MC-NX500K-A [ストーンブルー]
「スゴ取れセンサー」を搭載したセパレート型スティック掃除機
- 5 0%
- 4 0%
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
無評価 | 4.26 | -位 |
| 使いやすさ |
無評価 | 4.17 | -位 |
| 吸引力・パワー |
無評価 | 4.19 | -位 |
| 静音性 |
無評価 | 3.47 | -位 |
| サイズ |
無評価 | 4.11 | -位 |
| 手入れのしやすさ |
無評価 | 3.98 | -位 |
| 取り回し |
無評価 | 4.09 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2025年12月24日 10:59 [2001188-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 使いやすさ | 5 |
| 吸引力・パワー | 5 |
| 静音性 | 4 |
| サイズ | 4 |
| 手入れのしやすさ | 5 |
| 取り回し | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
スタンドとして使うクリーンドックに掃除機をかけたところ。この収納がポイント。 |
掃除機。細身・軽量 バランスも良い。 |
本体。ハンディ掃除機としても使える。 |
![]() |
![]() |
![]() |
ドッグに装着された紙パック。 |
LEDは床から高い位置に装着されている。 |
からまないブラシPlus。普通に見えるが、ものすごい技術が集積されている。 |
今回、メーカーから借りテストした、セパレート型コードレススティック掃除機:MC-NX500Kも69,800円なので、安いとは言えない。
が、搭載されている技術を考えると妥当なレベルと言えるだろう。
方式はサイクロン式。サイクロン式は吸い込んだゴミを遠心分離によりより分ける。吸引されたゴミは、ダストボックスでぐるぐる回される。重いゴミは下へ、軽いゴミは上へ。軽いゴミ=フィルターで篩に掛ける必要のないゴミは、無害として、排気と一緒に外に。底に溜まる重いゴミを、ダストボックスの底を開けることにより、ワンタッチ廃棄する。
サイクロン式は「吸引力の変わらない」が特徴となる。吸引力の変わらない理由は目詰まる「フィルターを持たない」からだ。
ダイソンの初期型はうるさいが、よく回る。これも吸引力強化に繋がり、サイクロン式のイメージとして「強吸引力のイメージ」も定着。サイクロン=強吸引力として良いという図式が出来上る。
こうしてサイクロンは、紙パックから掃除機の主権を奪取する。
が、サイクロンにも問題が出た。排気と共に空気中に廃棄していたゴミが体に悪いとなったのだ。例えば、PM2.5。PMはParticulate Matterの略で、日本語だと「微粒子物質」。物理サイズ径 2.5μm以下のゴミの総称だが、大気中を漂い、人の健康に悪影響を及ぼす。このためアメリカでは、1997年に環境基準が設定された。
主には燃焼で発生する。室内のガスコンロで料理すると、換気扇を付けないとたちまちNGレベルに達する。これはエアコン使用が当たり前になり、部屋の密閉度が上がったからだ。このため微粒子物質が部屋に入ると中々逃げていかない。
今、部屋の小さなゴミには、スギ花粉:30μm、黄砂:10μmがある。またホコリダニ由来のハウスダストは、2から5μm以上なのだが、PM2.5の領域に入り込んでいることがある。これらは、ダイソンがサイクロン・システムを実用化した時には、問題と考えられていなかったで、想定外と言えるものだが、対応しなければならない。ダイソンは、排気フィルターを付けた。
紙パックも手をこまねいていたわけではない。詰まり吸引力が低下するという問題に対しては、単層から多層にすることにより詰まる=吸引力が低下するまでの時間を長くした。
そうしているうちに、掃除機は、コードありのキャニスター型からコードレスのスティック型に変わる。システムが変化する時は、主役交代、王座奪還のチャンスだが、スティック型に搭載されたのはフィルター付きサイクロン方式だった。理由は簡単。小さな紙パックがなかったからだ。導入時、小さな紙パックが普通に手に入る状態だったら、いち早く乗り換えられていたかも知れない。しかし紙パックはある数量がまとまらないと、作ることができない。各メーカーが紙パック式スティック型掃除機を出してくるのは、令和になってからだ。そして今に至る。
これがざっとした掃除機の変遷であるが、問題なのは、構造を変え目詰まりしにくくなった紙パック掃除機が再登場した今、また2025年にダイソンは、サイクロン式以外の掃除機をプロデュースした今、サイクロン式を買うことが正しいのか迷うことだ。
が、市場ニーズ的にはNO.1であり、当然、それらユーザーを蔑ろにはできない。
冒頭に記載したパナソニックの「セパレート式」はサイクロン式をベースに、その欠点に対応したモデル。
今回、その最新型、MC-NX500K-Aをメーカーから借りてテストしてみた。
【セパレート式とは】
パナソニックが呼称をしているだけで、まだ誰もがわかると言うまでは行っていない。
単純に言うとサイクロンシステムの問題、ゴミの後始末を、紙パックで処理してしまおうと考えたモデル。2つのシステムの長所を合体させたシステムだ。
【デザイン】
掃除機本体も含め、スティック型掃除機らしいデザイン。
掃除機自体は、細身で軽量。1.2kgで、使い勝手の良いデザイン(設計)になっている。
【使いやすさ】
細い、幅狭、軽量。掃除機部に問題は見受けられない。問題はクリーンドッグ。小さくは作られているが、奥行:33.6cmは結構なサイズ。重さも3.4kgと重い。
当モデルを上手く使うには、このクリーンドッグをどこに設置するのかだ。大きさも問題なのだが、ドッグの周囲は、汚れが溜まりやすい。掃除する時には、一旦別位置に動かす必要がある。
それ以外は理想的。小さめのヘッドは「LED内蔵」。ゴミを見逃しにくい。ヘッドのローラーブラシは、「からまないブラシPlus」仕様。糸、毛などが絡みにくい。犬の抜け毛もなんのその。
「スゴ取れセンサー」は、吸っている中に20μmのゴミがあるかを見分ける。ダニ由来のハウスダストの存在も感知、対応できる。アレルギー体質の人はハウスダストなどのアレルゲンを吸うと喘息の発作などを起こすが、その予防が楽にできる。
パナソニックの掃除機の完成度は高い。
【吸引力・パワー】
よく吸う。ゴミはクリーンドックでいつでも廃棄できるので、いつもゴミのない状態で掃除できる。
【静音性】
掃除機は並。クリーンドッグは五月蝿い。夜でもギリギリ掃除できるレベルだが、クリーンドッグはクレームが出るレベル。自動モードをオフにして対応したい。
【サイズ】
前述の通り、クリーンドック以外は小ぶり軽量。また、自動モードで30分掃除できるので、使い勝手も問題ない。
【手入れのしやすさ】
ゴミは、紙パックにほぼ移動する。紙パック部分は、紙パック掃除機レベルには汚れる。
【取り回し】
1.2kg、好きなよう振り回せる重さの上、幾らゴミを吸っても面倒がないので気も楽。当然、取り回しも楽。非力な女性でも全く問題なし。
【総評】
全てが考え抜かれてできている。お金を払って買って後悔しない一台。
特に、軽さ、バランスともによく、子どもでも楽に扱える。
また、アレルギーを持つ人にもお勧め。ゴミに触らず掃除を済ませることができる上、スゴ取れセンサーで、確実にダニ由来のハウスダストなどに対応することができる。
参考になった11人
このレビューは参考になりましたか?![]()
プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む
2025年12月22日 15:00 [2000948-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 4 |
| 吸引力・パワー | 4 |
| 静音性 | 4 |
| サイズ | 4 |
| 手入れのしやすさ | 4 |
| 取り回し | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
「クリーンドック」の内部構造(スケルトンモデル) |
吸い取ったゴミは、本体から「クリーンドック」内の紙パックに移動 |
レバーをワンプッシュで紙パックに触らず直接ゴミ箱へ捨てられる仕組みを採用 |
![]() |
![]() |
![]() |
「からまないブラシPlus」。よく見ると、毛先の形状が異なる素材が組み合わさっている |
ハンディ時 |
8月発売の1.1キロの最軽量モデル「MC-SB35K」(中央・右)との比較 |
パナソニックのセパレート型コードレススティック掃除機の新モデル。11月中旬に行われたメーカー主催の内覧会で実機のチェックと試用を行った。
スティック本体のダストボックス内のゴミを清掃終了後に充電ドックの紙パック内に収集する「クリーンドック」を搭載したモデル。
スティック時の本体サイズは、幅22×奥行16.4×高さ108センチ、重量1.2キロ。収納時は、幅22×奥行33.6×高さ109.7センチ。
集じん方式は、スティックがサイクロン式で容積0.15L、クリーンドックが紙パック式で容積0.9L。クリーンドック内の紙パックは、約3ヶ月半ぶんのゴミが溜められる。
新モデルでは、スティック本体やノズル形状、素材などの見直しが図られ、従来モデル「MC-NS100K」に比べて、約300グラム軽量化した約1.2キロを実現。回転数の高いモーターを搭載することで、軽量ながら高い吸引力も維持している。
目に見えない約20μmの微細なハウスダストまで検知する「スゴ取れセンサー」を新たに開発。検知したデータをもとに、ゴミが多い場所では最大4.4倍のパワーとなる「強」モードで運転するなど、ゴミの量に応じて吸引力を自動で調整し、ムダな運転を省いて、バッテリーの持ちをよくする。
ヘッドノズルの構造も改良されている。ノズル前面と床とのすき間を広げてノズル内部のすき間を狭くすることで、大きなゴミも吸いやすくなり、内部の圧力を高めてゴミの飛び散りを抑えることでも強力な吸引力を発揮できる。ノズルの先端にはLEDライトを搭載し、家具の下など暗い場所のゴミも掃除しやすい。
ヘッドブラシには、髪の毛やペットの毛を自然に除去し、ブラシの手入れの手間を軽減する超密集ブラシ「からまないブラシPlus」を継続採用。毛先の形状が異なる混毛ブラシを採用することで、フローリングから絨毯、畳など、異なる床材でもしっかりと掃除ができる。
ヘッドブラシやダストボックスは取り外して水洗いも可能だ。
約3時間でフル充電。使用時間は、「強」運転で約8分、「自動」運転で約8〜30分が目安。
簡単に言うと、8月に発売された、1.1kgのサイクロン式コードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-SB35K」の「クリーンドック」の対応版。重量差+100グラムで、操作性はほとんど変わらない。ただ、ハンディ時は形状と重心バランスが若干異なるためか、「MC-SB35K」よりも少し使いづらい印象。ただし、ゴミをたっぷり溜めることができ、メンテナンス性も上等。現時点での価格差は3万円弱あるが、迷ったら価格差に加えて利便性も考慮して家庭や使う人にとって相性のいいモデルを選択したい。
参考になった1人
このレビューは参考になりましたか?![]()
最適な製品選びをサポート!
[掃除機]
掃除機
(最近3年以内の発売・登録)
新着ピックアップリスト
-
【Myコレクション】pc
-
【Myコレクション】メインアップグレード最終稿
-
【Myコレクション】自作パソコン
-
【Myコレクション】SUBPC 2025 WHITE
-
【欲しいものリスト】a
上重心のミーレのスティック掃除機「Duoflex」標準モデル
(掃除機 > Duoflex HX1 [ノルディックブルー])
4
神野恵美 さん
(掃除機)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス






















