iHA-21EX
USB DACとUSB DDCを塔載した24bit/192kHz対応のヘッドホンアンプ
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2012年5月31日 03:03 [509698-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【デザイン】
iHA-1 V2を所有しているので比較します。従来から殆ど変わりなく、デスクトップ上でもコンパクトで飽きの来ないデザインですが、フロントとリアのパネルがシルバーメタリック塗装からアルミの浅いヘアライン仕上げに変わりました。前からみるとスッキリとし、厚みがより薄く見えます。ただ、それ以外の本体やボタン・ツマミは従来の塗装なので残念。このアルミ生地を生かした仕上げを全体には無理だと思いますが、色合いだけでも合わせて欲しいと思います。
【音質】
iHA-1 V2と比較するとだいぶ変わりました。V2では中低音に押し出し感のある音でしたが、EXはバランスの良い音の出方です。中音が奥に下がり薄くなったようにも感じますが、引き換えにより広い音場とクリアさを得ています。音像型から音場型に変わった感じです。なお、中音の出方が違うので同じ音量に感じるよう調整するとEXの方が1メモリ近く開けるようになりました。
高音は上まで伸びていますが、サ行の刺さりも殆ど無く高高音が少し響く感じです。
中音はV2より押さえ気味でボーカルは後ろに下がり曇る感じも受けますが、ボリュームを上げると前に出てくるので、ボリューム調整によりバランスを崩すことなくコントロールできます。
低音は十分ですがV2よりも絶対量が少なく押し出し感は強くありません。ドラムのアタック音もV2より柔らかく感じますが、これは中音の影響を受けているためだと思います。低低音はしっかり出ていて深く響きます。この低音の出方と質が良いため心地よくソースを楽しめます。
音場の違いはV2だと中高音が鮮やかで生々しい面がありますが、狭い部屋で鳴っているので音数が多いと音で埋め尽くされ一杯になる感じですが、EXは左右や奥に展開するので一杯にはならず、音の減衰や余韻まで感じ取れる印象です。そして音の配置が変わるためか同じソースでも、思いもよらない音を感じる事もあります。
総じてソースを選ばず鳴らしやすくバランスの取れたHPAだと思います。※エージング80時間程度での感想
[ヘッドフォン]
V2と比べ低音の量が少ないと言いましたが、旧来からドライブ力のあるアンプなので低音再生力のあるヘッドフォンなら十分確保できます。
・HD 25-1U:音場はこのHPとしては意外に左右への展開具合も良いです。中音が前に出てくるのでボーカルには良いと思います。中身の詰まった質感の弾みのある低音で、制動が良く利いていると感じます。ロックに相性が良いです。
・DT990E/32:音場が広く、高音も伸び、低低音の響きが豊かです。どんなソースもそつなく楽しく聞けます。
・T1:それほど広い音場が出るHPではありませんがV2よりは広めに展開します。音像は近めで解像度が高くとクリアさが良く出ます。中音はV2より生々しくなりませんが、高音が煩くならず好バランスです。低音も十分でバランスを損なうことはありません。
【操作性】
V2よりスイッチが増えましたが、フロントパネルにコンパクトに纏まっているので解りやすく、ボリュームも滑らかでリレーが入っているボタンスイッチとLEDランプによる動作表示で確実な切り替えが出来ます。トグルスイッチも軽くなり操作しやすくなりました。
特筆すべきは「ゼロポップ機能」V2以降に搭載された機能ですがEXでは完璧です。多くのHPAではジャックを差したまま電源スイッチを入り切りすると「プチッ!」や「ボッ!」という不快なノイズが出ますがEXではボリュームが開けてあっても出ません。音源や機能の変更時もこの機能は有効でごく僅かにしか出ません。また、ボリュームを絞ってもプラグの抜き差し時にはノイズがでるものですが、EXは殆ど出ません。つまり、操作に気を使わなくてすみ、トラブルも起こしにくいという事ですが、何よりオーディオ機器として音楽を聞く前に気分を害さないように…とのizoの配慮は高く評価したいと思います。
【機能性】
入力はデジタル3系統とアナログ1系統、ヘッドフォン以外の出力はRCA一系統ですが従来からの「スルー」に加えボリュームにより調整可能な「プリアンプ機能」を備えています。この出力機能は専用オペアンプを介し電気的性能を高めると共に、干渉を避けるためヘッドフォン出力を切ることが出来るこだわりぶり。USB入力はXMOSを積みアシンクロナスモード転送です。初期と違い最新のドライバーはとても安定していています。
DAC部はクロックジェネレーターはデュアル。アンプ回路を改良した効果でV2より空間広めのスッキリとした音質です。(実はこの基盤のオペアンプ取り付け部に一工夫あるのも面白ところ)
なかでも、「プリアンプ機能」はとても面白い機能。上記したように「おまけ機能」ではないので、パワーアンプに直接繋げてパッシブスピーカーを高音質再生というアプローチも考えられます。
DAC付きHPAというより、デスクトップセンターユニットという機能性です。
【総評】
機能が豊富で意欲的な製品だと思いますが、一方で少々やりすぎでは?とも感じます。
しかし、ぽんと付けた機能ではなく細部までクオリティにこだわった仕上がりはizo社の真面目な姿勢が感じられるものですし、何より私が一番評価したいのは基本のHPAの性能がとても良いという事です。izmo M1にも感じましたが、音色に個性があり、音質が高いだけでなく音のバランスや纏まりなどのチューニングが大変良くなり、izo社の技術は成熟してきたなと感じます。forumも運営しユーザーの意見を製品開発に生かした開発体制も模索しているようです。
「iHA-1 V2からだいぶ良くなったので聴いてみて。」というご好意で試聴する機会を得ましたが、時間に限りがあるので細部までレポートしきれていませんが、とても気に入ったのでお薦め致します。気になったら、まずは試聴してみてください。
[補足:iPSU-1 X2について]
導入により低音の質感や高域のクリアさの向上を感じますが、EXの音質・音色を大きく変化させる程では無いと感じます。後でステップアップとして購入しても間に合います。
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2012年5月11日 19:44 [504347-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【デザイン】
高級感あふれる手頃な大きさ。LME49990採用であると高熱を心配するが熱は感じない。中身を確認すると手で触っても熱くない低発熱設計でした。オプション電源は必要ないと思います。どれぐらいの差があるのか分かりませんが、単体で十分だと思いました。USB端子が大きくなり、高級USBケーブルが使用可能になりました。
【音質】
前モデル iHA-21 では厳しい音源の24/192が正確に再生されず、ぼやけた感じになりました。このモデルではDAC部、バッファー部での妥協が一切なく、厳しい音源でも完全な音を鳴らします。OPA604=2604の音色での出荷ですが、このオペアンプの限界の音はこれだと知ると脱帽のレベルです。OPA627へ交換して制振&接点改良チューンした音は最高のOPA627サウンドになります。ヘッドホン出力は、その音色での出力ですが、ゲインのハイ(力強い)とロー(繊細)の切替で、音源によってサウンドチューンを変えられます。スピーカー出力はDAC出力に忠実なパススルーと、OPA2604の音色に調整したプリアンプ出力ができます。LME49990の専用チューン、メーカーの公式発表通り、リファレンスオペアンプらしい音質が完全に発揮できています。
USB接続が最も音質が最高になります。WindowsやMacでは形態によらず、最高の音質で音楽や動画を聴けます。USBケーブルを変えたり、高性能ハブを経由させたり、出力条件を変えてみましたが、付属のUSBケーブルで十分だと思いました。USB-DDCは常時有効になっており、他のDAC経由での出力が可能です。私はDR.DAC2を所有していますが、USB-DDCの音はクリアで音源を選ばない非常に心地良いものでした。
【操作性】
ヘッドホン・スピーカー・同時出力がノイズレスで簡単に切り替えられ、またゲインのハイとローも簡単です。ボリュームのみアナログで、他はデジタルコントロールだそうで、信頼性が他とは違うようです。
【機能性】
多機能です。標準でASIOドライバが使用可能。また専用ドライバによって、88.2kHz/176.4kHzのWASAPI出力に対応しています。メーカー保証外だけど、ヘッドホンとプリアンプの音色を変更可能です。そのオペアンプまでは極限のダイナミックレンジで音が管理されてきているので、そのオペアンプが最高の音で鳴るようになっています。
【総評】
この価格帯だとDSD再生対応がどうしても視野に入りますが、PCM再生での理想の音を求める人には素晴らしいヘッドホンアンプです。このクラスになると、高解像度サウンドと言えますが、その定義を塗り替えるぐらいの解像度になっています。どれぐらいであるのかは、試聴して他機種と比較しないと言葉が思いつかない程度です。
私は理想のPCM再生できるヘッドホンアンプはこれとして、新たにDSD再生を求める時代がやってきた時に iHA-21EXクラスの音質を実現できるヘッドホンアンプを買いたいと思います。
【次期モデルの要望】
自作PCのようにカードを載せ替えるだけで、音色部のオペアンプを安全に確実に、しかも最高の音質で鳴らせるヘッドホンアンプの登場を望みます。オペアンプ交換は足を折りそうになるし、偽造品をつかむ可能性があるし、また交換だけで最高の音質にならない問題点があります。オペアンプはソケットより直付けのほうが音が良いのは分かりきった話なので、そういう、さらに高次元のPCM再生を目指して欲しい。それはヘッドホンもプリアンプも、そういう設計にして、改造ができない人にも音色の変更という楽しみがあると面白い。
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