α7C ILCE-7C ボディ
- 約509gと小型・軽量なフルサイズミラーレス一眼カメラ。一般的なスマホで採用されている1/2.3型センサーの約30倍の35mmフルサイズセンサーを搭載。
- 高いフォーカス精度と追随性を持つ像面位相差AFシステムを採用。リアルタイム瞳AFやリアルタイムトラッキングにも対応し、ピントを合わせ続けられる。
- フルサイズ領域で画素加算のない全画素読み出しにより、モアレやジャギーの少ない高解像力を備えた4K動画画質を実現。
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
4.55 | 4.52 | -位 |
| 画質 |
4.57 | 4.53 | -位 |
| 操作性 |
3.47 | 4.27 | -位 |
| バッテリー |
4.73 | 4.12 | -位 |
| 携帯性 |
4.64 | 4.25 | -位 |
| 機能性 |
4.06 | 4.39 | -位 |
| 液晶 |
4.06 | 4.30 | -位 |
| ホールド感 |
3.40 | 4.41 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
レビュアー情報「主な被写体:夜景」で絞込んだ結果 (絞込み解除)
よく投稿するカテゴリ
2023年7月16日 19:41 [1490890-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
| 液晶 | 4 |
| ホールド感 | 4 |
VILTROX AF 85MM F1.8 Mark II、1/4秒手持ち、Lightroom AIノイズリダクション |
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art、ISO12800、Lightroom AIノイズリダクション |
Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD、1/2秒手持ち |
SONY FE50mm F2.5G、小型軽量で威圧感なし、カフェフォトも撮りやすいです |
Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD、ISO2500、高感度の色彩も良好です |
SONY FE50mm F2.5G、瞳AF優秀、これのおかげで猫撮りが捗ります |
2021年の8月に購入してから、2年弱経ちましたので、レビューを更新します。
a7IIIと併用していましたが、しばらく使ってみて、a7cでも私の用途では遜色がないことがわかったので、a7IIIを手放し、a7cをメイン機に昇格させました。
AFの完成度、高感度のJPG品質、手振れ補正機能の向上、これらはα7IIIの上を行き、世代の差を感じました。
【デザイン】
バウハウスの「機能が形状を決定する」を具現化したSONY機の無駄のないデザインが好きです。
α7IIIのようにボディ中央に隆起がないので、レンジファインダーカメラ用のBillingham Hadleyシリーズにぴったり収まります。
小型なので、カフェやレストランで撮影するときも、気楽に撮影できます。
【画質】
α7IIIとほぼ同じだと聞いてていましたが、使ってみると3年間の進歩を実感しました。
SONYのフルフレーム機らしく、ダイナミックレンジが広いです。
特にRAWでのハイエストライトの粘りが極めて優秀です。
a7cはまるでラチチュードが広い常用感度ネガフィルムで撮っているような感覚になるデジタルカメラです。
メカシャッターでは1/4000秒までしか使えず、大口径レンズを絞開放で使うと、露出オーバーを覚悟しましたが、RAWで撮っておけば、後からかなり救済できます。
また、ISO12800以上の超高感度で撮影した時でも、撮って出しのJPGが使い物になるのに驚きました。
さらに今年の初夏からAdobe LightroomでAIノイズリダクションが使えるようになり、a7cのポテンシャルがさらに生かせるようになったと思います。
作例2枚目はかなり暗い場所でISO12800で撮影しましたが、AIノイズリダクションのおかげで使い物になる写真が出来上がりました。
かつてはAdobe Lightroomを使うのにGPU能力はさほど必要ではありませんでしたが、AIノイズリダクションはGPUの能力に依存します。
そのため、ゲームをしない私も、初めてグラフィックボードを導入しました。
MSI GeForce GTX 1650 D6 AERO ITX OCV1、2万円以下の安価なグラボですが、効果絶大です。
【操作性】
α7IIIに比べてカスタムボタンが少ないですが、実用上は無問題です。
私が使う機能のほとんどは、Fnボタンから呼び出せるようにカスタマイズしました。
またマルチセレクターや前ダイヤルがありませんが、慣れてしまえば無問題です。
タッチパッドは反応が不安定かつ唐突で、未完成な印象です。
MENUキーの位置は最悪です。
右手でも左手でも操作しにくいので、右手親指で操作できるように、カスタムキー登録で十字キーの↓に割当てました。
【バッテリー】
α7cのバッテリーはさらに長時間使え、ミラーレス機離れしたバッテリー容量に驚いています。
1日撮り続けていても十分にもちますので、予備バッテリーの必要はないかもしれません。
【携帯性】
これがα7cの最大の魅力です。
前期高齢者となり、重厚長大な撮影機材を持て余すようになってきたため、α7cの小型軽量な筐体はありがたいです。
α7IIIに比べて「卵3個分」軽量ですが、この差が長時間の撮影では効いてきます。
また本体が軽量なので、SigmaのArtシリーズのような重量級レンズを使うときも、負担が少なくて済みます。
【機能性】
手振れ補正機能はα7IIIよりかなり改善した印象を受けました。
作例1枚目は85oで手持ち1/4秒、手振れ補正能力は5段分です。
作例3枚目は28mmで手持ち1/2秒ですから、手振れ補正能力は4段分強です。
AFに関しては、α7IIIとの世代差を強く感じます。
どのモードでもα7cの合焦速度、精度はα7IIIの上を行きます。
特に、リアルタイムトラッキングには感動しました。
動物の瞳AFも協力で、猫撮りカメラとしてとても使いやすいです。
【液晶】
α7cのバリアングル液晶には戸惑いました。
ウェストレベルで撮りたいときに、ワンアクション余計に必要となります。
EVFは小さいです。
前期高齢者となり視力は落ちる一方ですが、なんとか使いものになるギリギリのサイズです。
次期モデルではEVFを大きくしてほしいですが、もし筐体が重く大きくなるのであれば、このサイズのままで良いです。
EVFの大きさは妥協できますが、アイカップがないのが逆光時に辛いです。
他社製のアクセサリーシューに装着するタイプを使っていますが、純正で用意すべきと思います。
【ホールド感】
グリップが小さいので、ホールド感はよくありません。
でも、ホールド感の良いグリップを付けて筐体が大型化するのであれば、このままで良いです。
【総評】
2年弱使ってみましたが、細かい不満はあっても、満足感は相変わらず満点です。
なんと言っても小型軽量で、一日中持って歩いた際の疲労度が違うところに感銘を受けました。
威圧感のないデザイン・サイズのため、使える状況が広いです。
アンリ・カルティエ=ブレッソンが生きていたら、小型軽量なa7cを気に入ると思います。
特に小型軽量なFE 50mm F2.5 Gはよく似合うレンズです。
α7cで撮影した写真を貼っておきます。
ビネットした写真が好きなので、どれも少々周辺光量を落としていますが、どのレンズも実際にはこんなにビネットするレンズではありません。
色温度、明度、コントラスト、彩度、明瞭度などもいじっておりますが、シャープネスは無補正です。
なお、このカメラで撮った写真は、下記の私のブログにも置いてあります。
ご興味があれば、ご覧になってください。
●組写真ブログ:https://blackface2.exblog.jp/tags/SONY%20%CE%B17c/
参考になった135人(再レビュー後:29人)
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よく投稿するカテゴリ
2022年3月1日 03:02 [1556767-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 3 |
| バッテリー | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 2 |
SONY α7IIからの買い替えで購入しました。
動画性能、AF性能に満足できなくなってきたので、買い替えを検討し始め、α7IIIとかなり迷いましたが、軽量コンパクトなことと、出力される色味なども踏まえてこちらの製品に決めました。
【デザイン】
EVFの出っ張りがなく、非常にまとまりが良いと感じます。色はシルバーが入ったカジュアルな装いのモデルと迷いましたが、道具としての無骨さと色が単一で見た時のまとまりが良いブラックを選んで良かったと感じています。
【画質】
写真ではα7IIから画素数は変わっていないのでそれほど大きく画質が向上したとは感じられませんでしたが、映像ではHLGに対応してカラーグレーディングがしやすい映像が撮影できるようになったと感じています。4K 60Pが撮れたら良いのですが・・・
【操作性】
α7IIからの買い替えだったので、操作ダイヤル・ボタンがかなり少なくなり最初は戸惑いました。ただ、ある程度は操作ボタンをカスタムできるので、必要なボタンはそこに割り当て使用しています。控えめに言って、シャッターボタンの下のグリップ部にダイヤルを付けるぐらいできたろうに・・・と思ってしまします。
【バッテリー】
α7IIのNP-FW50のバッテリーから容量はかなり大きくなっているので、使用条件が良ければ仕様表に掲載されている撮影枚数よりも随分と多い枚数を撮れました。α7IIは予備バッテリーを2本持ち歩いていましたが、今は1本だけで荷物も少なくなって良かったです。
【携帯性】
α7IIと比較するとEVFの出っ張りもなく、ボディが軽くなったので携帯性は優れていると思います。市販のケースにも入れやすくなり満足しています。
【機能性】
機能的には何ら問題ありません。日差しがきつい日はメカシャッターのスピードは1/4000なので厳しいこともありますが(電子シャッターは1/8000まで対応)、他は問題ないと感じています。
【液晶】
液晶画面はバリアングルでなかなか慣れませんでしたが、縦構図でローアングルで撮るときは便利になりました。α7IVは液晶画面部分にSONYのマークが付かなくなりましたが、こちらはSONYマークが入っているので、向きによってSONYマークが逆さになるのがストレスです。デザイン的に液晶にはSONYマークが付いていないのが良いと思います。
【ホールド感】
コンパクト性能を追求されているので、やはりホールド感は悪いです。落とすかも・・・という前提で握らなければならない点が残念です。
【その他】
発売当初、シャッター音が悪いという方も見受けられましたが、シャッター音は静かで気に入っています。シャッターを切った時の振動も少なくなった気がします。
【総評】
α7IIから買い替えて良かったと思っています。AF性能が格段に上がり本当に撮りやすくなりました。ただ、写真を撮る際にEVFを頻繁に使用していた身からすれば、EVFはもう少し見やすくしてほしい、ボタン数を増やして操作性をよくしてほしいと思ってしまうのが事実です。その分重量も軽くコンパクトになったので携帯性は優れていると思います。
今はα7IVに移行しようか検討中ですが、こちらの製品は携帯性という切り口で考えられて作られているので踏みとどまっている感じです。
- 比較製品
- SONY > α7 II ILCE-7M2 ボディ
- SONY > α7 III ILCE-7M3 ボディ
参考になった6人
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