DAC-2 MARCH
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2013年3月18日 19:32 [581477-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
少し古めのDAC付きヘッドホンアンプJAVS DAC-2 Marchのレビューです。
ヘッドホン、イヤホンはKH-K1000,K701,SE535LTD,X10iをDDCはTascam iU2,JAVS X-DDC PLUS使って試聴しています。
【デザイン】
外観はかなり小さいです。そしてデザイン的には可もなく不可もなくといったところです
足が付いていないのでインシュレーターなどは自前で用意する必要があります。
【音質】
DAC部を経由した音は高音よりでカラッとしています。
硬めで高解像度を目指していて厚みや柔らかさはあまり求めていないクール系、モニター系の音です。
そしてDAC部の音が大きくラインアウトもヘッドホンアウトも基本的に音量が大きく、K701ですらボリュームを9時くらいまでしか回せません。
アナログ入力を使うと普通の音量になるのでヘッドホンアンプ部ではなくDAC部の音量が大きいのが原因です。
DAC+ヘッドホンアンプとしてizoのiHA-21(増幅2をOPA827x2に、それ以外をLME49990に変更済み)と比較するとMarchは硬めで高解像度で線が細く粒立ちが良い音を出します。
iHA-21の方が少し柔らかめで、厚みと奥行きのある音を出します。
iHA-21も決して柔らかい音ではないと思うのですが、Marchの音はそれ以上でかなり硬い音です。かなり硬いのですが、あまり芯を感じさせず厚みがなく、悪く言えば薄っぺらな音ともいえるかもしれません。
総合的な判断は人によって変わるところだと思いますが、個人的にはiHA-21の方が好印象です。
次にラインアウトを使いALO NationalにつないでDACとして比較した場合ですが、これはかなりの差でMarchの方が上です。
高解像度で音場も広く、高音の伸び、低音の沈み込みなどiHA-21は全く勝てません。
次にアナログ入力を使いヘッドホンアンプとして比較した場合ですが、これは圧倒的にiHA-21の方が上です。すべてにおいてMarchが勝てる要素がありません。
とりわけ音の粘りみたいのがMarchには足りなく音に芯がなく細いです。
このアナログ入力ですが、iStreamerのラインアウトを使ったのですが、最大音量ですとMarchが受けきれずに音割れを起こします。iHA-21は問題ありません。
Marchのヘッドホンアンプとしての実力を少し疑いMarchとALO Nationalをヘッドホンアンプとして比較してみました。その結果Nationalの方が音場が広く、音に厚みと芯があり、フォーカスが合いよりハッキリクッキリします。
つまりMarchよりポタアンであるNationalの方が良いヘッドホンアンプということです
このようにDAC-2 Marchは名前の通りDACとしては優秀だと思いますが、ヘッドホンアンプはおまけとは言いませんが複合機として値段なりの音を出します。
このDAC-2 MarchですがDAC部とアナログ入力のオペアンプを変えることができます。
DAC部をすべて両面実装のLME49990に変更してみました。その結果DAC
の性能がかなり向上し、より高解像で厚みがありつつも繊細な音を出すように変化しました。
ただし標準状態でもかなり熱を持つ本機ですが、さらに熱くなります。
この状態でのヘッドホン出力時の音の位置も元の状態が視線より少し高めだったのが、視線より下に降りてきました。
本機はUSB入力を持たないのでPCとつなぐ場合はPCの光や同軸デジタル出力を使うか別途DDCを用意する必要があります。
最初はTascamのiU2を使っていたのですが、X-DDC PLUSに変えてみると44.1kHzの音声でも明確に音が良くなりました。
DDCの違いを出すことができるDACです。
X-DDC PLUSとのデジタル接続についてはX-DDC PLUSのレビューで書きたいと思います
【操作性】
機能が多いためスイッチが多いですが操作性は悪くないです。
問題があるとすればボリュームで、DAC部の音量が大きいためヘッドホンアンプを使うときの微調整が難しいです。
もっとつまみが大きいと良かったかもしれません。
【機能性】
USB入力がありませんが、それ以外では入出力が豊富です。
光、同軸、JAVS LINK、アナログの入力があり、デジタル入力はすべて24bit/192kHzまでの入力に対応しています。
アナログ入力はステレオミニ端子です。
出力はヘッドホン出力2つ(標準、ステレオミニ)、アナログラインアウト、光デジタル同軸デジタル共用出力があります。
デジタル入力時はアップサンプリング機能もあります
電源スイッチの隣にはミュートスイッチもついています
アナログラインアウト出力は後方のスイッチによりボリューム調整が効くようにもできます。この機能を入れるとプリアンプ的な使い方もできます。
この小さな本体の中によくぞこれほどの機能を盛り込んだものだと感心するほど多機能です。
【総評】
ヘッドホンアンプとしては値段なりだと思います。
DACとしては標準でも十分良いと思いますが、オペアンプを交換すると値段以上の音を出します。
このDACに助けられて複合機としての音はかなり良いです。
また機能も豊富です
DACの音量が大きいことによる小さい音を出しにくいことが問題と言えます。
本体は標準状態でかなり熱を持ちますし、オペアンプを交換するとさらに熱くなります。
現在新品でこの商品を買うことはできませんが中古で2万円弱で売っています。
何かしらのDDCを持っていて2万円以下の複合機を探している人や、
2万円以下のオペアンプを交換できるAC駆動のDACを探している人にはいいと思います。プリメインにつなぐも良し、アナログ入力のヘッドホンアンプにつなぐのも良いと思います。
複合機としてはそれなりにいいと思いますが、単体DACとしてはかなりいいと思います。
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