FUJIFILM X-T50 ボディ
- 裏面照射型約4020万画素「X-Trans CMOS 5 HR」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載したミラーレスデジタルカメラ。
- 5軸・最大7.0段のボディ内手ブレ補正機能を搭載しながらも、質量約438gの小型軽量ボディを実現。夜景などの暗い撮影シーンでも快適な手持ち撮影が可能。
- 天面左肩に「フィルムシミュレーションダイヤル」を採用し、全20種類のフィルムシミュレーションモードを直感的な操作で切り替えられる。
FUJIFILM X-T50 ボディ富士フイルム
最安価格(税込):¥196,000
[シルバー]
(前週比:±0 )
発売日:2024年 6月28日

- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
4.58 | 4.52 | 20位 |
画質![]() ![]() |
4.75 | 4.53 | 11位 |
操作性![]() ![]() |
3.66 | 4.27 | 34位 |
バッテリー![]() ![]() |
3.40 | 4.12 | 30位 |
携帯性![]() ![]() |
4.83 | 4.25 | 8位 |
機能性![]() ![]() |
4.47 | 4.39 | 20位 |
液晶![]() ![]() |
3.56 | 4.30 | 37位 |
ホールド感![]() ![]() |
3.69 | 4.41 | 32位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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2025年6月14日 23:17 [1968741-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 3 |
【デザイン】
見た目は好みの問題なのであくまでも私見ですが、T二桁シリーズの中で最良だと思います。T-30IIまではだいぶ「おもちゃ感」が否めませんでしたが、X-T50になって、完全にとは行かないまでも8割くらいはチープさが解消されました。
【画質】
文句ありません。APS-Cでこれ以上は望むべくもないでしょう。最大7段の手ぶれ補正も、画質の向上に一役買っています。
【操作性】
スナップ専用機と言ってもいい本機で、動画を撮ろうなどと思わなければ、いい仕事をします。
ただ一点。他の方も指摘しておられますが、MFで自動的にピント拡大モードに移行した後、シャッター半押しで復帰してくれません。拡大を解除するには、AFボタンなどを押してやる必要があります。
既に何度かファームアップデートが来ましたが、この部分に関しての改善は行われないようです。マニュアルで撮影する時にめちゃくちゃ使いにくいので、どうにかして欲しいです…。
フィルムシミュレーションは、RAW現像派かJPG撮って出し派かで大きく評価が分かれると思いますが、私は後者なので、便利に利用しています。
ただ、使うまで理解していなかったんですが、ダイヤル上で選べるモードは「あくまでも叩き台」なんです。たとえば「ブリーチバイパス」を選んだとして、それをベースにさらに細かくパラメーターをいじって自分好みの絵を突き詰めていく…こういう楽しみ方が、フィルムシミュレーションの本筋になります。
そう考えた時、世界中のフジファンがUPしてくれている「オリジナルレシピ」を記憶できるスロットがたった3つしかないというのはいささか不便で、かつ、ONとOFFの切り替えもひと手間かかって面倒です。
【バッテリー】
持ちはそれほど良くはありません。例えば旅先でバシバシ撮る方なら、1日1.2本くらい消費する感じです。予備バッテリーがあったほうが安全です。
【携帯性】
このために本機を選んだようなもの。小さいは正義です。このサイズになってくれたおかげで、毎日バッグに忍ばせておくことが可能になり、「写真を撮る」という行為をスマホから奪い返せました。
【機能性】
動画需要によりバリアングル派が優勢な昨今、よくぞチルトで踏みとどまってくれたと思います。おかげで、ローでもハイでも非常に水平を保ちやすいです。
【液晶】
液晶モニターは3型184万ドットで、過不足ない感じです。ピーカンの屋外でも視認性は悪くないので、暗くて見にくいと感じることはありません。
EVFは0.39型で倍率も0.62倍なので、お世辞にも大きくはないですが、十分実用の範囲です。
【ホールド感】
ここは、やや評価が割れそうなところ。「とても改善した!」というユーザーもいますが、正直、X-T300IIから劇的に握りやすくなったとは思いません。パンケーキレンズを付けた程度なら問題はありませんが、例えばXF23mmF1.4Rくらいの重さのレンズを付けると、片手ではホールドできなくなります。
なので、大きめ・長めのレンズを付ける場合は、サードパーティー製のサムレストやグリップを増設したほうが無難です。特にサムレストは必須で、付けただけで幸せになれます。
【総評】
このカメラは、ユーザーが写真を撮るに当たって何を最も重視しているかで、かなり評価が変わります。性能と価格のバランス(=コスパ)が気になる人には、まったく向きません。
そうではなく、「写真にいちばん大事なのは、常にカメラを持っていること。そのためには、小ささと高性能の両立が必須」と考えている人には、とてもオススメできる一台です。
そういう意味では、X-E5と非常に役割が被りますが、あちらが背面液晶104ドットに対しX-T50は184ドットなので、こちらのほうが安いのに視認性が高く、お買い得となっています。
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2025年1月14日 19:01 [1925283-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 3 |
操作性 | 2 |
バッテリー | 2 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 4 |
液晶 | 3 |
ホールド感 | 3 |
SS1/4秒 |
SS1/2秒 |
PC画面で、動物認識チェック |
背面液晶の表示 |
SmallRigのハーフケース |
メインX-T4、サブX-A7を使っていて、X-T50を買い増ししました。
メインの被写体が小型犬ですが、X-T4より小型軽量のEVF付機種が欲しくて、導入しました。
(1) 手振れ補正は、かなり強力。
4020万画素だと手振れがシビアになるので、手振れ補正内蔵になったと、FUJIショールームで聞きました。
(2) 被写体認識AFは、犬猫撮影に便利。
瞳AFは、動物(犬猫)に対応していませんが、被写体認識AFを動物(犬猫)に設定すると、犬の瞳でAFします。
ただし、測光がマルチ固定になるようですが、取説には説明がありません。
(3) X-T一桁機のようなダイヤルロック機構がないので、意図しない設定のズレに注意が必要。
小型なので、操作系の簡略化があるのは、やむを得ないのですが、もっとダイヤルは固めにして欲しかっと思います。
操作系の簡略化により、メニューで設定する機能が増えている分は、操作が複雑になります。
また、左肩のダイヤルがフィルムシミュレーションに割り当てられ、フロントコマンドダイヤルがISO切り替え(カスタマイズ可能)になりました。
感度をISO AUTO1にしていたのに、うっかりフロントコマンドダイヤルに触ったようで、気が付かないうちにISO51200になっていたことがあります。
(4) バッテリの持ちは今一つ。
同じバッテリのX-T20(過去に所有)、X-A7と比べ、バッテリの持ちがよくありません。
予備バッテリは、必須です。
(5) 個人的には、4020万画素・手振れ補正より、バリアングル液晶。
個人的には、4020万画素まで必要ないです。
JPEG FINEで50枚撮れば1GBなので、メモリやHDD(SSD)の容量を考慮する必要があります。
メインの被写体が小型犬で、ローアングルの縦位置撮影が多い関係上、チルトだけだと不便です。
【総評】
X-T4より小型軽量だったので、思わず購入してしまいましたが、改めてレビューしてみると、早まった感がないでもありません。(^^;;
円安の影響なのでしょうが、このクラスのAPS-C機が20万円超は、割高感があります。
X-T5との価格差は、それほど大きくないので、大きさが気にならなければ、X-T5をお勧めします。
操作性、連写性能などのメリットがありますし、X-T5はX-T4より軽量になっています。
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2025年1月2日 08:05 [1921124-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 4 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 4 |
カワセミのバトル タムロン150-500mm |
ジョウビタキ タムロン150-500mm |
夜の福岡空港 XF35mmF1.4R |
福岡空港 タムロン18-300mm |
薄暮の福岡空港 タムロン18-300mm |
X-T50に独TEKIAC製X-CupProを装着 |
2024年末にT50ブラックのみ4万円引きセール(シルバーは2万円引き)があり、X-S10を12万円余りで下取りしてもらい差額52000円=172700円で購入。この時点で上位機のX-T5との差額が約7万円(T5キャッシュバック含む)でした。
同じ4020万画素のX-T5やX-H2と、AF速度や画質は変わりません。ファインダーやドライブ性能、バッテリーが劣る程度です。メカシャッターはX-T5が秒間15コマ、X-T50は秒間8コマです。なお、x1.29クロップモード時は2400万画素になります。
自分はJPEG派で、RAW撮りは滅多にしませんが、2610万画素のX-S10と比べて高感度ノイズが増えました。X-S10では常用感度をISO6400までにしていましたが、X-T50ではISO3200までにしています。また野鳥撮りのフィルムシミュレーションは、PRO Neg.Stdがベストだと思います。
作例@ タムロン150-500で、縄張り争いで取っ組み合いをしているカワセミを撮影。オスがメスのくちばしを挟んで投げ倒しています。何度も水中に倒れこみながらのバトルでしたが、この間AF-C・1/2000秒・メカシャッター秒8コマで連写(JPEGのみ)していましたが、ジャスピンが約40%、ピン甘が約40%、残りがピンボケでした。本来なら左側のオスにロックオンしてピントを合わせ続けてくれれば良いのに、右側のメスにピントが行ったりと安定しません。ファームウェアは最新のVer.1.10ですけど、ここら辺を改善して欲しいです。ロックオンしたら測距点の色が変わればなお良し。
また、被写体認識では、飛行機が一番不安定なので、飛行機撮影では被写体認識をOFFにして撮影しています。あと鳥認識で白い大きなゴミを鳥と認識する場合が結構あります。
作例A 後ろ向きのジョウビタキですが、眼にピント来てます。(タムロン150-500)
作例B 夜間の福岡空港 暗所AF問題ありません。(XF35F1.4)
作例CD タムロン18-300もX-T50で安心して使えます。
作例E ドイツTekiac社製X-S10用アイカップがT50でも使えました。
参考になった24人
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2024年8月16日 22:36 [1874404-2]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 3 |
ホールド感 | 4 |
T10〜T30用の社外アイカップが利用可能 |
【デザイン】
X-T二桁系のコロっとしたデザインなので好きです。
左側ダイヤルがドライブ設定用途からフィルムシミュレーション用に代わり、個人的には使用頻度が高いので歓迎。
背面のボタン類も突起が大きく成り全体的に押しやすく変更されています。
【画質】
X-T5を所有しているので画質が同じカメラにしたいという意図が有ったので問題ありません。
暗い環境下での画質は、FXフォーマットのカメラからすると一段分は悪いかなと思いますが、富士の2400万画素カメラから比べるとほぼ変わらないかなと。
【操作性】
やはり前後ダイヤルが無いと使い勝手が悪いですよね。
フォーカスレバーがあるので十字キーが無い点は意外と気になりません。顔検出もX-Processor5になってだいぶ実用的に成りましたし。
【バッテリー】
NP-W126Sなので容量は少ない。
撮影用途によりますが、予備を一つ持っていないと心配。
旧タイプ(W126無印)を挿入すると"消耗が早いので使用するな"と電源ON時に警告が表示されますが普通に使えます。
【携帯性】
ペンタ部出っ張りのある分、バッグへの出し入れは良くないでしょう。
【機能性】
基本的な撮影で不足はないと思います。
やはり手振れ補正が内蔵された点が一番でしょうかね。
手振れ補正が効くことで感度を上げずに撮影できますからね。
【液晶】
背面液晶はこんなものかな。(笑)
液晶面が一段下がったので保護フィルムの収まりは良くなりましたね。ガラスタイプでも薄物を選べば淵と面一になります。
ファインダーはイマイチでしょう。
接眼距離が定まらないので社外のアイカップを試してみたいと思っています。
※追記
市販のX-T10〜T30用のアイカップが取り付けられました。
【ホールド感】
X-T30までと比べれば少し良くなりました。
重いレンズを組み合わせるカメラではないでしょうね。
【総評】
X-T二桁機はT10以来ですが、コロっとしたデザインがなかなか好きです。
ファインダーがイマイチなのとダイヤル類の操作感に質感が低い点が価格に見合っていない気もしますが、、。
画質、フィルムシミュレーション、手振れ補正等機能は揃ってますし。サイズ感、デザインが気に入れば愛着の涌くカメラだと思いますよ。
参考になった12人(再レビュー後:12人)
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2024年7月24日 20:56 [1866004-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
【デザイン】
クラシカルだけど、レトロにこだわって持ちやすさを犠牲にしているということもなく、良いバランスだと思います。
写真ではどうかなと思った撫で肩デザインも、実寸以上にコンパクトに感じられるしコロンとした佇まいがかわいらしい。
写真と実物で印象が結構変わってくるので、検討の際は一度量販店などで展示機を見たほうがいいと思います。
【画質】
旧世代レンズを使っていた時は4000万画素と言ってもあまりピンときませんでしたが、対応レンズに変えたらかなり精細感の感じられる写りになりました。
色は安定の富士カラーですね。新たに追加されたリアラエースは、PROVIAほどの派手さがなく自然で使いやすいです。緑がいい感じ。
【操作性】
フィルムシミュレーションダイヤルやQボタンの位置など結構独特ですね。
Qボタンは設定で割当を変えられるけど、FSダイヤルは機能固定なので、使わない場合は常用のFSに、右手でFSを変えたい場合は「C」に合わせておくといいでしょう。
ずっとモードダイヤル機を使っていたのでダイヤル式に慣れるか心配でしたが、絞り優先やSS優先などは普通に使えるし、コマンドダイヤルに複数の機能を割り当てられるのでむしろ使いやすいですね。
【バッテリー】
お世辞にも持ちはよくないです。
お出かけスナップ程度ならあまり困ることはないのですが、保険として予備バッテリーは持っておきたい感じ。
【携帯性】
手にすんなり納まるコンパクトさ。パンケーキレンズとのセットならハンドバッグにも入るサイズ感です。ズボンのポケットには無理だけどコートのポケットなら行けるかな?
【機能性】
連写も動画機能も被写体認識も使っていないのでなんとも言えないんですが、スナップ撮影で困ることは特にないです。今回から追加された手ぶれ補正もバッチリ効いてます。
この小ささでT5とほぼ変わらない機能が搭載されているのはすごいのでは? と思っています。
あと電子シャッターの上限が他社に比べて段違いに高いのは単焦点使いには嬉しい。MSとESの自動切替が選べるのもいい。
【液晶】
今日び珍しい二軸チルトですが、個人的にはバリアングルはどうしても性に合わなかったので大歓迎です。表示は普通に綺麗。液晶と背面操作部に段差がないのがいいですね。
チルトを上げているとアイセンサーがオフになる仕様が地味に嬉しい。
【ホールド感】
X-S10やZ50のような大きなグリップのある機種には当然劣りますが、サムレストがしっかりしているので持ちづらさは感じないです。また、小型機だから当たり前ですが、手が大きくない自分でも小指は余ります。
構えた際に人差し指や手のひらが触れる部分が丸くなっていて、当たりが柔らかいのがいいですね。
【総評】
割高ですが、逆に言えば値段さえ気にならなければ、コンパクトでかわいいボディに上位機種に匹敵する性能を詰め込んだとてもいいカメラです。値段さえ気にならなければ!
参考になった11人
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2024年7月14日 21:04 [1861919-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 3 |
シグマ18−50mmで撮影した画像を添付いたしました。
velvia(ビビット)の色合い 大変気に入りました。
新たに導入されたREAELA ACE は ちょっと難しいイメージです。
参考になった15人(再レビュー後:10人)
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2024年7月12日 09:35 [1862534-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
富士フィルム機は、これまで歴代のほとんどを購入してきましたが、T2ケタ機の位置づけが大きく変わったと感じるものになりました。一言で言うなら、T1ケタ機(X-T5)の中身を基本的にそのまま引き継ぎ、よりコンパクトになり、加えて富士フィルムが企業戦略で高級路線を目指すと言っている通り、デザインや作りが非常に良くなったと感じます。
これまではT1ケタ機の廉価版として、作りも甘くチープ感があり金額も大きな差がありました。もちろん、X-T5と比べるとコンパクト化の代償として、バッテリーやシャッターユニット、グリップ、カードスロット等ハード面で一部妥協せざるを得ないものもありますが、連写は電子シャッターがメインとなり、被写体認識等ソフト的な面ではX-T5と同じになっています。
ハード的なところでX-T5でないとどうしても自分の撮影ができないという方は、数万円プラスして大きく重いX-T5を必要とするでしょうが、その違いが不要なものならX-T50が新スタンダード機となります。加えて、内蔵フラッシュがあることは、使うかどうかわからないような日に敢えて外付フラッシュを持ち歩かなくてよいというメリットがあります。また、どのみち心配で必ず予備バッテリーを携行するという方は、バッテリーも軽量なのでこれまた便利です。
前機種X-T30IIとの違いは、これだけあります。
イメージセンサーが「2610万画素 X-Trans CMOS 4」→「4020万画素 X-Trans CMOS 5」
画像処理エンジンが「X-Processor 4」→「X-Processor 5」
モニター解像度が「約162万ドット」→「約184万ドット」
電子シャッターが「1/32000秒」→「1/180000秒」
動画機能が「4K」→「6K」に向上
「4K60P」に対応
メモリーカードが「SDXC UHS-I」→「SDXC UHS-II」
「ボディ内手ブレ補正」に対応
「被写体検出機能」に対応
また、これまで富士フィルムと言えばスマホ接続が極悪だったものが、他社比較でもスムーズに接続できるようになっています。
唯一の改善依頼点は、あくまで個人的なものですが、カメラの左肩のフィルムシミュレーションダイヤルです。従来機のドライブモードダイヤルに代わるものですが、これ自体は使う人もいるので良いのですが、ここがFnボタンとして機能割り当てができないことが不満です。
例えばスナップだけ撮るなら、いろいろと色を変えてフィルムシミュレーションダイヤルで楽しめるというのはありますが、実際は、スナップ、ポートレート、風景、スポーツと様々な用途で使う場合、色だけでなく、その他の設定も変えています。それらをカスタム登録しているので、カスタム選択のダイヤルにもなれば非常に使い勝手が良くなるカメラとなります。今は一つのFnボタンにカスタム選択を割り当てているので3ステップかかっています。ここは是非とも改善をお願いしたいです。
前機種より価格が上がったのは、作りやスペックが上がったこと以上に、グローバル企業としてドル建て価格に変わったことが大きくもはや舶来品価格です。でもこれは他社カメラメーカーも同じなのですね。
価格はともかく、非常に良いカメラとなりました。H2、T5と同様の基本機能で安くコンパクトに使えるカメラとして十分満足感の高いものになりました。
参考になった29人
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