真空圧力IH RC-6MGX(K) [グランブラック] レビュー・評価

2025年11月 発売

真空圧力IH RC-6MGX(K) [グランブラック]

同社最上位クラスとなる「真空圧力IH」の小容量モデル

最安価格(税込):

¥43,670

(前週比:-601円↓) 価格推移グラフ

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価格帯:¥43,670¥65,700 (43店舗) メーカー希望小売価格:オープン

タイプ:圧力IH炊飯器 炊飯量:3.5合 早炊き:○ 保温時間:40時間 真空圧力IH RC-6MGX(K) [グランブラック]のスペック・仕様

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真空圧力IH RC-6MGX(K) [グランブラック]東芝

最安価格(税込):¥43,670 (前週比:-601円↓) 発売日:2025年11月

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真空圧力IH RC-6MGX(K) [グランブラック] のユーザーレビュー・評価

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満足度:
(カテゴリ平均:4.23
集計対象0件 / 総投稿数3
  1. 5 0%
  2. 4 0%
  3. 3 0%
  4. 2 0%
  5. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 無評価 4.31 -位
使いやすさ ボタンの配置や、取っ手などの使いやすさ 無評価 4.23 -位
炊き上がり ふっくらしたお米が炊けるか 無評価 4.30 -位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ 無評価 4.12 -位
手入れのしやすさ 掃除のしやすさ 無評価 4.13 -位
機能・メニュー 機能やメニューの豊富さ 無評価 4.20 -位
  • ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
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コヤマタカヒロさん

  • レビュー投稿数:351件
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プロフィールフリーランスライターのコヤマタカヒロです。現在、PC、AV機器、白物家電をフィールドに雑誌やWeb媒体で記事を書いています。現在、モノ・マガジンに置いて「コヤマタカヒロのマニア道」「気になるシロモノ家電使ってみました」を交互連載中。このほ…続きを読む

満足度5
デザイン4
使いやすさ4
炊き上がり5
サイズ5
手入れのしやすさ5
機能・メニュー5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

コンパクトな本体サイズ。やや無個性すぎる印象。

備長炭かまど丸釜。外面は備長炭入り遠赤外線コート、内面はダイヤモンドチタンコート

操作パネル。各種コースが選択できる。

 

ひたしプラス機能が便利。

ハリとツヤがある絶品ごはんが炊き上がった。

 

東芝ならではの「真空圧力IH」技術を搭載する3.5合炊きの小容量炊飯器。真空技術と圧力IHの組み合わせにより、一膳からおいしく炊飯、保温できるモデルだ。

メーカーから製品をお借りして試した。

「RC-6MGX」はフラグシップモデルと同じく、真空圧力IHによる炊飯ができるのが特長。炊飯工程では「追い真空」や「匠の追い炊き」機能を採用しており、ハリとツヤのあるごはんが炊き上げられる。

内釜は、溶湯鍛造製法で製造した「備長炭かまど丸釜」を採用。釜底厚さ4mmの厚肉成型により、しっかりと熱を蓄えることが可能。丸底60°の形状により、かまどのような強い熱対流を起こすことができる。

また、 多彩な炊飯コースを搭載する。60分かけてゆっくり炊き上げる極匠コースや、5通りの炊き分けができる「匠炊き」コースなどを用意。さらに少量のお米に合わせて加熱や蒸らしの精度を高め、一膳からおいしく炊き上げる「極匠一合」コースも利用できる。

さらに上位モデル同様の「ひたしプラス」機能を用意。予約機能を使うことなく、ひたし時間をプラスできるのが便利だった。

炊き上がったごはんの食味もよく、かなり好印象。やわらかすぎず、硬すぎず、もちもち感と甘みが感じられる。同価格帯ではトップクラスの炊き上がりだ。

保温機能も優れている。「できたて保温」は保温3時間までできたての温かさをキープし、真空技術で黄ばみや乾燥も軽減。「真空保温」なら、内釜の中に残る空気を外に追い出し密閉することで、酸化によるごはんの黄ばみや水分の蒸発を抑え、白米なら最大40時間までおいしく保温できる。

気になったのはデザイン周りがシンプルでつまらないことと、個体の問題かもしれないが、ボタンを押してもフタがうまく開かないことがあった点。これは真空圧力機構にも関係するため、使い勝手面で少し課題が残る。

小容量ながら東芝の最上位技術を凝縮した炊飯器だ。真空技術による吸水力の高さと、備長炭かまど丸釜による強い熱対流により、少量でもふっくらおいしいごはんが炊ける。一人暮らしや少人数世帯に最適なモデルだ。

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多賀一晃さん

  • レビュー投稿数:717件
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プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。

主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む

満足度3
デザイン3
使いやすさ3
炊き上がり5
サイズ5
手入れのしやすさ5
機能・メニュー4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

3.5合炊きだが、高級炊飯器に近しい雰囲気を持つ。

一定時間経つと、コンソールは真っ暗に。パイロットランプすらない。

内釜。底に沸騰コントロール用のリングがある以外、面は滑らか。

内釜外側には四角なディンプルが全面に。何故、この様なデザインなのかは不明。

同モデルでの炊き上がり。山形県産ミルキークイーン、3合。

同梱の計量カップ。一合カップに、半合カップ。少量炊きへの意欲満々だ。

少量炊きの高級炊飯器が欲しくて、全メーカーに聞いて回ったことがある。2010年代の前半だ。

その時の回答は、「日常は3.0合炊きでもいいのですが、孫がきた時に3.0合炊きだと足らない。そして孫には美味しいもの(米)を食べて欲しい。と言うことで、高級炊飯器の最低炊飯量は、5合炊きを譲ることができません。」だった。

が、お米は今や高級品。少量をできる限り、美味しくいただきたいのではと思し、少量炊きで良いのはと思ってしまう。

2006年に始まる、高級炊飯器の歴史は、まず炊飯の強沸騰をいかに成し遂げるのかだった。
このために、蓄熱性の良い内釜の開発が急務だった。ここで特殊素材を選んだのは2社。本炭釜の三菱電機と、本土鍋のタイガー魔法瓶。他は鉄系で、IHをより上手く使いこなす方向を目指す。IHコイルの位置の工夫、炊飯プログラムも含め、ありとあらゆるアイディアを盛り込み美味しさを追求する。

その後、加圧・減圧により強沸騰をサポートする技術をパナソニックが開発。こうして、高級炊飯器に付けられる物理的な要素「圧力」「IH」「内釜」が揃う。これに各社、自分の信じるベストなプログラムを採用しているのが現状だ。

しかし、江戸時代の業務用炊飯は、2人一組で行われていたことは、ご存知であろうか? 「研ぎ師」「炊き師」だ。研ぎ師は米の洗いと吸水をし、それを炊き師が炊く。今の高級炊飯器を知っていると炊き師の方がえらい様に感じるかもしれないが、給金は「研ぎ師」の方が上。その位吸水の技術は難しい。
が、炊飯器の中には、ユーザーニーズの1つである時短を優先するため、中途半端な吸水で炊き始めるモデルもある。

東芝は、ここを重要視して、時間と温度による吸水制御ではなく、これに真空技術を盛り込んだ。「真空ひたし」と呼ばれるのがその技術だ。

そして、これら高級炊飯器の技術を、3.5合炊きに移植したのが、炎匠炊きシリーズの最新モデル:RC-6MGXだ。

メーカーに貸し出してもらい、テストした。


【デザイン】
こだわりをアピールしたいのだが、吟味が足りず、かえって足を引っ張っているところがある。
デザイン的に言うと、ボタン操作などしないと、ディスプレイが消えることだ。ブラック液晶を採用したこともあり、真っ黒になる。今、この炊飯器はどんな状態にあるのかが、わからないどころか、通電しているのかすら、わからない。加えて言うと、復帰にどのボタンを押していいのか、わからない。
一瞬、壊れたかとパニックになってしまった。
近年、空気清浄機など24時間、寝室で使う家電などは、自分が寝ている時、ディスプレイを消すことができる機能を持つものは確かにある。自分の意志でしているし、自分が起きる頃はディスプレイは普通に読めるようになっている。
黒のゴリっとしたデザインで押したいのは、わからないでもないが、これはかなり独りよがりではないだろうか。
また、内釜を入れるところの底のデザイン。内釜の外側の四角のディンプルが並ぶデザイン。こちらは確認できていないが、なくても良いデザイン。デザインのためのデザインだろう。装飾がないと落ち着かない、ある種の脅迫観念のようなところがあり、工業デザインとしては、評価できない。

【使いやすさ】
まず一番のポイントは、5.5合より軽いところ。釜の中に米をセットする。内釜の手入れをする。軽いと作業はテキパキ進められる。大きなプラスポイントだ。

【炊き上がり】
良い。
炊飯器機能が、圧力・IHと高いこともあるが、少量を炊くサイズで出来上がっているところが大きい。サイズというのは、考える以上に炊き上がりに影響する。例えば、10万円を越す高級炊飯器でも、5.5合炊きの場合は、1合を美味しく炊くために、いろいろな工夫をしてある。1合炊きをしない人には、無駄になる機能であり、そこにはコストがかかっている。
美味しく食べたいのなら、米は炊き立てが一番美味しいし、ジャストサイズが負担が少ない。

【サイズ】
家電には、いろいろなサイズがあるが、炊飯器では、内釜のサイズ、重さが、すごく影響がある。専用モデルでもあり、問題はない。

【手入れのしやすさ】
令和の水準で言うと普通。

【機能・メニュー】
水に着目しており、水の軟水度まで選べるようになっている。(県名をインプットするだけ)
その他の機能・メニューは、普通。
ただ、米の銘柄で選べるのは、「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」「あきたこまち」「ななつぼし」「ゆめぴりか」「つや姫」の7つ。作付け面積の大きい銘柄は一応網羅されているが、今の時代、スーパーでも5銘柄は置いている。
もう少し充実させてくれることを望む。

【総評】
意欲的なモデルであり、価格も5万円を切るので、ターゲットの一人暮らしで美味しいお米を食べたい人には、良い感じなのだが、私の目から見ると、デザインミスで、扱い難いところがあるのも事実。

炊飯器の重要な要素は、1)美味しさ、2)使い勝手であり、カッコ良さの順位は下がる。が、当モデルは、1)美味しさ、2)カッコ良さであり、そのカッコ良さはかなり独りよがり。

美味しいという技術は確立させているし、サイズなど理にかなっているのだが、これでは売れない。同社は新しいデザインセンターを渋谷に作り、デザインに意欲的なところを見せているが、工業デザインとして半端なモデルを市場に出すのはいただけない。

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神野恵美さん

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プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。

書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む

満足度4
デザイン3
使いやすさ4
炊き上がり4
サイズ3
手入れのしやすさ4
機能・メニュー4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

内部構造

内部構造(内釜と内フタを外した状態)

本体側面(フタを開けた状態)

本体背面

内釜のサイズ感

天面の操作部

東芝のIH圧力炊飯器の新製品。メーカーよりお借りした実機を自宅で試用した。

東芝のフラッグシップ「真空圧力IH」シリーズで8月に発売された「RC-10MGX」の3.5合炊きモデル。同シリーズは、真空ポンプで内釜の中を真空にし、圧力差で米の芯までしっかり吸水させて、さらに加熱しながら追加で真空にする“追い真空”を行うことで水中の空気を抜くことにより、米の表面が傷つくのを防ぎハリ・ツヤのあるごはんを炊き上げられることを謳う。

本体サイズは、幅22.9×高さ21.6(ふた開時42.6)×奥行28.9センチ、重量約5.4キロ。なお、5.5合炊きモデルの「RC-10MGX」は、幅24.8×22(ふた開時43.3)×奥行32.6センチ、重量約5.4キロと、サイズ感は大きくは変わらない。

5.5合炊きモデルと同様に、内釜は「備長炭かまど丸釜」を採用。少し縦長のフォルムで片手でラクに持てるサイズ感と重量だ。

機能面は、大きな熱対流と圧力コントロールにより炊飯時の加熱を促進する「匠の追い焚き」機能を搭載する。

炊飯コースは、白米用として、メーカーが推奨するおいしさを追求した最上位の炊飯コース「極匠コース」の他、5通りの食感に炊き分けられる「匠炊き」、7銘柄から選択可能ま「銘柄炊き分け」機能、「おかゆ」「炊込み」「お弁当」「冷凍ごはん」を採用。その他、玄米や白米玄米混合用の3通りの炊き分け機能、麦ご飯、雑穀米用の炊飯コース、そくうま(早炊きコース)、エコ炊飯、「極匠(ごくじょう)一合」といった豊富なコースを搭載。ゆで卵、半熟卵、温泉卵の調理コースも搭載する。

保温は「できたて保温」(12時間)、「真空保温」(白米40時間、エコ炊飯・白米玄米混合・玄米・麦ご飯・雑穀米12時間)の2つの機能を搭載。

毎回のお手入れは内釜と内フタのみ。内フタは食洗機にも対応している。お手入れ機能として、「クリーニングコース」の他、内釜と内フタを洗浄後に本体に戻すと約30分で乾燥まで行ってくれるユニークな機能「乾燥コース」を搭載する。洗った後の内釜と内フタを乾かさなくてもそのまま本体に戻せることから、地味に便利で優秀な機能だ。

操作部はボタン式で、表示はブラックバックライト液晶を採用。設定に必要な項目だけ表示してくれるのでわかりやすい。

ふだん5.5合炊きの炊飯器を使用しているため、内釜、内フタなど小さなパーツがおままごとのよう。しかし、性能も機能も5.5合炊きモデルとほぼ同じ。全体のサイズや重さはそれほど変わらないため、よほど小食か一人暮らし世帯以外は、個人的には5.5合炊きモデルを勧めたい。

というのも、3〜3.5合を炊飯して蓋を開けると、内釜にごはんがパンパンの状態で、ほぐす作業に少々難儀するからだ。

メーカーとしては需要を見込んで小容量化を実現したのだろうが、価格差もほぼなく、外寸もそれほど差がないため、しいてメリットを挙げるとすれば、洗ったパーツが小さいため、キッチンの洗い場のスペースに制限があるユーザー向き。内釜と内フタを本体内で乾燥させる機能と合わせて、キッチンシンクでの省スペース化が図れる。

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