FUJIFILM X-E1 レンズキット
「FUJIFILM X-E1」と標準ズームレンズ「フジノンレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」をセットにしたレンズキット
【付属レンズ内容】フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
4.75 | 4.52 | -位 |
画質![]() ![]() |
4.83 | 4.53 | -位 |
操作性![]() ![]() |
3.98 | 4.27 | -位 |
バッテリー![]() ![]() |
3.87 | 4.12 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
4.22 | 4.25 | -位 |
機能性![]() ![]() |
4.12 | 4.39 | -位 |
液晶![]() ![]() |
3.85 | 4.30 | -位 |
ホールド感![]() ![]() |
3.77 | 4.41 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
よく投稿するカテゴリ
2013年8月4日 09:19 [560518-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
X100sと同等のボディサイズ |
X-Trans CMOSの高い高感度性能(ISO3200) |
解像テストチャートの限界を超える解像力 |
電子ビューファインダーを内蔵 |
シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルのインターフェース |
X-M1と比べると一回り大きいボディ |
【デザイン】
箱型のボディ形状であり、比較的好き嫌いが出にくいシンプルなデザインだと思います。デジタル一眼レフやX-Pro1よりも受け入れられやすいと感じました。
私はブラックボディを購入しましたが、塗装も丁寧に施されており、白い文字がアクセントになって高級感を感じます。クラシカルな中にも、上品さのあるデザインです。
【画質】
基本的にはX-Pro1と同様の傾向を示しました。メーカーのインタビュー記事でも「X-Pro1とほぼ同じ描写力」と答えていましたが、実際にそのことを確認することができました。
(高感度性能)
ノイズリダクションと長秒時ノイズ低減の設定ができます。各々「弱」と「OFF」にしても、ISO1600まではほとんどノイズ感を感じません。ISO3200になると暗部を中心にややノイズが目立ってきますが、ISO6400までならそれほど気にならないと思います。ISO1600であれば、十分常用できると感じました。
ノイズリダクションを工場出荷時の「標準」にすると、1段程度ノイズ感が軽減化されます。
ISO12800からISO25600までは拡張設定となります。それなりにノイズも目立ちますが、画像自体が破たんするわけではないので、縮小するなど使い方によっては十分活用可能であると思います。
(解像力)
キットレンズの18-55mmF2.8-4でテストを行いました。ISO12233チャートでのテストでは、このテスト上限である2500本のラインを十分視認することができました。開放から絞っていくと鮮明度はわずかに上がっていきますが、ややモアレが出やすくなる感じを受けました。ローパスレスが影響している可能性はありますが、気になるレベルではありませんでした。
このレンズは、XFシリーズ待望のズームレンズですが、ズーム全域で絞り開放から鮮明な画像を得られます。広角端では画像周辺部がやや柔らかい描写ですが、2段から3段程度絞ると、かなりしゃきっとした描写となります。歪曲収差も良好に補正されており、標準ズームレンズとして高い実力を実感しました。
【操作性】
基本的な操作は、X100やX-Pro1に準じています。とくにX-Pro1からは、ファインダーの切換部分を除き、ほとんど踏襲するインターフェースとなります。
Fnボタン以外にはユーザーサイドで設定できる余地はあまり広くありませんが、ボタンやダイヤル中心であるため、慣れると直感的に操作が可能となります。また、Qボタンも便利な機能ですので、積極的に使うと良いと思います。
X-E1ではストロボが内蔵された点は評価しますが、その結果、アクセサリーシューと内蔵ストロボの両方とも、レンズ光軸からシフトしてしまった点は、少々残念です。三脚座も光軸には置かれていませんので、このあたりはメーカーとしての考え方なのかもしれません。
【バッテリー】
X-Pro1と同じバッテリーです。標準で350枚の撮影が可能ですが、実際にはさらに多くの枚数を撮ることができました。一度に大量の写真を撮影するタイプのカメラではありませんが、余裕があれば予備のバッテリーを用意されることをお勧めします。
【携帯性】
一般的な電子ビューファインダーになったことから、ボディサイズはほぼX100と同等になっています。小型軽量なミラーレスカメラとして、魅力的なボディだと思います。
レンズのラインアップも徐々に整ってきましたが、小型軽量性も重視したズームレンズ等も加えられると、さらに幅が出てくると思います。
【機能性】
今回、ファインダーが一般的な電子ビューファインダとなりました。高精細で大型な有機ELパネルを採用したため、クリアで鮮やかな像を見ることができます。動く被写体などでは、追随性にやや課題も感じました。できればファインダー表示のフレームレートをさらにアップさせると良いと思います。
その他、電子水準器機能や動画性能など、基本的な部分についてはしっかりと目配りがされています。
【液晶】
ボディサイズの影響で、X-Pro1よりも小型で低精細なパネルになっている点は少々残念ですが、全体的な視認性は良好でした。また、サイズの問題はありますが、今後チルト化やバリアングルかも検討していただければと思います。
【ホールド感】
右手部分にゴムが貼付されたグリップがあり、角ばったボディにしては良好なホールド感です。とくにX-Pro1よりも100g軽量化されていますので、その点でも安心して持てるようになっています。
【総評】
メーカーのインタビューでも、「真打登場」という表現がされていましたが、その思いを実感できるカメラであることを確認しました。X-Pro1は使い手を選ぶ分がありましたが、X-E1は誰にでも進めることができるカメラとなっています。
また、今回セットになったズームレンズを含め、描写性能に力点を置いたカメラシステムとして高い魅力を持っています。価格面でも値頃感が出てきていますので、気軽にXFの世界に入っていただくきっかけになると良いと感じました。
付記:上記に記載しましたテストチャートのデータ等も登録したサイトページを作成しました。よろしければ、あわせてご覧ください。
http://www.monox.jp/digitalcamera-sp-fujifilm-xe1.html
【追記:2013年8月4日】
上記のレビューは、発売直後の昨年12月に記載したものです。発売当初は11万円台であったレンズキットの価格も、現時点では7万円台まで下がってきており比較的買いやすい機種となっています。
本年7月には、ファインダーを省略するとともにチルト液晶やWi-Fiなど多機能化したX-M1も登場しています。インターフェースの変更やキットレンズの違いなど、X-Pro1やX-E1とはそれなりに異なる部分が多くありますので、どの点を重視するかによって選択はおのずと決まるかもしれません。
- 比較製品
- 富士フイルム > FUJIFILM X-M1 ダブルレンズキット
- 富士フイルム > FUJIFILM X-Pro1 ボディ
参考になった18人(再レビュー後:6人)
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デジタル一眼カメラ
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