iStreamer
iPod/iPhone/iPad対応のUSB DAC
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2013年1月1日 00:00 [560637-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 無評価 |
|---|---|
| 音質 | 無評価 |
| 操作性 | 無評価 |
| 機能性 | 3 |
HRTのiDevice用DAC「iStreamer」のレビューです。
PC用のDACであるMusicStreamerシリーズのiPod,iPhone,iPad版です。
【安定性】
大変安定しています。
USBケーブルが断線しかかってると不安定になりますが、それ以外では大変安定しています。
なおケーブルの状態に大変敏感で、USBケーブルが消耗品だということを痛感しました。
なお、このUSBケーブルというのはiDeviceとつなげるケーブルだけでなく、電源用のUSBケーブルも含みます。
【音質】
大変優れています。
アップルの制約のため16Bit,48kHzまでしか入力が出来ませんが、その範囲内では十分に高品質です
DACチップはPCM1793ですが、単機能な上アイソレートがうまく機能しているのだと思われます。
据置ではより上位のチップであるPCM1795を使っているiHA-21のDACよりかなり良い音をだします。
iPhone4(Dockデジタル)>iU2(同軸デジタル)>iHA-21
や
iPhone4(HDMI変換コネクター)>HDMIセレクター(光デジタル出力)>iHA-21
より
iPhone4(Dockデジタル)>iStreamer(RCAアナログ)>iHA-21
の方が良い音を出します
よりきめ細かい音を出すのに、より芯の通った厚みのある音をだします。また空間も広く音の抜けも良く、見通しが良いです。
全域にかけて高解像度になり1ランク2ランク上の音をだします。
本機は電源をUSBから取るためスマホ用のモバイルバッテリーで動作します。そのためポータブル用のDACとしても使えます。
iHA-21のDACを上回るため、当然ポータブル用のiDeviceのDACには負けません。
Soloは勝負にもなりません。iU2経由のD12Hjよりもかなり良いです。本機経由で聴いた後にD12Hjで聴くとボーカルこそ前に出てきますが、かなり物足りない音に聞こえてしまいます。
全体的にD12の方が近くで音が鳴るのですが、モヤがかかったような音です。
iStreamerの方が音の抜けが良く、低音が良く沈み、音の立ち上がりが良く、芯の太い音を出します
iPhone4のラインアウト経由で聴いたあとで本機経由で聴くと音の情報量に圧倒されます。
問題が一つあり、これはSoloも同じですが、ラインアウトの音量が据置の音量のため、ポータブルヘッドホンアンプによっては出力に耐えられず音が割れる機種などがあります。
また音量が大きいため、小さい音を問題なく出せる機種でないと535LTDなどのイヤホンだと音量が大きくなりすぎたり、ギャングエラーの範囲内での音でしかまともに聴けなかったりします。そのため下流のポタアンを選ぶ機種です。
幸いアナログ接続のD12Hjはゲインを下げるとかなり小さい音でも問題なく扱え、音割れるする事もありませんでした。
さて、本機iStreamerはRCA出力、デジタル入力、電源入力の3種類のケーブルがつながりますが、これらどれを変えても音が変化します。iU2でも述べたADLのRCA>ステレオミニケーブルの効果は大きく、ほかのケーブルに比べて、音が跳ねるように粒立ちがよく、音により奥行きがつき立体的に表現されます。
またDock-USBケーブルの品質によって音が変わるのはSoloでも解っていることですが、電源用のmini-USBケーブルでも音が変わることには驚かされました。
ポータブルで使う場合は取り回しの都合もあるので、電源ケーブルは普通の短いケーブルを使っていますが、据置で使う場合はHiViの付録についてきたケーブルを使っています。普通のケーブルに比べてより低音が沈み込みがっしりし、音がクリアになります。
またUSB電源の影響を受けるらしく、PCだとまだ良いのですが、BDレコーダーのUSB端子を使った場合常時ノイズが乗ってしまいました。
【機能性】
シンプルです。
iDeviceとデジタルでつなぎアナログのアンバランスのRCAで出力するだけです。
一応ランプがついており、再生周波数の表示と問題なく動いているかどうかは確認できます。
なおスペック上は5V2.1Aが必要ですが、5V1AでiDeviceへの給電はしませんがiStreamer自体は動きます。また1.5Aで給電しながら動きます。
バッテリーの持ちは接続するiDeviceによって変化します。これは給電しない状態でも変わりません。
【入出力端子】
これもシンプルです。
データ用のUSB端子、電源用のUSB端子、音声出力用のRCA端子だけです。
【付属ソフト】
何もついていません
【総評】
日本では最安で25000円、普通は35000円程で売っていますが、北米では200ドルほど、つまり17000円ほどで売っているものです。
用途が限定されていますが、据置でiDeviceを鳴らす機器としては格安で高音質だと思われます。応用が利かないのが残念なところです。ホストとデバイスの切り替えスイッチくらい付けてPCともつながると良いのですが、そういうことをしないシンプルさがHRTのポリシーなのでしょう。
ポータブルの場合は別途モバイルバッテリーが必須です。ですが北米価格で買った場合、5000円のバッテリーを買ってもD12Hjより安いです。
日本で買った場合でもD12Hjとほぼ同じ価格で、D12HjはiPhoneとつなぐ場合は最低でもiU2が必要です。
それらを考慮するとDACとしての音質対価格のコストパフォーマンスは高いと思います。
外部バッテリーを含めて4段構成になりますが、それでもかまわなくて、ポータブル環境で高音質に聴きたい人にはオススメです。
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2012年10月9日 23:01 [539046-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 無評価 |
|---|---|
| 音質 | 無評価 |
| 操作性 | 無評価 |
| 機能性 | 2 |
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|---|---|---|
当機の使い方は,ポタアンとの三段使い |
当機をモバイル用として使う為の電源二種類 |
スタミナが無くなると薄っぺらな音になり不採用 |
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||
サエク扱いの為,サエクのold PCOCCをチョイス |
ポータブルヘッドホンアンプとの三段使いの組合せで使用すると,アナログ出力にアイソレーショントランスを採用しているとの事で,当機をお試し。(アシンクロナス(非同期)モードなんてな売り文句は,購入意欲も沸かない)
当機の使い方はヘッドホン&イヤホンのみで,モバイルバッテリでの運用のみになります。
【安定性】
冷えた状態(長時間使わなかった状態)からの電源ON時は,正常動作中(インジケータが点滅)を示すオレンジインジケータが,点灯しっぱなし,消灯したりの状態に陥り,音が出なくなってしまう時が在る。
点灯しっぱなしは自動的にリセットして音が出て来る様になるけど,消灯は電源の入れ直しが必要。
で,暖気運転が必要と言いましょうか,暖気運転が済んだら,駄々を捏ねずに安定して音を出して来る様になる。
※リセットですから,音量目盛は最大まで行った状態。(音の大きさは,設定した音量制限の最大ぽい)
其れから,本体の発熱は多い方で,結構熱くなる。(カイロに使えそう(^-^ゞ)
【音質】
アナログドックケーブル的な編んだUSBドックケーブルでは,前後の立体的な音表現は苦手ですから,編んだ構造のUSBドックケーブルに大金を叩くのは無駄で,お金を出すのが勿体無い。
勿論,当機にも編んだ構造のUSBドックケーブルを使ったら,佳い音も出て来ない。
で,当機をスッキリと持ち出しに使いたいなら,ADLのiD-30PA 0.10M 10cmか0.18M 18cmで十分。
此のUSBドックケーブルは,武藤製作所のオーグラインUSBドックケーブルSE因りも立体的な表現力は佳い。
其れに,購入価格も然程高くなく,製品としてのCPは高い。
更に,高音の散った傾向を抑えて,立体的な表現力のアップを願うなら,当機とiDevice間にUSBアイソレータを入れて視るも佳いでしょう。
USBアイソレータを介すると,高音の響きは像イメージの芯の中心から拡がる傾向へ来て,高音の表現力は上がって来る。
因みに,ADLのUSBドックケーブルを使っての出音に於ける立体的な表現力は,FOSTEX HP-P1因りも巧い。
ま〜,組ませたポタアンの恩恵も,比べの機種との音質アップには一役買ってますがね。
また,持ち出しでの煩わしさは目を瞑る,ADLのケーブル使い因りも音質に拘りたいなら,オーディオクエストのDBS付きUSBドックケーブルをお薦めだけど,更なる明瞭な音と,立体的な表現力を求めたいなら,迷わずにダイヤモンドへ行った方が佳いでしょうが,新型コネクタの動向が気になるなら,DBS付き下位モデルのコーヒに留めた方が無難か。
※此処で挙げたUSBドックケーブルを使うと,編んだ構造のUSBドックケーブル因りも低音には力強さと重味が付いて来ます。
編んだ構造のモノは,単にか細い出方をしてただけの軽い音で在り,歯切れが佳いとは言えない出方ですから。(か細く鳴ってしまった低音を,低音に歯切れが出たと勘違いをして居るリスクさんは多い)
【機能性】
駆動用のモバイルバッテリは必要ですが,画像の三段使いの組合せでは,カジュアルシャツの胸ポケットには収まります。
尚,モバイルバッテリは別ポケットへ収納する形になり,今まではリール式USBケーブルから電源を供給してましたが,カールコード式のUSBケーブルへ替えてみましたが,リール式のUSBケーブル因りも固くなってしまった。(伸びない時の長さは約35cm)
其れから,ポータブルヘッドホンアンプ のFOSTEX HP-P1と比べになりますが,HP-P1は音量調整は出来ませんでしたが,当機は音量調整が可能となり,音圧が高目な鳴るモノでは音量を小さく出来て便利。
三段使いのポタアンがギャングエラー回避での,音量が大きく鳴ってしまうモノには音量調整が出来るのは便利でしょう。
HP-P1は緩やかにclassicへ充電をしてくれますが,当機は通常の充電モードに入ってしまうのは,余り芳しくないか。
ま〜,双方共に充電がされるには変わりはないですが,緩やかに充電された方が気分的には好いか。
因みに,USBデジタル使いに於いて,classicへ充電されない様な使い方をすると,数年使ったclassicに於いてはWAVE音源再生は非常に短く,通勤の道草付き片道の数時間しか持たない。
其れも,スタミナがある程度残ってても,HDDへのアクセスに因る重い負荷が掛かった場合は,簡単に使用不能に陥る。
【入出力端子】
iPhone,iPod,iPad専用USB端子と,アナログRCA出力端子しかないから,此の項目は評価なし。
【付属ソフト】
此の項目は,ケーブル類の附属品も指して居るのかな。
一応,スタータキットとなる様な,音は出せますょ!!的な,ケーブル類は附属して居る。
ですが,元々ホーム用途の品ですから,附属のケーブル類は長いモノばかり。
【総評】
当機に限った事じゃ在りませんが,USBからのデジタル出音が薄っぺらで平板な傾向が強いのは,USB伝送の部分が悪いからで在り,USB伝送の部分を好くする事で,薄っぺらで平板な傾向の出音から解放されて,立体的な表現が豊かな音は出て来る。
ま〜,音源の質が重要なのは言うまでもないですが。
※上位フォーマットの音源でも質が悪ければ薄っぺらで平板な傾向が強い音だし,下位フォーマットの音源でも,質が佳ければ立体的な表現が豊かに音は鳴らす。
で,ポータブル使いでも音質に拘り,立体的な表現が
巧い音を求めたいなら,編んだ構造のUSBケーブルは使わない事です。
参考になった3人
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