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| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
2.00 | 4.34 | -位 |
| サイズ・可搬性 |
無評価 | 4.36 | -位 |
| 音色・響き |
4.00 | 4.21 | -位 |
| 音色の多さ |
4.00 | 4.16 | -位 |
| タッチの良さ |
4.00 | 3.86 | -位 |
| 作りの良さ |
3.00 | 4.11 | -位 |
| 機能性 |
5.00 | 4.16 | -位 |
| 操作性 |
3.00 | 4.10 | -位 |
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2018年4月20日 15:30 [1121553-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 2 |
|---|---|
| サイズ・可搬性 | 無評価 |
| 音色・響き | 4 |
| 音色の多さ | 4 |
| タッチの良さ | 4 |
| 作りの良さ | 3 |
| 機能性 | 5 |
| 操作性 | 3 |
唯一のPrivia Proシリーズとして純粋にライブステージを指向したステージピアノ。昔からある定番機種なのだが、なぜかレビューがないので書いてみる。
【デザイン】
白黒のヘンなデザイン。これは同じく2013年に発売になったXW-P1, XW-G1に合わせてあるからだろう。XW-P1/G1は同時期のアレンジャーキーボードの筐体を流用、左のスピーカー部分を潰して操作子を配置、右のスピーカー部分はiPadを置くスペースにしたもので、誰が考えたのかわからないが、酷いデザインであった。XW-P1/G1が売れなかった理由は音源方式の陳腐さもあるが、デザインの悪さもあったのではないかと思っている。その悪いデザインに合わせてあるので、いつまでも慣れることがない。右側の黒い部分が白だったら、ずいぶん印象が変わったのにと思う。
【音色・響き】
アコースティックピアノ系はモノとステレオの違い、明るさの違いがあれど、基本的にどれも同じである。粒立ちが良く、アタック部分が明るく、オケに混ざっても埋もれないライブ向けの音傾向である。個人的にはMontageのCFXやKRONOSのGerman Grandより使いやすいと思う。価格を考えると驚嘆すべき音色である。もっともC6以上の高音域は音程感が希薄になり、低〜中音域に比べると若干不自然な感じがする。メーカーのウェブサイトには、ピアノ音色の付加機能として、ストリングレゾナンスとキーオフシミュレータの記載があり、ダンパーレゾナンスの記載は無いが、取説にはストリングレゾナンスとダンパーレゾナンスのセンド量を設定可能になっている。
エレピ系はバリエーションが少なめなものの、RhodesとDXのどちらも良い音である。他のアンサンブル系音色はGMレベルに留まり、ピアノ系に比べると薄い音でオマケ的。まぁこんなものかなという感じ。
【タッチの良さ】
とても弾きやすい鍵盤である。この機種は11Kgと88鍵キーボードとしては発売当時最軽量で(今はMX88やKROSS2-88のようなもっと軽い製品がある)、Keybedも軽く作られているはずだが、その割にはタッチが良い。支点は浅いものの、白鍵の奥も弾きにくくはない。グランドピアノのタッチかというと全然違うのだが、これはこれでアリ。同価格帯の88鍵最廉価シンセより断然良いし、KRONOSのRH3鍵盤より個人的には好みである(Roland PHA50やKAWAI GFAには明かに負ける)。
【作りの良さ】
全体の剛性は申し分ない。プラのパーツによってパールホワイトの色味が違い、つぎはぎな感じがしてしまって、かなり安っぽい。ピッチベンダーはひっかかりがあり、滑らかでない。このあたりは価格なり、もしくはそれ以下である。
【音色の多さ】
GM対応のため、伝統的なアンサンブル音色やドラム音色が含まれる。本機の音色は「トーン」という。一部はヘックスレイヤー音色で、これはXWシリーズに近いものである。ヘックスレイヤーでない音色はメロディトーンと呼ばれ、1種類のPCM(モノもしくはステレオ)波形で構成されていて、本機のプリセット音色の大半を占める。ヘックスレイヤーは6つのシンセユニットをレイヤーさせたもので、1つ1つのシンセユニットはYAMAHA AWM2で言うところのエレメントに該当する。本機のトーンはシンセとしては単純な構成であるが、それをレイヤーさせることで複雑なオリジナル音色を作り出すことができる。本機はフルエディット可能であり、メロディトーンを180種、ユーザーヘックスレイヤーを150種類程度記憶できる。PC用のライブラリアンソフトも用意されている。
【機能性】
本機はステージ用のマスターキーボードとして、他のPriviaシリーズにはない機能が装備されている。キーボードを4つのゾーンに分け、音色カテゴリに制約はあるものの、内蔵音色をそれぞれのゾーンにアサインできる。ゾーンは音域及びベロシティで区分けされ、オーバーラップもできる。またゾーンを外部MIDI機器に割り当てることも可能である。それらの割り当てをステージセットとして100種類記憶できる。DAW時代に出番はほぼないが、16パートのマルチティンバー機である。
エフェクトは各パートに1種のDSPエフェクト(ロータリーエフェクトやフェイザー、ディストーション等)、16パート共通のシステムエフェクト(空間系3種でパート毎のセンドリターン式)、最終出力段のマスターエフェクト(コンプレッサー、イコライザー)があり、ステージピアノとしては充実している。マスターエフェクトは他のPriviaシリーズには搭載されていない。
ある程度弾ける人を対象にした製品のため、自動演奏機能は乏しい。USBメモリ内容のプレイバック、アルペジオ、簡単なシーケンサー程度である。Generic USBのためPC接続時のドライバは不要である。本機の特徴として乾電池でも動くということがあり、路上ライブの人には喜ばれそうである。もっとも動作時間は3時間と長くない。
【操作性】
これはよろしくない。液晶は文字表示のみで、ハードウェアキーだけで操作する。本機の構成を理解する必要のある機能や重複した機能のボタンもあり、取説を読まずに使えるほどユーザーインターフェースが洗練されていない。機能そのものは複雑ではないので、ある程度慣れればどうということはないが、取説の熟読は必要となる。この点はPX-560Mの方が親切である。
【総評】
発売から5年も経過しており後継機が望まれる。同時期に発売になったXW-P1がディスコンになっていることを考えると、純ライブ向けの製品ラインはもう出ないのかもしれない。最廉価88鍵シンセは本機よりもう少し高価であり、音質が本機に及ばないので、ピアノメインならまだまだ使える機種である。あとは奇妙奇天烈なデザインを我慢できるかどうかで、我慢できないのならヘックスレイヤーとマスターキーボード機能はなくなるが、ピアノ音源がより充実したPX-560Mが良いと思う。
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