エレキット チップ部品はんだ付け練習キット 白色LED LK-ST1 レビュー・評価

満足度：—

集計対象0件 / 総投稿数1件

※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています

[関口 寿]

2023年7月24日 14:47 [1739335-1]

満足度	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

極小パーツの　エキスパート向けキット

3x2cm程度と基板も小型。動くと作業しにくいので両面テープなどで固定しておこう	パーツはリアル米粒大。有難いことに予備が入っているので、失敗してもワンチャンあり	分割用に穴があけられているので、ペンチなどで静かに曲げればカンタンに切り離せる
昼間・照明なし、５Vで灯した様子。小サイズながらも明るさは充分

2023年7月、実験用に購入。

基板に穴を開けず、配線パターン上に直接ハンダ付けする表面実装部品の練習キット。
部品が極小サイズなのに加え、ハンダ付け中に部品が動いてしまうので、キレイに仕上げるには相当の慣れが必要。
低価格帯の製品だが、難易度・大であることを先に記しておきたい。

基板はおよそ3x2cm、ここにLEDと抵抗を6組実装するだけ、と構成はシンプル。
分割して6つのLEDライトとして利用できるが、基板が約1cm角と小さくなり作業が難しくなるので、完成後に分割したほうが良いだろう。

部品は12点、ハンダ付けはそれぞれ左右2か所なので計24回。
LEDはだいたい3mm角、抵抗にいたっては2mm×1mm程度のリアル米粒大なので、ピンセットなしでは不可能だろう。
また、ハンダ付け時の熱で壊れやすいLEDは+1、小さ過ぎて失くしやすい抵抗は+3個の予備が入っていたので、多少のミスならリカバリーが可能。

LEDはプラス/マイナスの極性が決まっているため、逆向きにつけると点灯しない。ハンダ付けする前にダブルチェックを忘れずに。
基板の枠内に「だいたい」収まっていればOK。多少ズレたり斜めになったりと、部品がキレイに並ばなくても問題ない。

点灯には3〜5Vが必要、乾電池2本を直列、もしくはUSB充電器やモバイルバッテリーあたりがちょうど良い設計。
3V未満、例えば乾電池1本の1.5Vでは、正しく組み立ててあっても点灯しないのでご注意を。

完成後は、6灯まとめてライトとして使うのも良し、1灯ずつに分けて模型やキーホルダーに組み込んでもおもしろいだろう。

電子工作キットをいくつか作ったことのある方がターゲットだろう、未経験〜初級の方はかえってイヤになるかもしれない。
対象がしぼられるので「普通」としたが、コンセプト/完成度はともに充分。
エキスパートを目指す方は、ぜひチャレンジしていただきたい。