フォード クーガレビュー・評価

クーガ

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フォード クーガ 2013年モデル 新車画像
  • クーガ 2013年モデル
  • エクステリア フローズンホワイト - クーガ 2013年モデル
  • エクステリア1 - クーガ 2013年モデル
  • エクステリア2 - クーガ 2013年モデル
  • エクステリア3 - クーガ 2013年モデル
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クーガ のユーザーレビュー・評価

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モデル(フルモデルチェンジ単位)満足度満足度ランキングレビュー件数 
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クーガ 2013年モデルの評価

  1. 5 0%
  2. 4 0%
  3. 3 0%
  4. 2 0%
  5. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 無評価 4.32 -位
インテリア 内装のデザイン及び機能性 無評価 3.92 -位
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など 無評価 4.11 -位
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 無評価 4.19 -位
乗り心地 乗り心地のフィーリング 無評価 4.02 -位
燃費 燃費の満足度 無評価 3.87 -位
価格 総合的な価格の妥当性 無評価 3.85 -位
  • ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

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松下宏さん

  • レビュー投稿数:510件
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア3
インテリア4
エンジン性能3
走行性能4
乗り心地3
燃費2
価格2

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

フォードのSUVクーガがフルモデルチェンジを受け、2代目モデルが登場した。フォードジャパンがヒルトン小田原で開催したメディア関係者向けの試乗会に出席し、上級グレードのタイタニアムに試乗した。

新型クーガはミドルクラスのSUVという基本コンセプトは変わらない。その上で、デザイン、パワートレーン、AWDシステム、装備などが全面的に新しくなった。

外観デザインはフォードのデザインテーマであるキネティック・デザインを採用した。余裕ある全幅を生かして、立体感のあるプレスラインやボリューム感を持たせた面構成などによって、躍動感のあるデザインに仕上げている。

フロントバンパーやテールランプなど、細かなディティールの部分にもキネティック・デザインが徹底されている。

インテリアも、ほかのクルマと似ていない個性的なインパネだけでなく、素材の選択や質感の表現なども含めて、デキの良さを感じさせている。

試乗車にはカーナビが装着されていなかったが、ソニー製のオーディオを取り外して代りに2DINのカーナビ&オーディオを装着するか、あるいはオーディオを生かしてインパネ上部に折り畳み式のカーナビを装着するかの選択になる。いずれもディーラーオプションで用意されている。

今回のクーガはボディがやや大きくなって、特に全長が95mm延長された。その延長分は後席の居住空間やラゲッジスペースの拡大に使われた。これによってゆったりした余裕のある後席空間が作られている。

搭載エンジンは1.6Lのエコブースト(直噴ターボ仕様)エンジンに変わった。最近のフォードはさまざまな排気量のエンジンをエコブーストに切り替えている。フォーカスは生産するタイでエコブーストエンジンが作れなかったために標準エンジンを搭載していたが、クーガはスペインで生産されることもあってエコブーストエンジンを搭載する。

動力性能は134kW/240N・mの実力で、従来のモデルに搭載されていた2.5Lターボに比べると数値的には劣るものの、燃費は20%以上の向上が図られている。動力性能性能と環境性能を高次元でバランスさせるのがエコブーストの特徴だ。

クーガはフォーカスの基本プラットホームを使って作られたモデルながら、SUVである上にAWD車であることから、車両重量はフォーカスに比べて300kgほど重くなって1700kg前後に達している。なので乗る前にはこの重さだとさすがにどうかなと思ったが、クーガは意外に良く走るクルマだった。

最大トルクを1600回転から5000回転まで維持するフラットなトルク特性もあって、低速域から必要十分な走りを示す。アクセルを踏み込んだときも、このトルク特性が生きて滑らかな加速を示してくれる。

ただ、いただけなかったのはサムシフトと呼ぶ6速ATのマニュアル操作だ。シフトレバーに設けられたサムスイッチを押して変速操作する仕組みは、フォーカスと同様に扱いにくいものだった。これは早期にパドルに切り替えてもらいたい。

動力性能以上に好感が持てたのは足回りだ。クーガには走行条件に応じて前後の駆動力配分を変化させる最新のAWDシステムに加え、左右輪の駆動力を制御するトルクベクタリング機能が備えられている。

左右輪の駆動力配分を切り替える本格的なタイプではなく、コーナリング時に荷重が抜けて空転しがちな内側のタイヤにブレーキをかけるというESPの機能を使ったタイプだが、これによってコーナーでの回頭性に優れた走りが実現される。

車両重量の重さやAWDであることが落ち着いた感じの走りにつながっていて、それと同時にトルクベクタリングが軽快さや回頭性のよさを生んでいる。重心高が高めのSUVの割には操縦安定性のレベルも高かったし、乗り心地も悪くなかった。

試乗した上級グレードのタイタニアムには、バンパー下に足を出し入れするだけでバックドアが開閉するシステムや、衝突回避・軽減ブレーキのアクティブ・シティ・ストップ、斜め後方視界を確保するBLIS、ロール・スタビリティ・コントロール付きのアドバンストラックなど、さまざまな快適装備や安全装備が備えられている。

フォードは日本では地味でニッチなブランドで、そのためにクーガの385万円の価格は充実装備とはいえ、やや高めの印象がある。でも輸入車のSUVでAWD車であることを考えると、何とか納得できる範囲内でもある。販売網が充実していたならけっこうな売れるのではないかと思えるクルマなので、ほかの人があまり乗っていないちょっと変わったSUVが欲しいと思う人にお勧めできる。

レビュー対象車
試乗

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松下宏さん

  • レビュー投稿数:510件
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度3
エクステリア4
インテリア3
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費3
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

フードを開けるにはエンブレムを動かして

最近はアメリカ製のSUVを中心にしたラインナップを構成しているフォードだが、今回はヨーロッパ製のSUVクーガを日本に導入した。フォードにとってはエスケープとエクスプローラーの間を埋めるモデルになる。

ボディサイズはかなり大きい。全長はミディアムサイズだが、全幅が1800mmを超えているから相当に大きな印象になる。最近のヨーロッパ車はワイドボディ車が多く、考えさせられる部分がある。

外観デザインは面のメリハリが効いた印象で、独特の個性を持つ。アメリカ製のフォード車とは違ったイメージのデザインだ。

日本でも駐車場事情など、使い勝手に影響する部分があるので、購入時には日頃出かける先での取り回しなども含めてしっかり検討した上で決める必要がある。

運転席に乗り込むのは乗用車とそう変わらない。SUVといってもフォーカス系のプラットホームを採用するためで、乗降性は悪くない。それでいてやや高めの着座位置によって運転席からの視界は開けている。

乗り込んだ後の操作系にはほかのフォード車と大きな違いがある。エンジンスタートボタンがインパネ中央の上部に設けられているからだ。初めて乗ったので、ボタンを探すのにきょろきょろさせられたが、これはオーナーになれば問題ない話である。

搭載エンジンはボルボ製の直列5気筒2.5LのDOHCターボで5速ATと組み合わされている。V70などに幅広い搭載されているエンジンだが、現在ではフォードがボルボを中国の吉林汽車に売却したので、これがフォードに供給される最後のボルボ製エンジンになるのかも知れない。

それはともかく、このエンジンはわずか1600回転からの幅広い回転域で320N・mの太い最大トルクを発生する。実にトルクフルなエンジンなので、重量級のSUVボディでも余裕の走りを実現する。ターボの効き方も段差などは感じられず、自然吸気エンジンのような滑らかさで、とても扱いやすい印象だ。

駆動方式はハルデックス社製のインテリジェント4WDで、オンロードでの快適かつ安定性の高い走りを実現すると同時にオフロードでの走破性も確保している。

こうしたパワートレーンを考えると、クーガはボルボXC60の姉妹車的な位置付けのクルマと考えることができる。

足回りやステアリングの操舵感などは全体に柔らかめの味付け。コーナーでは操舵に応じてそれなりにロールする。ただ、ロールした状態で受け止める印象があり、安定感を損なうことなくコーナーを抜けていく。

300万円台中盤の価格設定は、快適装備&安全装備の充実度の高さなどを考えると相当に割安な印象。ボディサイズが苦にならない人なら大いに満足して乗れるクルマだと思う。

参考になった9

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クーガ
フォード

クーガ

新車価格:349〜419万円

中古車価格:72〜145万円

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