PowerShot S120
F1.8レンズを搭載した光学5倍ズームのコンパクトデジカメ

評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
4.38 | 4.38 | -位 |
画質![]() ![]() |
4.46 | 4.17 | -位 |
操作性![]() ![]() |
4.45 | 4.05 | -位 |
バッテリー![]() ![]() |
3.34 | 3.86 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
4.74 | 4.16 | -位 |
機能性![]() ![]() |
4.57 | 4.21 | -位 |
液晶![]() ![]() |
4.65 | 4.12 | -位 |
ホールド感![]() ![]() |
3.83 | 4.05 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
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よく投稿するカテゴリ
2013年9月19日 22:05 [630372-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
ボディデザインは曲線的な形状に回帰 |
コンパクトカメラとして十分な解像力 |
新しい画像処理エンジンにより高感度性能が向上 |
広角端では画像周辺部にわずかながら樽型収差が見られます |
内蔵ストロボ用スイッチを新設 |
ややあっさりとした付属品。ソフトはネットからダウンロードが必要。 |
【総評】
PowerShotS90から始まったシリーズも5台目となり、スタイリッシュな高級コンパクトカメラとしては完成形に限りなく近づいたと思います。描写性能の強化だけでなく、連写性能やオートフォーカスなども着実にブラッシュアップされており、気持ちよく撮影できると感じました。発売直後のためやや高めではありますが、S110同様にお勧め機種に仕上がっています。
【デザイン】
基本的なデザインはPowerShotS90以来のものを踏襲しています。前機種のS110では直線的なデザインに変更されましたが、S120では初代S90やS95に近いものへと回帰した印象を受けました。ボディは縮緬状の塗装がされており、上面にも丁寧な処理が施されています。指紋も付きにくいと感じました。
【画質】
前機種であるS110と比較すると、レンズがわずかながら明るくなり、画像処理エンジンもDIGIC6へと進化しています。
(1)高感度性能
傾向的にはS110と似ていますが、高感度側ではノイズリダクション処理による解像感の低下が少なくなり、結果的に描写性能が上がっていました。1/1.7型のイメージセンサーであることを考えると、かなり高感度性能は高いと思います。ノイズ低減処理は標準のままでISO1600でも実用レベルであると感じました。
(2)解像力
おそらくレンズの光学系はS110に近いのだと思います。広角端F2.0からF1.8に明るくなった分、絞り開放ではやや描写がやわらかくなったように思います。絞るにつれ画像がしっかりしてきますので、このあたりは描写の幅が拡がったと考えるべきかもしれません。
ISO12233チャートでテストしたところ、広角端で2段程度絞った状態が一番鮮明でした。この状態で2300本のラインが識別可能でしたので、コンパクトカメラとしては良好な解像力です。
(3)歪曲収差
カメラ側には歪曲収差に関する設定項目はありませんが、おそらく電子的な補正がされているものと思います。
S110と比較すると、わずかながら歪曲が強く出ている感じを受けましたが、これは開放F値を明るくした影響かもしれません。とはいえ、広角端24mm相当を考えると、良好に補正されていると思います。
【操作性】
インターフェースについてもSシリーズ共通のものとなっています。液晶パネルはS110と同様にタッチパネル化されていますが、ボタンやダイヤルによる操作も可能です。
キヤノンのコンパクトカメラ共通の仕様ですが、Wi-Fiはリモート操作に対応していません。この辺りは今後のブラッシュアップを期待します。
【バッテリー】
通常で230枚、エコモードで300枚の撮影が可能となっています。撮影スタイルによりますが、テスト時には400枚以上の撮影ができました。基本的には予備の用意をお勧めします。なお、ボディ内充電には対応していませんが、常に持ち運ぶ使い方を想定しているカメラであれば、ボディ内充電に対応している方が望ましいように思います。
【携帯性】
高級コンパクトとしてトップレベルの可搬性です。ボディ自体は薄いため、ポケットに入れて持ち運ぶことも無理なく可能です。このあたりは5代目と言うことで完成形と言えるように思います。
【機能性】
Wi-Fi搭載やタッチパネルなど、最近のトレンド機能は目配りがされています。
連写性能も前機種から大幅に強化されています。実際に高速なメモリーカードでテストしたところ、JPEGであれば概ね10コマ/秒でカード一杯まで撮影可能でした。RAWやRAW+JPEGでも、概ね2コマ/秒のペースで容量一杯まで撮影できました。コンパクトカメラとしてはトップレベルの連写性能だと思います。
オートフォーカス速度もさらに高速化されていると感じました。
【液晶】
前機種と同じ3型ですが、92万ドットへと高精細化されました。タッチパネルの反応も良好です。
【ホールド感】
付属するストラップは片吊用ですが、両吊にも対応しています。コンパクトなボディを含め、ホールド感は良好です。デザインとの兼ね合いもありますが、S100のような全面グリップの採用も、実用面ではメリットがあったように思います。
付記:上記に記載したISO12233チャートのテストデータや高感度テストの元データを掲載したサイトを作成しましたので、よろしければあわせてご参照ください。
http://www.monox.jp/digitalcamera-sp-canon-powershots120.html
- 比較製品
- CANON > PowerShot S110
- CANON > PowerShot S100
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