Squier Bullet Mustang HH [Imperial Blue] レビュー・評価

満足度：5.00

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[dreammagic]

2020年2月17日 11:02 [1301513-2]

満足度	5

安価ながらオリジナルフェンダーのモデル

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【総評】
スクワイヤはフェンダーの子会社だったフェンダージャパンの後進ブランドで、このムスタングは、そのフェンダー初期から中期の名器といわれている。

富士弦や東海楽器、神田商会や山の楽器などが下請け製造・販売していたフェンダージャパン社が前身で、低コストながら高品質で、ジャパンプレミアムなどともてはやされた血統を持つ。

ムスタングの特徴は「ショートゲージ」と呼ばれる短くて細いネックで、デビュー時は、体の小さい子供や女性の入門機としてデザインされた。


というわけで、左手の効きが悪くなった私にとっては、ん10年ぶりのリハビリにぴったりなモデルだったりする。

ムスタングには、ショートゲージ、ほかに比べて柔らかいネック、それにテンションの低い細い弦が使われることもあって弾いている最中にもチューニングが狂ったりする欠点はある。

しかし、握りが細いのでコードが押さえやすい。ゲージが短いので手が小さくても指が届きやすい。それに、弦のテンションが弱めなので、ハンマリングやビブラート、チョーキングがしやすいという魅力がある。

何より、本体自体も軽量で疲れにくく、一般的に使われるライトやエクストラライト弦が、軽妙ながら意外とパワフルに響くので、低価格・入門機などと侮れなかったりもする。
前後二基のハムバッカーの効果ともいえるし、それがこのモデルの音の魅力にもなっているので、安かろう悪かろうと馬鹿にしたものでもないのだ。

学生時代に挫折した人などがリターンレッスンに選ぶには、価格や性能的にも、断然おすすめ。

ちなみに、ビンテージものや中古の場合、トレモロユニットなどに「フロイトローズ」と呼ばれるモデルが使われていることもあるが、特に入門者や初心者には、格段に弦交換が難しいので、下手すると弦が切れただけで楽器屋に持ち込まねばならず、コストがかさんで挫折する原因になったりするので、純粋に現行機種のノーマルのまま使いこなせるようになった方がいいと思う。

・写真追加