1/700 艦船シリーズ アメリカ海軍 駆逐艦ラッセン DDG-82 レビュー・評価

満足度：5.00

集計対象1件 / 総投稿数1件

※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています

[鐵屋]

2017年7月30日 18:40 [1049978-1]

満足度	5

☆「ラッセン」フライト�UＡ（前期艦）がやっと配備されましたｗ

曇天屋外撮影、色合いが少し淡め。付属の艦番号デカールは大きすぎで代替品を貼付。	ハープーンを積む場所がないことが解る写真。マストの金属パーツ効果に注目。	手前から今作�UＡ、�U、�T、こんごう型。�UＡはやや無理をして格納庫を増設している。
粗目立ちする艦橋ＵＰ写真ｗ　後部レーダー構造物がまるでフルアーマーガン・・ｗ	１７年７月現在の鐵屋海軍イージス艦６種類。こんごう型は前列艦より大きい点に注意。	第七艦隊でキアサージ戦闘群が編成可能に。が、予備艦無しの為増強継続。右下が今作。

鐵屋海軍シリーズ、第六期=2017年度7番艦、通算
72番艦は、アーレイバーク級駆逐艦フライト�UＡ
「ラッセン」（ホビーボス）。

注：本作例写真では、後述の理由により、艦番号
と煙突サイドの所属隊エンブレムにキットに付属
しないものを使用しておりますのでご注意くださ
い。また、船尾の国旗掲揚ポールも伸ばしラン
ナーで製作したものでキットには付属しません。

６月に竣工していたものの、色々あって本日のレ
ビューになったもの。（７月竣工艦も０）

本艦は鐵屋海軍初のフライト�UＡで予てから嘱望
していた艦。
対潜ヘリを２機搭載可能でＶＬＳセル数も９６に
増えている。
ただ、ハープーンを搭載しなくなっており、我が
海軍の運用では対潜、対艦、対空ミサイル合計が
９８セル相当のフライト�T、�Uより搭載可能ミサ
イル数は逆に減ってしまうというジレンマに。

（実際の米海軍も本艦型の対艦能力不足を問題視
しており…ＬＣＳもしかり…、ハープーンの搭載
や対艦型トマホークの再開発等を検討している）

鐵屋海軍第七艦隊に配属されるが、主に戦略配備
か強襲揚陸艦戦闘群の護衛として使用することに
なるだろう（対潜ヘリを活用できる用途。比較的
近距離の対艦戦闘を必要とする第一艦隊の増援等
には向かない、と）。

さて、ヨタ話は以上。

本キットは極一部を除いて部品勘合、モールドと
も良く、エッチングパーツも標準で付属していて
大変すばらしい。

他メーカーのキットでは省略されている船腹の縦
線（？）もちゃんと再現されている。

素人の私でも簡単に利用できるエッチングパーツ
のおかげで、マストやホイップアンテナ、ＳＰＹ
−１レーダー、ＶＬＳがシャープな仕上がりとな
る。

今回も船体と上部構造物間の継ぎ目消し処理を行っ
ているが、これもほとんど必要なかったかなと。

注意点を挙げると、

一部の部品取り付け穴をピンバイスで開けてやる、
もしくは拡大してやることが必要なこと（０．８
ミリ径程度がベスト）。
（必殺「部品側のダボを切り取る」を行えばこの
作業は不要）

最大の難点は、このキットに付属している艦番号
デカールが大きすぎること。

原則を曲げて、本作では艦番号のデカールを他の
キットから流用せざるをえなかった。

「ラッセン」を購入されるときは、同時にピット
ロードかホビーボスで別のアーレイバーク級キッ
トも購入されることを強くお奨めする。

（デカール：ホビーボス、ＤＤＧ−９８フォレス
トシャーマン、ＤＤＧ−９２マンセン、ＤＤＧ−
７０ホッパーはＯＫ確認スミ。ＤＤＧ−６７の
コールは、「６７」しか入っていないのでＮＧ。
ＤＤＧ−５１アーレイバークは未確認。
ピットロードのＤＤＧ−５４カーティスウィル
バー、ＤＤＧ−７８ポーターはフライト�T、�Uの
他の艦の分も付属しておりこれは便利）。

なお、ついでと言っては何だが、煙突サイドのエ
ンブレムも、ピットロードのキットについていた
「第１５駆逐隊」のものに変更してある。
（まあ、こないだまで横須賀配備艦だったし）

また、船尾の国旗掲揚ポールだが、キットの組説
では国旗をマストからの信号旗張り線に取り付け
るように指示しているが、面倒なので伸ばしラン
ナーでこれを造って取り付けた。

キットの出来は非常に良く、かっこいい艦艇。

艦橋部分、後部ＳＰＹ−１を一段上げた部分なん
か、ガ○ダム・フルアーマーっぽい造作ｗ
マストを立てる前なんかは「そのもの」で笑いが
止まらずｗ

皆様もフライト�UＡを艦隊に加えてみてはいかが
だろうかｗ

「ラッセン」（ホビーボス）
(作例塗装：ピットロード「米海軍艦艇塗料ｾｯﾄ」
PC3船体・PC4甲板色)

艦データ:2001年 4月ｲﾝｶﾞﾙｽ造船所　艦番号：82
満載排水量9302トン 全長155.3m　最大巾20.3m

お相手:所属は鐵屋海軍2017.7月時点のもの
※大きさ比較の参考に。

第一艦隊
「ちょうかい」こんごう型　9500トン　161m
　　　艦番号176（ハセガワ）
「ポーター」フライト�U　9090トン　153.8m
　　艦番号78（ピットロード）
「あしがら」あたご型　10000トン　 165m
　　艦番号178（アオシマ）
第七艦隊
「レイクエリー」タイコンデロガ級
　　艦番号70　　　　　10117トン　 172.8m
　　（ドラゴン）
「フィッツジェラルド」フライト�T
　　艦番号62　　　　　　9094トン　153.8m
　　（フジミ模型）
「アンティータム」タイコンデロガ級
　　艦番号54（ドラゴン）
「ジョンＳマケイン」フライト�T　艦番号56
　　（フジミ模型）　
第一揚陸輸送隊
「キアサージ」ワスプ級　41302トン　258.2m
　　艦番号LHD-3（ホビーボス）

フライト�UＡよりこんごう型の方が既に大きい。
また、フライト�UＡはフライト�T・�Uより船尾方
向を1.5mだけ延長してヘリを搭載し、ＶＬＳ配置
はそのまま（前32セル、後64セル）としているの
に対して、あたご型はこんごう型より船首方向に
4ｍ船体を伸ばしてＶＬＳ配置を前後逆転した上
でハープーンを搭載している。
後から設計されたこんごう型・あたご型の方が船
体規模に余裕をもっていることがわかる。

さて次回、
鐵屋海軍シリーズ、第六期=2017年度8番艦、通算
73番艦は、あさぎり型護衛艦「あさぎり」の予定
だが、75番艦「ゆうぎり」と同時にレビューする
つもりなので、74番艦、アーレイバーク級フライ
ト�UＡ「フォレストシャーマン」（年度9番艦）
を先にレビューする予定です。

※７月に発生した事案により、８月も諸処の役所
手続きがあり、レビューは月末ごろになりそうで
す。