STEM 500H HM-C500H-WH [ホワイト] レビュー・評価

2025年11月28日 発売

STEM 500H HM-C500H-WH [ホワイト]

  • 加熱除菌で水槽内を自動でリフレッシュし、清潔なミストで部屋を満たす安心設計のオートクリーン加湿器。1シーズン手入れが不要。
  • 超音波式と加熱式を融合した独自のハイブリッド加湿テクノロジー「クリーンヒート」を搭載し、必要な部分だけ効率的に加熱し清潔さと省エネ性を両立。
  • 12時間に1回自動で加熱除菌(低温約70度)を行い、水槽内の水をリフレッシュさせる。
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加湿タイプ:ハイブリッド式(加熱超音波式) タンク容量:5L 適用畳数(木造和室):8.5畳 適用畳数(プレハブ洋室):14畳 設置タイプ:卓上 その他機能:自動運転/除菌 STEM 500H HM-C500H-WH [ホワイト]のスペック・仕様

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STEM 500H HM-C500H-WH [ホワイト] のユーザーレビュー・評価

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満足度:4.00
(カテゴリ平均:4.10
集計対象1件 / 総投稿数3
  1. 5 0%
  2. 3 0%
  3. 2 0%
  4. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 3.00 4.15 -位
加湿能力 加湿を行うパワー 5.00 4.28 -位
使いやすさ ボタンの配置や、機能など 3.00 4.21 -位
静音性 運転時の騒音 5.00 3.84 -位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ 4.00 3.98 -位
  • ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
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神野恵美さん

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プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。

書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む

満足度4
デザイン4
加湿能力4
使いやすさ4
静音性4
サイズ4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

LEDライトを搭載。室内の湿度に合わせてが色が変化する他、任意の色にも設定可能

操作部

タンク容量5L。開口が直径約24cmと大きく、給水とお手入れがしやすい

 

タンク下の加湿ユニット。中央がダクト。ヒーターを2基備える

最大加湿量500mL/hのミスト。約2μの超微粒のためすぐに気化して周囲を濡らしにくい

 

カドーの加湿器。9月下旬に行われた「Makuake」主催の製品体験会でチェックした。

2019年から展開している同社の加湿器「STEM」の新モデル。9月からクラウドファンディングサービス「Makuake」での先行販売を経て一般発売された。

超音波式の加湿器で、シリーズ初となる、水を加熱除菌するオートクリーン機能を搭載したモデル。約70℃で加熱除菌を行い、細菌、酵母、カビなどの雑菌を99.9%抑制できると謳う。水を必要なぶんだけ加熱する超省エネ設計により、スチーム式加湿器と比較して6ヶ月の電気代を約1/6に抑えながら、雑菌の繁殖も抑制できるのがメリットだ。スチーム式加湿器に比べて低温で加熱するため、やけどの心配が少なく、小さな子どもやペットを飼っている家庭でも安心して使用できる。

噴霧されたミストをリフレクターで反射・分散させて粒子を均一に揃えることで、超微細なミストを放出するユニークな仕組みを採用。ミストが微細なため、素早く気化でき、周辺を濡らしにくい。

本体サイズ(約)は、直径24.5×高さ31.5センチ、重量約3.1キロ。軽量な本体に加えて、取っ手を備えているため、お手入れの際などにも移動しやすい。電源コードは着脱可能だ。

最大加湿量は500mL/h。適用畳数は木造和室〜8.5畳、プレハブ洋室〜14畳が目安。運転音は35〜30dBA。

5Lの容量のタンクを装備。開口部が広いため、給水もお手入れもしやすい。運転停止(電源オフ)中にも水槽部に残った水を12時間に1回自動で加熱除菌する「クリーンヒート機能」により、ピンクカビやぬめり、バイオフィルムなどの発生を抑制できるため、お手入れの頻度が少なくて済む。

フィルターカートリッジには、高性能イオン交換樹脂を使用。超音波式特有の問題である、水道水に含まれるカルシウム成分によるホワイトダストの発生を99%以上抑制するとのこと。

運転モードは、オート(部屋の湿度に合わせて自動調整)、ナイト(静かに控えめに運転)、急速、マニュアルの3パターン。マニュアル運転時は、間欠・弱・強の3段階で設定できる。

1、4、8hで設定可能なオートオフ機能を搭載。湿度に応じてタンク下部LEDの色が切り替わり、照度の調整も行える。

消費電力は、最小20W〜最大143W(加熱運転時)。マニュアル・強運転で、1日8時間加湿、加熱運転した場合の1日あたり消費電力は542W。一般的な加熱式加湿器(消費電力410W)の3280Wに比べて約1/6の低消費電力だ。

以前からスタイリッシュなデザインが好評のカドーの加湿器「STEM」。超音波式は衛生面が気になると思っていた人には待望&注目の一台が登場した。

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Mr.IGAさん

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デザイン3
加湿能力5
使いやすさ3
静音性5
サイズ4

Makuakeで予約して到着が11/1、それから28日間稼働したのでレポートします。
使い方
PM18:00 〜 AM 7:00 毎日 13時間稼働
水道水使用
稼働日数 28日間
設置場所 寝室 8畳

オートモード
使用前 湿度(湿度計) 42% から 60% になるまで 30min
間欠モード
使用前 湿度42% から 60%になるまで1.5hr

間欠モードで使用しているので、朝6:00に確認すると湿度は60%で安定しています。
加湿量 強 は試しておりません。

気にった点
使用して28日間後に内部を調べました。
タンク内部に、白色の残りやヌルとした感覚は全く無し。リフレクタ、ダクト、フィルターカートリッジにおいても同じで新品時と全く同じです。
就眠時は、間欠モードよりも弱の方が静かです。
やはり毎回マニュアルで電源on/offやスケジュール機能が無いのはガッカリです。ましてリモコンも無しです。
ただ、28日間は給水する以外メンテナンスフリーで、変な臭いもでない。ダイキンの加湿空気清浄機は、臭いがするので洗浄回数が多く、見習ってほしいです。
これがIoTとなれば私はHappyです。
該当機器がMakuakeでサポーター数、7,140名となったのもcadoへの期待と裏切らない満足かもしれません。
あとはライフタイムへの信頼性だけとなります。
値上げしても良いので、ネット接続してスケジュール管理出来る機種の発売を望みます。そうなれば、部屋の湿度と連携した稼働制御が可能です。

設置場所
寝室・自室

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多賀一晃さん

  • レビュー投稿数:722件
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プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。

主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む

満足度4
デザイン3
加湿能力5
使いやすさ5
静音性5
サイズ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

超音波式「特有」の水煙。微細な水粒の集合。中に細菌がいる可能性をなくすには・・・

本体を上下で、水タンクと水トレイ(水粒加工)に分けた。タンク内の水は毎日入替。

タンク内部。凹凸も何にもない。手早く入替が可能。

本体。水トレイ。水粒を作るユニット横に、ヒーターがある。

コンソール。小さく、使い辛い。デザイン優先が裏目に出た例。

側面取手。移動は、両側面の取手でしっかり持つこと。割と使い難い。

カドーの社名は、「華道」から取られている。こういう名にしたのは、先端技術とデザインの融合を目指したメーカーだからだ。

がしかし、漫然と全カテゴリーの家電を相手にしていたら、時間も、資金も尽きてしまう。何より技術開発が散漫になってしまう。このため、カドーは空調家電に特化した。エアコンは手がけていないが、ユニークな空調家電を、いろいろラインナップしている。機能とデザインが見事に融合した空気清浄機。アートなデザインの加湿器。陸上のバトンのような形のドライヤーと布団乾燥機などだ。最後の2つは、実は実用性に富むが、見た瞬間、全くイメージ出来ない。何に使うのかさえ、一瞬迷う。

また加湿器:STEM700のデザインは、あまりに大胆。オブジェとしても、比すべきモデルが見当たらない。ドイツの展示会でもお客からひっきりなしに質問が飛んでいた。

が、カドーの加湿器は「超音波式」であり、「水粒」を噴霧し加湿する。水蒸気による加湿ではない。「超音波式」は、超音波ユニットが小型、安価であるため、設計制約が少ない。デザイン自由度が高いため、デザインで存分に腕がふるうことができる。

が、コロナ禍を経た現在、状況が違ってきた。水煙が加湿器らしい、デザインが良い、安いことで支持されてきた水粒を使う超音波式は、
それまでと変わっていないのだが、感染に対する認識が上がった今、
細菌感染症の原因になる可能性があると認識するユーザーが増えたのだ。

空気内に、目に見ない小さな黴菌、ウイルスなどが浮遊している。えっと思われる人がいるかも知れないが、パンなどにカビが生えることを思い出してくれれば、理解してもらえると思う。水分と栄養(パン)があればカビるのは、カビの胞子が空気中を漂っているからだ。

加湿器自体は栄養を持たないが、水がある。具体的には、水トレイと水タンク、そしてフィルターはメンテしないと黴菌の巣窟になる可能性を秘めている。

加湿器を衛生的に使い続けるためには、2つの日常メンテナンスが必要なのだ。

1つは使用する水だ。まず使用する水は、取説では、水道水と定められている。日本の水道水は、極めて衛生的に管理された水な上、軟水で、美味い。全世界が羨む財産だ。が、その水を使うだけでなく、毎日水替えをするよう記載されている。

2つめは、水タンクなどのパーツを洗浄することが必要と言うことだ。特に汚れ、ぬめりの洗浄は重要。「ぬめり」は細菌やカビ、バクテリアなどの微生物が増殖して形成される「バイオフィルム」が原因。できた時点で汚染されているわけだ。

さて「超音波式」は感染症を媒介する可能性があるというのは、使うのが「水粒」だからだ。当モデルは、水粒を使用する加湿器の中では最小の水粒、最小で2μm(カドーのHPより)というサイズだが、細菌はもっと小さい。もし加湿器の中で、細菌が増殖したら、水粒の中にそれを含み、室内にばら撒くことになる。

感染は、空気感染、飛沫感染、接触感染で行われる。この中で、一番感染し難いのは空気感染。
コロナ禍でマスク着用が常識になったのは、コロナが飛沫感染するためだ。せき、くしゃみの飛沫はその中にかなりの量の細菌が存在する上に、水分があるので体内に侵入しやすいからだ。

汚染された「超音波式加湿器」は、マスクで防ぐべき飛沫を、ガンガン放出している様なものだ。つまり、超音波式の加湿器は、何らかの細菌繁殖防止を行う必要が出てきた。なおカドーは、水粒を用いて加湿するが、取説などから「超音波式」の記述はなくなり、「霧化ユニット」と書かれている。が、このレポートは、従来から使われてきた「超音波式」と表記している。

さて細菌対策だが、カドーが選択したのは、加熱による殺菌だ。殺菌は他に、紫外線を使う方法、化学物質を使う方法などがあるが、確実な殺菌を狙うなら、加熱が一番だ。紫外線の様に当たらなかった、化学物質の様に他の問題があると言うことがない。

加熱による殺菌の最高手段は煮沸。ノロウイルスは極めてタフなウイルスで、95℃5秒でないと死なないが、煮沸はそれをクリアする。
が、ノロウイルスの流行が限定的な様に、そこまでしないと死なない細菌はほとんどない。
なら何度なら十分なのか? それは細菌、ウイルスを形作るタンパク質が変性する温度。ドラム式洗濯機の除菌モード:60℃がその回答である。

カドーはこのため、新型加湿器を2つの大きなパーツに分けた。1つは水タンク。水替えはこの水を替えれば終了。もう1つは水トレイ。ここには、霧化ユニットと共に、ヒーターを設置。加熱して衛生を保つ。加熱は12時間に1回、温度は最高70℃。タイミングで違ってくるのだろうが、筆者実測値は:57℃だった。

水粒の温度は、5cmで5℃程度下がるので、水煙で火傷するようなことはない。今までと違って少々電気代がかかることになるが、「衛生」「安心」が付いて回る。

しかも、パーツのお掃除は、1シーズン1回。つまり使っている間は掃除不要なのだ。これはかなり惹かれるものがある。

が、私にはまだデザイン的には発展途上の様に思える。普通のメーカーから安定感のあるデザインでまとめましたと言って終わるのだが、カドーの今までの実績から見るとまだ不十分に感じていると思う。また本体の手かけによる両手持ちもハンドリングが悪い。

しかし、安心して使える加熱による殺菌、いや「加熱超音波式」が出てきたことはとても喜ばしい。

「超音波式」持っていた、「デザイン性」「安価」などは、変わったといえどもまだ健在。「超音波式」に惹かれていた人は、ぜひ「加熱超音波式」も視野に入れて選択して欲しい。「衛生」が加わっている。

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cado

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