EOS Kiss X7i ダブルズームキット
- 約1800万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC 5」を搭載したエントリー向けデジタル一眼レフカメラ。
- 角度を変えられる「バリアングル液晶」を搭載し、ローアングルやハイアングルでの撮影を楽な姿勢で楽しめる。
- 標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」と、望遠ズームレンズ「EF-S55-250mm F4-5.6 IS II」が付属する。
最安価格(税込):¥118,000
(前週比:±0 )
発売日:2013年 9月12日

よく投稿するカテゴリ
2015年2月23日 12:30 [800256-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 5 |
サンセット作例 |
動体写真作例 |
夜景作例 |
青空写真作例 |
55-250mmによる桜の撮影@ |
55-250mmによる桜の撮影A |
2013年の12月の初めにダブルズームキットを購入しました。
購入は家電量販店。当時はまだ \100,000 前後の価格が標準でした。今では凄く安くなったものです。
x8iや8000Dが出てきた事で、発売から数年経過したこのx7iも魅力が薄れてきたような気がします。今では一見、安さのみが『優位』に見えるこの機種ですが、そんなことはありません。後発の新機種を否定するのではなく「x7iだって十二分にイケるんだぞ」というのを、ありのままにレビューしていきます。
【デザイン】★★★★★
中級機等に付いているサブ液晶パネルがない事もあり、他機種よりも一回り小さくコンパクトになっています。8000Dはこのパネルを備えて尚コンパクトに仕上がったようです。ちなみに、おおまかな設定はファインダーやメイン液晶で確認できる為、私はサブ液晶パネルは必要としていません。また、ボディの質感は中級・上級機と同じで安臭さは全く感じません。
【画質・機能性】★★★★★
最新機種や既存の上位機種と比較する際「入門機のkissでは画質に不安がある」など気にすることがあると思います。
確かに画素数などカタログ数値上他機種に劣る部分は色々あるのですが、普段いざ撮影してみても違いはわかりません。同じAPS-Cの70Dや60Dも使って試したことがありますが、相当の目利きで無ければボディによる画質の差はほとんど何も感じられないのです。オートフォーカス(AF)は動体性能を追求した70Dや7dmark2には劣ると思いますが、x7iのAFでもある程度高速で移動する鳥を捕まえてくれるので十分に満足しています。常に喰らい付くわけではありませんが(あまりにボケた状態で狙うと迷う事がある程度)不便は全く感じません。測距点が9点クロスと、x8i・8000D・70Dの19点に比べとても少ない事が不安を煽りますが、測距点は常に全て必要でなく(私の場合撮影しやすさからあえて中央1点を限定使用しAF半押し状態でロックして後から構図を考える事が多い)使い方次第と思います。
《おすすめレンズ》
手ブレ・AF性能や画質についてレンズの影響はかなり大きいと思います。その点、x7iダブルズームキットで採用された2種のキットレンズ( 18-55mm F3.5-5.6 IS STM および 55-250mm F4-5.6 IS STM )はAF・解像性能共に非常に優秀と思います。Mモードを駆使すれば、作例のような写真も簡単に撮影できます。
また、CANON純正は勿論、他社(SIGMA,TAMRON,CarlZeiss等)にも魅力あるレンズが沢山あります。中でも、EF 40mm F2.8 STM と EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM は非常に便利でおすすめです。40mmはEFレンズなのでフルサイズにも付けることが出来ますが、何よりも F値が2.8と光をより集めるレンズでありシャープな写真を簡単に気軽に撮れるので特におすすめです。10-22mmについては、トリプルズームキットに付属する EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMでも代えがきくかもしれませんが、F値が3.5と明るめで、三脚に固定すれば星空つきの夜景もより撮影しやすく便利です(手ブレや合焦が少し難しいですが)。
【操作性】★★★★★
【液晶】★★★★
x7iで使いやすく便利と感じるのが可動型バリアングル液晶です。
ボディ外側に展開させた時の見た目も少し格好良いですが、タッチ機能付き液晶との組み合わせが素晴らしいです。ボディが撮影し辛い場所にある場合でも画面角度を調整して撮影する事ができ、不要時には防汚のため液晶を隠す事も出来ます。この液晶は70D・8000D・x8i等にも備わっていますが、一部上級機等に備わっていない場合があり、x7iの魅力のひとつだと思います。
また、液晶上でシャッター速度やフォーカスの調整・撮影が行えるライブビュー撮影の機能も非常に便利です。普段はファインダーを覗いて撮影すれば何の問題も無いと思いますが、星景撮影時に星にピントをあわせようとしてもファインダーからではなかなか見つけられません。そんな時この機能を使います。夜間であれば液晶ノイズも多いのですが、星を見つけて液晶の拡大倍率を10倍まで上げ、マニュアルフォーカスで星が点になるように調整する等という事が可能です。暗い場面で大活躍します。なお、私は画面タッチでシャッターを切る機能は普段OFFにしてフォーカス調整にのみ使用しています。
【バッテリー】★★★★
可も不可もありません。ただ、熱中して5〜6時間も撮影していると、どんなにフル充電でもあっという間に残量が少なくなる事がたまにあります。なので、私は安価な互換予備バッテリを1つ、フル充電させて常に持って歩くようにしています。予備バッテリの有無で使い勝手もかなり変わるかと思います。
【携帯性・ホールド感】★★★★★
ボディも580gと軽量ですが、前述キットレンズも非常に軽量で装着状態でも1kgを越えないので手持ちの際疲れません(55-250mmが375g・18-55mmが205g)。女性の小さな手でも丁度良くグリップを握る事ができる大きさで、男女問わず、散歩をしながら不意に動き物を撮影したくなった時など、様々なシーンで、オーナーがその軽さ・小ささに助けられる事を期待しています。
【総評】
今であればx8iや8000Dですが『後発の新機種』は短い周期で常にやってきます。その都度買い替えを考えたり、新しい物に目が行ってしまいがちです。私もそのひとりです。ですがx7iのような『型が落ちる機種』でもその性能に不安を持つことはなく出来上がる作品は互角だと思います。作例は、x7iがキットレンズと共に、今後も小型で軽く高性能なEOS kissの魅力を伝え続ける機種である事を示しています。
今もなお性能十二分。撮影者の期待を裏切らないオススメの名機です。
私もレンズを買い足して大切に使っていきます。
≪追記≫
EF-S 10-22mm のF値記述が一部誤ってました(F3.5-5.6)。
正しくはF3.5-4.5です。失礼しました。
- レベル
- 初心者
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
- その他
参考になった53人(再レビュー後:51人)
2015年2月22日 23:59 [800256-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 5 |
港での撮影(EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM) |
動体撮影例(EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM) |
夜景撮影例(EF-S 10-22mm F3.5-5.6 USM) |
空の撮影(EF 40mm F2.8 STM) |
2013年の12月の初めにダブルズームキットを購入しました。
購入は家電量販店。当時はまだ \100,000 前後の価格が標準でした。今では凄く安くなったものです。
x8iや8000Dが出てきた事で、発売から数年経過したこのx7iも魅力が薄れてきたような気がします。今では一見、安さのみが『優位』に見えるこの機種ですが、そんなことはありません。後発の新機種を否定するのではなく「x7iだって十二分にイケるんだぞ」というのを、ありのままにレビューしていきます。
【デザイン】★★★★★
中級機等に付いているサブ液晶パネルがない事もあり、他機種よりも一回り小さくコンパクトになっています。8000Dはこのパネルを備えて尚コンパクトに仕上がったようです。ちなみに、おおまかな設定はファインダーやメイン液晶で確認できる為、私はサブ液晶パネルは必要としていません。また、ボディの質感は中級・上級機と同じで安臭さは全く感じません。
【画質・機能性】★★★★★
最新機種や既存の上位機種と比較する際「入門機のkissでは画質に不安がある」など気にすることがあると思います。
確かに画素数などカタログ数値上他機種に劣る部分は色々あるのですが、普段いざ撮影してみても違いはわかりません。同じAPS-Cの70Dや60Dも使って試したことがありますが、相当の目利きで無ければボディによる画質の差はほとんど何も感じられないのです。オートフォーカス(AF)は動体性能を追求した70Dや7dmark2には劣ると思いますが、x7iのAFでもある程度高速で移動する鳥を捕まえてくれるので十分に満足しています。常に喰らい付くわけではありませんが(あまりにボケた状態で狙うと迷う事がある程度)不便は全く感じません。測距点が9点クロスと、x8i・8000D・70Dの19点に比べとても少ない事が不安を煽りますが、測距点は常に全て必要でなく(私の場合撮影しやすさからあえて中央1点を限定使用しAF半押し状態でロックして後から構図を考える事が多い)使い方次第と思います。
《おすすめレンズ》
手ブレ・AF性能や画質についてレンズの影響はかなり大きいと思います。その点、x7iダブルズームキットで採用された2種のキットレンズ( 18-55mm F3.5-5.6 IS STM および 55-250mm F4-5.6 IS STM )はAF・解像性能共に非常に優秀と思います。Mモードを駆使すれば、作例のような写真も簡単に撮影できます。
また、CANON純正は勿論、他社(SIGMA,TAMRON,CarlZeiss等)にも魅力あるレンズが沢山あります。中でも、EF 40mm F2.8 STM と EF-S 10-22mm F3.5-5.6 USM は非常に便利でおすすめです。40mmはEFレンズなのでフルサイズにも付けることが出来ますが、何よりも F値が2.8と光をより集めるレンズでありシャープな写真を簡単に気軽に撮れるので特におすすめです。10-22mmについては、トリプルズームキットに付属する EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMでも代えがきくかもしれませんが、F値が3.5と明るめで、三脚に固定すれば星空つきの夜景もより撮影しやすく便利です(手ブレや合焦が少し難しいですが)。
【操作性】★★★★★
【液晶】★★★★
x7iで使いやすく便利と感じるのが可動型バリアングル液晶です。
ボディ外側に展開させた時の見た目も少し格好良いですが、タッチ機能付き液晶との組み合わせが素晴らしいです。ボディが撮影し辛い場所にある場合でも画面角度を調整して撮影する事ができ、不要時には防汚のため液晶を隠す事も出来ます。この液晶は70D・8000D・x8i等にも備わっていますが、一部上級機等に備わっていない場合があり、x7iの魅力のひとつだと思います。
また、液晶上でシャッター速度やフォーカスの調整・撮影が行えるライブビュー撮影の機能も非常に便利です。普段はファインダーを覗いて撮影すれば何の問題も無いと思いますが、星景撮影時に星にピントをあわせようとしてもファインダーからではなかなか見つけられません。そんな時この機能を使います。夜間であれば液晶ノイズも多いのですが、星を見つけて液晶の拡大倍率を10倍まで上げ、マニュアルフォーカスで星が点になるように調整する等という事が可能です。暗い場面で大活躍します。なお、私は画面タッチでシャッターを切る機能は普段OFFにしてフォーカス調整にのみ使用しています。
【バッテリー】★★★★
可も不可もありません。ただ、熱中して5〜6時間も撮影していると、どんなにフル充電でもあっという間に残量が少なくなる事がたまにあります。なので、私は安価な互換予備バッテリを1つ、フル充電させて常に持って歩くようにしています。予備バッテリの有無で使い勝手もかなり変わるかと思います。
【携帯性・ホールド感】★★★★★
ボディも580gと軽量ですが、前述キットレンズも非常に軽量で装着状態でも1kgを越えないので手持ちの際疲れません(55-250mmが375g・18-55mmが205g)。女性の小さな手でも丁度良くグリップを握る事ができる大きさで、男女問わず、散歩をしながら不意に動き物を撮影したくなった時など、様々なシーンで、オーナーがその軽さ・小ささに助けられる事を期待しています。
【総評】
今であればx8iや8000Dですが『後発の新機種』は短い周期で常にやってきます。その都度買い替えを考えたり、新しい物に目が行ってしまいがちです。私もそのひとりです。ですがx7iのような『型が落ちる機種』でもその性能に不安を持つことはなく出来上がる作品は互角だと思います。作例は、x7iがキットレンズと共に、今後も小型で軽く高性能なEOS kissの魅力を伝え続ける機種である事を示しています。
今もなお性能十二分。撮影者の期待を裏切らないオススメの名機です。
私もレンズを買い足して大切に使っていきます。
- レベル
- 初心者
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
- その他
参考になった2人
「EOS Kiss X7i ダブルズームキット」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2024年7月13日 05:17 |
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2023年8月22日 13:35 |
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2020年9月22日 13:39 |
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2019年9月22日 05:03 |
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2017年10月26日 22:20 |
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2017年1月11日 12:36 |
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2016年9月22日 21:17 |
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2016年5月8日 15:56 |
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2016年4月29日 23:29 |
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2015年12月16日 17:32 |
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