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放射線測定器・線量計 のユーザーレビュー

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プロフェッショナルレビュー
放射線測定器・線量計 > エステー > エアカウンターEX

神野恵美さん

  • レビュー投稿数:510件
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プロフィールライター・編集者。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、現地邦人向けのメディアなどにも関わる。帰国後は、新聞、雑誌、ウェブ媒…続きを読む

満足度4
機能性3
使いやすさ4
携帯性4
測定値の見やすさ4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

手のひらにしっくり収まるサイズ

シリコンジャケットを外した本体

センサーは裏側に

   

エアカウンターSとの比較

   

原発事故後、急速に需要が高まった放射線測定器の家庭で手軽に使える製品としてエステーが発売した“エアカウンター”シリーズの中でも3代目にあたる最新機種。実売4000円前後の従来機種に比べて高価な理由は、放射線の検出器に「CsIシンチレーション式」を採用していること。従来の2製品は、シリコン半導体と呼ばれる検出器により測定していたのに対して、シンチレーション式はより精度が高く、測定時間も短くて済む。測定時間は30秒と、最長2分だったエアカウンターSに比べて約1/4に大幅に短縮されている。

また、測定範囲もこれまでの0.05μSv/h〜9.99μSv/hから、下限が0.01μSv/hまでに拡大。エアカウンターSの場合、現在、首都圏の放射線量は0.05μSv/h以下になる場合がほとんどで、測定不能で点滅してしまう。それはそれで安心ではあるが、その以下の数値でも知りたい場合には持っていると安心できる。

試しに都内数カ所をエアカウンターSと一緒に測定して比較して歩いてみたところ、エアカウンターSよりも総じて低めの数値でありながら、相対的な傾向は連動している印象を受けた。エアカウンターSで採用されているシリコン半導体はシンチレーションよりも高めの数値が表示されると以前から言われていたので納得できるものだ。以前、他のメーカーのシンチレーション式放射線測定器と比較した場合とほぼ同じ傾向だった。

使い勝手に関しては、測定時間の短縮以外にも配慮が行き届いていると感じた。まず手のひらにすっぽり収まるサイズで、屋外でも人目を気にせず測ることができる。棒状のエアカウンターSは持ちやすいけれども屋外で測っていると目立ってしまい、人目を引いてしまうところが少々難点だったが、こちらは人知れずさりげなく測れる点が秀逸。また手に握りやすい丸みを帯びたフォルムで、9グラムと軽く、中央の大きめのボタンを押すだけと操作もしやすい。

本体を保護するためのシリコンジャケットが付属しており、万が一落としたりした場合も安心な上、手になじむフィット感は手が滑って落としてしまうのを防ぐ役割もある。着脱時は少々面倒だが、頻繁ではないし、本体の汚れやホコリも防いでくれ、ジャケットは丸洗いできてしまうのもありがたく、細かいところで何気に気が利いている商品だ。

参考になった4

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放射線測定器・線量計 > エステー > エアカウンターEX

鴻池賢三さん

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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。ビジュアルグランプリ審査員。THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。日本オーディオ協会 諮問委員。「デジタルホームシアター普及委員会」委員。

専門誌、ネット、テレビなどのメディアを通じて機器の選び方…続きを読む

満足度4
機能性5
使いやすさ5
携帯性4
測定値の見やすさ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

取説のほか、小冊子「正しく覚えよう 放射線の基礎知識」が同梱

手の平にスッポリ収まるコンパクトサイズ

原子力規制委員会/放射線モニタリング情報 WEBサイト

   

実際に、観測地点付近に出向いて測定してみました

   

サンプル機を借り受けてのレビューです。

【機能性】
従来製品に比べ、検出器にCsIシンチレーション式を採用し、ガンマ線検出感度が向上しています。
結果、使い勝手が向上しています。
●「エアカウンターS」より測定時間を短縮(2分→30秒)
●測定できる最小値が、0.05μ→ 0.01μSv/hに拡大し、全国で平均的な線量の地域でも、日常の変化が掴める。
●ガンマ線検出時にブザーが鳴る機能を追加。移動しながらのホットスポット探索もし易い。
●低消費電力化。スペック値で、連続使用約125時間。


【使いやすさ】
ボタンは1つで、押すだけで測定を開始します。どなたでも迷わずに使用できると思います。
測定には約30秒かかりますが、ボタンを押した直後から予測測定値(数値)が表示され、以後、刻々と平均化された数値が表示される仕組みなので、待たされる感はありません。
なお、本機では、測定値のみ表示されるので、状況判断には、数値を判定する知識が不可欠です。
この点については、付属の小冊子「正しく覚えよう 放射線の基礎知識」と、取扱説明書をよく読み、正しい測定の仕方や数値の見方などを身に付ける必要があります。
(ユーザーが知りたいのは、総合的に環境が安全か否かだと思いますので、安全性を数段階のレベルで表示してくれるとより使い易いように思います。一方、機械的な判定は不安を煽る可能性もあるので、数値の表示に徹し、ユーザーが判断を行うのは適切かもしれません。)


【携帯性】
写真の通り、手の平にスッポリ収まります。数十回測定してもバッテリー残量ゲージは低下せず、電池の持ちも良いようで、携帯性は優れていると言えます。


【測定値の見やすさ】
測定値の数字はサイズが大きく、コントラストも良くて視認性は良好です。


【総評】
測定精度の評価については、専門機関でないと困難と思いますが、測定値を公開している観測ポイント(大阪府立公衆衛生研究所)の近辺で複数回測定し、比較してみました。

筆者が本機で測定した結果(大阪府立公衆衛生研究所前、地上高1m、12月6日10:00am):
1回目: 0.05 μSv/h
2回目: 0.13 μSv/h
3回目: 0.05 μSv/h
4回目: 0.04 μSv/h
5回目: 0.04 μSv/h

大阪府立公衆衛生研究所の測定値(原子力規制委員会/放射線モニタリング情報 WEBサイトより)
1m高さの推計値: 0.081μSv/h (測定は地上高20mで0.044μSv/h)

測定値を見ると、数回測定して、適正と思われる数値(今回の測定では0.04〜0.05μSv/hが妥当?)を見極めるのが大事なようです。大阪府立公衆衛生研究所の推計値との相関性は、当方では解りませんのでコメントは控えますが、ご参考までに。

さいごに、機能性と用途の総括ですが、測定開始から約30秒経過すると、その後は5秒毎に更新されます。ブザー機能をオンにすると、放射線を受けたときに音で知らせてくれます。生活圏で簡易的にホットスポットを探索する用途には、本機は役に立つと思います。

参考になった3

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放射線測定器・線量計 > エステー > エアカウンターS

神野恵美さん

  • レビュー投稿数:510件
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プロフィールライター・編集者。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、現地邦人向けのメディアなどにも関わる。帰国後は、新聞、雑誌、ウェブ媒…続きを読む

満足度3
機能性2
使いやすさ3
携帯性3
測定値の見やすさ3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

電源を入れて35秒後に予測線量を表示する。

スティック状の本体で握ったまま静止して測りやすい。

HORIBAのRadiとの比較例。全体的にやや高めの結果が出た。

 放射線の検出体に、「フォトダイオード」と呼ばれる発光素粒子を使っってγ線の線量を測る放射線測定器。測定範囲が0.05μSv/h〜9.99μSv/hなので、低線量の地域では測定不能の表示となる場合が多い。

 また、地表から1メートルの位置で最少測定時間は2分。2分経過後は過去1分間の線量の平均を表示する。

 常に一定でない、放射線量の性質を考えると仕方がない面もあるが、線量が安定しないこともあるため、正確な数値を知りたい人には向いていない。シンチレーション式の線量計と携行して測定した結果と比較してみたところ、放射線量の上がり下がりや相対的な傾向は、スペックにあるとおり測定誤差±20%以内に収まる感じである程度の信頼性は感じたので、身の回りの放射線量の傾向や極端に線量の高いホットスポット探しといった使い方には価格相応の価値はあるだろう。目に見えない放射線を手元で数値というかたちで表示し、感覚的に理解することにより、不安を払しょくできるという効果もある。

 ただし、何度か測ってみて、自分の生活圏内の線量がある程度わかって一度安心してしまうと、以降使わなくなってしまう可能性もある。しかしながら、放射線量に関する不確かな情報がネットで広まった際にも、手元にあればいつでも自身の手で測って確かめることができるので、精度は価格相応であることを理解した上で、消火器のように手元に一台用意しておいてもあまり損には感じないだろう。

参考になった9

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