AlanWake (初回限定版) レビュー・評価

満足度：4.00

（カテゴリ平均：3.90）

満足度ランキング—位

集計対象1件 / 総投稿数1件

1. 5 0%
2. 4 100%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
操作性 反応速度の良さ、直感的な操作が可能か	4.00	3.87	-位
グラフィック 画面構成の良さ・見やすさ・綺麗さ	5.00	4.09	-位
サウンド 音楽や効果音の良さ	5.00	3.97	-位
熱中度 ハマり度、のめり込み度	5.00	3.91	-位
継続性 長期間遊べるか、何回も楽しめるか	4.00	3.61	-位
ゲームバランス 難易度やテンポ等、全体的なバランス	3.00	3.62	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[ポテトグラタン]

2017年2月28日 23:55 [317388-2]

満足度	4

操作性	4
グラフィック	5
サウンド	5
熱中度	5
継続性	4
ゲームバランス	3

5年の歳月を経てついに発売

先日クリアいたしました。「バイオハザード」よりも「サイレントヒル」に似た感じでしょうか。大変楽しめました。

【操作性】
概ね良好です。オープニングがチュートリアルも兼ねていますし、さほど操作も難しくもないので説明書を見なくてもどうにかなります。しいて言えばジャンプが変かな。なんでこれぐらい登れないの？とかもありますし、そのわりには椅子の上をずけずけ歩きで上っちゃうし。
敵を倒す方法がちょっと変わっています。まず敵をライトで照らす必要があります。ある程度ライトを浴びせると敵から「闇」が消えます。そのあと銃で倒すといった手順です。ちょっと面倒ですが、本作は光が色々と重要でして、慣れてしまえばなんて事はないです。

【グラフィック】
大変綺麗ですし、書き込んであるというかポリゴン化されモノとして存在しています。
屋外では広い森のMAPにたくさんの草木がワサワサ。水の表現も良い。
ムービーはプリレンダのようでして、質感はいいのですがゲーム画面と色調が違いすぎます。多少画質は落ちてもいいので、実機映像でやって欲しかったです。あからさまにムービーを感じると「ここは操作はないな。休憩」って気分になっちゃうんですよね。ホラーサスペンスですから緊迫感を大事にしてほしい。
あとゲーム内で気になる点が１つありました。冷蔵庫や大きなゴミ箱、ドラムカン等に重さを感じないのです。まるで段ボールや発泡スチロールで出来てるかのよう。ちょっとぶつかってもフワッと移動します。リアルなゲームですので逆にこういう所が気になりました。

【サウンド】
効果音は中々いいです。各章の最後には毎回ボーカル曲が流れます。
ゲーム内のラジオでもいい曲が流れてきたり。
ただAlanWakeにあってるかどうかと言われると難しい。
少なくとも恐怖や不安を増長させるようなものではないです。
逆を言えば安堵感を得られるかも。
メニュー→エクストラ→プレイバック→サウンドトラックで好きな曲聞けます。
あと、キャラクター達がとにかく喋ります。会話がかぶったりもしますし、離れると声も小さくなるので日本語字幕オンおすすめです。

【熱中度】
先が気になり、夢中で遊んでしまいました。
ゲームにはスティーブン・キングやヒッチコック、デヴィッド・リンチへのオマージュともとれる描写があります。ていうか、パクってますねと。実際ゲーム内のセリフにもスティーブン・キングの名前が出てきます。色濃く影響をうけてるようなゲームシナリオです。
道中にテレビ、ラジオ、原稿が置いてあり、見つけるたび違う映像や内容だったりします。中々面白いのですが結構長いです。緊迫した状況の中で延々見てていいのかなって気分にはちょっとなります。
敵は急に出てきて、しかも動きが早いので驚きます。残念ながらその戦闘は楽しいとは言えないかな。主人公にも武器にもパワーアップとかあるわけではないので、（武器の種類は少しありますが）同じような感じで最初から最後まで戦っていくと。戦略が立てられるようなシステムでもないんですよね。本当にやばいときは発煙筒や閃光手榴弾、あとは逃げる。実は戦って倒しても何も落とさないので、無理に戦う必要がなかったりします。ボス的な存在は倒さないと話しが進みませんが。

【継続性】
空き缶を撃つ、コーヒーポットや原稿をすべて集める等、やり込み要素はあります。
ただ、このゲームは暗闇の中での行動が多いです。暗闇の中をライトで移動ですのでMAPは記憶しづらい。隅から隅まで調べようとして崖から足をすべらせたらゲームオーバー。暗さからくる恐怖はありますが、同時にストレスも。私は今はやり込む気力がないです。コーヒーポット集めが楽しいようには思えないんですよね。
追加シナリオはいいですねー。これから２本配信されるそうですね。続々お願いします。

【ゲームバランス】
「ノーマル」「ハード」「ナイトメア」から難易度を選びます。
アクションが苦手な方は「イージー」を選びたいと思いますが、ありません。
では「ノーマル」が「イージー」に当たる易しさかというと、そうとは言えません。
おそらく何度となく死ぬと思います。チェックポイントが小まめにありますので、死んでもほぼ直前から再開は出来ますが、ローディングがあります。
ちなみに、このゲームは謎解き要素が何故かほとんどありません。悩まず最後までいけます。暗くて道に迷うくらいはあるかも知れませんが、どっちに向かえばいいかレーダーが常に示してくれますし、行き先の名前も表示されている親切設計。扉がしまっていてもボタン１個押すか、すぐ近くから鍵を拾って挿すだけ。私はもうちょっと戦闘少なめで、謎解きに力を入れたゲームにして欲しかったです。
元々このゲームは箱庭タイプのソフトとして制作されてましたが、急遽ぶつ切り章仕立てに変更。その名残を所々に感じます。車でのやたらと長い移動もその名残なのかなと。

【総評】
リミテッドエディションには「ゲームディスク」「アランウェイクファイル（本）」「オーディオディスク」「ボーナスディスク」「追加コンテンツダウンロードカード」「アバターTシャツのコード」「LIVEテーマのコード」が「サイン入り豪華BOX」の中に収められていました。
本は驚くほどしっかりした作り。内容が良くゲームに対する理解度が深まります。最近は適当なオマケの冊子しか見かけなかったので感動しました。
ボーナスディスクは「ドキュメンタリー」「ギャラリー」「トレーラー」「マーケットプレース（アイコン、テーマが手に入ります）」「開発者コメント」が収録されています。これもすばらしい内容です。
BOXも開け閉めする所にマグネットが付いてて驚きました。これで通常版と1000円しか違わないのは驚きです。

気になる点はありましたが、次回作を期待したくなるゲームでした。
次は悩むような要素、選択を求められるような要素を是非入れて欲しいです。
とにかく本作はテーマが好みで夢中で楽しめました。

目的

ひとりで遊ぶ

総プレイ時間

5〜10時間