ときめきメモリアルドラマシリーズvol.1 虹色の青春 レビュー・評価

1997年 7月10日 発売

ときめきメモリアルドラマシリーズvol.1 虹色の青春

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ときめきメモリアルドラマシリーズvol.1 虹色の青春コナミ

最安価格(税込):¥7,800 (前週比:±0 ) 発売日:1997年 7月10日

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満足度:3.00
(カテゴリ平均:3.75
集計対象1件 / 総投稿数1
  1. 5 0%
  2. 4 0%
  3. 2 0%
  4. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
操作性 反応速度の良さ、直感的な操作が可能か 3.00 3.65 -位
グラフィック 画面構成の良さ・見やすさ・綺麗さ 3.00 3.65 -位
サウンド 音楽や効果音の良さ 2.00 3.75 -位
熱中度 ハマり度、のめり込み度 3.00 3.78 -位
継続性 長期間遊べるか、何回も楽しめるか 2.00 3.48 -位
ゲームバランス 難易度やテンポ等、全体的なバランス 2.00 3.39 -位
  • ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
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満足度3
操作性3
グラフィック3
サウンド2
熱中度3
継続性2
ゲームバランス2

ときめきメモリアルの一番人気キャラ虹野沙希にスポットを当てた外伝第一弾。
小島秀夫率いるチームが担当したらしい。
劇中作品としてポリスノーツも登場しているし、ゲームもポリスノーツのマウスオペレーションに倣っている。
ゲームはAVG+ミニゲームで構成されている。
AVGのほうはなんてことのない内容。
(尺稼ぎのようにめんどくさい作業としてボール拾い(拾った尻からボールが追加されて終わらない)などもあると思っていたが、実はこれパズルになっていて、法則に従って行動すれば片付けることもできるらしい。
しかも別にやらなくても進行に影響は一切ないとか……後で知って絶句した。
なんだよーこれもミニゲームだったのか、はよ言ってくれ)

虹野沙希は「あなたには根性があるわ!」とどこの熱血ヒーローかというセリフを駆使して、主人公を野球部orサッカー部に誘う、本人はマネージャーで実際の運動は大したことがないヒロイン。
運動さえ伸ばせば攻略難度はかなり低い部類に入るキャラだが、当時やたらと人気があった。
まあ素っ気ない(なんてレベルでもないが実際は)連中に比べれば、最初から可愛げはあったほうだったか。
なにしろ実力主義で度を越したツン(九割)デレ(一割)キャラだらけのゲームの中で、よほどのことがなければ見捨てない、嫌な顔もしない(実際は嫌がってるだろうなということも多々あるが)癒やしの一人になったのは確か。

今回は彼女にサッカー部に誘われて入部したが、レギュラーに選ばれなかった主人公という設定で話が始まり、ゲーム内の3年間のほんの一期間という設定で話が進む。
他のヒロインもさりげなく登場して、一部は意外と濃い話題で関わってきたりもするが、あくまで今回の正ヒロインは彼女のみ。
他にマネージャーの後輩として新キャラも登場するが、やっぱり正ヒロインは虹野だけで、彼女との進展はないらしい。
(ただし彼女との仲もある程度進展させないと駄目)
どうせこの学校の世界じゃ、卒業式で女の子が告白するまでカップル自体が成立しないのだが。
改めて考えると、この設定だと同年代の恋愛の方が不利だよなあ。
結局ゲーム的には年下の女の子一人しかいないが。


基本はまず校内自由行動の後、レギュラーが引いてから補欠組の練習が始まってやっと本番。
ストラックアウトの要領でボールを蹴って、ボードを規定ボール数内で全部抜けばクリア。
やたらボールの軌道に影響する風向きに、邪魔をするディフェンダーの位置と、ゲーム内容はかなりシビアで、そうそううまくはいかない。
例えどれだけうまく行っても、補欠から脱せられるわけではないのだが。
本番終了後は部室でボール磨き、その後神社で自主練習に挑む。
プレイヤーとしてはここで腕を磨いて、ボール運びを安定させていくことになるが、これが一筋縄ではいかないから困りもの。
結構ストイックで、特にカタルシスもないままなので、正直しんどいかも。
ゲーム中はひたすらこれの繰り返しというのはなあ。
ここまで大変だったら、もうただのAVGでもよかった気はする。
それはそれで退屈な気もしなくはないが。

本編ではあくまでそれっぽくしか描写されない高校生活の一場面を、しっかり細部まで描写しているのはいいと思う。
各ヒロインとの人間関係もそれっぽくなっていて、ゲームだけではわからないような面も意外にしっかり浮き彫りにしている。
すぐ恋人になるのではなく、卒業時の告白を狙う設定と距離感をリアルに描写すればこんな感じかというのが、茶化しなどなしにしっかり作られているのはいいところ。

ただ青春をしっかり再現するにしても、やっぱりあのゲームはないわという感じではある。
この繰り返しの苦痛が青春だって言うなら、確かにそれもそうなんだけど。
ゲームの八割はミニゲームに終始することになるため、そこはちょっときつい。
実際エンディングを迎えるためのノルマはいうほどきつくないが、失敗込みで繰り返すミニゲームはより一層だるいかも。
他のヒロインの限定イベントなどもあるが、これも本題ではなくただのイベントでしかないのでちょっと辛い。
むしろ相手しないほうがいいというのもな。
相手して嫌われる行動をとったらエンディングに響くとか、このゲームの特性とはいえやっぱりきつい。
結局ラストに至るストーリーもなんてことのない、かなり古臭い系統の話なので、最後だけ妙に後ろ向きなのがさてこのヒロインに合うかと言われると微妙かもしれない。

面白かったのは最低の気分の時に、これまた選択としてはゲーム内でも(人として)最低クラスのヒロイン二人を引っ張り出してのWデート。
気分的に落ち込んでいる時にこの二人の組み合わせは本当にきつい。
だがこの二人はこうでないと。使い所は間違っていないのが見事。ただやっぱり精神的にきつい。
他に栗林みえが隠しキャラとして登場するなど、今となってはもう涙するしかない仕掛けもある。
彼女を知らなければ(知っていても)ただの下手な素人さんでしかない辺りがまた……めぐり愛してのEDを歌った子といい、ろくな末路を辿っていない。


本編やそれに関連する話を絡めて、うまく新しい世界を作っているのはよかったと思う。
ただゲームとしてはやっぱりもう一つかなという気も。
マウス操作もテンポを崩している以外、特にゲーム内容に寄与していないんだよなあこれに限っては。
相変わらず作りは細かいのでもったいない部分も多いのだが、まあ一回やったらもう十分。
ファンディスクとして見れば、並の類似品よりうまいのは確かなんだけど、ねえ。
ただ単品として考えると、やっぱり実験作の域は出ていないかな。

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