SL AMG 2012年モデル
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SL AMGの新車
新車価格: 1980〜3670 万円 2012年3月18日発売〜2021年8月販売終了
中古車価格: 678〜2098 万円 (11物件) SL AMG 2012年モデルの中古車を見る
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| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| エクステリア |
3.00 | 4.32 | -位 |
| インテリア |
3.00 | 3.92 | -位 |
| エンジン性能 |
4.00 | 4.11 | -位 |
| 走行性能 |
4.00 | 4.19 | -位 |
| 乗り心地 |
4.00 | 4.02 | -位 |
| 燃費 |
3.00 | 3.87 | -位 |
| 価格 |
3.00 | 3.85 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
よく投稿するカテゴリ
2018年6月8日 09:33 [1133683-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
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|---|---|---|
MCで得た意匠は、現行AMGとの系譜を感じさせる現代的なものだ |
リアビュー。4本出しマフラーの主張はあるが、フロントと違い、いたって大人しい。 |
ステアリング、インパネ周り。左上奥に見えるのがB&Oのトゥイーター。 |
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|
デジーノ内装。グラマラスで質感も高いが、明るい色だと結構汚れやすいのが難点。 |
我が家のCと2013 SL63。カラーもあってか、W205の方が大きく見えるというパラドクス。 |
SL63から乗り換えました。
現在までモデルチェンジは無いが、フェイスリフトでかなり外観が変わり、2012年FMC後、若干古さが否めなかったエクステリアが、現代的に正統進化。時間経過で希薄になったSLの存在感を再度取り戻した。
3,000万円オーバーのプライスタグは、メルセデスのメインユーザーからするとハイレンジで、日本だと購入者はかなり少ない。故に試乗車や、実物に触れる機会は非常に少ないのがネックと言えばネック。中古の弾もほぼ無い。
先代から考えると、ダウンサイジングされ、ピーキーで扱い辛いという、じゃじゃ馬的要素は皆無となった。3バルブのV12ユニットは、630psと102kgf.mのトルクを与えてくれるものの、その情報が無ければ、普通のファミリーカーとして乗れるくらい扱いやすく、スマートでお行儀が良い。ダウンサイジングぶりは、既にMC前SL63の時、並行して乗っているW205と並べて駐車していると、むしろCクラスの方が大きく見えるというパラドクスでも一目瞭然。
内装はdesigno(デジーノ)が奢られれている。
R231は、Sクラスで言うならW221、つまりは現行W222の前の型に相当する為、内装は古めかしい。特に現行のW222クーペ等のデジーノと比較すると、古さが際立っていたのだが、デジーノのおかげで、かなりグラマラスな内装に変貌した。
しかし、ウレタン膜でコートされている筈のデジーノレザー、今回の様な明るい色だと汚れがかなり付く。
余程気を使わないと美観を損ねてしまうかもしれない。
オーディオはW222からタッグを組んだBurmester ではなく、現在Audiとタッグを組んでいるBang & Olufsenがインストールされている。フロント部にある円盤状のトゥイーターにその片鱗を見つける事ができるが、AudiA8の様な、パワーオンで競り上がるといった今風なギミックは無い。Bang & Olufsen BeoSound AMGサウンドシステムは、900Wの16チャンネルDSPアンプに12個のスピーカー搭載なのだが、個人的には、Burmester同様、純正よりはマシという程度だと思う。
走り。
indibidual でcomfort、sport、sport+、raceが選択できる。エアサス設定も同様。因みにRACEは公道レーサーでなく、本当のクローズド・サーキットを想定している為、公道では基本NGの設定である。つまりは、トラクションを制御するESPが介入しないことによる、ダイレクトなハンドリングと最大のトラクションが得られる=素人がロードで使えば、簡単にスピンするという事である。この辺りは、ディーラーから釘を刺される。
このraceは今回、AMG SLのみに与えられた。SLとしては初の搭載である。
何故、AMGがわざわざSL63,65のみにraceを設定したのか。しかもSL400とSL550に装備されている、コーナリング時に車両が内側に傾く「ダイナミックカーブ機能」を何故"敢えて"外したのか。
ノーマルSLとの明確な差別化の意図が見て取れる。
走りに関していえば、ABC(アクティブ・ボディ・コントロール)サスペンションを採用。走行のポテンシャル、スタビリティ、コンフォートを高い次元に引き上げている。スタート、加減速、コーナリング時に車体の挙動、ドライバー、パッセンジャーを含めたボディウェイトを感知し、サス、バネを瞬時に電子制御でコントロール。アンチロール制御をし、フラットな姿勢で、高い旋回性能を示しながら、快適性も維持するという相反する作業を難なくこなす。
加えてコーナリング時、シートが発生するGに対し、反対側のシートをググッとアクティブに持ち上げ、ドライバーをフォローする。
この機能は、評論家や雑誌のレビューにも登場して来ないが、乗ると一番分かりやすく驚く箇所だと思う。知らされていないと少々驚くが、正に人馬一体、ドライバーに高い快適性とともに、オーナーとしての高い満足感を与えてくれる。
sport+を選んでも・・・驚くほどに乗りやすく、コンフォートな乗り心地。エグゾーストは、W205のC63の様な最新AMGに採用されているAMGパフォーマンスエグゾーストシステムを採用していない筈であるが・・・とにかく拍子抜けするほど静か。それでもスイフトと間違う事は無いが、オープンにしていても、コクピットに響くエグゾーストノートは、フェラーリと同じV12とは思えない、咆哮とは全く異質の上品な音が多少漏れる程度。最近のAMGを知らない方は、間違いなく拍子抜けする。
本気でアクセルに鞭を入れると、シートに食い込むような加速を体感できる。
102kgf.mという太いトルクが、2300rpmからマックス値を発揮する。2S発進で、アクセルを踏み込めば、瞬時に3S、ターボが働き、サーキットでは4sで225km/h、5sで既にリミットの250km/hに達する。その速度域に、スキルを必要とせず、安全かつ快適にドライバーを誘うマシンである。しかも、その領域下でも、エグゾーストは会話を困難にする事は無い。
ABCにより、姿勢は常にフラットである。コーナーブレーキングに素早く呼応し、7sのスポーツトランスミッションが瞬時にシフトダウンする。的確なシフトダウン、そしてクレバーな動作は、コーナーの連続する区間でも、適正なトルクバンドを外れる事なく速さをキープする。
どんな道でも常に"速い"のだ。
911の様なスパルタンなスポーツカーではない、開発陣はそう言ったらしい。それは、クローズドサーキットの様な領域でも、ドライバーに負担を強いないという意味であると解した。
正に、普通に乗れる、普通でないスポーツカーだ。
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