『某楽○の期間限定ポイントがあったので購入』 パイロット フリクションボール4 ウッド LKFB-3SEF-B [ブラック] OJAXさんのレビュー・評価

[OJAX]

2014年11月27日 01:45 [773450-1]

満足度	4

某楽○の期間限定ポイントがあったので購入

実は、廉価版のフリクションボール4(プラ製)を使用していたのですが、期間限定のポイントが1500円分くらい有り、以前試し書きしていいなぁと思っていたこの商品を購入しました。

フリクションボールペンは、便利なのですが、特に多色タイプはインクの減りが早い事は判っていました。黒の発色ももう一歩の感があります。ただ、廉価版と書き比べると、これが同じリフィルか?と思える位、書き味が違います。多分、パーツの質量や精度により筆記時の微細振動が吸収されたりとか色々あるのでしょう。それまでジェットストリーム4&1派だったのですが、フリクションボール4ウッドにはまってしまいました。

見た目などはみなさん御存じだと思うので書きませんが、購入前には、ちょっと高いよねぇと思っていたのが、価格相応かなぁ。定価はちょっと高すぎるけど・・。というレベルに変わりました。とにかく書き味が廉価版とまったく異なる(廉価版が先端もプラ製で、ジェットストリームの金属製にも劣ると言うのが大きいかも)ので、これを買ってからが本当の意味でフリクションボールを好きになりました。それまでは色の薄い消せるのが唯一メリットの筆記具としてしか思ってなかったのが正直なところです。

ただ、当然ながらインクの減りは早いです。ランニングコストは高いですね。なので、基本的にはシステム手帳用と割り切っています。普通のノートに沢山書く必要がある場合、ノックタイプの安い奴を使用しています。見るからに内蔵インク量が数倍は入っていますしね。

書き味は、ジェットストリームの滑る感じも好きですが(発色も含めて)、この水性ボールペン風の全く粘らない、そして、このウッドならではの剛性のなせる技だと思える筆記感、これは廉価版だけ使っていたら判らないポイントでした。リフィルをがっちり固定して振動を吸収してやるとここまで違う・・みたいな感じがします。

なお、上の消しゴム?をねじって外すと、クリップも外す事が出来ます。んで、廉価版のクリップも同様に外れるのですが、実は互換性があったりします。また、本体のグリップ部もねじピッチが同じで、実は差し替えて仕様で来たりします。このクリップ、もし壊したら部品として買えるのかなぁ。買えるようにして欲しいところです。高級タイプの挟むクリップを500円位で販売したら、それはそれで売れるような気もしますが。

結論としては、これ一本で大量に筆記する人にはあまりお勧めできないですが(インクコストの問題)手帳用とか割り切って使う方には、筆記感も廉価版とはレベルが違うしお勧めかも。ディスカウント店などでインクの予備を買って、携帯した方がいいと思います。ランニングコスト考えると、他の筆記具も含め万年筆とか安いなぁとか思ってしまいますが。(実は万年筆愛好家なので)
その筆記具の特性とか特徴を理解して使われる方、そして書き心地を追及される方にはお勧めしたいと思います。やっぱり対象はビジネスマンになりますかねぇ。

そして、単色で大量に書かれる方、学生さんとかなら200円位のノックタイプとかをお勧めします。交換インクの値段が量は数倍あるのに同じですから。消せなくてもいい・・という方は今時のボールペンを、そして消せなきゃだめという学生さんとかには、PentelのGraph1000とかに三菱のHi-UniのBあたりの芯を入れて使うのもありかと。Graph1000やSMASHなどは剛性も高く、芯の個性や紙質まで伝わってくるような逸品です。一度試してもらいたいな・・・とか思ってしまいます。(今時のクルトガは・・剛性はもちろん、芯自体が動いていますから・・・便利だし私も使っていますが、書き味は諦めるしかないし。しかし、自分が高校生位の頃、Graph1000やSMASHの存在を知っていたらなとつくづく思います。長時間筆記でも、疲れないし。鉛筆並みの芯ホールド力だし。鉛筆の筆記って、温度で消えるような物じゃなく、半永久的に残るってのも・・ロマンかも。)