HD600 レビュー・評価

満足度：4.78

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング—位

集計対象30件 / 総投稿数30件

1. 5 80%
2. 4 20%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.36	4.19	-位
高音の音質 高音部の音質の良さ	4.78	4.15	-位
低音の音質 低音部の音質の良さ	4.55	4.12	-位
フィット感 装着したときのフィット感など	4.40	4.08	-位
外音遮断性 外の音を遮断するか	2.46	3.79	-位
音漏れ防止 音漏れを防止するか	2.14	3.79	-位
携帯性 コンパクトさ	2.12	3.86	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[Einzbern]

2025年11月24日 06:24 [1996248-3]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	無評価
音漏れ防止	無評価
携帯性	無評価

高級機や最新型が必ずしも最適解ではないと思わせてくれる機種

制作年代の古い機種なので音質についてのレビューは出尽くしている感がありますが、初期のロットより最近のロットの方がチューニングが現代風というか分離感が増して高音も少しキラキラな感じになっているようです。
それでも、最新型やモニター系、平面駆動型に比べるとひと膜被っている感はあります。

自分が思うHD600の良いところと言えば、高音や低音の音質などよりも全体のバランス感です。
最新技術でいくら分離感や音質を良くしても、すべての音がバラバラに自己主張したりすると演奏としてまとまりのない、制作者の意図しない印象の音楽になってしまうこともあり得ると思います。
そのようなこと無く音楽の全体感を味わえるという意味では、年代や流行に左右されない普遍性のある機種だと思います。

余談です。
自分はHD650を持っているのになぜHD600まで買ってしまったのか？
同時期にモニターライクなSONYのMDR-M1STも買ったけど、聴き比べて思ったことはゼンハイザーの決してヒステリックにならない上品な音が自分は好きなのだと気づきました。
解像度やキラキラ感がアップした660S2がしっくりこなくて手放したのもその辺りの理由だと思います。
なので、音楽を集中してがっつり聴く時はHD650、PCを触りながらや作業中の流し聴き、動画等にはHD600で使い分けています。

[白蛇紋章]

2024年10月27日 19:34 [1896498-2]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	4
フィット感	4
外音遮断性	3
音漏れ防止	1
携帯性	1

1997年、既にベンチマークを築いていた銘機

15年ほど前にサウンドハウスさんの試聴機で聴いた時の印象は、時に光る部分も感じられるが、なんせ音がこもっているという強烈に悪い印象でした。
それから、一度も購入の選択肢に入りませんでしたが、巷の高評価を見て疑問を感じた事から、様々なヘッドホンを取っ替え引っ替えしてきた15年越しに、再度当機を試してみることにしました。

【使用環境】
SONY HAP-S1→DDC→MUTEC MC3+(10Mhz外部クロック入力)→MYTEK BROOKLYN DAC＋→LUXMAN P-750uMARK�U→本機

【デザイン】
これぞゼンハイザーという憧れのデザイン。なにもいう事は無いです。この大きな楕円形のハウジングが非常に特長的です。

【高音の音質】
開放型ながら音の先が丸くなる事がなく、ある種鋭さを持った繊細な高音です。鋭いと言えども耳に刺さるようなキツさがあるという意味ではなく、高精細に音を描く鋭さです。

【低音の音質】
非常にまとまりがよくボワつかずタイトに解像感も高いです。量感としては、ちょうどいいと感じます。全体の下支えをする役割を十分に果たしています。

【フィット感】
ややキツめですが、これが開放型に起こるスカスカのイメージを完全に払拭し、密閉型のような音密度の高さを実現するのに一役を担っていると思います。

【外音遮断性】
意外にも、音楽を聴いている間は外からの音は入りにくいように感じます。

【音漏れ防止】
当然の如く、大いに漏れます。

【携帯性】
携帯して外で使用するには音漏れが大きくかなり勇気がいると思います。

【総評】
先ず、15年前のイメージが何だったのか？と思うほどの素晴らしい音に感動しました。
どの音域も主張しずきない、これぞフラットというキャラクターながら、どの音域も高いレベルで完成しています。
個人的には、どちらかと言うと密閉型ヘッドホンの高密度、高解像度の音を好む一方で、サウンドステージの広さは欲しいながら開放型にありがちなやや遠めの薄い音は苦手な体質なのですが、当機はそのように感じさせません。
当機は、開放型の良さである奥行きのある空気感を纏いながら解像感のある芯の強い音を出すという事に成功しています。過去に使用したAKGのK712PROやbeyerdynamicのDT1990PROも同じ傾向がありましたが、そのレベルを超越している印象です。
因みに、mogamiのバランスケーブルにリケーブルすると更にサウンドステージが広がり透明感が増しました。
しかし、これが17年前の1997年に発売されていたとは恐れ入ります。ヘッドホンの進化が無いのか、HD600が時代の先を行っていたのか…後者なのでしょうね。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[乗ってこ0723]

2024年10月19日 12:53 [1894549-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	3
音漏れ防止	3
携帯性	3

リファレンスとはこれ以上でも以下でもない

RME ADI-2/4PRO SEとELSOUND安定化電源15V4Aと

【デザイン】
２０世紀からのデザイン

【高音の音質】
フラットでこれ以上もこれ以下もなし

【低音の音質】
フラットでこれ以上もこれ以下もなし

【フィット感】
HD660S2と一緒で良好

【外音遮断性】
オープンなので

【音漏れ防止】
オープンなので
【携帯性】
考えてないでしょう

【総評】

究極のフラットでリファレンス　探していたのはこれだった。
結局いろいろ買ってこれ以上のリファレンスはないです。

なにか特徴を求めているのであれば特徴がないのがリファレンス
なのでおそらくHD-600は聴いていて面白味はないでしょう。
だから試聴で叩いている人がいますがこの機の目的が違う。
そういう方はHD650とかHD-660Sのほうが向いています。
それでもまだ特徴はないのでオーディオテクニカATH-SR9
がお勧めです。高解像度だがリファレンスとは対極にある
比較的高レベルの製品です。

ちょっと私の使い方はDACがRME ADI-2/4PRO SEを使っていて
録音状態とかありのままの音を調べているのでHD-600になっています。

フラットとはなにか
オーディオテクニカ　ATH-R70x
SHURE(シュア)　SRH1840BK

これは候補にしました。
オーディオテクニカ　ATH-R70xは買いました。
シュアは低音が誇張されているとのことでやめました。

録音評価にHD-600をずっと使っていきます。

主な用途

音楽

その他

接続対象

PC

[Saint Bernard]

2024年10月19日 07:37 [1861281-2]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	無評価
音漏れ防止	無評価
携帯性	無評価

名機の評価は決してダテではない・これぞ名門メーカーの矜持

2024.10.19　記述を追加修正

【環境】
Windows PC（TEAC HR Audio Player）→SAEC SUS-380→TEAC UD-505→純正4.4mmバランスケーブル→本機
すべてクラシックとジャズの2.8MhzのDSD音源での印象です。

【デザイン】
変な言い方ですが、「特徴のない最高の普遍的デザイン」だと感じます。
何の飾りもないストレートなヘッドバンドに楕円形のハウジング、本当にそれだけの「普通の何でもない」デザインですが、なぜか風格を感じさせるのが、不思議ですごいと思います。
伝統のなせるわざ、なのでしょうか。
イヤーパッドやヘッドバンドに質感の演出では有利ながら経年劣化の避けられない本革や合成皮革を使用していないのは、長年変わらずに愛用してもらえるようにというメーカーの善意と思います。
それでも傷んだ場合に、イヤーパッドのみならずヘッドバンド内側のパッドまでユーザーが交換可能なのは珍しいと思います。
長年経っても音質が競合他機に負けることなく最高レベルを維持させ、ユーザーを納得させ長く使い続けてもらうという信念・自信もあってのことでしょう。
メーカーとしての確固たるポリシーをぶれることなく長年貫き通してきたからこそ、今日の名声があるのでしょうね。

【高音の音質】
鳴らし始めはやや高域上端のレンジが詰まっている印象でしたが、まる1日鳴らしたところスカッと解放されたような音に変わりました。
管楽器クインテットでは、フルートやオーボエの最高音の艶やかさとホールの残響が気持ち良いです。
バイオリンの独奏では、弓を弦に当てる角度をわずかに変えているのが分かるほどに精細な表現です。
ジャズのシンバルが、まるで自分の耳のそばで叩いているかのようにリアルで、少々気持ち悪いほどです。

【中音の印象】
ベートーベンの第九の第四楽章を聴き込みましたが、プロの声楽家は「腹で声を出している」ということを今更ながら改めて感じました。
ソプラノの透き通った突き抜けるような伸び、バリトンの腹筋の動きを感じさせる図太さと発声を微妙に変える技巧の表現、合唱のスケール感が素晴らしいと思いました。

【低音の音質】
わずかにソフトな感触ですが、重心の低いどっしりした土台という感じがします。
チェロとコントラバスの二重奏では、チェロののびやかで艶のある感じとコントラバスのずっしりした最低音の地を這うような表現が気持ち良いです。
大編成オーケストラのスケール感が独特で、少し離れたところからステージ全体を眺めながら演奏を聴いているような感じがします。
音場感という表現をよく目にしますが、この感覚のことを言うのかと思いました。
他のヘッドホンにはなかった感触で、本機の特徴なのかと思います。

【フィット感】
最初側圧が強めでしたが、時間が経ち弱まってきて馴染みました。
ベロアのソフトな感触のイヤーパッドに耳全体がしっかり覆われ何か安心感のようなものを感じます。
スライダーの動きに剛性感があり、造りがしっかりしていると感じます。

【外音遮断性・音漏れ防止・携帯性】
開放型のフルサイズのヘッドホンですので、外音遮断や音漏れや携帯のことは製品としてもともと考慮されていないと思いますので、ノーコメントで失礼します。

【総評】
以前同社のHD650を所有したことがありましたが、音全体にどこか膜がかかったようで抜けが今一つ良くない感触が馴染めず手放したことがあります。
しかし本機はそのようなことはなく、全音域がくっきりしていて精細でスカッとした抜けがあり、聞いていて本当に気持ちが良くて何時間でも聴いていたくなります。
長年の名機・本物との高評価は決してダテではなく、メーカー自身の製品造りの揺るぎないポリシーの裏付けがあってのことと思います。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[ジェネローション]

2023年7月3日 04:49 [1733485-1]

満足度	4

デザイン	4
高音の音質	5
低音の音質	3
フィット感	4
外音遮断性	無評価
音漏れ防止	無評価
携帯性	無評価

ウェルバランス、高音域の美しさ。

2万円オーバーのヘッドホンは初めて購入しました。
以前はゲーミングヘッドセットで音楽を聞いていましたが、より良い音で聞きたくなり、本機を視聴して購入しました。
ユーチューブのエージング動画を100時間再生＆購入3ヶ月経ったのでレビュー。
再生環境はWinPC(iTunes＆TuneBrowser)→FiioK9→本機(バランス接続)
【デザイン】
ゼンハイザーだな…というデザインですね。青いエンブレムが気に入ってます。

【高音の音質】
本機の本領域です。アコースティックギターの弦の振動が視えてくるような音です。オーケストラやジャズにぴったりだと思います。
女性ボーカルが気持ちよく聞こえます。
エージング前は音量を上げるとキンキンしました。

【低音の音質】
ちょうど良い、または、音源によってはちょっと物足りない？くらいだと思います。タイトな低音。
K-POPなどの低音強めのマスタリングに合います。

【フィット感】
最初はちょっと強めに感じました。徐々に慣れました。
自分は頭がデカいので、小顔の皆様なら大丈夫かと。

【外音遮断性】
オープン型なので周りの音が聞こえます。音量を絞れば会話できます。

【音漏れ防止】
ダダ漏れです。漏れてしまうから、このヌケの良さでしょうね。

【携帯性】
携帯性無し。音漏れも凄いのでこれを外で使う強者は居ないでしょう。

【総評】
初めはHD599を購入予定でしたが、断然本機の方が良いと思いました。599は中、高音域がガチャガチャします。
非常にバランスの良いヘッドホンと言うのでしょうか。これが作曲者が聴かせたかった音なのかと、思いを馳せる日々です。



ちなみに妻に内緒でHD6xxも我慢できずにさっき注文してしまいました。

主な用途

音楽

映画

接続対象

オーディオ

[Beretta92f]

2023年5月1日 17:57 [1710046-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	4
フィット感	4
外音遮断性	無評価
音漏れ防止	無評価
携帯性	無評価

マイリファレンスＨＰ

すっかりＨＤ６５０脳に出来上がってしまって、ほかの何を聴いても音が軽くて平坦に思えるそんな中、十数年前に聴いてゼンハイザーの良さを教えてくれた６００の音がやはり忘れられず、新仕様の当機をポチってしまったけれども、当時と変わらず明瞭で結構下まで伸びる低音は健在で、同じ音源聴いても第七頸椎あたしまでズシンとくる低音は昔から変わってなくてホント買ってよかったと納得しています。

リスニング用に全振りしてる６５０とは違いモニターライクな使い方ができる600はマイリファレンス機としての役割をきっちり果たすヘッドフォンとなっています。HP-A8mk2に同時2本差しして脳内補正がかかる前にとっかえひっかえ聴き比べしましたが600のオールマイティー度は素晴らしいと思いました。
ＨＤ６００やっぱいいヘッドフォンです。

主な用途

音楽

映画

ゲーム

テレビ

ラジオ

その他

接続対象

オーディオ

[モンキー・D・GAAP]

2023年3月15日 14:59 [1692724-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	4
フィット感	4
外音遮断性	3
音漏れ防止	3
携帯性	3

ひとつの完成形であり、その輝きは今なお増し続ける。

思うにゼンハイザーの、いやハイエンドのヘッドホンとして然るべきクオリティの音はこの1997年発売のHD600ですでに完成されている。

対抗馬となるK701が2005年に発売されているが、その10年近く前の20世紀にゼンハイザーがこの音に至っていたことには驚嘆に値する。

音の傾向は後発の600シリーズと異なり、まさに「リファレンス」機であり解像度の高さとフラットさを併せ持っている。この点で650等より気にいる方も多いだろう。私も650を手放したお金でそのまま本機を購入しました。

その特徴に「ゼンハイザーらしい中低域の厚み」がほんの少しだけ加わることで、音に魂が吹き込まれ、驚くべき音の情感が表現される。（ほんの少しというのがミソです。）

色々なヘッドホンが手元にあり、現在の使用率は高くありませんが、たまに引っ張り出すとこのなんとも言えない音の疲れなさは特筆すべきものがありますね。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[湘南MOON]

2022年3月2日 06:53 [1557239-1]

満足度	4

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	4
フィット感	4
外音遮断性	2
音漏れ防止	2
携帯性	2

癖のないバランスの良い製品

【デザイン】
定番のデザインです。
【高音の音質】
高音の量感はちょっと少なめですが、聴き心地の良い音色です。
音の厚みや音の広がりも納得できます。
【低音の音質】
低域までしっかりと出ていますが、量感はちょっと少なめです。
【フィット感】
頭頂部は大変快適です。オープンエアですから当然のことがなら耳は押さえつけられず、耳元のフィット感は最高で、長時間装着もOKです。
【外音遮断性】
開放型なのでそれなりです。
【音漏れ防止】
開放型なのでそれなりです。
【携帯性】
大きめですが、室内のみの使用ですので、気にしません。
【総評】
かなり高インピーダンスなので、アンプがあった方がよいです。
私は、ADI-2 Pro FSからUSB DAC/ADC Nu 1に乗り換えましたが両方とも納得できる音でした。
200H程度使用して、音が落ち着いてきた感じです。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[ディープリズム]

2022年1月30日 10:58 [1544505-2]

満足度	4

デザイン	5
高音の音質	無評価
低音の音質	無評価
フィット感	無評価
外音遮断性	無評価
音漏れ防止	無評価
携帯性	無評価

不変であり普遍的な音

聴感ではフラット、ウェルバランス。

クラシックを主に聴いていて、楽器の奏者経験があれば、HD600か密閉型ならt3-01の二択でしょう。

t3-01の方が接続環境を選ばず、若干ボーカル域が盛られてるのでボーカルもの、特に女性ボーカルが好きならt3-01に軍配が上がる。

HD600は接続環境が悪いと重心が高い定位になりやすい。

過去に掲示板で「色々聴くのでフラットな音のヘッドホンを・・」といった質問を多く見かけましたが、結局「フラットで普遍的な音＝ベスト」とはならず、再発売当初に沢山売れて、沢山中古が並んだ機種です。

フラットで万能な音を要求する割には癖のある音や、ある程度ピークがある音が好きな人がほとんどなのが現実で、需要がある。

だから音場を広く（音が広く定位する、単楽器の音楽でも音の広がりが豊かにするようにする）っていう方向に舵を切ったり（HD800系）、現代音楽に合うように味付けすれば売れるんじゃないかって方向に舵を切ったり（HD660s、HD700など）、HD600をベースにしてゼンハイザーの音作りの苦悩、迷走を思い描きながらHD600の音を楽しむのが上級者かなと（謎

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[てへぺろ晃之：P]

2022年1月17日 11:47 [1540412-1]

満足度	5

デザイン	3
高音の音質	4
低音の音質	4
フィット感	3
外音遮断性	1
音漏れ防止	1
携帯性	1

メガデスのムステイン大佐ご愛用

ノートパソコン、USBケーブル、Grace designのm902にて使用しています。全域、フラットで聴きやすいです。余談ですが、メガデスのムステイン大佐がご愛用（愛用なのか使用なのか）している模様ですね。Twitterで見かけました。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[occhoko8]

2021年8月31日 10:45 [1488346-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	1
音漏れ防止	1
携帯性	2

20年間手放すことなく愛用しつづけられる銘機

2001年に購入してから2021年の今日まで20年間，故障もなく，すばらしい音を奏でてくれる銘機です．

メーカーが仕様を大きく変更することなく，ハイレゾ時代のいまも本機を生産し続けているというのも地味にスゴイなと思います．方向性は違いますが，SONY MDR-900ST や MDR-7506，同社の HD25，AKGの240S，beyer の DT770PRO などと同じく，時代の変化に影響されずに今でも通用する個性を持つヘッドフォンとしてメーカーには頑張ってもらいたいです．

さて，音質については他のレビュワーの方も書かれているようにいろんな見方があるかと思いますが，長年使い続けているユーザの目線で本機の特徴や魅力をコメントしたいと思います．

・CDPやプリメインアンプ，DACのヘッドフォン出力などいろいろなつないで使ってみてあらためて，パンチのあるヘッドフォン出力（オペアンプ）につながないと本機のいいところが引き出されないなと感じます．低歪み，低ノイズな高品位なオペアンプが使われているヘッドフォン出力とセットで使うとびっくりするくらい音が変わります．

・リケーブルについて．HD600シリーズはリケーブルできることも魅力の一つですが，オヤイデのHPC-35HDX や FURUTECH の IHP35S などを長年試してみて思うのは，結局標準のケーブルが最も音のバランスが良く，かつインピーダンスの関係もあり本機のパンチある解像度を発揮できるということです．リケーブルすると一見 S/N が向上したような，メリハリが出て見通しがよくなった感じが（最初は）するのですが，インピーダンスの高い標準ケーブルを使って電気をたくさん流してやる方がトータルでバランスの良い，低音はタイトで全体も高解像度な音がでると思います．

・音の中域や低域の密度感は，最近のハイレゾ仕様，低インピーダンスな高級ヘッドフォンでは出せない独特な質感があり魅力です．バランスが良く，疲れない音です．ヘッドフォンという機器は音楽を楽しく，音楽的に再生してくれないといくらスペックが高くても仕方がないところがあります．冒頭に挙げた他社の銘機もそうですが，刻の試練を経ていまなお愛用されているヘッドフォンには値段やスペックだけでは語れない，独特の良さがあると思います．

20年使って続けていますが，最近のDACは高インピーダンスなヘッドフォンをドライブできる優種なヘッドフォン出力がついていて，本機の出番がまた増えました．末長く愛用したいと思います．

主な用途

音楽

映画

接続対象

オーディオ

[CBA01]

2020年7月13日 07:14 [1347357-1]

満足度	4

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	4
フィット感	3
外音遮断性	2
音漏れ防止	2
携帯性	1

個性、推し、特色が感じられない。

スマホにMOJOを繋いで試聴をしました。

感想ですが
個性、推し、特色が感じられないです。

高いヘッドホンを折角買うなら「あぁ、いいなぁ」って悦に浸る時間が欲しいのですが
色々な曲を聞いてもどの音程でもそれが感じられません。

全部の音が80点90点みたいな鳴り方をするだけです。

モニター型のヘッドホンを否定するつもりではありません。
モニター型でも高音が伸びるとか深みのある低音を鳴らしてくれるヘッドホンが好きです。
(HD600は音量バランスが取れているだけで魅力を感じない。)

ｾﾞﾝﾊｲｻﾞｰの音が好きで一つで終わらせたいという人には良いのかも知れませんが、使い分けて使う場合に敢えてコレを選ぶっていう理由が見つけられないです。

MOJOで聞くならHD650の方を推したいですね。

[とっちゃんぼうや16]

2019年11月7日 14:47 [1273799-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	5

くっきり、すっきり！素晴らしいHD600

昨日、ヨドバシカメラ梅田で買いました。HD650も良いが，HD600は癖のないバランスの良い製品ですね。聞きやすいです。
これから楽しみます。

主な用途

音楽

接続対象

ポータブルプレーヤー

[hirotaka1975]

2019年10月5日 04:18 [1265264-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	3

ハイレゾ登場以前からハイレゾ対応の、名機種。

昔のHD600を長く20年くらい？使っていて、壊れてしまって。
ああ、もう、手に入らないだろうなーと諦めかけていたら、
なんと、出るという情報で、購入しました。
クリアな音も変わらないし、素直に響く中音域。低音を強調しすぎない、バランスの良さ。
音楽に浸れます。
デザインも前と変わらず、言うことありません。素晴らしいです。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[プレーリーウェーブ]

2019年9月28日 13:20 [1262943-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	4
フィット感	5
外音遮断性	1
音漏れ防止	1
携帯性	1

HD650とは全く違います。

HD650とは全く違います。HD650は低音の量が多く、音像が大きく音場もあまり広くなく、角が全く無く刺激の無いまろやかな芳醇で厚みのある豊かなリラックスできる音質です。かと言って、解像度は良く、音はクッキリしています。そこが HD650の1番気に入っているところですが。
HD600は、高域から低域までフラットで、クリアさを感じる音色です。音場も広く、こもり感は皆無です。AKG K702に近い音色に感じます。どちらかというと、K702をベースに、解像度を上げて厚みを増した様な音質に感じます。解像度が高いので、オーケストラの各楽器がクッキリと分かります。モニター用のヘッドホンだと思います。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ