真空断熱ケータイマグ 0.48L JON-481 レビュー・評価

満足度：5.00

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[とっちい21]

2025年6月14日 15:11 [1968616-1]

満足度	5

地味に進化している

【総評】スクリュー蓋タイプのJON-481と、蓋がワンタッチ開閉するJNL-S500を併用しています。
両モデルで迷う方もいると思いますので、両モデルの比較を中心にレビューします。

スクリュー蓋のJON-481は、過去モデルから改良を重ねており、現行モデルは食洗機対応、パーツの取り扱いもしやすいです。過去モデルでは食洗機に入れると塗装が剥げたりのトラブルがありましたが、現行モデルは食洗機に対応しています。
蓋がワンタッチ開閉するJNL-S500もロングセラーで、細かな改良がされています。パーツ類の脱着もスライド式に改良され、洗いやすさを含めて、全体にとても使いやすいと感じております。
全体に、使いやすさは互角と感じています。(私の感想です)

肝心の保冷能力も、２つはほぼ互角と思います。厳密に言うと、こちらのスクリュー蓋タイプの方が若干優れているような気がしますが、２つとも、朝に詰めて、帰宅時に氷が残っていますし、熱い飲料も帰宅時まで温かいまま（嫌なぬるさではなく、暖かく感じるレベル）です。
いくつかのメーカーを使ってきましたが、サーモスは保冷力／保温力が優れていると感じます。

違いは、使い方で好みが分かれる点です。
ワンタッチ開閉タイプのJNLの良いところは、片手で蓋の開閉が出来て、そのまま飲める点です。両手を使う必要がないので、何かをしながら飲むことができます。車の運転中や、食事の時などで特に便利さを感じます。
スクリュー蓋タイプのJON-481はボトルを掴んで蓋を外す必要があり、飲む際は両手を使いますから、何かをしながらの運用には向かないです。ただ、飲むことに集中する必要がある？という感じで、飲むことがイベントになりますから、ホッと落ち着けたり、気分転換になります。

また、ワンタッチ開閉タイプは便利な半面、デメリットを感じます。氷を入れて飲む際に、飲み口に氷が詰まることがありまして、トラブルが起きます。ボトルを斜め上に向けて口に当てた状態で詰まるのですが、稀にその状態で詰まった氷が口の中に落ちることがあり、その瞬間、詰まりが一気に解消されて、飲み口から飲み物が溢れ出てしまいます。むせる程度で済めば良いのですが、量が多いと服にこぼれてしまい、大惨事になります。白いシャツを着てそれをやらかしたりすると、かなり気分が凹むと思います（笑）。なお、常にサイズが揃った大きめの氷を使えば防止できるのですが、忙しい朝にそれをやるのは現実的でないかもしれません。
また、使うと分かりますが、ワンタッチ開閉タイプは飲み口の構造が独特で、内容物をフーフー冷ましながら飲むことができません。加えて、この独特な構造により、ボトルの角度と飲み口から流れ出る飲み物の量がリニアでないため、違和感があります。ある角度から急に飲み物が流れ始めるので、熱いものを入れるとヤケドの恐れがあります。熱いものを入れる時は、少し冷ましてから注ぐ、などの一手間が必要になります。
従いまして、ワンタッチ開閉タイプのJNLシリーズは万能に思えるものの、氷の運用と、熱い飲み物の運用でデメリットを感じます。

一方でスクリュー蓋タイプのJON-481は、普通のマグカップと同じ構造ですから、特別なことはありません。蓋を外した時の滴が気になる程度で、JON-481には、デメリットを感じたことがないです。

私の場合、デスクワークや電車、新幹線移動が想定される場合はスクリュー蓋のJONシリーズを、車を運転したり、何かをしながら水分補給をする想定の場合は片手で扱えるこちらのJNL-S500を、という感じで使い分けています。
サーモスブランドであればそれなりの性能ですし、どれを選んでも性能的なところは大きく変わらないので、使われるシチュエーションで選ばれると、後々の満足感に繋がると思います。

私的にはとても満足しています。
価格が下がりつつあり、２千円前後で購入できれば、満足感はさらに高くなると思います。