランスらしい独創的なおもてなしに感じました。

パワートレインは、我が国には昨年208で先行投入された1.2L直列3気筒自然吸気エンジンに、日本初登場となるETG5(エフィシェント・トロニック・ギアボックス)と呼ばれる2ペダルトランスミッションとアイドリングストップを組み合わせた、新世代ユニットを搭載しています。

加速は予想以上に力強く、ターボやスーパーチャージャーはいらないと感じました。車両重量が1140kgと、このクラスのクロスオーバーとしてはかなり軽いことも効いていますが、2000rpmを超えるとモリモリッと力が湧き出てきて、ターボが付いているのかと錯覚するようなトルク感がそう思わせるのでしょう。

しかも音は静かで、5000rpmあたりまで回してようやく4気筒ではないことに気付くほどです。3000rpmぐらいでは、エンジンの存在はほとんど伝わってきません。自然吸気3気筒エンジンのなかではトップレベルの静粛性と力強さの持ち主です。

ETG5はシングルクラッチ方式の2ペダルMTですが、シフトアップ時の減速感はほとんど感じられず、ショックもありません。変速操作は素早くはないものの、ショックはなく、上手な人がていねいに運転しているような感じで、一種の心地良さを覚えました。スピーディな走りが望みなら、パドルを弾いてやれば、そのとおりの加速を演じてくれます。
 
サスペンションは208よりやや固め、205/55R16というサイズのタイヤもやや太めですが、ガチガチには感じませんでした。ボディの剛性感が高いおかげもありますが、鋭いショックを絶妙にいなすネコ足が生きているようです。それでいてステアリングを切った瞬間、ノーズがスッと水平に移動するような身のこなしはプジョーそのもので、リズミカルにコーナーをこなしていけました。

燃費については、同じパワートレインを30kgだけ軽いボディに積んだ208で、後日、都内の一般道と高速を半々の割合で走った結果、車載燃費計の数字で19.2km/Lをマークしました。2008でもこれに近い数字は出せるでしょう。18.5km/LというJC08モードに迫るのは十分可能で、カタログ燃費と実燃費の差がもっとも少ない1台と言えます。

2008は、使い勝手や走りについては、207にあったワゴンのSWに近い存在に思えました。しかしルーフウェイブなどの技のおかげで、見た目はしっかりクロスオーバーになっています。ファッション性を重視したクロスオーバーというポジショニングは、国産車やドイツ車にはない成り立ちであり、それが良い意味で肩の力の抜けた、爽やかな存在感に結び付いていました。

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試乗

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2008 2014年モデル
プジョー

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新車価格:259〜305万円

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