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エアコン・クーラー のユーザーレビュー

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エアコン・クーラー > アイリスオーヤマ > airwill IRR-2219GX

神野恵美さん

  • レビュー投稿数:487件
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プロフィールライター・編集者。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、現地邦人向けのメディアなどにも関わる。帰国後は、新聞、雑誌、ウェブ媒…続きを読む

満足度3
デザイン3
使いやすさ3
パワー4
静音性無評価
サイズ3
除菌・消臭無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

下から見上げた外観

本体横からの外観

本体上側

 

室内機の前面パネルには室温が表示される

付属のリモコン。リモコンにも温度センサーを搭載し、周辺の温度を測定できる

 

2017年から市場に初参入したアイリスオーヤマのルームエアコン新製品。従来製品の系譜を汲む「AWシリーズ」に対して、新たなシリーズ。無線LAN搭載・AIスピーカーに対応する「AWシリーズ」に対して、冷房能力を強化したシリーズ。4月下旬に行われた新製品説明会でチェック。

冷房運転で"猛暑モード"を搭載しているのが一番の特長。冷房時の定格能力は2.2kWの仕様だが、猛暑モードに設定すると、6畳用では業界最大クラスの3.5kWの冷房能力を発揮できるという。通常、日本のエアコンの冷房運転では、外気温が35℃以下での動作保証がされているが、これにより本製品は外気温が47℃まで冷房能力を担保できるという。

また、猛暑モードでは、従来機に比べると、冷却スピードは約2倍。例えば室内温度35℃の場合には、24℃まで冷やすには、通常50分かかるところを23分で到達できるとのことだ。

ただし、機能は結露水によって熱交換器を洗浄する内部清浄機能、タイマー運転、おやすみモードなど、極めてスタンダードなものに厳選される。

冷房能力としては高い性能を備えていながら、その他の機能を最低限に留めることで、リーズナブルな価格に抑えた製品だ。

現在のエアコン市場は、性能や機能が高いと価格もそのぶん高いという選択肢がほとんどだ。そうした中、消費者が重視したい要素を厳選し、価格を無理に吊り上げないという選択肢を広げるという、"ユーザー本位"の製品企画姿勢に敬意を表したい。

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エアコン・クーラー > アイリスオーヤマ > airwill IRW-2219A

神野恵美さん

  • レビュー投稿数:487件
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書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、現地邦人向けのメディアなどにも関わる。帰国後は、新聞、雑誌、ウェブ媒…続きを読む

満足度3
デザイン3
使いやすさ3
パワー3
静音性無評価
サイズ3
除菌・消臭無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

多機能化よりも必要な機能に絞り、そのぶん、消費者の手の届きやすい価格を実現することをモットーとするアイリスオーヤマのルームエアコン。2017年にエアコン市場に初参入して以来2年経ち、新たに企画された新製品。4月下旬に行われた、メーカー主催の商品説明会でチェック。

従来モデルから、低価格帯のエアコンでありながら、無線LANを標準で搭載していたのが特長のアイリスオーヤマのエアコン。本製品でもその路線を踏襲し、新たにスマートスピーカーによる音声操作にも対応したのが特長だ。専用アプリと無線LANと連携し、GoogleアシスタントとAmazonのALEXAに対応したスマートスピーカーを通じて、声により、電源のオン・オフや温度調整、運転モードの切り替えができる。

人の在室状況を検知して、運転制御を自動で切り替える人感センサーの搭載や、冷房または除湿を10分以上運転した後に停止すると、自動で室内機の内部を乾燥させる内部洗浄機能、オン・オフ大麻、おやすみモードといった機能は継続して搭載。

従来モデルは、冷房時の適用畳数が6〜9畳用と、8〜12畳用の2タイプだったが、11〜17畳用が追加になっている。冷暖房の定格能力や消費電力、室内機の本体サイズは基本的には同じだ。6〜9畳用、8〜12畳用のスタート時の価格はともに従来モデルより+1万円となっているが、現状、10万円以下のこの価格帯で標準でスマートスピーカーによる音声操作まで対応したエアコンはこのシリーズのみなので、予算上、他社のフラッグシップモデルは手が届かないけれど、Wi-Fi×スマートスピーカー対応の製品が欲しいという消費者にとっては、まさに"大穴"と言うべきありがたき存在だ。

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エアコン・クーラー > パナソニック > エオリア CS-WX409C2

神野恵美さん

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書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、現地邦人向けのメディアなどにも関わる。帰国後は、新聞、雑誌、ウェブ媒…続きを読む

満足度4
デザイン4
使いやすさ4
パワー無評価
静音性無評価
サイズ4
除菌・消臭4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

側面からの外観

稼働時の外観

"アクティブクリーンフィルター"非搭載機(右)との空気浄化スピードの比較

オートクリーンシステムによる効果

オートクリーンシステム非搭載機の場合、同じ稼働時間でもここまで内部が汚れている

「つけっぱなし判定」機能のスマホアプリ画面

パナソニックのルームエアコン「エオリア」ブランドのフラッグシップモデルにあたる"WXシリーズ"。2018年9月中旬に行われた記者発表会を取材。

他の大手家電メーカーのフラッグシップ機同様、無線LANを内蔵。専用のスマホアプリで遠隔操作や室温の確認が行える他、リモコンでは設定できない運転モードが利用できる。

他社のフラッグシップ機同様に、"エオリアAI"と呼ばれる人工知能(AI)も搭載。民間の大手気象情報サービス会社・ウェザーニュース社と提携し、PM2.5や花粉の飛散予測データから、室内への侵入状況を予測して、先読みで空気清浄運転を自動で開始する。エオリアと言えば、「アクティブクリーンフィルター」と呼ばれる集じんフィルターを空気の吸い込み口に装備して、冷暖房とともに浄化した空気を送り出すのが特長だが、AIによる自動制御運転と組み合わせることでその効果を強化する。

また、従来モデルから、熱交換器や送風ファン、送風路などの部品に、汚れが付きにくいコーティングが施されているのも特長だ。パナソニック独自のイオン発生技術「ナノイーX」の効果と合わせて内部のカビを抑制する機能など、内部の清潔性にもこだわっている。

スマホアプリが提供する機能として、「つけっぱなし判定」がおもしろい。エアコン運転時の電気代のシミュレーション機能だが、任意の時間の外出中にエアコンをつけたままの場合と運転を停止した場合のどちらが経済的なのかを判定できる。AIとウェザーニュースの気象予報情報によって室温変化なども加味されるので、より現実に近いシミュレーションができるとのこと。少しでも電気代を抑えたいという人にはお役立ちな機能だ。

本製品をはじめ、もはや各社のフラッグシップモデルと呼ばれるエアコンは、冷暖房の能力では甲乙がつけがたいほどに進化している。省エネ性に関してももはや大差はないほどまでに追求されている。スマホ連携やAIによる自動制御に関しても機能自体はスタンダードで、それが実現する画期的に便利な価値はまだ見えていないというのが正直なところだ。他社と比較した本製品の価値は現状はやはり空気清浄機能も兼ねたクリーンな空調性。将来実現されるであろう便利な何かを期待値を持って待ちながらも、現状さしあたっては清潔な空気にこだわった冷暖房を求める人に選んでほしい一台だ。

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エアコン・クーラー > 三菱電機 > 霧ヶ峰 MSZ-FZ9019S

神野恵美さん

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満足度4
デザイン4
使いやすさ4
パワー4
静音性無評価
サイズ3
除菌・消臭無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

スクエアなフォルムとシンプルな外観で壁に溶け込みやすいデザイン

横からの外観

稼働時のフラップ、ルーバー部分

46℃の環境下でも室外機が動作できることを示したデモ

室内の設置イメージ

リモコン。基本は「A.I.自動」設定で後はエアコンにお任せでよい

三菱電機のルームエアコン「霧ケ峰」シリーズ、2018年フラッグシップモデル。8月下旬に行われた新製品発表会でチェックした。

独自の赤外線センサー"ムーブアイ"を2000年から搭載し、以降毎年バージョンアップを重ねて、新モデルは9世代目となる。センサーは360°室内を見渡し、床温度、壁温度、壁からの距離、人の位置、人の状態、身体の部位、天井、日射熱、間取り、温冷感、大人・子どもを識別・検知できるのに加えて、昨年からはAIを組み合わせることで体感温度を先読みできるようになった。

新モデルではさらに湿度を検知し、温度と湿度の先読み変化に基づき、AIが自動で冷房・送風・除湿の3つのモードの中から運転を切り替え、より室内の快適性を保てるという。ここまで進化すると、正直素人にはもう何のことかわからない。ユーザーはリモコンにある「A.I.自動」ボタンを押すだけで、後は何も考えなくてもエアコンが判断して、快適さを維持してくれるということだ。

その他従来機種からの独自の機構として挙げられるのは、2基の独立したプロペラファンを搭載していること。回転数を左右のプロペラファンでそれぞれ制御できるので、エリアごとのよりきめ細やかな空調を実演する。

エアコン内部の部品には、フッ素粒子と親水性皮膜を名のレベルで配合した"ハイブリッドナノコーティング"が施され、自動お掃除機能付きのフィルターユニットや、前面パネル、後フラップといったパーツも簡単に外すことができ、手入れを手軽にできる。

新製品は、従来は43℃までだった屋外温度の正常作動保証が46℃までアップして、猛暑にも耐用できることを謳う。高価だが、三菱電機が有する最先端・最高峰の技術と性能が詰め込まれた文字通りのフラッグシップ機。今現在の最高の家庭用の空調技術を体験できる製品の1つであることは間違いない。

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エアコン・クーラー > 日立 > ステンレス・クリーン 白くまくん RAS-X56J2

神野恵美さん

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満足度4
デザイン4
使いやすさ4
パワー4
静音性無評価
サイズ4
除菌・消臭無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

室内機下方からの外観

室内機、横からの外観

運転中のフラップ部分の様子

センサー類、リモコン受信部、表示部

霜を発生させて溶かした水で洗い流す"凍結洗浄"のデモ

新モデルではファンに装備されたブラシを使ってホコリを掻き取ることもできる

内部の部品にステンレスを採用した清潔設計や"くらしカメラ"と呼ばれる画像認識によって室内の様子を判断し、AIと連動して快適な運転制御を行うのが特長の日立の「白くまくん」シリーズの最上位モデル。"凍結洗浄"と呼ぶ熱交換器を凍らせて発生させた霜を一気に溶かした水分で洗い流す機能を搭載した前年モデルに続いて、新モデルではスクロールファンの部分まで凍結洗浄できる仕組みに応用、拡大した。2018年8月下旬に行われた、新製品発表会を取材した。

原理的には、ファンの外側を覆う熱交換器の内側に装備された可動式のブラシによってホコリを掻き取り、清掃時にファンを逆回転させること生じる風の流れで熱交換器や水受け皿に集めた上で、凍結洗浄を行い、ホコリやブラシに付着した汚れを洗い流すという流れだ。メーカーの試算では、この機能により、5年相当運転した際の期間消費電力量は約4%削減できるという。日常的にお手入れが不可能な内部部品まで自動でメンテナンスを行い、クリーンな風を送り届けるとともに、冷暖房の能力低下を抑える効果がある。自動清掃は、約42時間に1回の頻度で行われる。

数年前までは、カメラ認識を用いた自動制御技術による快適な空調機能と省エネ性の機能訴求が高かった本シリーズだが、ここ2年ほどはクリーン技術に力を入れた独自機能の開発が目を惹く。2018年のエアコン市場は、AIの搭載がすっかりスタンダードになったと感じるが、他社に先駆け早くにAIに取り組んでいた日立が逆に一言もAI技術への言及が控えめなのがなかなか興味深く、独自性という点では皮肉にもかえって目立っていたと感じる新製品だ。

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エアコン・クーラー > シャープ > AY-J40X2

神野恵美さん

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満足度4
デザイン4
使いやすさ3
パワー無評価
静音性無評価
サイズ4
除菌・消臭無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

冷房時に有効なシャープ独自の上向き気流

ルーバーを下側にも開くことができ、暖房時に有効な下向き気流

簡単に外すことができる内部部品

 

内部部品を取り外した状態。直接手を入れてお手入れがしやすい

非稼働時の外観

 

シャープのルームエアコン2018年フラッグシップモデル。9月下旬に開催された内覧会でチェックした。

前年モデルで無線LANを標準で内蔵し、人工知能と連動した学習運転機能といったエアコンのIoT×AI化では、他社に先行して挑戦的な製品を開発しているシャープのエアコン。2018年のエアコン新製品においては、いずれの技術も業界のスタンダードになった。
シャープでは「COCORO AIR」と呼ばれるスマホアプリを通して、ネットワークとAIを組み合わせた新しい機能や"価値"を提供している。新製品では、室温の変化やエアコンの操作履歴などの情報を参照して、冷えやすさや暖まりやすさなどの部屋の性能を学習できるようになった。さらに、AIが1日の生活パターンを分析・学習し、部屋の快適性を保ちながらも省エネ運転できるように自動で制御できるという。これにより、例えば帰宅時間に合わせて事前に冷暖房の運転を自動でスタート。外出先から遠隔で操作するよりも消費電力のムダがなく効率的に設定温度に到達できるなどのメリットがある。

それ以外では、目立った新機能の追加、改善などは見られない。前年モデルから搭載されている室内のイオン濃度を5万個/p3まで高めた「プラズマクラスターNEXT」の搭載をはじめ、ルーバーが上にも下にも開く機構、パーツが簡単に外せて水洗いできるお手入れしやすい構造など特徴的な機能はそのまま継承されている。

2018年モデルで、もはや無線LANやAIの搭載は珍しくないものになったが、シャープの技術で特筆すべき点は、AIがクラウド型であること。AIがハードウェアに内蔵されているのではなく、クラウド上にあるため、アップデートが容易なことが利点だ。ある程度はハード側の処理能力も求められるが、エアコン側に搭載されている人工知能に比べると、アップデートされた場合にもハードウェアのスペックにそれほど依存しないのがメリットだ。ハードを売っているメーカーとしては自らの首を絞めるような仕様だが、ユーザー視点に立てば英断とも言える。設置には工事が必要で、ある程度は長期で使用する耐久消費財でもあるエアコンのため、ユーザーとしてはうれしい仕様だ。ソフトウェアによる今後のアップデート次第で期待が持てる製品だ。

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エアコン・クーラー > ダイキン > うるさら7 AN40WRP-W [ホワイト]

神野恵美さん

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満足度4
デザイン5
使いやすさ5
パワー4
静音性無評価
サイズ4
除菌・消臭無評価

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気流を真下に向けて送る独自の「垂直気流」時のルーバーの様子

流線形のフォルムで空間になじむデザインに。表面の塗装もマットな仕様になった

センサーやリモコンの受光部といった部品も稼働時のみに露出する機構に

 

熱交換器に"除湿弁"を設けることで冷媒量を制御でき、細かな湿度調整が可能になった

壁面に直接ネジ留めできる構造にし、耐震強度をアップ

 

ダイキンのルームエアコン「うるさら7」シリーズの2018年フラッグシップモデルにあたり、通称"Rシリーズ"と呼ばれる。10月初旬に行われたメーカーの記者発表会で取材。

空調機専業メーカーのダイキンが誇るフラッグシップだけに、メーカーの威信をかけて最新鋭の技術が詰め込まれているという印象。その1つが前年モデルから搭載された人工知能(AI)。新製品では、室内の温度、湿度、壁からの輻射熱のセンシングに加えて、リモコンの操作履歴をもとに、ユーザーが好む温度や湿度環境をAIが解析し、それに見合った運転制御を自動で行う。前年モデルまでは、温度を優先に自動制御を行っていたが、新モデルでは湿度との相関性をもとに快適な空調環境が保てるよう自動でコントロールする。

また、これまでは別売で外付けだった無線LANアダプターを標準で内蔵。近年、他社も含めてフラッグシップモデルでの無線LANの搭載が標準となっているトレンドもしっかりと取り入れられた。

今年のモデルでは、ダイキンに限らず、もはや無線LANとAIの搭載は上位モデルでは標準の仕様となっている。ただし、それらを利用して消費者の生活を変える実用的な"価値"を提供するというような画期的な新規性は、まだどのメーカーも手探りの状態だ。ただし、ダイキンの場合も他社と同じように、もはやエアコンのネットワーク化はインフラの1つと考え、先行投資的な意味合いで搭載しているとのことだ。

従って、現時点でのRシリーズとしての消費者が即座に実感できる優位な機能は、従来からの気流を真下に向けて送る「垂直気流」と、室外機の周囲から集めた水分子によって室内を加湿できる「無給水加湿」というのは変わらぬまま。これに加えて、新製品では、熱交換機に"除湿弁"を設け、冷媒の流れをコントロールできる設計になった。冷媒量を調整することで、室温に影響を与えず、効率的かつ省エネに除湿が行える。メーカーによると、AIとの相乗効果によって1Wあたりの除湿量は従来機の2倍に向上しているとのことだ。

それ以外、消費者の目にわかりやすい変更点としては本体のデザイン。センサーやリモコンの受信部なども極力本体の内側に収め、稼働時の時のみ露出する機構にするなど、デザイン上のノイズを失くして、空間と調和する外観に仕上がっている。その他にも室内機の裏側をネジで固定できる構造を採用するなど耐震性能や、耐浸水性など、300以上の試験をクリアした耐久性の強化も図られている。

まさしく、現在の最先端のルームエアコンというべき存在。価格相応の技術、デザイン意匠などがここぞとばかり満載のモデルだ。空調の最先端の技術体験をするのであれば、現在のエアコン市場においては申し分のない製品と言っていいだろう。

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エアコン・クーラー > ダイキン > risora S22VTSXS-F [ファブリックホワイト]

神野恵美さん

  • レビュー投稿数:487件
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満足度4
デザイン4
使いやすさ4
パワー4
静音性3
サイズ5
除菌・消臭無評価

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同じホワイトでもマット調で壁紙と調和するデザイン

フラップ部分も機能性と外観を損ねないデザインを両立

パネル部分の質感は5層のレイヤーを重ね合わせた加工技術が用いられている

リモコンの受信部やセンサー系も本体下側に違和感なく配置

薄型化と制音化を両立させるために新たに開発されたファン(写真下)

稼働中も極力フラットで水平さを意識した美しいたたずまいを実現

ダイキンが発売したデザインエアコン第2弾。ラインナップは7種類を展開するが、製品のアイコンカラーとなっているソライロ、フォレストグリーン、ツイルゴールドはセミオーダーパネルの受注生産。標準パネルのうちラインホワイトとグレイッシュブラウンのみが量販モデルとなっている。

デザインエアコン第1弾として発売された「UXシリーズ」とは異なり、外観の形状は箱型で極めてシンプルなデザイン。壁にいかに調和させるかに重きが置かれ、センサーや、リモコンの受信部、表示部などが外側から目立たないようにスッキリデザインされているのが特長だ。

また、本体の縦横サイズは同社のフラッグシップモデル「うるさら7」と同等でありながら、奥行きの薄型化が図られている点が特長。壁に設置された際の出っ張り感をなくすことでもスッキリとしたスタイリッシュさを実現している。185oという奥行き(厚さ)は発表時点では業界最薄。

薄型化を図りながらも、空調性能を落とさないというのが本製品開発のこだわり。同社の製品では"垂直気流"と呼ばれる、真下に気流を送ることができる気流制御が特長だが、本製品でもその技術を採用。薄型化により、ファンと熱交換器が近接することで発生する風切音をファンの形状を変えることにより抑制した。

具体的には「多連結ソウエッジクロスフローファン」と呼ばれる部品の採用。ファンの連結数を従来の11から20に倍増したのに加えて、ファンの翼にノコギリの刃状の切込みを入れることにより、吹き出し時の風の剥離を抑え整流化が図られている。

外観のデザインは、外側のパネル部分によってバリエーションが変えられている。単なるカラバリに留まらず、インモールド成型技術と呼ばれる、5層のレイヤーからなる加工により、異なる質感を表現しているのも特徴だ。例えば、ホワイト系は2種類用意されているが、メタリックなツヤ感のあるラインホワイトと、壁紙や布地のようなマットな質感を表現したファブリックホワイトがあるなど、インテリアの雰囲気に合わせて選ぶことができる。

性能に関してはフラッグシップ機同様の妥協のない仕様を実現したが、犠牲になったのはいわゆるフィルターお掃除の機能。自動でフィルターのお手入れはしてくれないが、ダイキンのイオン発生技術「ストリーマ」により内部のカビの抑制やニオイの低減にはある程度対処してくれる。

運転中に上方にスライドして開く前面パネルの所作も美しい。パネルが開いた状態でも、吹き出し口の奥のルーバーが目立たず、外観や周囲の景観を損ねない点も部屋のインテリアやデザインにこだわる人には外せないポイントだ。

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エアコン・クーラー > ダイキン > うるさら7 AN40URP-W [ホワイト]

鈴木啓一さん

  • レビュー投稿数:73件
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プロフィールITmedia等の情報サイトで記事を書いている フリーランスのライター、兼、IT先端技術コンサルタント。
モバイルやクラウドを駆使するスマートワーク研究をライフワークとしている。

【主なWeb媒体】
ITmedia 誠Biz.I…続きを読む

満足度4
デザイン4
使いやすさ5
パワー4
静音性5
サイズ4
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実家でひとり暮らししている父親のために購入。

12月に購入し、まだ冷房運転はしていないので、暖房運転のみでのレビューである。

これまで父は2階の和室を寝室として使っていたが、高齢で階段の上り下りが大変なので、1階のリビングを寝室に変更して使うこととし、エアコンを増設することとしたのだ。

1階ではこれまで石油ファンヒーターを主力の暖房に使っていたが、エアコンを選んだ理由は、父が高齢で体力が落ち、灯油の扱いが大変になってきたことや、エアコンは火を扱わないため、安全度が高いためである。

【デザイン】
デザイン的にはごく普通のエアコンで、特に変わった点はない。

【使いやすさ】
リモコンは比較的大きく、画面が大きいので高齢の父にも使えそう。特に問題ない。

父が朝目覚める少し前から自動運転で部屋を暖めはじめ、就寝後には自動でオフするようにしてみたが、なかなか良い感じだったようだ。自動運転の設定も解除も、マニュアルを参照して簡単に設定ができた。

【パワー】
築40年の木造住宅の12畳洋室で、鉄筋コンクリートの建物ほど密閉性や断熱性はよくないので、少しパワーが大きめでないととの不安があったが、暖房のパワーは満足できるものだった。

たしかに石油ファンヒーターほどのパワーや、すぐに温める力はないが、特に寒い日は組み合わせて使い、この冬を乗り切ったようだ。

【静音性】
静かと言っていいのではないかと思う。特に問題はない。

【サイズ】
サイズはわりと大きいほうかもしれない。存在感はある。

【除菌・消臭】
無評価とさせていただく。

【総評】
12月に購入、設置して冬の一番寒い時期を終えた4月の今の段階での父の評価は上々である。この機種を選んで正解だったようだ。

もともと密閉性の高くない、やや年数の経った木造家屋であるため、残念ながら「うるさら7」の売り文句である「加湿暖房」の効果は不明ではあるが、それを除いても十分快適な暖房効果が得られたと思う。

いよいよ今後は冷房にも使っていくことになるが、期待に応えてくれるだろうと思う。

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エアコン・クーラー > シャープ > AY-H40X2

神野恵美さん

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使いやすさ4
パワー4
静音性無評価
サイズ3
除菌・消臭4

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室内機外観

側面から見た室内機

上方向だけでなく下方向へも開くシャープ独自のロングパネル

独自の気流制御で柔らかな風を遠くに飛ばすことができる

送風口に搭載された「ユニットホルダー」でイオンを効率よく送り出す

センサーとインジゲーター

シャープ独自のイオン発生技術"プラズマクラスター"を1cm3あたり5万個の濃度で発生できる「プラズマクラスターNEXT」を搭載したエアコン。2017年11月末に行われた記者発表会を取材。

シャープのプラズマクラスターはこれまで家庭用機器ではイオン濃度2万5000個が最高だったが、電極の配置を最適化したことにより、小型ながら高濃度のプラズマクラスターを放出できる新型デバイスを開発。本製品(シリーズ)は、「プラズマクラスターNEXT」を搭載したエアコンの第1号機だ。プラズマクラスターに関しては、従来から謳っていたとおり、除菌・消臭や静電気を抑える効果などが高濃度化により強化されたと言える他、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科の満倉靖恵准教授との共同実証により、ストレスの低減や集中力を持続しやすい効果が得られるとしている。

本製品では、プラズマクラスターの新デバイスの搭載に加えて、気流技術を改善。「エアロダイナミックフォルム」と呼ばれる、空気抵抗を減らした上で、圧力を高めて強く押し出すことで滑らかな風を遠くへ届ける従来からの気流技術に加えて、プラズマクラスターデバイスから発生したイオンを効率的に室内に行き渡らせられるように、送風口に新たに「ユニットホルダー」が搭載されている。

その他「プラズマクラスターNEXT」搭載機の魅力を活かした運転モードを多数搭載。プラズマクラスターを単独運転できるモードや、部屋干し時のニオイを抑えるためのモード、室温や湿度状況や人の在室状況でカビが生えやすい環境の際い自動でイオンを放出する「プラズマクラスターパトロール」も追加されている。

無線LANアダプターも標準で内蔵する。クラウドと接続し、スマホアプリによるタイマー設定などの遠隔操作や使用方法や省エネに関する音声によるアドバイス機能も備える。

省エネ性や冷暖房の能力の強化というよりも、本質性能以外の部分で機能アップが図られたという多機能モデル。プラズマクラスター機能として最高レベルである「プラズマクラスターNEXT」の効果を試すには、現状「KI-HP100」という23畳用の最上位モデルしかないが、壁付けで場所を取らずに体感できるエアコンとして、空気の浄化にこだわる人には魅力的な製品。

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エアコン・クーラー > パナソニック > エオリア CS-WX408C2

神野恵美さん

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デザイン4
使いやすさ4
パワー無評価
静音性無評価
サイズ3
除菌・消臭無評価

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室内機本体外観

可動式で冷暖房の効率を妨げない「アクティブクリーンフィルター」

空気清浄用フィルターは従来の67枚分の大きさ

インジゲーター部

左側が新製品の内部構造。ナノイーXやコーティングで熱交換器の汚れを防ぐ

無線LAN経由で連携するスマホアプリ

パナソニックのルームエアコン"エオリア"シリーズの2018年モデル。2017年8月に開催された製品セミナーを取材。

独自のイオン発生技術「ナノイー」を搭載し、温度調整の機能に加えて、イオンによる空気清浄も行える同シリーズ。新モデルでは、これに加えて「アクティブクリーンフィルター」と呼ばれる従来の67枚分の大きな空気清浄用フィルターを内蔵し、吸い込んだ空気をろ過して冷暖房時の空気を浄化して送り出す。

フィルターはエアコン用に設計・開発されたもので、エアコンの起動時には内側に収まり、室温が安定して以降可動する可動式の構造で、冷暖房の効率を妨げないよう配慮されている。また、0.3マイクロメートルサイズまで検知できる高性能なホコリセンサーも搭載しており、空気が汚れている時のみ動作する。センサーが検知した空気の汚れ度合の結果は本体のランプで表示される他、本体に無線LANが内蔵されており、スマホと連携してアプリ上でグラフ表示でも確認できる。

内部の熱交換器の汚れ対策のため、切断面に「親水撥油コート剤」と呼ばれる世界初のコーティング技術が施されている。撥油によりアルミ製の熱交換機の表面への油煙の付着を防ぎ、親水性により表面の結露水を流れやすくしてホコリや油を洗い流せるという。さらに、ホコリが挟まらず表面を滑るように「ナノシリカ凹凸表面構造」と呼ばれるすき間を狭くした構造が採用されている。

気流制御技術では、「ダブル温度1/fゆらぎ気流」を採用。前年モデルで搭載された「ダブル温度気流」と呼ばれる最大7℃までの温度帯の異なる2つの気流を拭き出すことができる熱交換器に、フラップとルーバーの制御技術を組み合わせることで、蓼科高原の清風を模した1/fゆらぎの効果が得られる優しい風を送ることができる。

その他室外機の新型コンプレサーや室内機の熱交換器の改良、制御技術の改善により、省エネ性能が高まっている。

前年モデルに比べると地味めの改良だが、冷暖房器具というよりも空気の浄化も含めた空調機器としての進化が感じられる一台だ。

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エアコン・クーラー > ダイキン > うるさら7 AN40VRP-W [ホワイト]

神野恵美さん

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書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、現地邦人向けのメディアなどにも関わる。帰国後は、新聞、雑誌、ウェブ媒…続きを読む

満足度3
デザイン4
使いやすさ4
パワー4
静音性無評価
サイズ3
除菌・消臭無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

センサー、リモコン受信部

室内機本体横から

リモコン

   

リモコン(パネルを開いた時)

   

日本の空調専業メーカー・ダイキンのルームエアコン、2018年度フラッグシップ機最新モデル。2017年9月に行われた記者発表会と11月に行われた説明会を取材。

ダイキンのフラッグシップ「うるさら7(Rシリーズ」として2013年に誕生したシリーズ。初代モデルからの大きな特長としては、無給水加湿機能が挙げられる。屋外の空気中に含まれる水分を室外機を通じて取り込み、室内機から発せられる風に水分を含ませ、冷暖房とともに加湿も行う。エアコンの暖房時で最大の欠点となる空気の乾燥を防ぐ。

以降も毎年進化を続け、2016年のモデルでは"垂直気流"と呼ばれる、風を真下に向けて送風する気流制御を暖房機能で追加し、足元お温め能力を強化した。翌2017年モデルでは冷房時にも垂直気流を採用し、天井に沿って風を送る"サーキュレーション気流"との合わせ技で室内のムラのない温度環境を実現した。

2018年モデルとなる本製品では、外観上の大きな変更点や機能強化はないものの、圧縮機をリニューアルし、回転数などの制御技術の最適化により、冷暖房の立ち上がりを早めた。

見た目的に変わり栄えしないため、地味なマイナーチェンジだが、暖房時に設定温度に到達するまでの時間が同条件時で比較してそれまでの14分から11分に短縮。冷房時には湿度コントロールを同時に行い、除湿量を強化することにより、快適な湿度に到達するまでの時間が約40%短縮化しているとのことだ。

その他ダイキンのフラッグシップモデルとして、自動フィルター掃除機能をはじめ、同社が持つ機能を網羅する。熱交換器のアルミフィンの保護被膜は2層のメーカーが多い中、ダイキンは独自の3層の被膜を採用している。

正直パッとした新機能は追加されていないが、地味に性能をアップを試みるメーカーの地道な努力を感じる最新機種だ。

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エアコン・クーラー > 三菱電機 > 霧ヶ峰 MSZ-FZ6318S

神野恵美さん

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満足度4
デザイン4
使いやすさ5
パワー4
静音性無評価
サイズ3
除菌・消臭無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

「ムーブアイmirA.I.」センサー

室外機(内部構造)

取り外し可能な「フィルターおそうじメカ」

前面パネルやフラップも取り外して通風路の中までお掃除可能

室内機内部の熱交換器

室内機の制御部

三菱電機のルームエアコン「霧ヶ峰」のフラッグシップ「FZシリーズ」の2018年モデル。8月に行われた記者発表会を取材。

霧ヶ峰のフラッグシップと言えば、「ムーブアイ」と呼ばれるセンサーによる高度なセンシング技術で人の居場所やエリアごとの温度などを見分けて快適な運転と送風制御を行うのが特長。この技術は年々進化してきたが、新製品では人工知能(AI)を融合し「ムーブアイmirA.I.」に進化。センシング技術とAIを組み合わせることで、独自のアルゴリズムから住宅の性能まで見分けられるようになった。

メーカーによると、外気温や日射条件が同じでも、断熱性や気密性といった住宅性能の違いで室温への影響は左右される。これをセンシング技術とAIにより判定し、少し先の体感温度を予測して先回りした最適な自動運転を行う。従来のエアコンが温度低下など不快な要素を検知してからそれをリカバリーするための運転制御を行うのに対して、新製品では後に発生しそうな状況を予想して、事前に対処をすることで常に快適な環境を実現する。
以上が理論上の説明だが、実際のところは手に取るように違いがわかるものではなく、エアコンの最新技術としてはかなり高次元の話になる。

一方、もう少しわかりやすい進化点としては、「Active Switch Compressor」と呼ばれる新技術を採用。エアコンの室外機で重要な役割を果たす圧縮機に採用された技術だが、世界で初めて2種類のDCモーター結線を搭載。圧縮機というのは一般にハイパワー運転時と安定運転時で効率のよいモーターの回転数が異なるが、2種類のモーター結線によりそれぞれ効率の良い運転に切り替えることが可能になった。住宅性能の改善により、エアコンの運転は設定温度に到達後の安定運転が長時間化する傾向にあるが、モーターの回転数を切り替えられることにより電力ロスを防いで省エネ化するメリットがあるという。

その他自動フィルターお掃除機能などは継続。前面パネルや後フラップ、お掃除機能のユニットなどの外観パーツは取り外しができ、フッ素粒子と親水性被膜をナノレベルで配合した独自の「ハイブリッドナノコーティング」を室内機の熱交換器やファン、通風路に施し、内部の清潔性を保てる。

エアコンが人工知能のレベルまで進化すると、その恩恵による快適性や利便性はもはや頭で理解できる次元を超えている。最先端であることに違いはないが、手に取って利便性や性能がわかる"機能"的なものではないため、評価がしがたいというのが正直な感想だ。

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エアコン・クーラー > 日立 > ステンレス・クリーン 白くまくん RAS-X40H2

神野恵美さん

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満足度4
デザイン4
使いやすさ4
パワー4
静音性無評価
サイズ4
除菌・消臭4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

「凍結洗浄」機能で表面に大量の霜が付く熱交換器の様子

スクロールファンとステンレス製の6枚板から成るフラップ

新機能「凍結洗浄」の搭載に合わせてステンレス仕様の通風路や水受け皿を採用

自動おそうじ機能を備えたフィルター部もステンレス仕様

6枚のフラップで複雑な気流を制御する

サイドからの奥行き(出っ張り)感

日立のエアコン"白くまくん"最上位モデル「プレミアムX」シリーズ2017年新製品。2017年9月初旬に行われた新製品発表会を取材。

新製品最大の特長にして、業界初と言えるのは"凍結洗浄"機能。熱交換器の自動洗浄は、従来は表面のコーティングと、除湿時や冷房時に発生した水を利用して汚れを洗い流す仕組みだが、暖房時は利用できない他、カビや粘着性のある油汚れを洗い流すには水の量が少ないという課題があった。

そこで室内機の熱交換器の温度を約−15℃まで急速冷却することで表面に大量の霜を発生させた後、室外機の排熱の一部を利用して一気に溶かして液体化させることで約50CCの水を発生させて洗い流すという仕組みを採用した。メーカーによると、半導体の洗浄に使われている仕組みだが、空調機に採用したのは業務用を含めて初めての試みとのこと。熱交換器の汚れは、性能の低下やムダな電力消費の原因となるため、この機能により、より性能を維持できるという。

それ以外の従来モデルからの改良点はマイナーチェンジ。"ステンレス・クリーンシステム"と呼ぶ、通風路やフラップ、フィルター部分にステンレス素材やコーティングを施した独自の機構は、ドレン水や凍結洗浄後の汚れた水の排水経路となる水受け皿にもステンレスを採用。

"くらしカメラAI"と呼ばれる、部屋のタイプや間取り、他人の居場所や床の温度を認識する従来からの独自の機能は、凍結洗浄機能にも対応。エアコン内部の汚れを予測して、洗浄頻度もコントロールする。

また、くらしカメラAIと6枚のフラップと左右のルーバーを利用して、暖房運転開始時は人のいる足元を中心に温め、室温が安定して以降は人に直接風が当たらないように包み込むように暖める"つつみこみ暖房"の機能が追加されている。

メーカーの担当者によると、室外機側もプロペラファンの形状も若干変更されているとのこと。より送風効率を高め、エネルギーロスを防ぎ、わずかだが省エネ性の向上に貢献しているという。

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エアコン・クーラー > アイリスオーヤマ > IRW-2817C

神野恵美さん

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満足度4
デザイン3
使いやすさ3
パワー3
静音性3
サイズ3
除菌・消臭無評価

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室内機(横から)

室内機(正面から)

人感センサーと本体表示部

室外機

リモコン

本体内部のフィルター部

本格的な家電メーカーへと躍進を続けるアイリスオーヤマ初のルームエアコン。必要な機能に絞り込み、消費者が納得できる価格で商品を提供することをモットーに掲げる同社らしく、機能はシンプルだがコスパの高い製品だ。4月中旬に行われた記者発表会を取材した。

製品のラインナップは6畳用と10畳用に限定。ワンルームやファミリー世帯における個室向けにターゲットを絞り込んでいるだけに、エアコンとしての基本機能は、冷暖房と除湿、送風のみ。シンプルなので高齢者にもわかりやすく使い勝手がよいだろう。

しかし他の低価格帯のエアコンとの違いはWi-Fiを内蔵し、スマートフォンと連携した遠隔操作や細かな設定ができること。リモコンももちろん付属しているが、スマホアプリを使えば、1時間ごとの温度設定やタイマーのオンオフを曜日ごとに設定することも可能だ。無線LAN経由で遠隔操作も可能で、外出先から運転開始や停止が行えるので、帰宅前に無駄なく室内を冷暖房したり、電源の切り忘れにも対応できる。

その他室内機には赤外線で人を認識するセンサーを搭載。在室状況を検知して自動で省エネ運転に切り替わるよう設定されている。

リーズナブルな価格設定がウリの商品のため、その他の機能は簡易的なものに絞られている。フィルターの自動清掃機能がない代わりに、10分以上冷房または除湿運転を行った後で停止させると、自動で室内機を乾燥させる清潔機能を持つ。

風量と風向はリモコンやスマホアプリで設定可能。ただし、風向は縦方向は自動でスイングするが、横方向は手動で行わなければならない。

一定の性能や品質を担保した上で、プラスαの付加価値や一芸を設けて消費者の手の届きやすい価格で商品を提供することをモットーとするアイリスオーヤマらしい商品だ。

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