『Dfで、ようやく、デジイチに戻る気になれました。』 ニコン Df ボディ [ブラック] 日航写真さんのレビュー・評価

[日航写真]

2014年7月31日 15:00 [741794-1]

満足度	5

デザイン	4
画質	5
操作性	5
バッテリー	5
携帯性	4
機能性	4
液晶	4
ホールド感	4

Dfで、ようやく、デジイチに戻る気になれました。

フィルム一眼レフは、Nikomat EL 以来数機種を触ってきました。最後はF-801Sを長期重用していました。1/8000秒シャッターとかスポット測光などが初フィーチャーされたあたりの機種ですね。
また、父のF2、F3も時々借り受けて楽しんでました。

デジタル一眼レフカメラの所有歴は、実はD100のみという私です。会社にはあれこれと機材が並んでいるので、それなりに触ってはきましたが。

D100の購入は、いよいよ一眼レフもデジタルになってきたのか！という高揚感で入手した感じです。
しかし手に入れた興奮が冷めてくると、どうしても自分の中で納得できない何かが残ってしまい、結局デジカメはコンパクト高級機を渡り歩くようになっていました。

いくら高級ラインとはいってもコンデジレベルを超えられないレスポンスの壁を感じていた私にとって、Nikon１の登場は琴線に触れるものでした。初物のV1を見送り、V2を購入。思い通りに切り取れる快感は素晴らしく、コンパクトさ由来のフットワークも性能だと思っている私には手放せない機種になりました。

と同時に、出てくる画像の質は、やはりこの程度か・・・と物足りなく思えました。そろそろ本気のデジイチを買おうかな、D800なんて評価高いし。でも・・・。

と思っていたら、Dfが出てきました。
そもそも画素数は1000万画素でも満足だと思っていた私にとって、高画素を誇らない姿勢は好感触。また、Nikon1では暗いシーンなど全然対応できないところ、D4と同等の高感度耐性を誇るという。


そして、このスタイル。

店頭で触ってみて感じることは、あれから25年経っても、自分の指先はダイヤルの感覚を忘れていなかったということ。ああ、これこれ。この感触。NikomatやF2でダイヤル操作していたあの頃を懐かしむと同時に、これならデジタル一眼を攻めて使っていけるぜ！と思わされたのでした。

会社の20代のカメラマンに言わせると、動画も撮れない、ダイヤル操作は彼が初めて入手したD80以来の感覚こそ確かなものとの弁。なるほど、若い彼らにはDfのスタイルは違和感にほかならないのですね。

ニコ爺という年齢ではまだまだありませんが、ニコ爺ジュニア世代の私には、いまDfのスタイルを手に入れておかないと、もしかしたら後がないのかも！という切迫感を購入動機として、私にとっては決して安くはない金額を投下したのでした。

毎日が楽しくてなりません。光るキノコ以降、今は星空の撮影に精を出そうと思っているところです。1300mmの反射望遠鏡に接続し、夜な夜な晴天を願っている元カメラ少年、元理科少年でした。

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